不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Sotto Silenzio

2005-03-01 00:15:21 | 映画
ボローニャから帰ってきて
ちょっとニュースを観ようと思って
そのままテレビがつけっぱなし。
そしたら始まったのがこの映画。
unsaid
「The Unsaid 沈黙の行方」
額から既に鼻という、
いかにもな彫りの深さが大好きな
アンディー・ガルシア主演。
児童虐待などの
重たいテーマを含んでいるために
日本では劇場公開されなかったとか。



イタリアのテレビで映画を放映するときには
画面の端っこに信号機のような色つきマークが出て
「子供が一人で観てもいい映画」
「おとなと一緒に子供が観てもいい映画」
「子供は観ちゃいけない映画」
と分けられるのですが、この映画は「赤信号」。
しかし、ストーリーもよくできているし
疲れた脳みそで惰性で観ていたのに、
ついつい真剣に見入ってしまったところです。

ところで
イタリアではロードショー映画でも
「全イタリア語吹き替え」が基本。
で、今回この映画を観ていて
私がひどく混同したのは主演男優の声。
映画の間中ずっと
アンディー・ガルシアの吹き替え俳優は
実はトム・クルーズの吹き替えをやっているのと
同一人物ではなかろうかという疑問が頭から離れず。
相対的にトム・クルーズの映画を多く観ているので
その声を聞くと条件反射で
トム・クルーズを思い出してしまうのだけれど
画面に出ているのはアンディー・ガルシアみたいな…。

もし二人が共演する作品だったらどうするのだろう…。



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