庭の花たちと野の花散策記

山野草と梅が大好きの「雑草」。花以外は思考不可の植物人間の庭の花と野の花散策記です。

緋梅系が見ごろです。多彩な花が咲き始めています。

2015年02月28日 | 偕楽園の四季 梅、桜、萩、紅葉など
水戸の梅まつり。緋梅系の真っ赤な花が見ごろになってきました。
吐玉泉下の池を巡り、南門から南崖通りを進むと多彩な梅花を楽しむことができます。
吐玉泉下の池のほとりの緋梅です。




同じく吐玉泉下の川と池の間の唐梅が咲き始めました。




鐘楼へ行く途中の池のほとりの風情のある梅の木。もう少し咲き進むと絶好の撮影ポイントになります。

この花もきれいです。名札は緋梅ですが、唐梅かと思われます。


早咲きの八重冬至がかなり咲き進みました。その木柱の反対側の藤牡丹枝垂がきれいな花を咲かせました。


南門を通って左手斜面の月宮殿が咲き始めました。

この木は高所の枝の先のほうに赤い花が咲きます。もう少し咲き進むと見られます。月宮殿は赤い花が咲くのですが、ここ以外の本園内ではほとんど赤花が見られません。

南崖通りから少し登った僊湖暮雪碑の近くの塒出錦がきれいです。枝にも注目です。


南崖通りに戻り、柿の木近くの鬼桂花が咲き始めました。めしべの先がわかれているのが特徴です。


さらに洞窟の手前まで進み、斜面を見上げると関の守が咲いています。花の中心・底が赤いのが特徴です。


洞窟の前で見上げると里見紅が満開です。




茨城百景碑の前の酈懸梅が咲き始めました。目の前で花びらの無い花を見られる場所は今のところここだけです。


南崖通りにはこのほか満開の冬至梅、八重寒紅、八重冬至、道知辺のほか、橡門下付近で月影、夏衣の名札の梅花・実は寒衣?、一流と思われる花、紅千鳥、田毎の月など多彩な花を見ることができます。

六名木の柳川枝垂れが咲いています。

見晴広場から御成門への園路では鹿児島紅がしぶい花を咲かせ始めました。

雛曇も咲き始めています。







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表門で緋の司がお待ちしております

2015年02月26日 | 偕楽園の四季 梅、桜、萩、紅葉など
水戸の梅まつりもまもなく佳境に。表門では緋の司が歓迎しております。
表門からお越しになられるお客様を最初にお迎えするのが緋の司です。名前の通り濃い緋色の花です。

これは表門の緋の司の枝を切ったものです。切り口がかなり赤い色をしています。

梅はよく花の色で紅梅、白梅と言われます。それでは紅白咲き分けたりする梅は紅梅なのか白梅なのでしょうか。
園芸用の梅の分類は大きく3つに分けられています。最近はそのほかにも分類されることがありますが、従来の3分類では野梅系、緋梅系、豊後系です。この3つに白梅、紅梅を当てはめると、野梅系が白、緋梅系が紅のように思われがちです。
ところが野梅系によく知られた八重寒紅があり赤い花を咲かせます。緋梅系はほとんどが赤い花を咲かせます。
実は梅は花の色で分類されているのではなくて、茎の色で分類されているのでした。上の緋の司のように赤い切り口のものを緋梅系と言います。このように材が赤いものは花もほとんど赤いのですが、稀に白花もあります。
緋梅系以外の野梅系、豊後系は材の色がこのように白いのです。これは表門の2番目の白加賀の切り口です。

偕楽園にある緋梅系の品種数は20種に満たないくらいと少ないです。

梅林中央部の五差路と十字路の中間付近で大盃が咲き始めました。

その近くで園路の上に横たわる烈公梅も咲き始めました。

見晴広場を横切り南崖の上からは八重寒紅に見え隠れして千波湖の噴水が見えます。

南崖に降りる途中では酈懸梅が咲き始めています。花びらが見えないので目を凝らしてよく見てください。

南崖の洞窟の前で見上げると里見紅が咲いています。

南崖の洞窟の左上の小さな梅の木 関の守が咲き始めました。花の中心が赤い底紅です。


水戸八景のひとつ僊湖暮雪(せんこぼせつ)の碑の近くを見上げると塒出錦が咲き始めました。

階段を上って塒出錦の枝の美しい色にもご注目ください。

橡門に登る途中の小さな梅の木が咲いています。


橡門を入ると六名木のひとつ柳川枝垂れが咲き始めています。正面よりも側面まわると発見できます。






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暖かい朝が続いています。庭の花たちが動きだしました。

2015年02月25日 | 庭の花たち
暖かい朝が続いています。庭の梅・緋の司が咲き進み、ナニワズ、アケボノアセビ、マンサクなどが咲き始めました。
アケボノアセビが色づいてきました。

ナニワズが咲きました。

オニシバリはちょっと遅れています。ナニワズによく似ています。花が緑色、葉巾が狭い、蕾のつけねと葉柄が紫色が刈っています。
オニシバリの雌株です。

こちらがオニシバリの雄株。

シキミも咲きはじめました。花は緑白色です。ピンク色と紅色はこちらでは見たことがありません。

キバナセツブンソウは晴れて太陽が照っている時しか開きません。

マンサクがようやく咲き始めました。このマンサクは在来種と思います。

ミツマタも咲き始めました。

ネコヤナギが濡れています。

最後は庭の梅 緋の司です。

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花小金井公園の梅を訪ねて

2015年02月23日 | まち歩き
21日はフォト蔵友達のご案内で花小金井公園の梅林に行って来ました。偕楽園にはない梅花もありました。その後で新狭山駅近くの小半らで美味しい鬼ごしめんをいただいてきました。
満月です。

一重野梅と八重野梅です。



扇ながしと長寿です。扇流しは咲き始めたばかりでした。



甲州系小梅と水心鏡です。



鴛鴦と宇治の里です。




青軸性の月影(上)と月の桂(下)です。



春日野と古城の春です。



紅千鳥です。この枝だけ花弁数が多く、大き目の花が咲いていました。

上の画像の右側の花を大きくして見ると旗弁がたくさんついているのがわかります。

この他にもまだ咲いていない木がありました。
最後は竜眠枝垂れです。

梅林の近くでは独楽回しをしていました。日本刀の刃の上でまわしたりもしていました。これは扇の上です。



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いよいよ明日20日から水戸の梅まつり 目の覚めるような緋梅が咲いています。

2015年02月19日 | 偕楽園の四季 梅、桜、萩、紅葉など
いよいよ明日20日から水戸の梅まつり 早咲きの梅が咲いて準備が整いました。
梅の花の見方は3通りあります。探梅、観梅、送梅です。
 探梅は咲き始めた梅の花をを探しまわり、出会えた喜びを味わうものです。
 梅まつりの初めはまずはひそかに咲いている花探しをお楽しみいただきたいものです。
 ふくらんだ蕾の木にであったら、1輪だけでも咲いていないものかとつぶさに枝先まで見ていただき、
 咲き始めの蕾や、今開いたばかりのういういしい花を見つけることができることでしょう。
南崖の関の守の蕾がふくらんでいます。咲くのは明日か明後日か。

塒出錦の蕾が色づいてきました。花ばかりでなく枝の美しさにも目を見張るものがあり、蕾の時から楽しませてくれます。

酈懸梅の咲いているのは見つけずらいです。でもよくよく見ていると今にも咲きそうな蕾を見つけることができます。
この蕾は明日にも咲きそうです。

道知辺が咲いています。若木で地上10cmくらいです。南崖の園路で足元の若木にご注目ください。

本園中央付近で未開紅が咲き始めました。

本園西梅林では咲いている木はほとんどありません。
でも、この時期としては最もきれいな花が咲いています。
でも梅の木の天辺に咲いているので気づかないで通り過ぎてしまいがちでます。見上げるとこんな感じです。

濃い紅色です。晴れた日の夕陽に照らされるとよりきれいに見えます。

もうけっこう咲き進んでいます。

これは実にきれいです。

目一杯ズームアップしました。何ときれいな花でしょうか。一重です。一重の緋梅です。

この梅の木は西梅林の竹柵で囲った「江南所無」の近くです。
同じく竹柵で囲った「月影」と「江南所無」の中間でやや「江南所無」寄りにあります。
このあたりで梢を見上げて探すとすぐにわかります。見上げないと気づくことができません。

このほかにも、六名木の「白難波」「虎の尾」「月影」をはじめ、好文亭内の一流や
本園内の月宮殿、冬至梅、チャボ冬至、紅千鳥、八重の緋梅、そして満開の八重寒紅、八重冬至などをお楽しみいただけます。

偕楽園公園センターでは、ゆりの会「つるしびな石畳編み展示発表会が行われていました。











見晴広場では梅まつり初日の行事のためのテントがはられていました。








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偕楽園の猩々梅林が賑わってきました。本園の月影、白難波、酈懸梅も咲いてきました。

2015年02月18日 | 偕楽園の四季 梅、桜、萩、紅葉など
我が家の緋の司が咲き始めました。偕楽園表門の外の緋の司ももうすぐです。20日からの梅まつりには笑顔でお客様をお迎えすることでしょう。

御成門では満月が咲き始めています。

御成門から表門方向への白難波の古木も咲き始めました。開園当初からあったと思われる老木で竹垣に囲まれています。

竹垣の中の月影はもう少し先になりそうですが、隣の月宮殿が咲いています。

遅咲きの江南所無もだいぶ赤色が増してきました。

好文亭内の一流も咲いている花が多くなってきました。


藤棚近くの月影がきれいな花を咲かせ始めました。

近くの満月も咲いています。

ムクドリが見晴広場で餌を捕るためにはねていました。

そして南崖の酈懸梅を目を凝らしてみると咲いているのがみつかりました。

八重寒紅、八重冬至、冬至梅があちこちで咲いて、20日からの梅まつりの準備が着々と進んでいます。

本園以上に咲き進んで賑やかなのが窈窕梅林と猩々梅林です。なかでも猩々梅林は種類も多いです。
猩々梅林では六名木の全種類が一か所に植えてあります。そのうち虎の尾と白難波が咲いています。月影はまもなくです。



猩々梅林の中央付近の水心鏡は早くから咲いています。

猩々梅林で一番背の高い白難波です。



紅梅も何種類も咲いています。まずは紅難波です。

八重の緋梅です。

一重の緋梅です。向うの建物は偕楽園事務所です。各種展示会が毎週ある他、火曜日と木曜日の午後は緑の相談をすることができます。

唐梅の名札がついている紅梅です。

こちらは御所紅

このほか八重寒紅、鹿児島紅も咲いています。
猩々梅林を見るなら今でしょう。





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弘道館の柳川枝垂が咲きました。偕楽園では猩々梅林がにぎやかに

2015年02月17日 | 弘道館
弘道館の柳川枝垂が咲いて、六名木は江南所無以外すべて咲いたというので見てきました。六名木は柳川枝垂、白難波、月影、虎の尾、烈公梅、江南所無です。

 柳川枝垂れは先日はまだ咲く様子がなかったのですが、たしかに1輪だけ咲いていました。ほかの蕾は小さいので咲きそろうのは先になりそうです。まだ若木なので早めに咲いたようです。

 白難波は白い花弁が見えていたもので、すでに咲いていました。これも若木で早めにさいたようです。

 月影はまだ咲かないはずと近づいてみるとやはり咲いていません。他に月影があったかな探したがありませんでした。
はて?と見まわしていると、月影の隣りに緋色の小さい花が咲いていました。ズームアップして撮ると八重咲きです。

名札を見ると裏側しか見えません。花の説明が書いてありました。
花期(2月上旬~3月中旬)「本紅の中輪で一重咲き。花弁が丸くしべが長い。旗弁が多くの花にあらわれる。」とありました。
花を見ると一重以外は説明文の通りです。旗弁は雄しべが弁花の途中であるので、花弁が少々多いのは変位の範囲内と大目に見ても良いのかもしれませんね。名札の表には佐橋紅とありました。

 臥竜梅も咲いていました。六名木ではありませんが風格のある木です。


 虎の尾と烈公梅はすでに咲いていますので、六名木では月影と江南所無がまだ咲いていませんでした。料金所で月影のことをききましたら、塀の外に咲いているとのことでした。弘道館の梅は60種800本といわれ、塀の外のほうが本数が多いのでした。
 塀の外の月影はやはり若木でした。


 従来は弘道館より偕楽園のほうが開花が少し早いと感じていましたが、今年は開花時期に差がないように思われます。でもこれは弘道館の六名木のほうが若木が多いためのようです。古木どうしの開花状況ではやはり偕楽園が早や目のような気がします。
 ヤドリギを見つけました。エノキの高木で、肉眼でもこんもりとしたヤドリギはすぐにわかりました。ちょっとアップしてみたら実がついているようです。

さらに目一杯80倍にアップしました。

近くにイチョウの木があり、太い乳房状突起・乳柱(ちばしら)が垂れ下がっていました。


偕楽園では猩々梅林がにぎやかになってきました。次にアップします。







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偕楽園の六名木のひとつの 月影 が咲き始まました。

2015年02月14日 | 偕楽園の四季 梅、桜、萩、紅葉など
偕楽園の六名木のひとつの 月影 が咲き始まました。場所は橡門の下です。この木は比較的若い木であることと、寒風にさらされない場所のためか、園内の他の月影より早く咲き始めます。
萼が緑色で、花弁の白を一層引き立てています。花弁は少し厚みがあるようで、小さ目の端正で気品のある花です。




橡門の外側の最上段に名も知れぬ名花があります。白飛びして色が出せないのが残念です。八重咲きで外側がうっすらピンクです。南崖の洞窟近くのは一重で外側がうっすらピンクでした。どちらも裏紅です。




子規の句碑に「崖急に梅ことごとく斜めなり」の枝の影を落とす緋梅もだいぶ咲き進んできました。


隣りの紅千鳥の若木も咲いています。


名札落ちした名の知れない八重咲きのピンクの花をたくさんつけた若木があります。

橡門下がにぎやかになってきました。線路の向こうは田鶴鳴梅林です。

田鶴鳴梅林の水心鏡が咲き始めました。


田鶴鳴梅林の花追い橋のたもとでは筑紫紅が咲いています。




咲き始めた筑紫紅(手前の2本)の向こうに花追い橋が見えています。花追い橋を渡ると猩々梅林です。


本園に戻って橡門をすぎると玉英が咲き始めています。六名木の柳川枝垂の隣りです。


南崖の酈懸梅(てっけんばい)の蕾がだいぶ膨らんできました。

酈懸とは中国の地名だそうです。この酈懸は梅の里なのでしょうか。Google Mapで探したら、上海の西方に数か所酈懸の地名がありました。小鳥が地面にいました。保護色みたいで落葉や雑草のなかで見ずらいです。




好文亭前に出店が開いていました。この梅もなかは絶品です。このもなかの餡の味は他では味わえません。


花瓶に挿しておいた酈懸梅が咲き始めました。

花弁がほとんどありません。蕊咲きです。気温が低いと花弁がないか小さく、気温が高いと花弁があるという説明を聞いたことがあります。南崖のこの木は最初に咲きだすときは花弁がほとんどみえませんが、後半に咲く花には白い花弁があって、普通の一重の梅の花になります。本園西梅林の酈懸梅は最後まで花弁が見られないそうです。西梅林のほうがさむいためなのか、あるいは個体差で花弁がほとんど見られない木なのでしょうか。








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弘道館の烈公梅、座論、芳流閣、藤牡丹枝垂などが咲き始めました

2015年02月14日 | 弘道館
弘道館の烈公梅、座論、芳流閣、藤牡丹枝垂、臥竜梅、白加賀などが咲き始めています。梅まつりの始まる2月20日には先に咲いている八重寒紅、八重冬至とともに観梅を楽しめることでしょう。
弘道館の正門前の大型バス駐車場のふちにムクロジがあります。まだはるか高い梢に実がなっていました。




入場して左側の梅林では座論が咲き始めていました。


座論の隣りの烈公梅も咲き始めています。


烈公梅の奥には早くも白加賀が咲き始めていました。実梅だけに雌しべがしっかりしています。

ここは土塀に囲まれていて、日当たりもよくて、八重寒紅、八重冬至、虎の尾はすでに見ごろを迎えています。

右手売店側の白難波が間もなく咲きそうです。臥竜梅が数輪咲いていました。
正庁角の芳流閣を見上げると数輪咲いていました。


井戸の近くの藤牡丹枝垂もかわいい花を咲かせ始めています。

もうすぐ梅まつりです。暖かい日が続くとこれらがさらに咲き進むことでしょう。


我が家ではアケボノアセビの蕾が赤くなってきました。

アセビ(白花)は長い蕾をたくさんつけています。

キバナセツブンソウがようやく開き始めました。

キチョウがヒガンバナの葉に斜めにぶらさがっています。まるで太陽を避けているようです。



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キチョウがまた動いた  ナニワズが咲く

2015年02月13日 | 庭の花たち
キチョウがまた移動しました。今度はヒガンバナの葉にぶら下がっていました。
一昨日の最高気温 10.3℃
昨日朝の最低気温 ー1.4℃
昨日昼の最高気温 11.3℃ キチョウの居た繁みではもっと気温が上がったことでしょう。
もといたところに見当たりません。あちこちさがしたら、いました。ほ ッ。

ツワブキの葉の右側のヒガンバナ(赤花)の葉にぶら下がっていました。

これまでの移動経路はこんな感じです。

これからますます春めいた日が多くなり油断できません。

ナニワズ(ナツボウズ)が開花し始めました。




実成ジンチョウゲの蕾も順調に成長しています。


キツネノカミソリの葉が出てきました。


ローマンヒヤシンスも出てきました。45年のおつきあいです。


イヌサフランの葉も


ツリガネズイセンも


イワタバコの葉が少しふくらんだかも。


フキノトウが開いてきました。
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偕楽園のノシランとミズバショウ 玉英咲き始める

2015年02月12日 | 偕楽園の四季 梅、桜、萩、紅葉など
偕楽園内には北限と思われるノシランの大株があります。そしてミズバショウもありました。
庭のノシランの実が色づいたので、偕楽園紅葉谷のノシランはどうかと見てきました。表に見える花穂は鳥に実を食べられたのか、実が見当たりませんでした。でも葉の陰に色づいたノシランの実がたくさんありました。





上の写真の花穂に垂直に細い葉のようなものがついています。これは苞と思います。花が咲くころはたくさんついていました。

ところが我が家にある長崎産ではほんのちょっとしか苞がありません。まるで別種のようです。地域差があるのでしょうか。


偕楽園の紅葉谷にあるノシランの様子です。全部で5群あります。いずれも葉が長くとても元気な株です。









これらのノシランは自生しているものか、植栽したものかははっきりしません。もし、自生ならノシランの北限と思います。また水戸市内の愛宕神社にも一株あります。ほかに民家にあるのを見つけています。我が家のは近年種を播いて発芽させたものです。千波町にノシランがあったという記録があるそうです。

本日ミズバショウがあることを教えていただきました。

葉が傷んでいます。ミズバショウとして認知されずに草刈りされていたようです。また寒風にさらされて傷んだようです。むしろ積雪の多い土地で雪に埋もれていた方が傷まないように思われます。

花も痛々しいが咲いています。




梅も少しずつ咲き進んでいます。
偕楽橋の本園側たもとの八重寒紅がかなり咲いています。

橋の下から生えているので、花を横また下に見ることができます。

東風があるときは、花の香りを楽しむことができます。
梅まつり間近になってきて、売店があちこちに準備されています。これは常磐神社境内の私の梅の師匠の売店です。梅の苗木と盆栽、錦糸南天、椿、福寿草などが並ぶ予定です。

本園内では玉英が咲き始めました。玉英は実梅で、吉野梅郷で作出されたものです。
吉野梅郷ではプラムポックスウイルスのためにすべての梅の木が処分されてしまいました。この木はウィルス発生よりはるか以前に来たものです。

玉英は六名木の柳川枝垂の隣りにあります。





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偕楽園の南崖の名花

2015年02月11日 | 偕楽園の四季 梅、桜、萩、紅葉など
偕楽園の南崖は震災でひび割れするなどの被害があり、斜面を補修した場所があります。その補修か所に新しく植えられた道知辺が咲いています。急斜面の中腹で、しかも低い位置に咲いているので見にくいです。ずり落ちないよう気を付けてみてください。

花弁の形が咲き始めは特にスプーンのような形・抱え咲きです。


南崖の洞窟の西側登り始めの、名の知れぬ名花が咲き始めました。

お気づきでしょうか。花の裏側がほんのりピンク色なのです。こういう配色の花を裏紅といいます。

ツツジの株のところで斜上している木です。前方が南崖の洞窟です。

橡門下の月影がほころび始めました。

子規の句碑近くの名前のわからない新顔のピンクの八重咲きがたくさん花をつけています。お客様からよく名前を聞かれます。


東門からの大通り右側のチャボ冬至が再度咲き始めました。この木は最初に咲き始めた八重寒紅と同じ時期に咲いたのですが散ってしまい花がなくなった木で、再度咲き始めました。

好文亭内の一流は何個か咲いています。見ごろは梅まつり初日ころでしょうか。






好文亭内奥御殿の太鼓橋近くの椿 侘助が咲いていました。



我が家の庭でセツブンソウが咲いています。



ここはおよそ30年以上まえから咲き続けています。

ヒガンバナの葉が茂っています。
左側の細い葉が赤花。右側のやや広いのがシロバナマンジュシャゲ。下の広い葉が黄花のショウキズイセン。シロバナマンジュシャゲ・白花は赤花と黄花の交雑種と考えられています。

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風が冷たい 車窓の富士山

2015年02月10日 | 野草を訪ねて
今朝の水戸気象台の最低気温零下4.4℃。寒気が南下して記録以上に寒さを感じた。粗塩のような霜、これは一時的にせよかなりの冷え込みがあったことがうかがわれます。

ハランの葉の上にも残っていました。

セツブンソウが寒そう。




シモバシラも発生


キバナセツブンソウも寒そう


キチョウも相変わらず動かない


雲ひとつ見えない晴天に飛行機雲。

野暮用あって、新幹線の車窓から富士山を見ました。
富士川と富士山。

富士市付近の富士山。








三島からの富士山。


最後は関東の名山 筑波山遠望。 いずれも車窓からで画像の出来はいまいちですみません・



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偕楽園公園 猩々梅林の六名木

2015年02月09日 | 偕楽園の四季 梅、桜、萩、紅葉など
偕楽園公園の猩々梅林には六名木の6本の梅の木が一か所で見られる場所があります。白難波と虎の尾が咲き始めていました。月影がもう少しです。烈公梅、柳川枝垂、江南所無はまだ咲きそうにありません。
白難波です。この寒い時期の花は低温で傷ついているものが多く、品種本来の特徴もよく現れていないものがあります。




虎の尾です。




月影の蕾がふくらんできました。月影の蕾は萼が緑色です。咲くと花弁の間から緑色の萼が見え、花色が一層青白くみえます。普通の梅は白花でも萼が赤茶色をしていますので白花が咲いても木全体では額の赤と花弁の白が入り混じって見えますが、月影は白一色のように見えます。


六名木の近くに難波紅の名札のついた木が咲き始めていました。本園内の紅難波と同じものと思われます。


猩々梅林の南の外れ、窈窕橋に近い鹿児島紅が咲いています。赤色にちょっと墨をくわえたような濃い赤色は八重寒紅とはちがいがはっきりわかります。




今朝は比較的暖かな朝でした。気温は氷点下0.4℃。でも日中は肌寒く感じる一日でした。
植木鉢の霜柱です。雨の後なので水分が多くて立派な氷柱になりました。


庭のセツブンソウの花がようやく開いてきました。雲が多めで日差しが少ないためかちゃんと開いてくれません。

せっかく開いたのも下向きです。あまりにも地面に近いので、下から撮ることができません。


キバナセツブンソウも花弁にみえる黄色い萼をふくらませています。間もなく開花です。



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偕楽園の一流が予想通り咲き始めました。弘道館では烈公売が咲き始めました

2015年02月07日 | 偕楽園の四季 梅、桜、萩、紅葉など
偕楽園好文亭内の一流については1月31日(土)時点で、1週間後の本日開花するだろうと予想しましたら、果たしてその通り咲いてくれました。私の話しを聞いていたかのように咲いてくれたので、好文亭の方には喜んでいただけました。

まだ咲き始めたばかりで、本格的に咲くのにはまだ10日~くらいはかかるでしょう。



なお、これまで一流はこの好文亭内の1本が偕楽園唯一の木でしたが、東梅林・御成門から見晴広場への通路左側に若木が植えられています。

好文亭内では料金所を入った左手の白滝枝垂も開き始めました。

まだまだ満開には程遠いです。


そのほか、偕楽園では子規の句碑近くの紅千鳥が咲いていました。
紅千鳥は佐橋紅の枝変わりと言われよく似ています。

まだ、紅千鳥の開花時期には早すぎますが、若い苗木はとかく早く咲くことが多いです。
天気の良い日には子規の句碑の案内板に枝の影をおとして、句の通りのイラストを描いている緋梅も咲き始めました。

また吐玉泉下の池のほとりの緋梅はさらに咲き進んでいます。






一方弘道館では六名木のひとつの烈公梅が1輪だけ咲いていました。

九代藩主の名をいただいたこの梅の木は水戸徳川家からの寄贈と思われます。

水戸の六名木は昭和7年に園内の梅の木の調査をしたときに、40本ほどを名木として選び、さらにその中の6本を六名木としたものです。今では選ばれた個々の木ではなく、6個の品種名を六名木と言って、それぞれ特徴のあるきれいな花を咲かせます。
六名木は烈公梅、月影、柳川枝垂、白難波、虎の尾、江南所無です。江南所無を除き梅まつり期間の前半に満開になります。後半になると江南所無が咲きます。
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