グループZAZA

「君が代」不起立処分大阪府・市人事委員会不服申立ならびに裁判提訴当該15名によるブログです。

One for All!All for one (9)

2012-11-15 19:05:20 | 渡部通信

※渡部さんからのメールを掲載します。

 

政局が目まぐるしくなってきました。
 
昨日(11月13日)、石原新党は「太陽の党」として旗揚げしました。
しかし、記者会見に参加したのは
「たちあがれ日本」の議員5人と彼のたった6人でした。
 
そして自ら、「暴走老人ですから、年齢的には、限界がありますから。
やっぱり次のランナーに、ちゃんとバトンタッチをしてくための、
ワンステップでしかありません。必ず衆院選の前に大同団結する。
太陽の党が(他党に)吸収されて消えてもかまわない」、
などとと述べています。
 
これは「自分も太陽の党も政治生命は間もなく終りです」
と言っていると同じです。
 
それなのに「新しい関ヶ原の戦いに勝ちます」などと述べています。
「ワンステップ」でしかないのに「関ヶ原の戦い」を持ち出す
なとどいうのは滑稽以外の何物でもありません。
「人はみな身の程を知れ」と家康も笑っていることでしょう。
 
本日(11月14日)、野田首相が11月16日国会解散を表明しました。
ニュースなどでは12月16日に衆議院総選挙のようですが、
その日は東京都知事選挙とも重なります。
 
その東京都知事選です。
 
本日(11月14日)、東京・中野ゼロ大ホールで、
『東京を変えるキックオフ集会
 ~宇都宮けんじさんとともに 人にやさしい東京を!~』
が開かれました。
1200名の会場に入れない人も多数出るほどの超満員で、
1500名が集まりました。(これはすごい!)
 
宇都宮さんは事実上の市民・革新統一候補となりました。
そしてプログラムには、
「Together, We create a better Tokyo for People」
と書いてありました。
 
急なことで、主催者(「人にやさしい東京をつくる会」)が
十分な準備をできないままの集会でしたが、
集会はたいへんに盛り上がりました。
 
コメディアンの松元ヒロさんは石原前都知事を
ネタにした漫談をやり、大いに受けていました。
 
都知事候補・宇都宮けんじさんは、次のように述べました。
    (元日本弁護士連合会会長)
 
「皆さんと一緒に石原都政を変える運動に参加できることを
大変うれしく思う。組織も力もない私は、
市民の皆さんの助けなっくては闘えない。
市民とともに新しい民主主義を取り返したい、
取り戻したいと考え出馬することになった。
 
11月11日に開かれた首相官邸前の反原発集会に参加し
挨拶をしたところ、
「出馬してくれてありがとう!」という激励を頂いた。
胸が一杯になった。
脱原発の東京を作らなければならない。
それが、原発のない日本に、原発のない世界につながる。
 
福島原発事故が起きた時、自分は日弁連会長だった。
福島の人たちと向かい合いながら支援をした。
原発事故被害者支援法などを提案した。
 
石原の福祉、弱者切り捨ては許せない。
石原都政で貧困、格差が広がった。
就学援助金をもらう生徒たちが1.5倍になり、
孤独死、餓死なども急増した。
これは石原の大規模開発政策の行き着く先だった。
転換が必要だ。
 
教育現場では、「日の丸・君が代」強制と教育の
管理統制が強化された。一番の被害者は子どもたちだ。
民主主義社会の後継者を育てるのが教育の役割のはずだが、
それがないがしろにされている。
学力競争が煽られ、それが子どもたちのストレスとなり
いじめが多発している。いじめのない学校を取り戻さなければ。
 
私は弁護士でもあるので、
憲法が守られる東京を作りたい。
石原は尖閣問題を引き起こし、憲法改悪を主張している。
私は憲法の「基本的人権の尊重」「国民主権」「平和主義」を
しっかり守り、アジア諸国と良好な関係を築きたい。
東京から憲法が守られ平和な日本を作っていきたい。
 
その後、
 <雨宮処凛さんとのトーク>
 
 <応援メッセージ>
  ・鎌田慧さん、・落合恵子さん、・佐高信さん、・かいとうゆういちさん
  (落合さんは、「宇都宮さんなら大丈夫。心から期待します」という
   山田洋次氏からのメッセージを紹介)
 
 (飛び入りの山本太郎さんは
  「いよいよ本当に東京都政を市民の手に取りもどせる時が来た。
  今、東京は1ワットも原発に頼っていない。宇都宮さん原発は
  即刻撤退しますか?」と宇都宮さんに問いかけました。
  宇都宮さんは「はいそうします」と返答しました。) 
 
 <応援メッセージ>
  ・湯浅誠さん(手紙で)、・(?)、・鈴木邦夫さん、・たまなかひとみさん
  ・土井とみえさん(憲法市民連絡会) ・星野さん(被処分者)、
  ・赤石さん(シングルマザーフォォーラム)、
  ・黒田さん(郡山から来てくれた「原発いらない福島の女たち」のメンバー)
 
と続きました。
 
共通していたのは、
 ○市民・革新陣営が候補を一本化した。
 ○現在出てきている他の候補は石原都政を継続させるような
  候補者ばかりだ。
 ○石原都政が終わった今度こそ大きなチャンスだ。
 ○宇都宮さんは知名度がなく大変だが、
  私たち一般市民がネットワークを駆使して勝利し、
 ○私たちの力で東京を変え、日本を変えて行こう!
ということでした。  
 
本日の集会がキックオフとなって、
東京の真の第三極(それはつまり一般ピープル)が動き出せば、
本当に東京が変わり、日本が変わるようになるかもしれません。
 
「東京を変え、日本を変えよう!チェンジ!!」
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「不起立」の思いーどうか聴いてください。

2012-11-15 07:44:28 | 当該から
※グループZAZA一人ひとりの不起立の思いを、どうか聴いてください。

私たちは今春の卒業式・入学式で、君が代斉唱時に不起立であったことで戒告処分を受けました。そして今、 不当処分撤回を求めて、人事委員会に不服申し立てを行い、闘争中です。私たちの思いを、聞いてください。

●奥野 泰孝
私は、今年3月の卒業式「君が代不起立」で処分を受けました。現在、障がい児教育に携わる美術教 員、クリスチャンです。「斉唱」を処分という脅し をもって強制する、そんなことが許されていいのだ ろうか。個人の尊厳を踏みにじる権力の横暴に人間 として反対する。人権侵害に主権者として反対する。 「公務員だから」とか「ルールだから」とかで制限 されることではない。教員として、子どもを助ける ために反対する。信教の自由を脅かす権力に異議申 し立てをする。表現の自由の問題として考える。自 分の人生の筋を通すことを考えている。

●佐藤 訓子
「日の丸・君が代に反対します」発言とは 卒業式は卒業していく子どもたちにとっても送り出す私たち教職員にとっても最後の授業の日です。 「日の丸」のもとで「君が代」を歌って「天皇の臣 民(奴隷)」となることを誓う日ではありません。 このような「厳粛な儀式」を教育内容としている 「学習指導要領」は明らかに憲法違反です。子ども たちの人権を否定するものです。子どもたちの人権 を守ることはわたしたち教員の最も重要な職務です。

●山田 肇 僕は子どもたちに「何が正しくて何がまちがっているかを、しっかり判断して行動するように。」と 言ってきました。『日の丸』は侵略戦争の旗であり、 『君が代』は天皇をたたえる歌です。それを卒業式 に職務命令で強制しようと、僕は立って歌うことは できませんでした。「教え子を戦場に送るな!」を 捨てることは、教師として人間としてできません。 しかし、松井大阪府知事の下僕となった府教委は、 僕に「戒告」処分を下し、『誓約書』という『踏み 絵』をふまなかったことを理由に決まっていた再任 用も取り消しました。非は職務命令で『君が代』を 強制した府教委にあります。大阪府人事委員会は、 不服申立書を受理し、府教委の答弁書が出て、それ に対する反論書を提出しました。闘いは、今はじまっ たばかりです。

●梅原 聡
卒業式に「日の丸」や「君が代」は必要ですか?
私たちの国はいろいろな考え方やいろいろな思いを 大切にする自由な国だったはずだ。それが、今、変 わっていこうとしている。今年もいつも通りに立た なかった私に大阪府教育委員会は戒告処分を下した。 日の丸に向かって全員が直立不動で君が代を斉唱す る。背筋が寒くなる。これはいつか来た道ではなかっ たか、と。私は日本が、フツーに平和で、フツーに 自由な国でありつづけてほしいと強く願う。

●菅 平和 人は誰もが自分らしく生きる権利をもっている。
自分らしく生きるためには、それぞれの人生観や世 界観など心の内面に国や社会が干渉しないことです。 日の丸、君が代についてどう思うか、国を愛する心 を持つかどうかは内心の問題です。子供たちの自由 に生きる権利を奪うあらゆる施策に反対する。如何 なる国旗や国歌であれ強制には反対する。強制では 自主・自律の精神は育たない。「国を愛する」こと を強制してくる卒・入学式を生徒主体の授業に取り 戻そう。

●辻谷 博子 どうして、卒業式や入学式で、天皇を讃える「君が代」を歌う必要があるのだろうか。一体、誰のた めに、何のために? しかも、今春大阪では、教員 に「立て、歌え」と命令までもが出た。3回不起立 だと免職だ。どう考えたっておかしい。私は、入学 式で君が代斉唱時立たなかった。条例と命令で恫喝 し、挙句の果てにはおとなの知恵を働かせよと意見 表明まで奪う。そんな遣り方に対する、不起立は私 の教師生命をかけた異議申し立てだ。

●山口 広
なぜ着席したのか? 深い考えはありません。いつも通りにしたかった、そんなところです。それが しかし、とても重大なことになってしまうんですね。 全体の奉仕者たるにふさわしくない非行であったり、 信用を著しく失墜させたことになるんですね。その うち「非国民」「国賊」てなことになるかも。私が 教員になったころ「教え子を再び戦場に送るな」と いうスローガンがとても心地よく響いたのが忘れら れません。教え子を戦場に送る時代にしたくない、 そんな思いです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする