デジスコ撮影実習日誌

デジスコとデジカメで野鳥や草花を撮影するのが楽しくて実習に励んでいます。 最近では電子工作にはまっています。

スチームエンジンボート工作を振り返ってみると・・・・・(その3)

2015年09月17日 19時06分57秒 | 工作実習

2015/09/17(木曜日) 雨


今日は一日中雨が降って寒いような感じだった。
外には出られず、一日中パソコンに向かっていたが、あれこれやってみても
長続きせず、結局ブログの更新ネタを作ってしまった。


実習生が「エンジン」と言うものを作ってみたのは今から5年ばかりまえのことだった。
インターネットのサイトに「スターリングエンジンの作り方」のような記事が書いてあってので
それを参考に見よう見真似で作ったのが始まりだった。
強大な炎でガンガン炙ってやっと回りだすようなお粗末な出来だったが、ただの部品が組み合わ
さっているだけなのにおのれの力で回りだす仕組みにとても魅力を感じた。
少しでも早く回るように、パワーがでるように、と工夫を重ねるうちに工作もエスカレートして
スチームエンジンの工作を始めた。
そしてそれからは幾つものエンジンを作っては壊し、壊しては作るを繰り返してきたが工作を
通して知り合った友人からスチームエンジンボートのおもしろさを聞いてボート工作にも手を染めた。
しかし実習生が作ったボイラーやエンジンはかなり大型で、これを搭載するボートは相当大きな
船体になる。
そんな大きなものをいきなり作るのは難しいだろうと、その半分の大きさのボートを作ってみた。
最初は段ボールで・・・・ これは防水がうまく行かず敢え無く失敗。
次はベニヤ板で船体を作って何とか作り方を学んだ。
そしていよいよスチームエンジンを載せる船体の工作を始めた。
今から3年前の2012年9月のことだった。


↓ 1/2の大きさで作ったベニヤモーターボート(全長50cm)をモデルに倍の大きさの
   ベニヤ船体ボートを作る。 竜骨はこんなに大きくなる。
                            (2012年9月3日)



↓ フレームの切り出し。 木工細工はオガクズが飛び散って嫌だった・・・・



↓ フレームの組立。 半分サイズでも苦労したのに、倍のサイズではその苦労は並ではない。
                            (2012年9月8日)




↓ 船底、舷側を貼り付けた船体。 ベニヤモーターボートとの大きさはこんなに違う。
                            (2012年9月22日)



↓ スチームエンジンボート船体の長さは1m近くある。



↓ 船体は大体出来上がった。              (2012年9月24日)



↓ ボイラーとエンジンを置いてみた。 大きな船体でも窮屈な感じだ。



↓ ボイラーの燃料は料理に使う固形燃料だ。(一度に4個燃やす)



↓ いよいよ塗装。 ペンキ塗りも嫌いな作業だった。 (2012年10月19日)



↓ 幼児用ビニールプールに水をはってバランスチェック。 (2012年10月20日)



↓ 船体を安定に浮かせるには10kg近いバラストが必用だった。 建築用の鉄筋を短く
   切ってバラストにした。             (2012年10月21日)



↓ 鉄筋をカナノコで細かく切るのは大変な仕事だった。 朝から晩まで2日がかりだった。



↓ 重さが10キログラム以上もある船体を運ぶのは容易ではない。
   買い物篭用のキャリーを利用して運搬台車を作った。
                           (2012年10月30日)







いよいよ、水に浮かべるときがきた。
場所は我が家から10分ちょっとのところにある公園の池だ。
昔の会社勤めだった頃の友人を呼んで、手伝ってもらった。



↓ 池の畔に置いたボート。 公園の駐車場からは例の運搬台車で運んだ。 
                            (2012年10月31日) 



↓ 元同僚の友人に操縦をお願いした。 




初めての走航テスト・・・・・ 期待を胸に込めて動き出すのを待った。
やがて蒸気が沸いてボートが動き出した。
しかしその動きはまったくのノロノロ・・・・


その様子を動画でご覧ください。





しかし、まぁ動くことは動いた。
だけどこれでは全く問題外だ。
何とか改造しなくては・・・・・・・
その後はボイラーの改造、新しいエンジンの工作と毎日のように工作に精を出した。
ボイラーの燃料も固形燃料から液体アルコールへ、その灯心の数も次第に多くなって
ついには全面が灯心の燃焼器に達した。
でも、これでもパワー不足で、とうとうガス焚きになってしまった。

そのあたりの苦労話も(笑い話も)沢山あります。
それもまた、別の機会にお話したいと思っています。
それでは今夜はこの辺で・・・・・・・


コメント
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