不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Cioccolata, squisita gentilezza

2005-03-05 17:08:27 | アート・文化
Inaugurazione della mostra alla biblioteca nazionale di Firenze
immagine6.jpg

フィレンツェのアルノ川沿い、
Chiesa di S.Croce(サンタ・クローチェ教会)横にある
Biblioteca Nazionale Centrale di Firenze(国立中央図書館)。
ここで面白い展覧会が始まりました。
1600年代から1700年代の写本や書籍などを通して
チョコレートの歴史に迫るというもの。
このオープニング記者会見が
3月5日16:30から行われていたので行ってみました。
その昔、まだまじめな学生だった頃には
会員証までもっていて通い詰めたこの図書館にも
最近はめっきり足を運ぶことがなくなっていたのですが、
久しぶりに行ってみるのも面白い。
扉を入っていくとむせぶような古本の匂い。
ちょっとだけ懐かしかったりして。

chicchera

展覧会自体は
3月6日から4月10日まで。
毎日10:00-18:30の開館時間で
入場無料。
17・18世紀に
ヨーロッパにもたらされたチョコレートが
どのように普及していくのか。


展覧会会場は5セクションに分かれていて
文学的にそして科学的に分析というのがこの展覧会の指針。
国立図書館ですからそういう古い文献には事欠かない。
それに加えて、ペルージャで毎年開かれる
チョコレートのお祭りの主催者である
Eurochocolateが協賛しているので、
向かうところ敵なしの情報量。

当時トスカーナ大公として君臨していたメディチ家は
もちろんこのチョコレートの普及を大いに利用しました。
チョコレートに限らずいかなるものでも
政治的に有効とみれば
文化も芸術も徹底的に利用しつくしたメディチ家。
ジャスミン風味のチョコレート飲料を生み出しています。
当時ヨーロッパで幅を利かせていたスペイン王家よりも
さらに「上品なおいしさ」を追求したといわれ
そのレシピは長い間「極秘」とされていたそうです。
それがですよ、この展覧会では、
この「秘密のレシピ」を元にして
1600年代のチョコレート飲料を試飲することができて
その時代に気分的にはトリップできてしまうわけです。
このレシピを復元したのがアレッツォの
Danielo Vestri(ダニエロ・ヴェストゥリ)。
このチョコレートやさんってフィレンツェの街にもあります。
この試飲だけは確か予約が必要。
Cioccolata con l'autore(Sala Lettura)
土曜日17:00、日曜日11:30、17:00
予約はフリーダイヤル800611214まで。


K2 Best Best Best

2005-03-05 09:01:46 | 日記・エッセイ・コラム
k2best3

ボローニャ通いも終わり、ちょっと一休みの日々。
で、のほほんな日々を送っている最中に素敵なご褒美が!

2月23日に発売になった
神様の20周年締めくくりの
ベストアルバム3枚。
彼は渡辺プロでデビューしてから個人事務所に移っているのですが
その間レコード会社も移籍しています。
そんな関係で、それぞれのレーベルから1枚づつ。
時代の流れと彼の生き様がすごくマッチしていて、とても面白い。
(と思うのはきっと信者だけなのでしょうけど)

もちろん今回もアマゾンにお世話になりました。
CD3枚購入で国際エコノミー便にて発送依頼しましたが
イタリアまでの送料は1500円。
所要日数は3週間といわれていましたが、8日で届きました。
関税も取られなかったしね。