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「君が代」不起立処分大阪府・市人事委員会不服申立ならびに裁判提訴当該15名によるブログです。

「君が代」不起立差し戻し高裁画期的な勝訴判決

2012-11-09 18:26:07 | 東京の根津公子さんからのメール

※河原井・根津らの「君が代」解雇をさせない会の根津公子さんからのメールを掲載します。


7日の河原井さんの最高裁での「君が代」処分取消(今年の1月16日)につき、損害賠償について高裁に差戻しされた裁判で30万円の賠償金を認めた画期的・勝訴判決については、すでに新聞報道やメールでご存じのことと思います。
ご支援、ありがとうございます。


さて、今朝8日は私たちの会の恒例の都庁チラシまき。今日はあらかじめ都合のつかない人が何人もいたので撒き手の数が心配だったのですが、そういうときには必ず、助け人が現れてくれます。今朝も、「あらっ、お久しぶり」という方が何人も来てくださったので、大勢で撒きました。皆さん、お疲れ様でした。

いま都労連(=東京都労働組合連合会)が「退職手当の一方的見直し反対」等を掲げ、15日に1時間の統一ストライキを構えての闘いの最中にあり、今朝は私たちと同じ時間帯に7,80人が参加しての情宣・チラシ配り。庁舎前は熱気で溢れていました。そんなことが影響してか、あるいは石原都知事の無責任辞任が影響してなのか、
8時から配り始めて8時半少し前には用意したチラシがすべてなくなっていました。

私たちのチラシの内容・タイトルは、「我欲に税金、都政を放り出した無責任石原知事 知事が任命した教育委員が東京の教育を破壊した」でした。

撒いていて気付いた不思議な出来ごと。これまでは職員の出勤時間帯のピークは8時20~40分くらいだったのですが、今朝は8時40~55分くらいの間に、どっと押し寄せるように職員の出勤の波。出勤時間帯に変更でもあったのかと思い、私たちの一人が組合の人に聞いたところ、そんなことはないとのことでした。20分のづれはいったいなぜ?石原重圧からの解放感から? 

その後、教育委員会定例会を傍聴しました。非公開の議題には毎回と言っていいほど懲戒処分があり、今回も例外に漏れず、でした。「君が代」を除く懲戒処分のなんと多いことか。

公開は報告事項が2つ。一つは今年度の児童・生徒の体力・運動能力、生活・運動習慣等調査(東京都統一体力テスト)結果について。
200ページを超える報告書にまとめ、東京は小学生は全国並みだが、中・高校生はすべてのテスト項目が全国平均値以下、それが問題というもの。
テストの結果(点数+今後の対策)を児童・生徒に個人票として渡し、一人ひとりが自ら課題を持って体力向上に取り組むことができるようにするのが狙いという。
悪い点数をもらった子どもが、「自ら課題を持って体力向上に取り組む」と、教育委員会の事務方も教育委員も本気で考えるのだろうか。
各学校がこれに忠実に取り組んだならば、また、教員が駆り立てられ、子どもたちがそれに振り回されることになるに違いない(実際そのような事例があったことを、今回の調査に当たり聞いてもいます)。
ちゃらんぽらんも大事なことか、と思う。

石原都政は終わった。今度こそ、同じような人を知事にさせない。そう思いながらのチラシまきと傍聴でした。

最後に当会の学習会へのお誘いです。
11月17日(土)13:30~ 
中野区商工会館(中野駅北口下車5分)において
「尖閣・竹島問題から見る『日の丸・君が代』強制問題」と題し、高嶋伸欣さん(琉球大名誉教授)にお話をしていただき、意見交流をしたいと思います。

どうぞ、ふるってご参加くださいますよう、ご案内、お誘いします。


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