2024年8月14日(水曜日) 晴れ後曇り一時雨
レール上の列車がどこにいるのかを判断するためには光の明暗を
検出する「CdS(硫化カドミューム)センサー」を使うことに
しました。
センサーは左右のレールの中間に設置し、上を通過する列車が擦ら
ないようにしなくてはなりません。
小さくて薄いセンサーというとこれを使うしかありません。
CdSセンサーの使い方を調べるためにいろいろ実験をしました。
しかしこのセンサーは明るいところ暗いところの出力の差が小さく
果たしてこれでセンサーとして使えるのか?とちょっと不安でした。
実験結果では明るいところでは1.5Vぐらい、暗いところでは
0.3V~0.5Vぐらいの出力で約1Vの差がありました。
マイコンにテストプログラムを組んで確認してみると問題なく
LOW,HIGHを検出してくれました。
レールに5カ所のCdSセンサーを取り付けました。
ここは列車の待機場所(プラットフォーム?)になります。
CdSセンサー配線はDCフィーダ(給電線)を差し込む隙間に通しました。
小さな機関車をレールに乗せて走らせてみました。
各センサーの出力をオシロスコープで確認しました。
CdSセンサーからの出力はOKです。
そこで簡単なプログラムを組んでセンサから出力があったとき、
該当のLEDを点灯させる実験をしました。
するとCdS-3の出力で点灯させる「青LED」がチラチラと
点滅するのが見つかりました。
昨日もオシロスコープの波形が乱れていたので交換したばかりです。
何でだろう?
その様子を動画でご覧ください。
CdSセンサー3出力(黄色ラスター)が乱れています。
いつもこの位置のCdS出力波形が乱れます。
先日も交換したのですが・・・
あれこれ苦心して原因を探りました。
原因はセンサの位置と窓から差し込む光線の向きでした。
ちょうど光線が強く入る位置みたいで「車輪」が通過するときに
光を遮り出力が変化していたのです。
CdSが異常なわけではないのでこのままで作業を進めました。
機関車が走ってCdSセンサーを通過すると出力がでます。
その出力をマイコン(ESP-32)が検出して該当のLEDを点灯させます。
CdSセンサーはなんとかうまく動作してくれました。
さぁ、いよいよプログラム制御で列車を運転する工作に入ります。
うまくいきますように・・・ 応援をよろしくお願いいたします。
(続く)