庭の花たちと野の花散策記

山野草と梅が大好きの「雑草」。花以外は思考不可の植物人間の庭の花と野の花散策記です。

酈懸梅

2010年03月20日 | 偕楽園公園

Tekkenbai2010_0308kairakuen0017web3月8日現在。手前の茶色い花は満開の�酈懸梅です。

偕楽園には花びらのない梅の木があります。正確には全く無いわけではなく、小さい花びらがある花もあり、全く見当たらない花もあります。偕楽園の東門を入ってすぐに左方向へ行くと南崖があります。そのすぐ手前に偕楽園では最初に咲き始める八重寒紅という紅梅があります。早咲きですから、今はほとんど花はありません。この八重寒紅のすぐ近くの階段を下りたところに�酈懸梅があります。花を見るのには、崖の上から千波湖を見ると、ちょうど目の前にこの�酈懸梅の花が見えるのですが、満開になっても茶色のおしべや萼しかみえないので、まだ咲いてないとか、もう散ってしまったと勘違いしがちです。3月8日時点では、この距離では花びらを確認できる花は見当たりませんでした。

ところが本日3月19日に久しぶりに行きました。(というのはいつもは毎日のように偕楽園通いをしているのですが、今週は93歳になる母を預かっていたので、行く機会がなかったのです) 今日は母の散歩を兼ねてゆきました。母は花には興味がないようで、あまり気が進まないのと、腰のあたりが傷むので、途中でベンチに腰掛けて休んだりして、どうにかここまでたどり着いたのでした。というわけで近辺の泰平と数本程度しか見ないで帰ろうということになりました。帰りがけにこの�酈懸梅を見ますと、なんと白い花が咲いているではありませんか。

2010_0319bbniwa0012web 3月19日現在。白い花を咲かせた�瞠懸梅

この木は�酈懸梅の中では偕楽園で一番大きな木で、しかも他の�酈懸梅より早く咲き始めます。散るべき花びらがないので本当は、散ってしまったという表現は適切でないかもしれないが、もう花の盛りを過ぎて、ほとんどが散ってしまったであろうはずなのに、白い花が見えたのです。同じ木でありながら、花の盛りのころは、ほとんど花びらを出さずに、花の終わりには花びらを出して見せてくれたのであります。何とも不思議な咲き方をする梅であります。

酈懸梅はてっけんばいと言います。中国の地名です。この梅の名はまた茶筅梅とも言います。花を茶筅に見立てたものです。
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子育て失敗?

2010年03月15日 | 日記・エッセイ・コラム

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いつも二羽一緒に来ていたキジバトは2月20日すぎころから一羽ずつ交互に餌を食べに来ていたので、営巣して卵を温め始めたものと思っていた。5-6年前になるであろうか、愛犬チロの小屋の真上の庇の下に営巣したときの実績では、卵を温め始めてちょうど一ヶ月目くらいにヒナが巣立ったと思う。なのに今回はまだ一ヶ月に満たないのに、今日は二羽が一緒に餌を食べにきましたので、今回は子育てに失敗してしまったのかと心配になった。今回はどこに営巣したのかははっきり確認できていないのであるが、ご近所の庭木などと思われます。多分庭に来るときの方向、また庭から飛び去る方向とは逆方向ではないかと思われます。鳩も営巣したと思われるころから、かなり神経質になり、用心深くなった様子がうかがえます。できるだけ巣があることをわかりにくく行動してきたのでしょうがダメだったのでしょう。

というわけで、天敵が多くて最後まで育てあげるのは本当に大変なことのようです。これまで、天敵の被害が最も少なかったのは、前述の庇の下であったのではないかと思います。その年は春から初秋まで同じ巣で3-4回くらい育ててすべて巣立ちました。でも、その翌年から庭木に巣を作るようになりました。そして、よく卵が落ちていたり、途中で巣を放棄したりすることが多く、最後まで育てたのはまずないのではと思います。卵を温めはじめたころには、なぜかカラスが近くの電柱に来るようになったり、猫が歩き回ったりします。近年は少なくなりましたが、蛇も卵を狙っています。

2010_0314kyoukai0013wwweee

それでも、めげずにこの二匹はまた巣を作って子孫を残そうとしているのでしょう。木の上で仲良く毛づくろいをしています。こんなに危険が多いのだから、また庇の下に巣を作ればよいのにと思うのだが、鳩にとっては人間も恐い存在であろう。今度はどこに作ろうとしているのだろう。

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梅祭り後半の見所

2010年03月14日 | 偕楽園公園

偕楽園の梅はほとんど咲きそろいました。遅咲きは大輪が多く見ごたえがあります。

2010_0313yamagata0070zaron 白牡丹

2010_0313yamagata0074kaiun開運梅

2010_0313yamagata0077yaechasei八重茶青

2010_0313yamagata0086taihei泰平

2010_0313yamagata0111kuroda黒田

2010_0313yamagata0119yaeko八重黄金

2010_0313yamagata0122kounanshomu 江南所無

2010_0313yamagata0114yaeasahi 八重旭

   

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ヤドリギの発芽

2010年03月11日 | 庭の花たち

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ヤドリギの実

ヤドリギの種を播きました。播くといっても、木の枝に貼り付けただけです。自然の中ではヤドリギの実を食べた鳥が糞を木の枝に落としたときに、種が木の枝につき、そこで芽を出して、木に寄生するということです。そこで、同じように木の枝に種をつけておけば芽がでるのではないかと思い、実を覆っている粘液をつぶして、種に粘液が少しついた状態でエノキとコナラの枝に種を貼り付けておいてみました。

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エノキの枝につけたヤドリギの種

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コナラの枝につけたヤドリギの種

一週間ほどで種を薄く覆っていた粘液が乾燥して、種は緑色に変わってきました。そしてエノキにつけた種にははっきりと芽のようなものが見えるようになってきました。ヤドリギの発芽はまだ見たことがありません。これからヤドリギの発芽の状況を見ることができると思うと胸躍るのであります。

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夜梅祭 よるうめまつり

2010年03月06日 | 偕楽園公園

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芝生にはキャンドルロードがあって、ライトアップされた好文亭へと続いているかと思われるような光景です。

2010_0306yoruumematsuri0113 偕楽園好例の夜梅祭が本日6日土曜日に行われました。水戸青年会議所の若さと知恵を出して、水戸の梅まつり実行委員会と茨城県観光物産協会が総力をあげての一大イベントです。

2010_0306yoruumematsuri0055 2010_0306yoruumematsuri0059 2010_0306yoruumematsuri0062 大杉の暗い森の中のキャンドルランタンは思い思いの文字を紙に書いてコップのキャンドルランタンに巻きつけて明かりをともします。

鬱蒼とした孟宗竹林のライトアップはとてもすばらしい光景です。2010_0306yoruumematsuri0085

吐玉泉がライトアップされて大勢の見物客が真っ暗な森に集まっていました。2010_0306yoruumematsuri0065

梅林は昼とはまたおもむきの違った美しさです。2010_0306yoruumematsuri0095

千波湖の七色に変わる大噴水を偕楽園の見晴らし広場から堪能できます。

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物産展や夜店も数多く出店されていました。私の梅の師匠のお店も梅祭り期間中は境内に出店しています。梅祭りが終わると、千波湖畔の植木市に移動します。その植木市の隣では映画「桜田門外ノ変」のオープンセットが公開されています。今年の偕楽園公園は例年とは何かが違います。2010_0306yoruumematsuri0120 

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