2022/10/24(月曜日) 雨
もう何年も前のこと、電子工作雑誌に「IoT(”モノ(物)”と”モノ”(物))」をインターネット
でつなぐ)という特集記事が掲載されていました。
例えば外出先からインターネットを経由して家にある家電を遠隔操作するとかいうことです。
記事には無線LAN(WiFi)で接続できるマイコンとそれらを動作させるプログラムが載って
ました。
面白そうだな・・とは思いましたが何だか難しそうで、雑誌はまた本棚に戻してしまいました。
それからまた何年かが過ぎたある日、秋葉原の電子部品店で雑誌に出ていたマイコンを目にしました。
おぉーあの記事に出ていたマイコンだ! 値段も600円ばかりだから失敗して放り出しても惜しくはない! 早速購入してきました。
マイコンはEspressif Systems社(中国・上海)が開発したESPーWROOM-02というものです。
また例の雑誌を本棚から取り出し、記事を参考にしながら工作を始めました。
マイコンのプログラムを開発?(オイらにはそんな能力はない)するシステムは「アルデュイーノ(ARDUINO)」というものです。
あれこれ苦労しながらパソコンに開発環境を組み込みました。
それからは毎日、毎日、マイコン(ESPーWROOM-02)を相手にして工作を楽しみました。
しかし、このマイコンの売りである「WiFi接続」は難しくてなかなか動作させられません。
せっかくIoTを目指して?このマイコンを買ったのに、ただマイコン単独でLEDを点滅させたり、センサーを動作させたりするばかりでした。
そのうち、このマイコンは小さくてLEDなどを接続する入出力端子(GPIO)が少なくて物足りなくなりました。
そこで上位機種のESP-WROOM-32を購入し、12bitカウンターやDAコンバータによる鋸歯状波発生実験などを繰り返しました。
そのうち始めたバーサライタ工作(回転する腕木に沢山のLEDを取り付けて点滅させて回転面に模様を描き出す)で更に小型のESP32-WROVERーEを購入しました。
しかし工作は依然としてワイヤー配線で無線とは縁がありませんでした。 せっかくWiFi機能が付いているのに・・・・・
やっぱり無線で信号を伝えてみたい。 また雑誌やウェブサイトの記事を参考にして無線LANの実験を始めました。
やっぱり無線は難しい!!! UDPだのPacketだのチンプンカンプン・・・ 八十の手習いには荷が重い。
先ず何をするのか、何をしたいのか・・・これを決めなきゃ話にならない。
リモコンをやってみることにしました。
ブレッドボードのサーバーです。
SERVERには8個のLEDを取り付けてCLIENTから要求された番号のLEDを点灯させるものです。
端子間の配線中。 ブレッドボードの配線は自由が利いて便利だね。
クライアントのボードです。
タクトスイッチが8個取り付けられています。
プログラミング中。
エラーが出たり、ロジックミスがあったりでなかなか動作してくれません。
やっと動作するようになりました。
クライアントのタクトスイッチを押すとそのスイッチに割り付けられたサーバーのLEDが点灯します。
複数のスイッチを同時に押してもスイッチそれぞれに割り付けられたLEDが同時に点灯します。
動作はなかなか面白いです。
そんなテストの様子を動画でご覧ください。
諸先輩方の記事を参考にして工作しましたが、「参考」とは名ばかりでほとんどが「真似」です。
でも人間の第一歩は「親の真似」からです。
そしていろいろ先人・先輩の真似や教えを学んでやがて立派な大人になって独り立ち・・・
まぁ、オイらはいつまでたっても「真似」からは抜け出せないでしょうが少しは勉強になってるかも?
「おもしろいなぁ・・・」と思える時があるだけでも良いかぁ・・・・
これからも頑張って「真似」をさせていただきます。 いろいろありがとうございました。
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