デジスコ撮影実習日誌

デジスコとデジカメで野鳥や草花を撮影するのが楽しくて実習に励んでいます。 最近では電子工作にはまっています。

エンジンを換装してみることにしました  - 自作スチームエンジンボート性能アップを目指して -

2015年08月17日 10時50分57秒 | 工作実習

2015/08/16 (日曜日) 晴れ



自作したスチームエンジンボートは全長98cm、幅22cm、高さ24cmで
重さは15Kgもある大型だが、搭載されているボイラーやエンジンがパワー不足で
その走航性能は惨憺たるものである。

そこで少しでもパワーを大きくしようと、いろいろ改造などを行ってきた。
ボイラーの燃料を固形燃料炊きからアルコール炊きへ、更にガス炊きへと改造。
エンジンを縦型2気筒からV型2気筒に換装。

ボイラーは煙管の取り付けや燃焼熱を受ける底面積の拡大など、エンジンも
シリンダー・ピストン間の漏れを防ぐための工作技術の向上など、いろいろ努力を
重ねてきたが、結局は全て手作りという工作精度の低さがネックになってパワーの
向上は未だに実現できないでいる。

現在、ボートに搭載しているパワープラントは容積1.3リットル煙管付円筒汽罐と
家庭用カセットコンロを改造したガスバーナーを組合わせた縦型ボイラーと
ボア18mm、ストローク20mm、複動式V型エンジンで出力は0.8Wあまりである。

その後、現在の工作精度ではハイパワーエンジンは望めないと悟り、方針を変えて
現実的なパワーに見合った小型軽量の船体を作り、走行性能を上げることにした。
しかしこれもなかなか難しい。
小型ボイラーは出来上がったが、点火装置がうまくいかない。
仕方がないのでチャッカマンのようなライターで点火することにしたが、ライターを
手に持ってバーナーに差し込むためにはかなりのスペースが必要になる。
そしてなるべく小型に作ったエンジンも大きさは大して変わらないものになってしまった。

結局は新しい船体も現在のボートと同じようなサイズになるだろう。
ただし設計を吟味して安定性を確保すれば少ないバラストで済むようにできるだろう。
これによって現在重さが15Kgもある船体重量を減少できるかも知れないが・・・・

そうは思うのだけれど、船体工作は大変でつい億劫になってなかなか踏ん切りがつかない。
小型ボイラーも小型エンジンも出来上がったのに、未だにテストで回すばかりだ。

そんな思いを胸に、今日は小型エンジンを現在のボートに搭載されている1.3リットルの
ボイラーで回してみたところパワーは1.6Wを出力した。


そのパワーチェックの様子を動画でご覧ください。







小型V4エンジンが出した1.6Wは今ボートに搭載しているV型複動式2気筒エンジンが出す
0.8Wの2倍のパワーだ。
このV4エンジンをボートに乗せればもう少し気の利いた走りをするのではないだろうか・・・

よーし、エンジンの載せ替えをしてみよう。
ところが簡単にはいかない・・・・・・・・・

先ず、前進・後進を制御する蒸気切替バルブの取り付け位置が正反対にある。
これを取付け直すにはかなり改造が必要だ。

もう一つは、小型V4エンジンは屋根型のケースの上に組立てられていて
クランク軸やシリンダー開口部はいわば屋根の中にあるようなものだ。
スチームエンジンはかなり水が漏れる。
このまま船体に取り付けたら屋根の中からもれた水は船底に溜まってしまう。
エンジン全体をお皿に乗せて、漏れる水をお皿で受けるようにしなくてはならない。



↓ 登載中のV2エンジンの様子。 切替レバーは船体の左側にある。




↓ 小型V4エンジンの切替レバーは船体の右側にあるので改造が必要だ。



蒸気キリカエバルブは手が入らないほど込み入ったところに固定してある。
取り外すのはなかなか大変だ。
今日はもう止めよう・・・・・



コメント (5)
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