庭の花たちと野の花散策記

山野草と梅が大好きの「雑草」。花以外は思考不可の植物人間の庭の花と野の花散策記です。

キジバトの厳しい巣立ち初日

2016年02月29日 | キジバト
ついにキジバトが巣立ちました。抱卵を始めたのは2月1日と思われます。ヒナが孵ったのは2月21日です。そして今日29日に初めてヒナが巣から出ました。
今朝はヒナが自分の毛繕いをしていました。大人の羽根が生えてきたので、産毛の綿毛をくちばしでとり、大人の羽根の手入れをしていました。
キジバトヒナ毛繕い1602290011aキジバトヒナ毛繕い1602290011a posted by (C)雑草
左側のヒナはだいぶキジバトらしくなってきました。右側はまだ産毛がたくさん見えています。
キジバトヒナ毛繕い1602290015bキジバトヒナ毛繕い1602290015b posted by (C)雑草
間もなくあと1~2日で巣立ちかなと思われました。
ヒナの毛繕いの様子は動画で見ることができます。
https://www.youtube.com/watch?v=WceK-JQqXOc

昼に巣を見たら空です。ヒナも親バトの姿が見当たりません。家の周りにも全く姿がなく少し心配になってきました。
キジバト巣立ちかDSCF1605cキジバト巣立ちかDSCF1605c posted by (C)雑草

午後3時前に親鳥が1羽来たので餌をやるとすぐに食べに来ました。急いでいる様子です。
キジバト巣立つ1602290002dキジバト巣立つ1602290002d posted by (C)雑草
もう1羽もすぐに飛んできました。どちらも急いで食べています。この時期はヒナの分も食べなければならないので食欲旺盛です。このぶんなら、ヒナは近くにきっといるはずと安堵しました。1羽はいずこかへ飛び去りましたが、残った1羽は空になった巣の近くの柿の木にしばらくいました。
キジバト巣立つ1602290005fキジバト巣立つ1602290005f posted by (C)雑草
キジバト巣立つ1602290006gキジバト巣立つ1602290006g posted by (C)雑草
何か心配事がありそうです。

しばらくすると柿の木から家の東北の玄関前にきて植木に止まりました。この木にはめったにキジバトが止まることがありません。この近くに心配なことがあるのでしょうか。
キジバト巣立つ1602290007hキジバト巣立つ1602290007h posted by (C)雑草

またしばらくすると北側の屋根に移り、高い場所から見回しているようです。
キジバト巣立つ1602290008iキジバト巣立つ1602290008i posted by (C)雑草

しばらくすると、今度は西側の屋根から南側の庭の餌場のほうを見ています。
キジバト巣立つ1602290009jキジバト巣立つ1602290009j posted by (C)雑草
そのあとでまた東北の玄関前の、今度は電線にとまりました。家を一周してまた玄関へ。どうも玄関付近が気になるようです。

およそ10分後にヒナを1匹発見しました。なんとツゲの生垣の上です。
キジバト巣立つ1602290011lキジバト巣立つ1602290011l posted by (C)雑草

十字路のちかくです。人も車もよく通る場所で低いです。
キジバト巣立つ1602290014mキジバト巣立つ1602290014m posted by (C)雑草

反対の十字路側から見るとここです。
キジバト巣立つ1602290015nキジバト巣立つ1602290015n posted by (C)雑草

近づいても逃げません。
キジバト巣立つ1602290017oキジバト巣立つ1602290017o posted by (C)雑草

手を近づけても逃げません。でも、さすがに指先がふれたら、くちばしでカチっと音を立てて警告してきました。
キジバト巣立つ1602290018pキジバト巣立つ1602290018p posted by (C)雑草
初対面でヒナにこんなにも近づくことができたのは初めてでした。これまでは大人になってから手にのって餌を食べたことはありましたが、ヒナの近くへは行くことができませんでした。

夕方近くになっても移動しません。
キジバト巣立つ1602290033vキジバト巣立つ1602290033v posted by (C)雑草
毛繕いを始めました。通りに面した場所で何と大胆なヒナか。
キジバト巣立つ1602290037xキジバト巣立つ1602290037x posted by (C)雑草

赤い矢印のところです。ブロック塀の半分くらいの高さです。とても危険な場所に思われます。でも、人通りがあり、車もよく通るこの場所はカラスが近づくことはまずないと思います。もっと高い位置でははカラスが襲ってくるかもしれません。
では犬はというと、散歩中の犬には全く気付かれません。猫はこの十字路付近では足早に通り過ぎます。
ということで、人と車が天敵を遠ざける絶好の場所なのでしょう。人が見つける心配もありますが、通行人は全く気付きません。近所の知り合いと下校中の中学生にはそっとしらせましたら、興味深そうにみていました。
キジバト巣立つ1602290042yキジバト巣立つ1602290042y posted by (C)雑草

午後5時、完全にお休みモードです。
キジバト泊1602290045zキジバト泊1602290045z posted by (C)雑草

間もなく午後6時です。すっかり暗くなり、小雨もぱらついてきましたが依然として同じ場所です。
キジバト泊1602290050zzキジバト泊1602290050zz posted by (C)雑草
どこかに保護してやりたい気持ちではありますが、自然のなりゆきに任せることにしました。おやすみなさい。ヒナちゃん。

神代植物公園の梅 湯の宮座論梅ほか70種あまりを見てきました

2016年02月29日 | まち歩き
2月26日にかねてから行って見たいと思っていました、神代植物公園の梅林に、フォト蔵仲間の花兄さんのご案内で見てきました。花兄さんありがとうございました。
準備としては
あらかじめ花兄さんがフォト蔵にアップされた梅木の配置図から一覧表を作りました。下は花兄さんがアップしてくださった梅林のマップです。
http://photozou.jp/photo/show/1239639/233107291
これを一覧表にしたところ、72種167本を確認できました。
実際には梅林以外にも湯の宮座論梅、高岡の月知梅などがあり、品種名のわかったのは76種類にもなり、さらに名札がない木もありました。園内の梅林案内には100種類とありました。そのうち70種あまりを撮ることができました。
園にはいるとまずは湯の宮座論梅です。この梅は梅林ではないので、出会うまで存在を知りませんでした。
a湯の宮座論梅神代DSCF0913a湯の宮座論梅神代DSCF0913 posted by (C)雑草
宮崎県の樹齢600年といわれる湯の宮座論梅は現地のほかはここ神代植物公園にしかないとのことです。この湯の宮座論梅は現地へ行って見てみたいものと思っていましたら、図らずもここで見られるとはなんという幸運でしょうか。
偕楽園には座論梅としては八重咲きでしばしば雌しべが3本出て1個の花で3個の実がなるものがあり、花の中で座って論じ合っているように見えることから座論というと説明されています。
湯の宮座論梅は一重で雌しべは1本で、雌しべが複数本のものは見つかりません。こちらは梅の木のかたわらに座して論じたことから座論と言われる、あるいはザロミに由来する名と言われています。
弘道館の座論梅は一重で雌しべが1本しかありません。出所はわかりませんが、もしかすると湯の宮座論梅も考えられるのではとの思っていましたが、さらにその思いが強くなりました。
下のアドレスは今年1月に書いた「弘道館でロマンを感じる梅が咲き始めました。 好文亭では一流が咲きました。」です。
http://blog.goo.ne.jp/zassougoo/e/a7e2d2264db86ab9e683861e46836777
そこで神代植物公園の湯の宮座論梅のはなをいくつか観察しました。弘道館の座論梅と同じく一重の白梅で雌しべは1本の花です。
a湯の宮座論梅神代DSCF0914a湯の宮座論梅神代DSCF0914 posted by (C)雑草
並んでこれまた由緒ある高岡の月知ばいにも出会えました。
b高岡の月知梅神代DSCF0920b高岡の月知梅神代DSCF0920 posted by (C)雑草
そして大輪緑萼にも。
c大輪緑萼神代DSCF0900c大輪緑萼神代DSCF0900 posted by (C)雑草
池のほとりでは大木の花盛りの古木がありました。
e名花ウメ古木池傍DSCF0933e名花ウメ古木池傍DSCF0933 posted by (C)雑草
e名花ウメ古木池傍DSCF0931e名花ウメ古木池傍DSCF0931 posted by (C)雑草

梅の古木の隣にはまたまた遅咲きの古木がとおもいましたら、これが何とナツグミの大木でした。こんなに大きいナツグミにびっくりです。
fナツグミDSCF0935fナツグミDSCF0935 posted by (C)雑草
池の反対側には大輪の梅がありました。八重の緑萼ですが、名前はわかりません。何とほとんどの花に雌しべが2本ついています。
g名花 緑萼池端DSCF0940g名花 緑萼池端DSCF0940 posted by (C)雑草
ぜひ名前が知りたいものです。
まだ園に入ったばかりで、こんなにも素晴らしい梅に出会ってしまいました。それこそ、もう梅林に行かなくても大満足です。
とはいえ、やはり70種あまりの梅を見なくてはと、興味深い雑木林を目をつむるようにしてほかの植物を見ないようにしながら、進んだのでした。
植物園に来て、植物を見ないって変なは話しですが、梅を見る時間をいっぱいとりたかったからです。
次はいよいよ梅林です。続きは機会あるごとにブログしようと思っています。


キジバト日記 ヒナへの授乳 ピジョンミルク

2016年02月25日 | キジバト
2月24日 キジバトのヒナが孵って4日目
キジバトがヒナにピジョンミルクを授乳していました。ヒナはもっとちょうだい、もっと。と親バトの口元を追いかけています。
キジバト授乳1602240019aキジバト授乳1602240019a posted by (C)雑草
ピジョンミルクは鳩がヒナを育てる時に喉の奥から出す滋養豊富な、乳白色のミルク状の液体で、孵化した後、ヒナは暫くこれで育てられます。素嚢の内壁から分泌され素嚢乳(そのうにゅう)といいます。雄も雌も素嚢乳を出すことができるそうです。
キジバト授乳1602240009aキジバト授乳1602240009a posted by (C)雑草
ヒナはピジョンミルクを求めて親鳥の口元を追いかけています。
キジバト授乳1602240007aキジバト授乳1602240007a posted by (C)雑草
動画ではその動きがよくわかります。スズメとヒヨドリの声が聞こえます。
https://youtu.be/0jp70BQalow

授乳が終わると親が交代しました。その時上空に輪を描き飛び回るカラスの声がしました。ヒナたちは親の体の下にもぐって静かにしています。
キジバトカラス警戒1602240026aキジバトカラス警戒1602240026a posted by (C)雑草
ヒナの羽根が見えました。まだ鞘から毛が出てきていません。
キジバトカラス警戒1602240028aキジバトカラス警戒1602240028a posted by (C)雑草
カラスを警戒する親子の様子は動画で見ることができます。
https://youtu.be/jA1SOrhbQUY

カラスが去ってしばらくすると親バトは出かけてしまいました。親の留守中はじっと動かないで親を待っています。ヒナは保護色なので動かない限り気づかれることはまずありません。
キジバトヒナのみ1602240042aキジバトヒナのみ1602240042a posted by (C)雑草

キジバト日記 ヒナを確認 心配なこと

2016年02月23日 | キジバト
2月22日 キジバトのヒナが孵って2日目
寒い一日、朝はマイナス0.4度。最高9.2度。一日中曇りで寒い一日
ヒナの体温を守るためか親はいつもの朝食には出てこなかった。
ヒナの動きは全くわかりません。
キジバト1602210002キジバト1602210002 posted by (C)雑草
キジバトの巣を2階の窓から見下ろしてみました。
柚子の木の濃い緑に遮られて全く見えません。
カメラの望遠で探すとかろうじて親鳥を確認できました。
キジバト1602220025キジバト1602220025 posted by (C)雑草

2月23日 キジバトのヒナが孵って3日目 
最低3.8度。最高9.4度。曇りでさむい一日。
朝方小雨が降って寒そうな親鳥。朝食は待ってましたとすぐに飛来する。
親の留守にヒナの姿を確認する。巣材の小枝の向こうにヒナがいます。
キジバトヒナ1602230004キジバトヒナ1602230004 posted by (C)雑草
親が帰還すると、ヒナにミルクをあげたようです。まだ短時間で少量なようです。
キジバト1602230008キジバト1602230008 posted by (C)雑草
巣がある柚子の木にはまだいくつか柚子の実があって、それを狙って頻繁にヒヨドリが来ます。隣の梅の木でピーピー騒ぎ立てるので、キジバトのもう1羽が電線で警戒しています。
キジバト1602230027キジバト1602230027 posted by (C)雑草
親の不在時に、庭に脚立をたてて巣とほぼ同じ高さから2羽のヒナを確認しました。
キジバトヒナ1602230038キジバトヒナ1602230038 posted by (C)雑草

心配なこと。
巣の下に襲われたように小羽根が10枚くらい落ちていました。
羽根1602230039羽根1602230039 posted by (C)雑草
考えられることはふたつ。
1 猫が近づいてきたので、巣に近づかないように、一匹がおとりになって襲われそうにふるまった。
2 干し柿をヒヨドリが食べるように地上近くにつるしてあるので、ヒヨドリが干し柿を食べに来たときに襲われた。
いったいこの小羽根はキジバトなのか、ヒヨドリなのか。


遅咲きの梅も咲き始めました。古木に優しい庭園管理を。

2016年02月23日 | 偕楽園
水戸の梅まつりも3日目。遅咲きの白牡丹、開運梅などが咲き始めました。
開運A5-061 1602220081開運A5-061 1602220081 posted by (C)雑草
でも、朝夕は気温が低く低温障害で傷んでいる花があります。
白牡丹A5-037 1602220091白牡丹A5-037 1602220091 posted by (C)雑草

1月上旬までは暖冬で開花が1カ月以上早くなっているようです。
また1月中旬以降は気温の低い日が多いとはいえ、最低気温はマイナス4度以下にはならなかった。
このため例年通り寒い冬になったという感覚ではあるが、極端に寒いマイナス5~7度は記録されなかった。
このため1月中旬以降は感覚的には寒さで蕾の成長にはブレーキがかかったかと思われたが、実際はブレーキがかかっていなくて、蕾は成長し続けていたようです。
そのため通常3月10日以降開花する遅咲きもちらほら咲き始めてしまったと思います。

梅の花、特に雌しべは低温には弱く、マイナス3~4度の日が続くと、品種によっては枯れて落ちてしまいます。
雌しべの無い花をよく見かけます。
八重茶青A5-062 1602220084八重茶青A5-062 1602220084 posted by (C)雑草

座論は雌しべが一つの花で複数本あるものが多いのですが、この花は寒さのために雌しべが枯れています。
座論1602220068座論1602220068 posted by (C)雑草

品字梅も雌しべが3本の花が高い頻度で見られます。品字梅の花のほうが対凍性があるのでしょうか。この花は雌しべがしっかりしています。
品字梅A6-067 1602220096品字梅A6-067 1602220096 posted by (C)雑草
このまま実がなると、1箇所に3個の実がついて、品の字にみえます。

美しい無類絞りが咲きました。若く勢いがあるので花も美しい。遠くてピンボケなのが残念。
無類絞りA5-186 1602220074無類絞りA5-186 1602220074 posted by (C)雑草

こちらは古木の無類絞りです。
無類絞りB3-086 1602220101無類絞りB3-086 1602220101 posted by (C)雑草
風格のある姿をしています。
無類絞りB3-086 1602220105無類絞りB3-086 1602220105 posted by (C)雑草
まるで臥竜梅のようです。
無類絞りB3-086 1602220106無類絞りB3-086 1602220106 posted by (C)雑草
実は臥竜梅というのは品種名ではなく、古木になり、いかにも竜の姿を思わせるような姿の梅の木の呼び名と思います。
偕楽園の臥竜梅には八重咲きと一重咲きがあり、それぞれ紅梅と白梅があります。これだけでも4品種の臥竜梅があります。中には姿が臥竜梅らしからぬ木があります。
それは著名な臥竜梅から苗を起こした若木であって、たとえば瑞巌寺からいたたいた臥竜梅が見晴広場にあります。


梅の木は古木になると幹が倒れるなどして、自然と臥竜梅の姿になるもののようです。むしろ偕楽園では倒れないように支え棒をあてがって不自然な姿になっていると言えると思います。
自然にまかせるならこの無類絞りのような姿になるのではないでしょうか。

この無類絞りは地面に着地したいと願っているのに、杭で持ち上げられています。これはすでに臥竜梅です。
無類絞りB3-086 1602220107無類絞りB3-086 1602220107 posted by (C)雑草
もし、地面に着地しようとしている枝を無理矢理持ち上げているとしたら、これは老人が横になりたいのに、横になれないように縛り付けられた姿にも見えてきます。もしそうなら、虐待、拷問で、梅の木の寿命を縮めることになってはいないでしょうか。
樹齢600年といわれる天然記念物、湯の宮座論梅の姿にならい、梅の木の思いのままに枝を伸ばさせてあげるような庭園管理も必要です。せめて古木が多いB3エリヤだけでも、倒れないようにではなく、自然の姿を保てるような管理方法に方針転換が必要ではないかと考えまました。

湯の宮座論梅のページ
http://www.gurunet-miyazaki.com/kankouti/kenou/zaronbai/zaronbai.htm

庭の花たち キバナセツブンソウなど

2016年02月22日 | 庭の花たち
庭の花たちです。
キバナセツブンソウは洋種です。
キバナセツブンソウ16022200040キバナセツブンソウ16022200040 posted by (C)雑草
多弁のセツブンソウです。基本は5枚ですが時に多弁の花をつけるものがあります。庭では初めての多弁と思います。

セツブンソウ多弁花1602220012セツブンソウ多弁花1602220012 posted by (C)雑草

アケボノアセビが開花してきました。
アケボノアセビ1602220034アケボノアセビ1602220034 posted by (C)雑草

クリスマスローズが咲きました。今年はこの種のみです。
クリスマスローズ1602220008クリスマスローズ1602220008 posted by (C)雑草
クリスマスローズ1602220007クリスマスローズ1602220007 posted by (C)雑草

マンサクがほころび始めました。在来種に近いものと思います。
マンサク1602220017マンサク1602220017 posted by (C)雑草
ナギイカダは葉の上に花をつけています。実は葉ではなくて茎。雌雄異株でこれは雌花?雄花?片方しかないので実がついたことはありません。
ナギイカダ1602220038ナギイカダ1602220038 posted by (C)雑草

挿し木をしたカングミに実がなりました。花のある枝を挿しておいたのでした。カングミはツルグミとナワシログミの雑種と思われます。
カングミ1602220021カングミ1602220021 posted by (C)雑草

シキミが盛んに咲きだしました。
シキミ1602220030シキミ1602220030 posted by (C)雑草
ウチダシミヤマシキミの蕾も膨らんできました。
ウチダシミヤマシキミ1602220046ウチダシミヤマシキミ1602220046 posted by (C)雑草

シュンランの蕾が大きくなってきました。
シュンラン1602220044シュンラン1602220044 posted by (C)雑草

ヤクシマショウジョウバカマに蕾が出てきました。
ヤクシマショウジョウバカマ1602220008ヤクシマショウジョウバカマ1602220008 posted by (C)雑草
ヤクシマショウジョウバカマ1602220009ヤクシマショウジョウバカマ1602220009 posted by (C)雑草

ヤエヤマショウジョウバカマは花が終わってしまったものをいただきました。
ヤエヤマショウジョウバカマ1602220007ヤエヤマショウジョウバカマ1602220007 posted by (C)雑草
上の画像で、2番目の白い鉢は実生のハマナデシコ(フジナデシコ)です。

錦糸南天の玉獅子です。左の普通のナンテンの葉と比べると小さいことがわかります。
錦糸南天 玉獅子1602220024錦糸南天 玉獅子1602220024 posted by (C)雑草

庭の梅 佐橋紅です。旗弁がでるなど、花がかなり乱れています。枝変わりの品種、紅千鳥ではないかと思います。
佐橋紅1602220005佐橋紅1602220005 posted by (C)雑草
庭の白加賀がまもなく満開です。

白加賀1602220009白加賀1602220009 posted by (C)雑草

キジバトのヒナ誕生

2016年02月21日 | 庭の花たち
先月1月27日と28日に盛んに巣材を運んでいたキジバトの巣。29日から巣にこもっていたのですが、今朝2月21日に変化がありました。
餌場は地上2m以上の木の上の皿であるのに、地面に降りて餌をあさっていました。食欲がありそうなので、さっそく餌をやりました。
1602210001朝、親は食事中不在1602210001朝、親は食事中不在 posted by (C)雑草
巣の下には卵の殻が落ちていました。生まれたの?それとも失敗したの?
1602210002落ちていた卵の殻1602210002落ちていた卵の殻 posted by (C)雑草
卵が1個だけということはないので、少なくとも、もう1個は巣にあるはず。
巣を見上げていると、小さいものが動いたように思われたが、気のせいかもしれません。
1602210003小さいものが動いたような1602210003小さいものが動いたような posted by (C)雑草
親が帰ってきて、温めているようです。
1602210004親が帰還1602210004親が帰還 posted by (C)雑草
親はじっと動かないで抱卵中のようです。まだ、ヒナはいないのかも。では、落ちていた卵は失敗だったのだろうか。
1602210010まだ抱卵中のようだ1602210010まだ抱卵中のようだ posted by (C)雑草
たしかにヒナはまだのようです。動かないで抱卵しています。
1602210011ヒナはまだなのかも1602210011ヒナはまだなのかも posted by (C)雑草
午前は出かけるので、ここまでしかわかりませんでした。

午後1時半に帰宅して巣を見ると、親が羽根を膨らませています。これはより大きなものを抱えているようです。
1602210019午後羽をふくらませている1602210019午後羽をふくらませている posted by (C)雑草
キジバトが私に何か言いたそうな目をこちらに向けています。
1602210021何か言いたそう1602210021何か言いたそう posted by (C)雑草
でも、かなり眠そうです。
1602210022眠そう1602210022眠そう posted by (C)雑草
睡魔に耐えられません。
1602210023眠い1602210023眠い posted by (C)雑草
しばらく見ていると小さいものが動きました。下の画像の中央上あたりです。
1602210026小さいものが動いた!1602210026小さいものが動いた! posted by (C)雑草
確かに動いています。羽根が濡れてまだ乾いてないような。これはヒナです。
1602210027動いてる1602210027動いてる posted by (C)雑草
親にねだっています。
1602210030ピジョンミルクを飲んでる1602210030ピジョンミルクを飲んでる posted by (C)雑草
ピジョンミルクを飲んでいます。
1602210031飲んでる1602210031飲んでる posted by (C)雑草
ヒナは確かではありませんが2匹のようにも見えます。下の画像の上でクリックすると、フォト蔵画面に飛んで、さらに画像をクリックすると拡大してみることができます。
画面の矢印(戻る)を2回(3回)クリックすると、この画面に戻ります。
1602210032ヒナは2匹かも1602210032ヒナは2匹かも posted by (C)雑草
ヒナの誕生です。とにかく一安心です。
ヒナがミルクを飲み終えると、親鳥は疲れたのか、とても眠そうです。
1602210034眠い1602210034眠い posted by (C)雑草
1602210035眠い1602210035眠い posted by (C)雑草
お疲れさんです。でもこれから巣立つまでが最も危険な時期なのです。巣立ちは1週間以内と思います。
1602210036お疲れさん1602210036お疲れさん posted by (C)雑草




第120回水戸の梅まつり初日 昨日現在1472本開花しました。

2016年02月20日 | 偕楽園
第120回水戸の梅まつりが本日より始まりました。開花本数は1472本49%です。
第120回梅まつり 見晴広場1602200057第120回梅まつり 見晴広場1602200057 posted by (C)雑草
梅まつり 歴史アドバイザー1602200091梅まつり 歴史アドバイザー1602200091 posted by (C)雑草
観梅本部1602200060観梅本部1602200060 posted by (C)雑草
梅大使 1602200069a梅大使 1602200069a posted by (C)雑草
梅大使 1602200017a梅大使 1602200017a posted by (C)雑草
1602200083みとちゃん誕生日会1602200083みとちゃん誕生日会 posted by (C)雑草
明日もみとちゃんのお誕生会です。ゆるきゃら大集合します。

咲き始めた美しい梅花。昨日19日の開花状況は1472本。49%です。
A6-031臥竜梅 1602200028A6-031臥竜梅 1602200028 posted by (C)雑草
D2-053臥竜梅1602200042D2-053臥竜梅1602200042 posted by (C)雑草
D2-039御所紅1602200033D2-039御所紅1602200033 posted by (C)雑草
C5-013烈公梅1602200061C5-013烈公梅1602200061 posted by (C)雑草
D1-093八重黄金1602200048D1-093八重黄金1602200048 posted by (C)雑草
見驚TA4-045 1602190048見驚TA4-045 1602190048 posted by (C)雑草
紅千鳥1602190023紅千鳥1602190023 posted by (C)雑草
八重旭C10-010 1602190032八重旭C10-010 1602190032 posted by (C)雑草
八重旭C10-010 1602190033八重旭C10-010 1602190033 posted by (C)雑草
八重黄金TA5-111 1602190052八重黄金TA5-111 1602190052 posted by (C)雑草
文殊1602190018文殊1602190018 posted by (C)雑草
マンホ1602190002マンホ1602190002 posted by (C)雑草

コモチミツバベンケイソウか

2016年02月20日 | 庭の花たち
今年もミツバベンケイソウにムカゴが発生しました。
コモチミツバベンケイソウ1602200007コモチミツバベンケイソウ1602200007 posted by (C)雑草


10年近く前になりますが、庭のミツバベンケイソウに突然ムカゴができました。

庭の木陰で育てていたミツバベンケイソウが晩秋の突然の寒波でとろけるように枯れかかった茎にむかごを発見したのでした。
さらにこの年にはイワタバコの花の終わった花穂にもムカゴが発生していました。

調べてみるとミツバベンケイソウの仲間の中にはムカゴを発生するものがありましたが、ミツバベンケイソウにムカゴが発生するとは植物図鑑やネット検索では見つかりませんでした。
イワタバコにむかごが発生することも同様で、イワタバコの仲間の中にはムカゴが発生するものはありましたが、イワタバコにむかごが発生するということは全く見つかりませんでした。
それから、何とか庭で再現できないかと栽培を続けた結果、ミツバベンケイソウでは高い頻度で発生を確認しました。
ムカゴは比較的太い直立した茎に発生することが多いようですが、今年は比較的細く湾曲した茎にも発生しました。
コモチミツバベンケイソウ1602200008コモチミツバベンケイソウ1602200008 posted by (C)雑草
上の画像はミツバベンケイソウの湾曲した茎に発生したムカゴです。
すでに茎が枯れてもムカゴは生きています。

その後の調査でムカゴができるミツバベンケイソウはコモチミツバベンケイソウとして品種登録されていることがわかりました。
学名は
Hylotelephium verticillatum (L.) H.Ohba f. bulbiferum (N.Yonez.) Yonek.です。
これは20年くらい前に北岳で発見されたものです。サハリンでも発見されていて、調べれば産地は増えるのではないかとのことです。
それが庭で発見されたことに驚いています。
ミツバベンケイソウにある条件を与えるとムカゴが発生するように思われます。
たとえば秋になってから茎が枯れてしまうほどの冷温にさらして、茎が枯れる前に常温に戻しておくなどです。茎を折り曲げてかろうじてつながって生きている状態にさらしておくとか、ネナシカズラを吸着させて弱らせるなどでも発生しやすくなるようです。
ということで今はシノニムになっているのかもしれません。
イワタバコのむかごはいまだに再現されていません。発生したのが同じ年の同時期であったことから、発生する条件は似たものと考えられます。
ムカゴのついた枯れた茎を土に挿してみました。むかごが地面すれすれに置かれているので、やがて根をだし、芽を伸ばすものと思います。
コモチミツバベンケイソウ1602200009コモチミツバベンケイソウ1602200009 posted by (C)雑草
下は親株に出てきた新芽です。
この時点では茎は枯れていますが、新芽は根を生やしているものと思います。
コモチミツバベンケイソウ1602200010コモチミツバベンケイソウ1602200010 posted by (C)雑草


ノシランはすでに鳥が食べてしまいましたが、鳥が侵入しにくい場所ではきれいに色づいています。寒さのために若干しわができています。
ノシラン1602200005ノシラン1602200005 posted by (C)雑草

シモバシラは25回で打ち止めか キバナセツブンソウ、ウグイスカグラなど

2016年02月19日 | 庭の花たち
今季最後と思われる25回目のシモバシラを観測。見逃してしまうほどの小さなものでした。
今季最後かも シモバシラt1602190003
今季最後かも シモバシラt1602190003 posted by (C)雑草
今朝の水戸気象台の最低気温はマイナス0.6度でとてもシモバシラが発生するとは思われないが、近隣鉾田ではマイナス3.5度であり、むしろ鉾田に近いきおんであったのかもしれません。
地植えには発生しませんでした。シモバシラの発生した部位は、皮が完全にはがれています。
シモバシラの傷跡 j無1602190007
シモバシラの傷跡 j無1602190007 posted by (C)雑草

セツブンソウの隣にキバナセツブンソウが出てきて、明日にも開花しそうです。
次の画像で左側下に出てきています。
キバナセツブンソウとセツブンソウ1602190011
キバナセツブンソウとセツブンソウ1602190011 posted by (C)雑草
キバナセツブンソウは洋種ですが、在来種と似た環境で生育しています。
キバナセツブンソウ1602190012
キバナセツブンソウ1602190012 posted by (C)雑草
ウグイスカグラが咲き始めました。今年の花は赤色がうすいようです。
ウグイスカグラ1602190018
ウグイスカグラ1602190018 posted by (C)雑草
この時期のウグイスカグラの花には実がならないで、葉が出てから咲く花に赤い実がつくようです。その実のようすから提灯グミと言っていました。
下は5月に赤く熟したウグイスカグラの実です。
正常な実
正常な実 posted by (C)雑草
庭の梅 佐橋紅が開きました。
佐橋紅1602190016
佐橋紅1602190016 posted by (C)雑草
斑入りのクサイチゴ歯が大きくなってきました。
斑入りクサイチゴ1602190009
斑入りクサイチゴ1602190009 posted by (C)雑草

庭の佐橋紅が咲きました。シモバシラは24回目です。

2016年02月18日 | 庭の花たち
庭の佐橋紅が咲き始めました。この苗は震災の年に偕楽園からいただいた梅です。
佐橋紅1602180022
佐橋紅1602180022 posted by (C)雑草
佐橋紅1602180024
佐橋紅1602180024 posted by (C)雑草

今朝もシモバシラが発生しました。今季24回目の観測です。最低気温はマイナス3.9度でした。
地植えにできたシモバシラです。
シモバシラj1602180004
シモバシラj1602180004 posted by (C)雑草
棚の上の鉢植えにできたシモバシラです。
シモバシラt1602180005
シモバシラt1602180005 posted by (C)雑草
シモバシラc1602180006
シモバシラc1602180006 posted by (C)雑草
さらに、今朝は棚の上のミカエリソウにも発生しました。この鉢植えのミカエリソウには初めてです。(地植えにはシーズン初めころに発生しています)
シモバシラtm1602180009
シモバシラtm1602180009 posted by (C)雑草

セツブンソウが元気にさいています。
セツブンソウ1602180019
セツブンソウ1602180019 posted by (C)雑草
ヒイラギナンテンが咲きました。
ヒイラギナンテン1602180034
ヒイラギナンテン1602180034 posted by (C)雑草
ナニワズは花盛りです。今年は赤い実を期待できそうです。
ナニワズ1602180013
ナニワズ1602180013 posted by (C)雑草
キルト展に行ったときにいただいた黄色いキルタンサスが咲きました。
キルト展でキルタンサス1602180037
キルト展でキルタンサス1602180037 posted by (C)雑草

家乃風伊萬母 薫理乃都伎 努爾存不美 古能武 起乃佐可 梨知良流々

2016年02月17日 | 偕楽園
偕楽園の東隣に水戸の2代藩主光圀公(義公)と9代藩主斉昭公(烈公)をまつった常磐神社の宝物を展示した義烈館があります。その義烈館の前の梅の木を浪華の梅といいます。
ちょうど花が咲いていました。
浪華の梅義烈館前1602160065浪華の梅義烈館前1602160065 posted by (C)雑草
下の画像は浪華の梅の木です。
浪華の梅浪華の梅 posted by (C)雑草
その浪華の梅の木の近くに石碑があって、タイトルに書いた漢字が書いてあります。
浪華の梅義烈館前1602160069浪華の梅義烈館前1602160069 posted by (C)雑草
家乃風伊萬母   薫理乃都伎  努爾存不美 古能武 起乃佐可 梨知良流々
いえのかぜいまも かおりのつき ぬにぞふみ このむ きのさか りしらるる
家の風今も    薫りのつき  ぬにぞ 文 好む  木の 盛 りしらるる
と読むそうです。
説明板の概略は、
水戸光圀公が好文木と言われる梅を浪華宮から取り寄せて大日本史編纂所の彰考館の庭に植えたいきさつ。
明治の初め、この浪華の梅が絶え失せぬよう常磐神社創建時に彰考館から移し植えたこと。
この和歌は烈公が水戸の精神、家風を詠んだもので、彰考館の柱に書き付けたものであること。
のちに最後の将軍慶喜公(烈公の三男)が揮蒙されたこと。
この碑の経緯は碑陰に大日本史を完成させた栗田寛の撰文が刻まれていることなどが記されています。

以下はいくつかの資料から得られた、難波の梅についての雑草の考えです。
 光圀公は大日本史を編纂するために、優れた学者を招いて、編纂所である彰考館をつくり、そこに文を好むという梅の木を植えた。その梅の苗、あるいは実は、仁徳天皇の皇居であった難波高津宮から取り寄せた。
 
難波宮と梅のかかわり
応神天皇には二人の皇子がいて、弟君を皇太子ときめた。天皇崩御のあと、皇太子は私は弟で、兄君こそ天皇に即位するにふさわしいと辞退された。一方兄は父が弟君を皇太子と定めたのだっから、弟君に1日も早く皇位につくべきとすすめた。こうして兄弟互いに譲らず3年が過ぎた。弟は自分がいたのでは兄君は即位しないだろうと考えて自害するも、なお兄は弟の死を悲しむも、即位しようとせずにいた。そこで朝廷に仕えていた百済の王仁という人が一首を兄君へおくった。
   難波津に咲くや木の花冬ごもり、今は春べと咲くや木の花
木(こ)の花は梅の花のことで、「花の咲く時期が来て梅が咲いているように、今はその時です。天皇に即位してください。」という意味で、これにより兄は難波高津宮に即位し、仁徳天皇となられたそうです。

光圀公と梅のかかわり
この兄弟の譲り合いにいたく感動したのが水戸家三男の光圀公でした。弟でありながら、兄松平頼重公を越えて二代藩主となっていたので、家督の譲り合いに関心があったためでした。

また、光圀公を懐妊した側室お久の方は水にするよう命ぜられたが、重臣三木仁兵衛之次の取り計らいで三木家で出産。お久の方は光圀公誕生前に三木家の庭に梅の実を播いた。光圀公は41歳のときに旧三木家屋敷を訪ね、母を偲んで「誕生梅」と名付けた。さらに70歳ころ旧三木屋敷を訪れ詠んだ歌。
   朽ち残る老い木の梅も此の宿の春にふたたびあふぞ嬉しき
この歌の碑は光圀公誕生の地にあります。
この梅は座論梅らしく、光圀公死後、三代藩主が墓所瑞龍山に移したそうです。

このように梅を深くおもう光圀公は、大日本史編纂の戒めとして、
  好文則梅開       廃学則梅不開
  文を好めば則ち梅開き  学を廃すれば則ち梅開かず
という中国の故事を参考にして、難波宮の梅を取り寄せて、彰考館の庭に植えたのでした。
大日本史は水戸家代々の藩主によって編纂事業が続けられて、明治になってから完成しました。大日本史編纂所は何回か移転して、完成したときの場所は、千波湖から偕楽橋で東門側へ渡ったところで、現在は大日本史完成の地という碑があります。
八重寒紅 大日本史1602150092八重寒紅 大日本史1602150092 posted by (C)雑草

浪華の梅の品種について
まずは現在咲いている浪華の梅の花です。
浪華の梅義烈館前1602160066浪華の梅義烈館前1602160066 posted by (C)雑草
うすい紅色です。後ろから見た花弁は細くて花弁のあいだに隙間があります。
浪華の梅義烈館前1602160067浪華の梅義烈館前1602160067 posted by (C)雑草
この写真では品種名はわかりません。偕楽園で薄紅で花弁が細い花と言えば烈公梅が似ています。烈公梅に似るも別の新しい品種かもしれません。でも私の目には違いが判りません。下は好文亭料金所の烈公梅です。
好文亭入口の烈公梅好文亭入口の烈公梅 posted by (C)雑草
烈公梅は弘道館の裏手、もとは孔子廟近くにあったそうです。彰考館が二の丸から弘道館へ移転したときに、難波の梅も一緒に弘道館へ移植されたと考えられますので、浪華の梅=烈公梅の可能性もあるかもしれませんね。専門家に見ていただきたいです。

光圀公が植えた浪華梅
光圀公が他藩などから取り寄せた「禽獣草本」が収録されている本には「難波早梅」との名があり、「咲くやこのはな冬籠りとよみし梅」と注釈されているので、浪華梅はこの「難波早梅」ではないかと推定されます。これがどのような梅かはわかりません。
一説には、白梅の八重咲きの白難波が、早咲きで名前も同じことから、浪華の梅と推定できるということですが、現に咲いているのは一重の紅花です。

9代藩主烈公が初めて水戸に来たのは1833年でした。この時に彰考館総裁から、この梅は光圀公が手ずから植えた浪華梅です。昔はたくさん花をつけたが、今は老木となって花が少ない。今日はあいにく散ってしまったと説明したそうです。
これを聞いて、烈公が詠んだ歌が冒頭の詩でした。
この彰考館は水戸城二の丸にありましたが、明治になって、三の丸弘道館、柵町の中御殿、偕楽園東南部、さらに偕楽園の南崖の大日本史完成の地に移転しました。浪華梅はおそらく水戸城内に移転せずにあったのを常磐神社境内に移され、その後枯れたがひこばえが育ったということです。
最初の浪華梅が八重の白梅で、現在の浪華の梅が一重の紅梅であるということは、
ひこばえは枝変わりしたのかとか、
元の木は接ぎ木でひこばえは元の木から芽生えたものとか、
ひこばえではなく別品種の梅を植えたとか、
最初から白梅ではなく紅梅であったとかいろいろなことが考えられますが真相は謎です。



偕楽園の梅の開花本数は1180本だそうです。(2月15日現在)

2016年02月16日 | 偕楽園
昨日2月15日現在開花している梅の木は1180本だそうです。2月5日で495本でしたから、かなり咲き進みました。13日と14日がとても暖かかったのでちょっと早くなったようです。
いよいよ2月20日(土)から梅まつりがはじまります。梅祭りの初日はみとちゃんのお誕生会があります。2日目の21日(日)またもみとちゃんの誕生会だそうです。今日はみとちゃん扇子ををいただきました。
みとちゃん扇子1602160071
みとちゃん扇子1602160071 posted by (C)雑草
何と、左側のみとちゃんはスコップを持っています。ミズバショウのはえている小川をきれいにしてくださったそうです。みとちゃんが小川に入った? いや、実際は扇子を作った方がお掃除したのですが、みとちゃんのお手柄にしたようです。その方は今日も梅の木が元気になるように水をやっていました。
右側はご当地ナンバーの納豆スペシャルバージョンですね。
みとちゃん扇子の裏側にもみとちゃんがいます。
みとちゃん扇子1602160070
みとちゃん扇子1602160070 posted by (C)雑草

14日の春一番は偕楽園の老木にとってはきつかったようです。小梅が風にあおられて隣の梅の木に傾いてしまいました。対策を話し合っていました。
春一番 小梅A2-003 1602160019xxx
春一番 小梅A2-003 1602160019xxx posted by (C)雑草
幹がねじれてひび割れてしまいました。
春一番 小梅A2-003風害 1602160021
春一番 小梅A2-003風害 1602160021 posted by (C)雑草
ほかの老木についても対策を話し合っています。樹幹が朽ちて表面だけで立っている木がいつまでも元気でいられるようよろしくお願いいたします。
白加賀A4-100予防 1602160022
白加賀A4-100予防 1602160022 posted by (C)雑草

白牡丹が大きな花を咲かせました。環境の違う3カ所の白牡丹がそろって咲き始めています。
白牡丹A5-037 1602160030
白牡丹A5-037 1602160030 posted by (C)雑草
白牡丹の木は樹勢が強く、梅林の中でもひときわ目を引きます。
まだ、咲いていないように見えますが、このような元気な木を見つけたら見上げてください。きっと咲いている大きな花が咲いています。
白牡丹A5-096 1602160054
白牡丹A5-096 1602160054 posted by (C)雑草

酈懸梅もあちこちで咲き始めています。園内にはおよそ10本くらいありますので、酈懸梅めぐりもおもしろいかもしれません。
酈懸梅A6-036 1602160006
酈懸梅A6-036 1602160006 posted by (C)雑草
見驚も咲き始め、今まさに咲こうとしている木が何本かあります。
見驚A4-005 1602150042
見驚A4-005 1602150042 posted by (C)雑草
ほかの美しい花たちをも見てください。
東門トイレ前の関守
関守A4-033 1602160044
関守A4-033 1602160044 posted by (C)雑草
東門から藤棚への園路へ入るとまもなく東雲。
東雲A6-1402 1602160005
東雲A6-1402 1602160005 posted by (C)雑草
東雲とは園路を挟んで反対側に塒出の錦。
塒出の錦A4-1301 1602160040
塒出の錦A4-1301 1602160040 posted by (C)雑草
今年初めての開花です。花の色がほとんど白。塒出錦はピンクいろですから、ちょっと違和感があります。
塒出の錦A4-1301 1602160037
塒出の錦A4-1301 1602160037 posted by (C)雑草

藤棚通りをさらに進み十字路を過ぎると翁。
翁A5-1401 1602160016
翁A5-1401 1602160016 posted by (C)雑草
藤棚を過ぎると品字梅が咲いています。旗弁がついた花がありました。
品字梅A6-067 1602150050
品字梅A6-067 1602150050 posted by (C)雑草
旗弁は雄しべの先に本来あるべき葯の代わりに小さな花弁がついたもので、花糸の先に小さな花弁がついたのを旗に見立てたものです。

竹林から梅林に入った園路に玉光枝垂。
玉光枝垂B6-003 1602160055
玉光枝垂B6-003 1602160055 posted by (C)雑草

内裏の蕾もだいぶふくらんで今にも咲きそうです。下は田鶴鳴梅林の内裏です。

内裏TA7-065 1602150003
内裏TA7-065 1602150003 posted by (C)雑草
本園でもまもなくこのような美しい花が見られます。
内裏TA7-065 1602150002
内裏TA7-065 1602150002 posted by (C)雑草

好文亭内のすべての梅の木の名前(2完)2019年2月 御殿南側に3本追加

2016年02月15日 | 偕楽園
好文亭内のすべての梅の木をご紹介しています。今回は2回目で、奥御殿の庭と御殿の庭の東・南・西側です。
品種名につけられている記号は樹木番号です。
奥御殿は藩主夫人と奥女中たちの部屋です。かつては天皇がお休みになられたり、お泊りされたこともあります。
奥御殿の東側から南側にかけて、和実梅、六名木の江南所無、玉垣枝垂、見驚、座論があります。
玉垣枝垂D1-074 1602150072mj玉垣枝垂D1-074 1602150072mj posted by (C)雑草
上の画像は奥御殿の南側廊下から東南方向を見ています。

左端は奥御殿東側の和実梅です。
D1-063和実梅   奥御殿東側の庭に和実梅と書かれた小さな碑があり、1本の梅の木があります。由来と品種名は定かではありませんが冬至梅でしょうか。一重の白花が咲いています。

D1-067江南所無  奥御殿東南角には六名木の江南所無があります。遅咲きでまだ蕾は小さいです。
D1-074玉垣枝垂  江南所無の先の低い位置に玉垣枝垂が盛んに咲いています。
上の画像の右端に見驚が見えています。下の画像ではその見驚が中央に見えています。

見驚D1-081 1602150079mj見驚D1-081 1602150079mj posted by (C)雑草
左は玉垣枝垂、中央が見驚、右が座論です。

D1-081見驚   見驚は遅咲きですが、下のほうの枝が咲いています。
D1-082座論   座論は八重咲きの白梅です。この座論はしばしば1花に雌しべが3本のことがあります。それで、1花で3個の実がなることが多く、しかも大きくて立派な実です。
座論D1-082 1602150078座論D1-082 1602150078 posted by (C)雑草
この座論を実座論ともいい、これに対して、八重の紅花で品字梅という品種もしばしば雌しべが3本ある花が咲き1花に3個の実をつけます。品字梅は実が小さく1個の実はラグビーボール状でこれが3個で品の字に見えることから品字梅といい、また花座論とも言います。品字梅は好文亭外の藤棚の近くにあります。

以上が好文亭奥御殿の梅の木です。

次は御殿周辺の梅の木です。
奥御殿から太鼓橋を渡ると、御殿の東広縁に出ます。東広縁は武家や街の長老が殿様とお会いする場所です。東広縁からは好文亭の向こうに見晴広場や千波湖を望むことができます。
八重黄金D1-093 1602150083mj八重黄金D1-093 1602150083mj posted by (C)雑草

庭の石灯籠の右隣に八重黄金が咲き始めています。
D1-093八重黄金  八重黄金はかつては御成門近くに大木がありました。満開になると、周囲の白梅よりも黄色っぽい花が咲いていました。この梅の木の品種を調べたところ、該当する品種が見当たらないので、八重黄金と名付けたのが始まりで、偕楽園固有の梅です。御成門近くの古木は枯死しましたが、その苗を震災より数年前に好文亭内に植えたものです。

上の画像の八重黄金の向こう側から、こちら側東広縁を見たのが、下の画像です。
好文亭1602040092好文亭1602040092 posted by (C)雑草
これと同じ景色をデザインした地方自治記念硬貨が発行されています。
地方自治記念硬貨1602040003tr地方自治記念硬貨1602040003tr posted by (C)雑草
この記念硬貨の左上の梅は一重っぽい花弁ですが、花弁が厚ぼったい梅の花が描かれています。この位置にあるのは八重黄金しかないので八重黄金がデザイン化されたと思います。

次は御殿の南側です。以前は3本の梅がありましたが、今は2本だけのようです。左が未開紅で、右は藤牡丹枝垂です。
未開紅D1-132 1602150085mj未開紅D1-132 1602150085mj posted by (C)雑草
D1-132未開紅   御殿南側のの高木で咲いています。
D1-135藤牡丹枝垂 御殿南側の垣根の近くの老木で盛んに咲いています。

2019年2月28日追加です。
上の写真の未開紅のさらに左側(東側で写真からははみ出す位置)に新しく3本の梅の木(若い苗木)が一昨年植えられました。
今年2019年にはすこしですが花が咲きました。2020年には小さいながらも3本とも花が咲くことが期待されます。数年後が楽しみです。

写真の左側(椚門側・東側)から順に蓬莱 麝香梅 黄金鶴の順です。黄金鶴の右側(西側)が未開紅と藤牡丹枝垂と続きます。
御殿南側は東側から蓬莱 麝香梅 黄金鶴 未開紅 藤牡丹枝垂 計5本が並びました。

(追加終り)


御殿西側の西広縁は詩歌を作るなどのための辞書として戸板に漢字を書いた物があります。
その西広縁の庭にはきれいな一流と花弁のない酈懸梅とがあります。
一流と酈懸梅2011mj一流と酈懸梅2011mj posted by (C)雑草
D1-101一流  ピンクの八重としては早く咲く美しい花です。
D1-149酈懸梅 花弁が退化して無いか、あってもごく小さいものです。酈懸とは中国の地名と思われます。また花の形状が茶筅に似ていることから茶筅梅とも言われます。
酈懸梅D1-149 1602150089酈懸梅D1-149 1602150089 posted by (C)雑草
以上が好文亭内の梅の木です。
機会がありましたら、じっくりとお楽しみください。


好文亭のすべての梅の木の名前(1)

2016年02月15日 | 偕楽園
好文亭内のすべての梅の木の名前をご紹介します。
今回は料金所前広場と好文亭の庭に入場してから御殿入場までの梅の木です。

まずは好文亭料金所前広場です。
東門側から芝前門を入ると料金所前広場です。品名の前の記号は樹木番号です。
D4-014思いのまま 芝前門の正面に紅白咲き分けているのが思いのまま(または輪違いともいいます)もう咲いています。
D4-011泰平    思いのままの左手(料金所側)は泰平というアンズ系の遅咲きの梅です。まだ咲いていません。枝と蕾が赤いです。
D4-010烈公梅   料金所手前で竹垣の中にあるのが、六名木の烈公梅です。花弁が細い5弁のはなです。咲き始めています。
烈公梅D4-010 1602080076烈公梅D4-010 1602080076 posted by (C)雑草
烈公梅D4-010 1602150054烈公梅D4-010 1602150054 posted by (C)雑草

D4-005御所紅   料金所の出口側にある紅梅の御所紅はまだ咲いていません。
D4-004月影    御所紅の隣が青軸性の月影で2本あります。
D4-003月影    
以上が料金所前広場です。

料金所を入って好文亭内の最初の紅梅が両側にあります。2本とも間もなく咲こうとしている御所紅です。
D2-039御所紅   入場して右側最初の紅梅。間もなく咲きます。
D1-001御所紅   入場して左側最初の紅梅。間もなく咲きます。
D1-003白滝枝垂  左側2本目は白梅の枝垂で白滝枝垂で盛んに咲いています。
白滝枝垂D1-003 1602150059白滝枝垂D1-003 1602150059 posted by (C)雑草
この白滝枝垂の向こう側で咲いている白梅2本は冬至梅です。
D1-029冬至梅   白滝枝垂の後ろ左側。咲いている白梅。
D1-267冬至梅   白滝枝垂の後ろ右側。咲いている白梅。
D1-028滄溟の月  白滝枝垂の後ろの遅咲きの滄溟の月。まだ咲いていません。

入場して少し進んだ右側に思いのままがあります。
D2-021思いのまま 入場して少し直進した右側に思いのままが今にも咲こうとしています。

思いのままの反対側に枝垂梅、簾の内枝垂があります。
D1-012簾の内枝垂 思いのままの反対側、右側の枝垂梅で、咲き始めています。
簾の内枝垂D1-012 1602150061簾の内枝垂D1-012 1602150061 posted by (C)雑草
咲き始めています。
簾の内枝垂D1-012 1602150060簾の内枝垂D1-012 1602150060 posted by (C)雑草
簾の内枝垂の後ろ側に冬至梅と八重冬至の2本の白梅が咲いています。
D1-011冬至梅    簾の内枝垂の後ろの一重の白梅。
D1-013八重冬至   簾の内枝垂の後ろの八重の白梅。

少し進んだ左側の通路近くに緋梅があります。間もなくさきます。
D1-020緋梅     通路左側サルスベリの近くの八重の紅梅。

好文亭入り口(下足所)手前左側かどに高砂枝垂れが咲いています。
D1-023高砂枝垂   左側御殿入口の手前の枝垂梅が高砂枝垂です。
高砂枝垂D1-023 1602150063高砂枝垂D1-023 1602150063 posted by (C)雑草

待合に向かう竹垣の外にあるのは臥竜梅です。
D2-053臥竜梅 待合に行く途中の竹垣の外側にあります。

以上が好文亭の御殿に入場する前に見られる梅です。

次は御殿に入場してからの名花の数々をご紹介します。