不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Bawlingual in conseguenza

2005-03-20 18:28:29 | Billy,Layla e Ciccino
日本から取り寄せて大喜びしたのは飼い主だけだったらしい。
犬の気持ちを翻訳するバウリンガル

元々ビリーはいつも裸ん坊で暮らしている。
首輪さえもつけていないすっぽんぽんである。

だから首輪をつけるってわかった時点でかなり抵抗を始めた。
私ももちろんそんなことは承知していたのだけれど。
そして、
首輪にはへんてこりんな機械がついていることを
ビリーは目敏く見つけていた。

「いやいや」
「ちょっとだけだからぁ」
「やだやだ」
「じっとしてたらすぐだからぁ」
「やめてよぉ」

というやり取りのあと、結局装着!
早速スイッチを入れて使用開始。

吼えなくても何かに反応して
(喉の震えとかそういう振動かな?)
色々翻訳されてくる。

しかし。
首輪をつけた時点でビリーはご機嫌斜め君なのだ。
それも超ご機嫌斜め。

ということで、翻訳されてくる結果は
全て「フラストレーション」ばっかり。
そして、チッチーノが周りにいることもあって
「威嚇」のフレーズも頻出。

楽しそうにしているときも「威嚇」。
お散歩中で絶対喜んでいるときも「威嚇」。
とにかくほとんどいつでも「威嚇」。
ビリーの性格が良くわかります。
イタリアの犬の言葉は理解しないのか?とか
j-tentenさんがコメントくれたように
「標準的なワンコ」でないとちゃんとした結果はでないのかとか
色々慰めを考えましたよ。

バウリンガルの説明書には
「一つの鳴き声に様々な感情が含まれている」ので
あまりその結果を信用しすぎるなということが書いてあります。
もちろん「おもちゃ」として受け止めている以上、
この結果を過信はしませんが、
あまりにもフラストレーションと威嚇ばっかりで
私もちょっとかわいそうになり
一週間もせずに取り外し。
すっかり高いおもちゃとなりました…。

因みによく見かけたフレーズは
「ゴキゲンナナメダヨーン」
「ボクのほうがつよいぞ!」
「やだよ!そばにこないで」
「プリプリ あっかんベー!」
「ワン・ツー・パンチ!」
「すごくかんじわるいぞ」

これでは私も悲しくなりますわ…。