※ZAZAのメンバー、山田肇さんからみなさまへのメッセージです。
なお、『良心と執着』は、12月1日、シアターセブンで開催、「不起立って罪ですか?~卒業式ってなんなん?~にてお求めいただけます。
毎日、日曜日の生活を過ごしている中で、また、自分が考えていることをまとめて、『良心と執着』と題する冊子を作りました。ぜひ、お読みいただければ、うれしいです。
『良心と執着』の『良心』とは、この間、大阪府人事委員会に不服申立をしている中で、「卒業式での『君が代』不起立は、教師としての『良心』にもとづく、やむにやまれぬ当然の行為であって、憲法19条の思想・良心の自由が保障する正当な権利」であると主張している、その『良心』です。
今まで、『良心』とは何かとか、その『良心』にもとづいての不起立だとか、考えたことはありませんでした。
『日の丸』『君が代』が侵略戦争の旗であり歌であるから、それを今また掲げたり歌ったりすることはおかしい、
だから、立てない、歌えないと考えて、ずっと座ってきました。
しかし、戒告処分を受け、再任用も取り消され、人事委員会に不服申立をするとなると、憲法面からの主張が必要となり、それを考えているうちに、『良心』に思いいたりました。
そして、『次郎物語』に出てくる朝倉先生の考え方や、渡部良三氏の抵抗、
本島等氏や知花昌一氏の闘い等から学ぶこと、考えることを書いてみました。その『良心』の対極にあるのが、天皇ヒロヒトの天皇の地位への『執着』と天皇制護持のための執念だということに気づきました。
豊下楢彦氏の『安保条約の成立』や『昭和天皇・マッカーサー会見』、
また、小森陽一氏の『天皇の玉音放送』の本には知らないことが多く、書かれている歴史的事実に驚きと衝撃を受けました。
天皇ヒロヒトは、戦後、憲法では「象徴」であったのに、(それも許せず、天皇制は打倒されるべきであった)
吉田外交に「ご下問」や「お叱り」という形で、安保条約の成立に深く関わっていたという歴史的事実には、びっくりしました。天皇制を守るために、講和の後も、米軍駐留と基地提供をアメリカに申し出るということを、天皇ヒロヒトはやっていたのです。いわば、戦後の天皇制はアメリカとその軍隊によって、守られてきたのです。
それが、日米安保条約でした。沖縄に日本全土の75%の基地があるのをよしとしたのも、天皇ヒロヒトです。
その歴史的事実をぜひ知ってほしいと思い、引用の多い文となりましたが、冊子にまとめました。
そうやって、天皇ヒロヒトの執着と執念によって守られた天皇制、それが、私には、『日の丸』『君が代』の攻撃として、卒業式での『君が代』起立斉唱の職務命令として出されてきたのだと気づきました。
この冊子を書いてみて、ますます、天皇制と『日の丸』『君が代』は許せないと思いました。人間の『良心』が、天皇ヒロヒトの執着と執念に踏みにじられていていいはずがない。正義と不正義が逆転したままではだめだの思いを強くしました。
私たちと子ども達の未来をつくっていくためにも、今、できることをしようと思いました。
もちろん、これは、私の考えであって、いろんな考え方があると思います。しかし、その考え方は、歴史の事実を、まず、知ることから始まるのではないかと考えます。
ぜひ、豊下楢彦氏らが提示している歴史的事実、それは、冊子に引用していますが、その事実に眼を向けて、そこから現在と未来を考えていくべきではないかと思います。
また、お会いした時に、『良心と執着』の冊子をお渡ししますので、ぜひ、お読み下さい。人事委員会での闘いの費用にあてるため、300円としています。ご了承下さい。
なお、『良心と執着』は、12月1日、シアターセブンで開催、「不起立って罪ですか?~卒業式ってなんなん?~にてお求めいただけます。
毎日、日曜日の生活を過ごしている中で、また、自分が考えていることをまとめて、『良心と執着』と題する冊子を作りました。ぜひ、お読みいただければ、うれしいです。
『良心と執着』の『良心』とは、この間、大阪府人事委員会に不服申立をしている中で、「卒業式での『君が代』不起立は、教師としての『良心』にもとづく、やむにやまれぬ当然の行為であって、憲法19条の思想・良心の自由が保障する正当な権利」であると主張している、その『良心』です。
今まで、『良心』とは何かとか、その『良心』にもとづいての不起立だとか、考えたことはありませんでした。
『日の丸』『君が代』が侵略戦争の旗であり歌であるから、それを今また掲げたり歌ったりすることはおかしい、
だから、立てない、歌えないと考えて、ずっと座ってきました。
しかし、戒告処分を受け、再任用も取り消され、人事委員会に不服申立をするとなると、憲法面からの主張が必要となり、それを考えているうちに、『良心』に思いいたりました。
そして、『次郎物語』に出てくる朝倉先生の考え方や、渡部良三氏の抵抗、
本島等氏や知花昌一氏の闘い等から学ぶこと、考えることを書いてみました。その『良心』の対極にあるのが、天皇ヒロヒトの天皇の地位への『執着』と天皇制護持のための執念だということに気づきました。
豊下楢彦氏の『安保条約の成立』や『昭和天皇・マッカーサー会見』、
また、小森陽一氏の『天皇の玉音放送』の本には知らないことが多く、書かれている歴史的事実に驚きと衝撃を受けました。
天皇ヒロヒトは、戦後、憲法では「象徴」であったのに、(それも許せず、天皇制は打倒されるべきであった)
吉田外交に「ご下問」や「お叱り」という形で、安保条約の成立に深く関わっていたという歴史的事実には、びっくりしました。天皇制を守るために、講和の後も、米軍駐留と基地提供をアメリカに申し出るということを、天皇ヒロヒトはやっていたのです。いわば、戦後の天皇制はアメリカとその軍隊によって、守られてきたのです。
それが、日米安保条約でした。沖縄に日本全土の75%の基地があるのをよしとしたのも、天皇ヒロヒトです。
その歴史的事実をぜひ知ってほしいと思い、引用の多い文となりましたが、冊子にまとめました。
そうやって、天皇ヒロヒトの執着と執念によって守られた天皇制、それが、私には、『日の丸』『君が代』の攻撃として、卒業式での『君が代』起立斉唱の職務命令として出されてきたのだと気づきました。
この冊子を書いてみて、ますます、天皇制と『日の丸』『君が代』は許せないと思いました。人間の『良心』が、天皇ヒロヒトの執着と執念に踏みにじられていていいはずがない。正義と不正義が逆転したままではだめだの思いを強くしました。
私たちと子ども達の未来をつくっていくためにも、今、できることをしようと思いました。
もちろん、これは、私の考えであって、いろんな考え方があると思います。しかし、その考え方は、歴史の事実を、まず、知ることから始まるのではないかと考えます。
ぜひ、豊下楢彦氏らが提示している歴史的事実、それは、冊子に引用していますが、その事実に眼を向けて、そこから現在と未来を考えていくべきではないかと思います。
また、お会いした時に、『良心と執着』の冊子をお渡ししますので、ぜひ、お読み下さい。人事委員会での闘いの費用にあてるため、300円としています。ご了承下さい。