デジスコ撮影実習日誌

デジスコとデジカメで野鳥や草花を撮影するのが楽しくて実習に励んでいます。 最近では電子工作にはまっています。

強力アルコールランプの改良

2011年03月16日 21時04分10秒 | 工作実習
2011/3/16 (水曜日) 晴れ


今日は晴れたけどとても強い北風が吹いて寒い一日だった。
3時前にはみぞれが舞ったりした。
何だか最近、また工作熱がぶり返した実習生はこの寒い中で一日中工作だ。

燃え芯8つの超強力アルコールランプの工作を断念して、ガラス瓶を利用した
工作のしやすい強力アルコールランプを作ることにした。
燃え芯3つの強力アルコールランプは前に工作済みだが、これにはちょっと
問題があるので改良することにした。

問題点は燃え芯を通すパイプの直径だ。
前に作ったものは在り合わせのパイプを使ったので細くて(直径7mm)
アルコールランプ用の芯が通せないのだ。
そこでぼろきれやティッシュペーパーを丸めて芯の代わりに使っているが
アルコールを吸い上げすぎたり、吸い上げが足りなかったりで具合が悪かった。
そこで今回は正規のアルコールランプ用の燃え芯が通るサイズのパイプ(8mm)に
して作り直した。


↓  改良した強力アルコールランプと今までの強力アルコールランプ。 



↓  蓋を作るのに苦労した。 前のランプには缶ビールの容器で代用したが、今回は真鍮板を丸めて作った。



↓  2号機はまだピストンが一つしかないので、1号機と並列運転することでテストしてみた。



↓  芯が太くなった分、火力は強くなったようだ。 4分半ぐらいで蒸気が出てきた。



↓  両方のエンジンが回転を始めた。 ピストンもストロークも倍以上大きな2号機はスロー回転だ。



↓  炉内の温度が気になるところだ。  超強力アルコールランプではあっというまに170℃を越えて
    測定不能になってしまったが・・・・・



↓  10分以上運転しても150℃ちょっとだった。  これなら大丈夫だろう。




またガラス瓶の強力アルコールランプを使うことでちょっと力不足と背高ノッポの
ボイラーになってしまって機関車搭載は難しくなってしまった。
まぁ、機関車に乗せるボイラーは固形燃料か木炭を燃やすようなものにしようかと
思っている。
その前に、ピストンを2つ作って自分で起動(回転)できるエンジンを作らなくっちゃね。
機関車はそれから考えよう。








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超強力アルコールランプの工作は断念しました・・・

2011年03月16日 20時11分09秒 | 工作実習
2011/3/15 (火曜日) 晴れ後曇り


直径23mm、ストローク40mmのピストンを2つ動かすのには
圧力の高い蒸気が必要だ。
その蒸気を発生させるのにはかなりの熱がいる。
そこで燃え芯が3つもある“強力アルコールランプ”を作ってみたが
これでもまだ熱不足だった。
そこで思い切って燃え芯が8つもある“超強力アルコールランプ”を
作った。
試しに燃焼させてみたが、ものすごい火力だ。
途中で火を消そうとしても、簡単には消せないほどだ。
燃え芯の出を短くして、ボイラーに取り付けて運転試験をした。
さすが“超強力アルコールランプ”だ。
強い高圧蒸気が出てスチームエンジン2号機はものすごい勢いで
回転してくれた。
ところが、やがてその熱のために半田付けで取り付けたランプの蓋が
熔けて剥がれてしまい、容器の中の芯に火が回り、大きな炎が吹き上がって
しまった。
大慌てで消火作業を行ったが、大変な目にあってしまった。
(2/23付けの記事(2011/2/24書き込み)でアップ済み)

そこでこの超強力アルコールランプの蓋を半田付けではなく銀ロウでくっつけて
高温に耐えるようにしようと何度か工作をしたが、いつも失敗・・・
今日は一枚板を切り抜いて一部分をロウ付けする方法を試してみた。
ところが・・・・・


↓  一枚板から切り抜いて作るために先ず罫書きから始めた。


↓  切り抜いた真鍮板。



↓  加工しやすいように焼き鈍しをして軟らかくした。



↓  苦手な曲げ作業。 曲げ作業はとても難しい。



↓  カーブの部分はリベット止めして動かないようにしてロウ付けする。



↓  銀ロウを乗せてバーナーで加熱してロウ付けする・・・・ ところが・・・・・



↓  隙間からロウが流れてしまい、うまくロウ付けできない。 何度も加熱している間に素材が熔けて
    穴があいてしまった。



↓  あっちを直せばこっちの穴が開く・・・  ダメだ!!!



面積の広いものをロウ付けするのはとても難しい。
素材をバーナーで加熱すると熱膨張のために素材が反り返って隙間が開いてしまうのだ。
そしてその隙間のために銀ロウは流れてしまい、くっつかないのだ。
そこを何度もやり直していると、ついに素材は熔けて穴が開いてしまうのだ。
それにカーブのある容器にぴっちりはまる蓋を作るのは実習生には至難の業だ。
こりゃダメだ!
超強力アルコールランプの工作は断念しよう。
その代わりに“強力アルコールランプ”を改良してもうちょっと強力な火力にしてみよう。





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