不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Michelangelo anziano in un ritratto

2005-03-14 22:38:18 | アート・文化
またもや新たな発見。
ミケランジェロに関する「新発見」が
ここ数ヶ月で何件も。

今度は「ミケランジェロ晩年の肖像」の発見。
大理石に刻まれた顔はまさに晩年のミケランジェロ。
おそらく70歳頃のものだろうといわれています。
そして、未確定ではありますが、
作家自身による、いわゆる「自刻像」なのではという見方が主流。

世界に先駆けて2005年3月13日午後
フィレンツェ郊外のVinci(ヴィンチ)の
Museo Idealeで初公開されました。
たった一日しか公開されなかったので、見逃しました(泣)。
現在まだ作者認定研究作業中ということもあり
所有者であるコレクターが一般公開を控えているというのが理由。
そりゃ、そうですね。
これがもしミケランジェロ本人の手によるものと決定すれば
天文学的な値段がついちゃうかもしれないのですから。

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*写真はANSAより拝借

直径約35センチの円形の白大理石に彫られた肖像。
以前はトスカーナの由緒正しい貴族の一族の所有だったそうで
その保存状態もよく、美術的価値も非常に高いもの。

これまでもこの肖像の存在はもちろん知られていて
唯一アメリカ人の美術研究家James Beckの監修した
出版物の中でのみ見ることができたという代物。
''Three worlds of Michelangelo'' (New York, 1999)という本の中で
1545年ごろのミケランジェロの作品では?と引かれています。

ミケランジェロの自画像として有名なのは
ヴァチカンのシスティーナ礼拝堂に描かれた
「最後の審判」の中のS.Bartolomeoや
フィレンツェのドゥオーモ美術館にある
「ピエタ」のニコデモ(Nicodemo)など。
しかし、いずれも「仮の姿」の自画像。
今回の作品が「自刻像」だと認定されると…。(嬉)


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Ovetti

2005-03-14 22:30:00 | Squisito!
Pasqua(パスクア:復活祭)のお菓子として有名なのは
卵形のチョコレート。
小さいのから大きいのまで様々。
華やかに並んでいます。

このチョコレート、卵形の中身は空洞で
その中に「Sorpresa:オマケ」が入っているのです。
お子様向けのおもちゃやぬいぐるみだったり、
ちょっと大人の女性向けにアクセサリーだったり。
メーカーによっても、中身の価値によっても値段は様々。

今年は買おうかどうしようか考え中。
去年は購入して割ってはつまんで食べていたのだけれど
最後は食べきれずにそのまま食べるのに飽きてしまい
欠けたチョコレートは別のお菓子に姿を変えたのでしたが。

で、小粒なものを買ってみようと思い立ったのです。
Nestleのマーブルチョコレートが入った卵形チョコ。
Smalties Ovetti。
ovetti
これは中が空洞になっていなくて
中までぎっしりチョコレート。
そしてマーブルチョコレートが練りこんで(?)あります。
ovetti_02

おいしいけれど、あまぁい。あんまりたくさんいらない…。
やっぱり余るのか、チョコレート?!


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