デジスコ撮影実習日誌

デジスコとデジカメで野鳥や草花を撮影するのが楽しくて実習に励んでいます。 最近では電子工作にはまっています。

実習生のやることは後手、後手に・・・・・

2011年03月13日 19時27分59秒 | 工作実習
2011/3/12 (土曜日) 晴れ


昨日、久しぶりに工作の材料を仕入れに秋葉原に行ってきた。
秋葉原は実習生がまだラジオ少年だった頃から足繁く通った場所だったが、
最近の様変わりにはただただびっくりするばかりだ。
メイド風の姿をした若い女の子がビラを配っている。
電気(電機)とは関係無さそうなものを並べている店が方々にある。
まぁ、そんなところには用が無いから(でも、横目でちらちら眺めながら)
さっさと目的の店に行って材料を仕入れた。
帰りにふと、ボイラーを電熱器で温めたらどんなものだろう、と思いついた。
電熱器なら炎を出さないから部屋の中で使っても安全だろう。
そこで大通りに面した電熱器具の専門店に立ち寄った。
ここはもうずーっと前からここで電熱器具を専門に扱っている店だ。
店何に入り、ボイラーを温めるのに適したものを物色した。
そして店の人にそれらの使い方を聞いたりした。
店の人は「えっ、何に使うの? おもちゃのボイラーだって!?」
「そのヒーターは水の中に入れて使わないと真っ赤になって焼き切れてしまうよ!」
「その部品は温度監視をする回路が必要だよ!」
うーん、そうなのか・・・ なかなか難しそうだ。
「あのね、お客さん、そんな使い方をするんなら電熱器にしなさいよ、これなら安直だよ。」
そこでモノは試しだ、と言うわけで大枚2,200円をはたいて昔懐かしい電熱器(電気コン
ロ)を買ってきた。



↓  仕入れてきた300Wの電熱器。 300W(ワット)もあれば強力な蒸気が出るだろう!?




↓  早速ボイラーを電熱器に乗せてテストを始めた。




↓  ところがなかなか蒸気が出てこない。 15分以上かかってやっと圧力チェッカーが反応し始めた。



ダメだ、全然圧力が上がらない。 エンジンもかすかに動くだけ。  すぐ停止してしまう。
こんなはずじゃーなかったんだけど・・・

ところで300ワットってどのくらいの力が出せるのだろうか?
インターネットで調べてみた。
1ワットは1ジュール(J)とか書いてある。
1ジュールってなに?
それも調べてみた。 ジュール熱と言って電熱器が発生するエネルギーのことらしい。
そして1ジュールは0.24カロリー(cal)に相当するのだそうだ。

へぇー、そうなのか・・・・
じゃー300ワットは300ジュールだから72カロリーだ。
カロリーはおなじみだから何となく分かる気がする。 水1gを1℃上昇させるのに必要な熱量だよ。

それじゃーアルコールランプはどのくらいの熱量があるんだろうか?
これもインターネットで調べてみた。
市販の一般的なランプの熱量は5.5Kcal/minと書いてあった。
一分間で5500カロリーということだろう。
一秒では91.7カロリーだ。

300ワットの電熱器は72カロリー(秒)
市販のアルコールランプは91.7カロリー(秒)

なんだ、アルコールランプの方が発生する熱量が大きいではないか!
まして実習生式強力アルコールランプは燃え芯が3個もあるので270カロリーもあるのだ!
これじゃー、300ワットの電熱器ではスチームエンジンを回すことはできない。
最低でも4倍の1200ワットは必要だ。
300ワットの電熱器なんて何の役にも立たないよ・・・・・

あぁ、こんなことは電熱器を買う前にちゃーんと調べておくべきだった。
いつも実習生は後手、後手でこんなことを調べて後悔している。



コメント
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