不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Senso di umorismo

2005-03-12 14:02:15 | 日記・エッセイ・コラム
私は一週間に一回しか食料の買出しに行かない。
いつも同じ場所に行って
そしていつも同じものばっかり買って帰ってくる。
スーパーに行くのもたいてい土曜日。

今日も同じようにバスに乗ってスーパーに行き
同じようなものを買い込んで帰ってきた。
帰りのバスを待っているバス停で見かけた落書き。
イタリアでも落書きというか、アートというか
そういう類のものが多い。
列車の車両側面はもちろん、トンネルや地下道の壁、
いわゆる文化遺産指定されていない
ありとあらゆる壁には何か描かれていることが多い。

もちろんバス停の広告掲示板にだって落書き。

今は復活祭前で、スーパー(某Esselunga)の広告は
復活祭のお菓子が主役になって割引率の告知。
image9479
オリジナルの広告。
向かって左が「卵形チョコ」
そして右側が
ハトの形をしたスポンジケーキ「コロンバ」。
どちらもイタリアの復活祭には欠かせないお菓子。

そしてこの二つのお菓子の間に
誰かが描き添えた落書き。
「ベンチに座って卵チョコを抱え、コロンバにかぶりつく男」
アートである。
immagine1.jpg

こういうユーモアのセンスがちょっと好き。



Senti che sei bella?

2005-03-12 01:30:32 | 日記・エッセイ・コラム
先ほど読んでいたDMの中に
Dove」からのメールが入っていました。

同じメールを読んだ方もいるかもしれませんが
そのメールによると
「86%の日本の女性が自分を美しくないと感じている」
のだそうですよ!
そしてその「誤解」を解くために
ダヴが「リアルビューティ・ツアー」を開催するとか。

「あなたは自分を美しいと思いますか」
同じ質問をイタリア人にぶつけたら
間違いなくほぼ全員
少なくとも86%のイタリア人女性は
「自分は美しい」と答えるのではないかと思います。

イタリア人男性は
高い確率で「日本人女性は美しい」というし
イタリアの女性だって
「あなたの黒髪いいわね。」とか
「その切れた目がうらやましいわ。」とかいうものです。

日本人は「謙虚」であるという美徳をもっているけれど
時に「謙虚さ」と「卑屈さ」を
取り違えているような気もします。
もうちょっと自分を信じてもいいんじゃないかしら?
決して「美しくない」わけはないのですよ。
「自分は美しい」と断言はしなくても
「美しくない」という必要もないですよね。
誰にも素敵な部分があるのです。チャームポイント。
それを活かすも殺すも自分次第。
自分をかわいがってあげなくて、どうしましょう。
もっと自信はもってもいいんじゃないかな?

かといって海外で繁殖を続けている
勘違いしている「傲慢」な日本女性には
間違ってもなりたくないですけどね。