ボンクラ中年の暴走日記

とあるオタク気質な中年男の日記

仮面ライダー鎧武 「第15話 ベルトを開発した男」

2014-01-26 12:11:13 | 仮面ライダーシリーズ
黒影トルーパーによって紘汰と戒斗はユグドラシルタワーに連行され、戦極ドライバーを開発した凌馬のもとに連れてこられる。

紘汰は初瀬がインベスに変身した件に対し凌馬に怒りをぶつけるが、凌馬はあくまで自身の担当はベルトの開発だけで、そのためのデータ収集は貴虎が考えたことだと言う。そして初瀬については不幸な事故としか言いようがないと言う。戒斗は倒すべき敵を倒すためにも凌馬に力の正体、使い方を聞き出す。

ヘルヘイムの森の果実を錠前にしてこの世界に持ち込んだのはユグドラシルであり、ヘルヘイムの果実を安全に取り扱うための凌馬の研究の成果である。森の果実がもたらす力は計り知れず、食べた者の体が耐えきれずに別の生物に変化してしまう程だが、その養分を安全な形で摂取できるとしたら人類に新たな進化の可能性をもたらすための戦極ドライバーであり、果実の力を制御し人間としての意識を保ったまま超人的なパワーを手にできると凌馬は言う。そして凌馬は引き続き紘汰達に協力を依頼する。

貴虎は捕らえた紘汰達をどうするのかとシドに聞かれると、保護対象のため精密検査をすると言う。そこにサガラから通信が入り、紘汰達がそれで納得するかと貴虎に聞く。どういうことだと貴虎はサガラに聞くと
「一度力ってものを味わってしまったら人はその魅力にとりつかれる。ガキ共がそのベルトを手放すと思うのかい。」
と言う。貴虎は選択肢を与えないつもりだ。

量産型ドライバーはイニシャライズの必要がないために誰にでも使えるようになったことで凌馬が請け負ったプロジェクトの目標が達成したが、凌馬はより強力で全能なる神の力に至るためにさらなる高みを目指している。このプランは正式な承認を得ていないが、君達が望むのなら・・・と紘汰達に話を持ちかける。そして
「君達は新しく手に入れた力を思いのまま使ってくれて構わない。想像してみたまえ、戦極ドライバーを大幅に上回る全能感だよ。君達にとっても魅力的な話ではないかね?」
と言う。紘汰が断ればどうなるかと聞くと考えを整理する時間が必要だろうと言い、滞在を勧める。

舞はバロン、レイドワイルド、インヴィッドのメンバーにロックシードを使えば街の人々が怯えるため、ビートライダーズとインベスは無関係だと証明するためにもインベスゲームを止めようと提案するが、この会合にはそれぞれのチームのリーダーが不在のため話がまとまらない。

紘汰の独房にサガラが現れる。紘汰はサガラもユグドラシルとグルだったと知り怒りをぶつける。サガラは紘汰に
「ちっぽけな人間の寿命なんて瞬く間に過ぎていく。その刹那の合間にどれだけ輝き、どれだけ価値のあるものを残せるか。肝心なのはそこだろう?戦極凌馬から別の誘いを受けているそうじゃないか。知ってるぜ。」
と言う。紘汰は
「凌馬の言いなりになるつもりはない。力そのものが必要なんじゃない。肝心なのはその使い道だろ。ユグドラシルは研究だけが目当てでこの街を守るつもりがない。だからオレがこの街のみんなをインベスから守る。必要なのはそのための力だ。ただ強くなればいいってわけじゃない。」
と言う。サガラはそれを聞いて刹那の人生で輝こうとしていて面白いと言い、新たなロックシードを渡し、
「お前がオレを楽しませてくれるならオレもまたお前を見守ってやろう。ヘルヘイムの森が誰を選ぶのかまだ決まったわけじゃないからな。」
と言い、紘汰のもとを去った。

光実によって紘汰と戒斗は部屋から独房から脱出、戦極ドライバーを取り戻す。紘汰はモニターに裕也が映っているのを発見するが、見つかったために逃走。貴虎は紘汰達と共に逃走する光実の姿を発見。紘汰達は黒影に取り囲まれるが、光実が囮となり、戒斗はバロンに変身し黒影を蹴散らす。紘汰はヘルヘイムの森に繋がるクラックに辿り着くがシドが立ちふさがる。紘汰はシドに対し怒りを燃やすが、シドは
「ヨゴレ仕事も平気でこなすようになってからが一人前のオトナってもんだ。」
と言う。紘汰は鎧武に変身、シドもシグルドに変身、ヘルヘイムの森で鎧武とシグルドの一騎打ちが始まった。バロンが鎧武に加勢、シグルドに一撃を食らわせた鎧武とバロンはヘルヘイムを脱出。シグルドは鎧武とバロンにトドメを刺そうとしたが、マリカに阻止される。マリカが変身を解除、変身していたのは凌馬の秘書・湊耀子であった。耀子はシドにあの2人はもう少し泳がせろって凌馬からの命令だと言う。

光実の前に黒影トルーパーが立ちふさがり、光実は龍玄に変身して黒影に立ち向かう。

「光実、お前が・・・」
貴虎は驚愕せずにはいられなかった・・・。


紘汰が凌馬、サガラと対面しましたが、凌馬とサガラはユグドラシル側の人間ではあるものの、それぞれでスタンスが貴虎やシドと違っており、今後それぞれの行方も気になります。

シドはヨゴレ仕事もこなすことでオトナになると紘汰に言いましたが、このことでオトナ対子供という図式がより明確化した気がします。

貴虎は龍玄が弟の光実であることを知りましたが、これがどのような影響を及ぼすのかも見所ですね。