2019/10/22(火曜日) 雨
ベローズとリンク、CdSセンサーなどを気密ボックスに入れて加圧、減圧状態で
センサー出力を確認してみた。
加圧、減圧の気圧の変化にCdSセンサー出力が変動してパソコン画面に波形が表示される。
一応気圧の変化を出力することはできる。
しかし今までずーっと問題になっている「ヒステリシス現象」(この表現が適切かどうかはわかりませんが)は
依然として発生してしまう。
「ヒステリシス現象」と表現した事象について
平常気圧から加圧して高気圧を記録した後、気圧が再び平常に復したときの気圧値と
平常気圧から減圧して低気圧を記録した後、気圧が再び平常に復したときの気圧値が一致しない。
気密ボックスから配線を引き出せるようにした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/15/3cca1c0963b174f9a0a480134adafb64.jpg)
気密ボックスに空気を吹込んだり吸い出したりして加圧・減圧時の出力を確認した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/3b/7a30494277c28324110e66f8907cba89.jpg)
加圧(高気圧)、減圧(低気圧)の様子がグラフで表示される。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/60/add6651ae766f89373bfcec788dcc026.jpg)
でもそのグラフには問題がある。
加圧状態から加圧を止めて平常気圧に戻したときと、減圧状態から減圧を止めて平常気圧に戻したときの
気圧値が異なっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/fb/a73b87186aa992ee102da3764c209eb6.jpg)
この状態はベローズ気圧計工作を始めたときからの問題だった。
初めのうちは機械的なリンクでベローズの動作(変形)を拡大して指針を動かす方式だったが
その指針の動きにヒステリシスが現れてしまった。
リンク機構の摩擦が大きいのか、またはリンク結合にガタがあってそれらが原因かと思っていたが
今回のCdSセンサー方式ではリンクは1段のみでシャッターも軽く動作するし、リンクには
ガタが生ずる個所は無いはずだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/d7/8dd60018fc3020739da93f4b18c77a64.jpg)
加圧・減圧の圧力を小さな範囲にすればヒステリシスは生じない。(少しはその傾向が見られるが・・・)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/bd/70e902736c499b4341405d632a5bd2c7.jpg)
こうなるとどうもベローズに問題があるのかも知れない。
やっぱりベローズ方式は素人の手には負えないのかなぁ???
この工作実験も「挫折」かな???
(何だか疲れが出てきて根気がなくなったかも(弱気・・・・・))