「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

売る気はないけど相場が気になるオーディオ機器

2024年05月21日 | オークション情報

現在住んでいる家を売る気はまったくないけど、どのくらいの相場なのかちょっと気になる・・、まったく同じことがオーディオ機器にも言える。

およそ、製造されてから20年ぐらいはなろうかというデジタル機器の「DAC」(DAコンバーター)の「エルガー プラス」(英国dCS)。



発売当時の価格はたしか「250万円」前後だった記憶があるが、縁あって我が家に流れ着いたのは10年ほど前のこと。

周知のとおりデジタル系機器の進展は日進月歩で、もはや旧石器時代の産物ともいえる時代遅れの代物だが、さすがに「腐っても鯛・・」で最新の「DAC」と比べると、微細な解像力などはやや劣るものの、ゆったりと包み込むような豊かな量感は「あまり細かいことは言わずに音楽を楽しもうよ」という気にさせてくれるから不思議~(笑)。

我が家にある4台の「DAC」の中でも独自の色彩を放っているので、くどいようだが手放すつもりは毛頭ない。

その「エルガー プラス」がこのたびオークションに出品されているのを見つけた!

さあ、世間の一般的な評価としてどのくらいの相場になるか興味津々~。

もし安ければ、部品取りとして購入してもいいかなあと虫のいい算段も湧いてくる(笑)。



「基本動作確認済み」とのことで、外観からしても程度が良さそうである。スタート価格が「1000円」だから、相当度胸のある出品者である(笑)。

そして、いよいよ昨日(20日)の夜が落札日だった。

で、今朝(21日)の「落札お知らせメール」で大いに気になる落札額が判明した・・、「475千円」という予想外の高値に驚いた。

と、同時に納得もした。

現用している「D2R」や「A22」などの最新のDACでは出せない音がたしかにあるからだが、その一方で「エルガー プラス」では出せないキメ細かやかな音が最新のDACにはあることもたしかである。

新旧チップの性能の差は確実にある・・。

そういうプラス面とマイナス面を相殺すると、どちらに軍配を上げたらいいのか・・、ちょっと結論が出せませんなあ(笑)。

もう、音楽ソースやその日の気分などによってこまめに使い分けるしかないが、そろそろ夏の時季が近づいている。

7月に入ると「エルガー プラス」の天板が猛烈に熱くなる・・、内部のコンデンサー類の劣化が心配になるのでいつもレギュラーから外してしばし休養させている。

その点、「D2R」は消費電力が僅か「5ワット」という触れ込み通り、年から年中スイッチを入れっぱなしだが、まったく天板が熱くならない・・、こればかりは大いに感心する。



そして、お値段の方も新品なのに前述の「エルガー プラス」の落札価格の1/4程度だから、やはり「コスパ」が凄いとしか言いようがない・・。

今回のオークションを通じてオーディオにおける「ブランド」の意義について、真剣に考えさせられましたぞ・・。

あっ、そうそう関連してクルマのブランドについてだが、先日遊びに来た甥っ子(福岡)が乗っていた洒落た白色のベンツ(セダン)が中古価格で380万円だったそうで、その一方国産のトヨタのハリアー(SUVハイブリッド)は400万円ぐらいが相場だ。

ネームバリューからすると圧倒的にベンツなんだろうけど・・、もはやおいらの感覚が古くなったのかなあ(笑)。



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落札できなかったのは 「幸 or 不幸」のどっち?

2024年04月24日 | オークション情報

日頃の読者ならご存知の通り、我が家にはスピーカーや真空管アンプが溢れかえっており、置き場所に困るほどでもう飽和状態に達している。

それに、いまさら新しい機器を揃えたとしても時間的にあとどれくらい楽しめるのか・・、もはや自明の理である。

ところが分かっちゃいるけど止められないのが、オークションでの「掘り出し物」漁り~(笑)。

いまだに、性懲りもなく毎日チェックしているのだから執念というのか、惰性というのか・・、習慣は
恐ろしい。

そして、つい最近 網にかかったのがこのアンプ。



タイトルは「GEC(英国)LS7 パラシングル セパレートアンプ」

真空管「LS7」を使ったシングルアンプは我が家で「AXIOM80」用のベストアンプとして君臨しているエース級のアンプである。これがパラシングルとなると、パワー感も一層増して妙なる響きを醸し出すに違いない。

しかも開始価格が「1000円」となると黙って見逃す手はないよなあ・・(笑)。

オークションの解説にはこうある。

ベテランビルダーさんの手によって丁寧に組上げられたアンプです。
本LS7の単管ラインアンプで中高域が綺麗で透明度があり好印象だった事からパラシングルで組み上げたアンプです。

小出力ではありますが、特段の不満を感じることなくフルレンジユニットで聴いておりました。
アンプの台数が増えてしまい整理目的から出品させて頂きます。

詳細は避けますが、使用部品は海外の著名品を奢り配線材(ヴィンテージ単線)含め手抜きは無いと自負しております。
内部写真を参照下さい。

シャーシはグリーンハンマートーン仕上げのとても綺麗なシャーシで製造中止となり入手は不可能になりました。
尚、使用時間は極少です。

*予備球として揃えたGEC LS7 新品4本をお付けします。

●概要
前段:TELEFUNKEN RE904/MH4
出力管:GEC LS7
整流管:PHILIPS Miniwatt AZ1
電源トランス:PMC-55FM
CHトランス:米MOTOROLA 25K83552-C
INTトランス:LIST特注品 (10KΩ 1:1)
OPTトランス:PMF6WS-3525
●サイズ
W350xD205xH170mm

以上のとおり。

欲しくて、欲しくてもうたまらん‥(笑)。

長年の勘から「上限価格13万円」くらいならいけるんじゃないかな・・、そこでじっくり入札の推移を見守りながら、落札当日の夕方になって乾坤一擲の勝負とばかり「13万円」の値札をパソコンに打ち込んだ! すぐに「あなたが最高値です」のお知らせが踊った・・。

こうなると、もうかなり頭に血が昇っていますね・・(笑)。

そして、いつものように20時ごろから白河夜船で後は結果待ち~。

翌朝(22日 月)、4時ごろに起床してパソコンを開いて一番にメールをチェック・・、無情にも目に飛び込んできたのは「高値更新」!

え~っ、ダメだったのか・・、急いで落札価格を見ると「13万1千円」也~。たった千円の差だった。まあ、ラストの叩き合いともなるともっと上がったかもしれませんがね。

残念は残念だけど、どこかでホッとしたのも事実・・、整流管のソケットを交換して「80」が使えるようにしないと、など「取らぬ狸の皮算用」で落札後の改造の手間が待ち構えていたので~。

潔く諦めて気を取り直すことにした。

これだけたくさんのアンプ(9台)があるのに、落札したとしてもはたしてどれだけ出番があったのかな・・、むしろ落札できなかった方が良かったんじゃないの~(笑)。



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「上り坂」「下り坂」そして「まさか」の坂

2024年03月15日 | オークション情報

歴代総理の中でかなり個性的だった「小泉純一郎」氏・・、あの「田中真紀子」さんから「変人」ともいわれてましたね。自分に言わせると、両方とも「変人」だけどね~(笑)

小泉さんは大のクラシック好き、とりわけオペラ・ファンとして知られていたが、ある時テレビで「人生には上り坂と下り坂、そして まさか という坂がある」と笑いながら言っていたのを憶えている。

つまり、人生には「まさか」という予想外のことが起こることを揶揄したものだが、このほどその「まさか」を ささやか ながら2件経験したので述べてみよう。

所詮は、小さな戦場の「オーディオ」がらみですけどね~(笑)。

まずは、古典管から行こう。

つい先日のオークションで狙いをつけた真空管があった。大きさや重さが際立つものはどんな掘り出し物でも敬遠するが、真空管となると実に買いやすい・・、家人が気付かないうちに収まりやすいからね~(笑)。



タイトルは「LS8ナス管(STC3A/109Bの互換球)」とあった。見た目からして新品同様でスタート価格は1万円・・。

このところ愛用中の我が家の「LS7」シングルアンプに合いそうなので、2万円ぐらいならチャレンジしてみようかな~。



現在、出力管として挿っているのは「3A/109B」(STC)だが、別途保管している「LS7」(GEC)と合わせて2ペアしかないので、予備としてあと1ペア欲しいところ。

3ペアあれば大船に乗った気分で音楽に浸れる(笑)。

ちなみに、「3A/109B」、「LS7」ともに「2万円前後」(ペア)で購入した記憶がある。

ところが・・、この「LS8」がまったく予想外の価格(3月12日)で落札されたことに心の底から驚くこととなった。

もったいぶらずに明らかにすると何と「10万円」!! 

「まさか」の高額に仰天しましたぞ・・、「ナス管」人気なのかなあ・・。

もちろん、指をくわえて見逃しました・・、しがない年金暮らしだし、楽しめる時間もあまり残ってないし~(笑)。

でも熱心な真空管ファンの存在に思わず胸が熱くなりました、貴重な同士ですからね~。

次いで、二つ目の「まさか」に行こう。

まったく売る気は無いんだけど、オークションでの相場が気になるのが我が家の大型スピーカー「ウェストミンスター」・・、重量が100kgを超える代物である。

内部を勝手に改造しているので、もはや「二束三文」だろうが、やはり(相場が)気になる・・、ほら、売る気はないんだけど何となく自宅の土地の価格の相場が知りたい心境と似てますね~(笑)。

で、このウェストミンスターがオークションに出品されていたのでさっそく追跡した。



これまでの相場は程度の差にもよるがおよそ「100万円」前後である。

ちなみに、メル友の「K」さん(横浜)によると、「仮にどんなに安くても置き場がありません、もし購入したとしてもカミさんから叩き出されます」とのことで、かなり購入層が限られることはたしかである。

まず「マンション住まい」は無理でしょう・・。

で、その落札価格(2月21日)だが、何と「531,952円」という超安値だったのには驚いた。

およそ相場の1/2・・、「まさか」の低額に仰天しましたぞ!!

どういう風の吹き回しだったのだろうか・・。

いくらオークションが「生き馬の目を抜く世界」といっても、日頃からこまめにチェックしていると時々こういう「真空状態」が生じるんですかね~。

ただし、このスピーカーから満足のいく低音を出すためには思い切った改造が必要です。

落札者に告ぐ・・、あなたにそういう勇気がありますか?

どうか「宝の持ち腐れ」になりませんように~(笑)。



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「競争心理」を駆使したオークション

2024年01月19日 | オークション情報

我が家のオーディオに絶対に欠かせないものといえばネット・オークションかな・・、使っている機器や真空管などの部品のうちおおかた7割くらいは該当する~。

もちろん、不要になった機器の処理に利用した事例も数知れない。

で、ここ30年ほどは「掘り出し物」に一喜一憂しているが、成功率となるとおよそ8割くらいかなあ。

今でも「夢よもう一度」みたいな感覚で ”しょっちゅう” オークションを覗いているが、高額商品ともなると人生の残り時間を勘案してさすがにダボハゼみたいに飛びつくことがなくなった。

たとえば・・、このたび出品されていたDACの「パガニーニ」(英国:dCS)。



たしか発売当時の価格は「380万円」だったと記憶しているが、ちょっとビンボー人には手が出ない価格。

さあ、中古品になったらいくらで落札されるんだろうと、興味津々だったら結局「93万2千円」(1月17日付)で落札されていた。

これは自己採点になるが、我が家の同じ「dCS」の「エルガー プラス」が90点だとすると、「パガニーニ」はせいぜい95点ぐらいだろう・・、たった5点あげるのに93万円も突っ込むのか。

ちょっと分別臭くなった自分が嫌になる・・、「気に入ったらお金に糸目をつけない!」
それが趣味というもんでしょうが~(笑)。

それにしてもこの「パガニーニ」はスタート価格がたったの千円だったのには驚く。出品者は「ストア」だったが度胸ありますねえ・・。万一、入札者が少ないときは、たいへんな安値で落札される可能性だってありますからね。

そういえば、過去に「競争心理」を駆使した展開事例があったのでご紹介しよう。

それは「VAIC VALVEモノラル・パワーアンプ VV52Bペア」に関する一連の動き。
              

30年ほど前に発売されたアンプだが、当時欲しくてたまらなかったアンプで、とにかく評判が凄くよかった。今でも当時の記事のコピー(前期型)を保管している。

                  

しかし、ペアで88万円という価格の前にやむなく涙を呑んで諦めた。

ところが、この忘れられないセパレート・アンプがオークションに出品されているではないか・・、懐かしい!

出品価格はピタリ30万円。中古専門のストアの出品だから安心感が漂うが、今のところ手元の使用中の真空管アンプ群(9台)で十分間に合っているし、もっと値段が下がると参加してもいいのだが、置き場にも困るしねえ。

とりあえず「ウォッチリスト」に登録して追いかけることにしたが、30万円という価格の前に入札者が1件もなしの状況が2クール(1クール=1週間)続いて、出品者もようやく腹を括ったのだろうか、一転して今度は開始価格を一挙に1000円に値下げしての再スタート。

これは見物!

最終的に落札価格が10万円以下に落ち着きそうなら考えてもいいがと、俄然色気が出てきてオークションの解説を再度詳細に読んでみると、1台の重さが何と50キロもある。スピーカーならともかく、アンプがこの重さではねえ。

「オーディオ機器の性能は目方に比例する」のは、経験上おおむね正鵠を射ていると思うが、年齢を経るにつれて体力面から機器の重量は切実な問題になる。動かすときにギックリ腰への用心をはじめ、とにかく扱いずらい。

故障したときの発送処理などを考えるだけで億劫になる。したがって機器の性能よりも、むしろ軽さなどの扱いやすさの方に次第に魅かれるようになるのは、おそらく同年配の方々には思い当たるはず。

そういうわけで、潔くキッパリ諦めることにして落札当日になっても気にすることなく早めに就寝。

で、翌日起き抜けにメールを見たところ何と「落札価格29万2千円」とあった。


落札寸前に凄い「叩き合い」があったみたいで入札、価格ともに凄い高騰ぶり!

それにつけても、30万円では2週間以上、買い手がいっさいなかったのに、1000円スタートにしただけで29万2千円もの高値で落札され、ほぼ、出品者の思惑通りになったところが興味深い。

オークションの「競争心理」をうまく利用した出品者側の作戦勝ちだが、前述したようにその一方で1000円スタートなので超安値で落札される危険性もあるから、危ない橋を渡った「リスクの代償」ともいえる。

自分にも経験があるが、落札間際にどうしても欲しい商品が競争状態になったときに平常心を保つのは難しい。「たとえ借金をしてでも絶対に手に入れるぞ」と、我を忘れる事があるが、賭けごとにのめり込むのもこういう心境だろうか。

以前の“おおらか”なオークションの時代ならともかく、こうして“鵜の目鷹の目”のご時世ともなると、つい、うっかりの見逃しはありそうもないので、出品者側にとっては、いきなり高値から出発するよりも安値から出発して参加者の「競争心理」をうまく煽(あお)った方が結果的には得策かもしれないなあ・・、まあ、対象機器の魅力次第だが。

自分の場合にしても、いずれオークションなどを利用して手持ちの真空管やもろもろの機器などの処分を考えるタイミングが視野に入ってこらざるを得ないが、今回の事例は大いに参考になった。

つまりは、出品物をしばらく高値でさらして広く周知したうえで、一気に値下げして競争心理を煽るという作戦だ。

まあ、「生き馬の目を抜く世界」なのでそうは簡単に問屋が卸すまいが(笑)。



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ギター材を使ったスピーカー

2023年09月05日 | オークション情報

今年(2023年)の6月に「AXIOM80を聴かせてください」と岡山県から我が家にお見えになったオーディオ愛好家の記事をご記憶だろうか。


仮に「Y」さんとしておこう。当時のブログを抜き書きしてみると、

「Yさんによると「使っているPM6A(ローサー)のバッフルは厚さ4mmの薄板です。ドイツから取り寄せたものでギター材に使用されているものです。」

「なるほど・・。バッフルを薄くして共振させるのは大いに納得です。我が家のAXIOM80も現在1.5cmの薄板を使ってますが、楓(かえで)材あたりの4mm厚に取り付けてぜひ鳴らしてみたいですね。とてもいい音色になりそうな気がします」

翌日、Yさんからさっそく画像を送っていただいた。

これが表側から見たバッフルで、状況に応じて小さな穴にコルク栓を埋め込むタイプ。



そして、これが裏側から見たバッフル。



響きの伝達と補強を兼ねて丁寧に「桟」が放射状に施してあり、丁寧で緻密な工作にほとほと感じ入った。これまでいろんなオーディオの工夫を見てきたがこれがベストだと思います・・。」

という内容だった。

SPユニットと箱の関係はオーディオ最大のテーマであり、最大の謎と言っていいと思う。

なぜなら、箱の振動一つをとってみても盛大に響かせるか、あるいは響きを止めてしまうのか、否、響かせるにしてもどの程度に収めるか・・、箱の寸法、板厚の薄さ、背圧の逃がし方と相俟ってこれほど難しいテーマはないというか、答えが無数にありそうな気がするから。

我が家の「AXIOM80」もいずれ、ギター材を使ってせめてバッフルだけでも代えたいものだが・・。

そうこうするうち、オーディオ仲間から「ギター材を使ったスピーカーがオークションに出ていますよ」との情報が入った。



まさしく、ギターと同じ素材と製法で作られたスピーカー「D-TK10」(オンキョー)

以下、オークションの説明を羅列してみよう。

受注生産の特別モデル。高峰楽器製作所とのコラボレーションで作られた世界初のギターアコースティックスピーカー。キャビネットにはマホガニー材を使用。

アコースティックギターならではの技法を随所に採用。内面の適所にはギター工法独特の「力木」を配置し、綿密なチューニングを施している。

バッフルを含むほかの面は、1枚の積層板を大きくラウンドさせることで、キャビネット内部・外部での有害な定在波や回折波を根本的に排除する。

■ 豊かな音色を再現するマホガニー板材を採用

ギターアコースティック・スピーカーのキャビネットには、響きのよいマホガニー板材を、側板には3.5mm厚の単板、胴部には3mm厚の積層合板にして採用。

素材の選別、湿度や温度管理をすべて高峰楽器で行い、ギターとまったく同じ製法で加工、組立、塗装がなされています。楽器の豊かな響きをそのままに生かした、生々しい音色を実現します。

■ より力強い中低域再生を実現

より力強いサウンドを再現するため、ウーファーユニットには
剛性の強化を主軸にして開発した振動板NewA-OMFコーンを採用しています。剛性が高く、固有音が極めて少ないPEN繊維と、天然繊維、アラミド繊維をハイブリッド成形して、従来のA-OMFよりも3.5倍の剛性を実現。センターキャップまで一体化することで、剛性をさらに高めています。

■超高域までクリアな再生を実現

ツィーターユニットには、新開発した口径30mmのリング型振動板を採用。徹底した形状解析により分割振動を大幅に低減して、
可聴帯域全体にわたるピストンモーションを実現しています。

【製品仕様】
型式:2ウェイ バスレフ型
定格インピーダンス:4Ω
最大入力:200W
定格感度レベル:80dB/W/m
定格周波数範囲:50Hz~100kHz
クロスオーバー周波数:3.5kHz
キャビネット内容積:4.2リットル
外形寸法(幅×高さ×奥行):133×276×220mm(ターミナル突起部含む)
質量:2.9kg
使用スピーカー:ウーファー:10cm New A-OMFコーン型、ツイーター:3cm リング型
ターミナル:バナナプラグ対応金メッキ真鍮削り出しネジ式スピーカーターミナル
防磁設計(JEITA)

とまあ、以上のとおり。

現在、似たようなスピーカー「PL100」(モニター・オーディオ)を持ってなければ、ダボハゼみたいに飛びつくんだけどなあ・・(笑)。



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オークション情報~大量のタンノイのユニット~

2023年08月29日 | オークション情報

英国のスピーカーの名門「タンノイ」については今でもいろんな思いが複雑に絡み合っている。

なぜかといえば・・、

何しろ今から50年以上前の話になるが、青春時代に傾倒していた「五味康佑」(作家)さんのご推奨のスピーカーだったし、当時の乏しい小遣いをやりくりして初めて購入した思い出のスピーカーだったのでね~。

「ⅢLZ・イン・オリジナル・キャビネット」 → 「インパルス15」 → 「ウェストミンスター」と遍歴を重ねてきたが、途中から自分の求めている音ではないように思えてきてアッサリ「AXIOM80」など現在の方向へ舵を切ったが、はたしてその見切りが正しかったのかどうか・・。

まあ、オーディオは簡単に割り切れないことばかりですから、その一環ですけどね~(笑)。

そういうタンノイのユニットが先日のオークションで大量に放出されていたので、気づかれた方も多かったに違いない。



タンノイの「ゴールド」タイプがまとめて「7ペア」も出品されていたのだから誰もが驚く。こういうことはきわめて珍しい。

内訳は「口径25cm(10インチ)」が1ペア、「口径30cm(12インチ)」が3ペア、「口径38cm(15インチ)」が3ペアといった具合。

「いまさらタンノイなんて・・」という気もするが、そこはそれ、破格的な安いお値段だったらと、少し食指をそそられたのも事実(笑)。

ちなみに、タンノイの歴史と伝統はユニットの変遷に象徴される。

マグネットのカバーの色によって「ブラック」 → 「シルバー」 → 「レッド」 → 「ゴールド」 → 「HPD」・・となっており、音質の方は古ければ古いほど上質とされ、市場価値も見事に比例している。

ブラックは希少品で市場にはほとんど出回っていないと聞くが、今回は「ゴールド」だから飛びつくほどではないかな・・。

ちなみに前述した「五味さん」が愛用されていた「オートグラフ」には15インチの「レッド」が入っていた。

興味の対象はいったいどれくらいの価格で落札されるんだろう?

注目の落札日は「26日」(土)の夜だった。

もったいぶらずに、結果を明かすと、口径25cmが「75千円」、同30cmが平均で「9万円」前後、同38cmが「18万円」前後だった。

これが「レッド」タイプなら軽く2倍以上はいくことだろうが、それにしても通常のユニットと比べるといいお値段である・・。

「タンノイ人気いまだ衰えじ」の感を強くした。

そういえば4年ほど前にこのブログの読者(タンノイ愛好家)からメールをいただいたことを想い出した。

以下、再掲してみよう。当時、このブログに搭載することはご了解を得ているので再度ということで無断掲載をお許し願いたい。

「タンノイは、ボワンボワン・キーキーという定説的な評価がありますが(これがお好きな方もいますが)、私は決してこれがタンノイの真実ではないと思います。

私自身は、Hpd385A、モニターゴールド15を通じて16年間タンノイと格闘(笑)していますが、そういった縁で個人宅で様々なタンノイを聴かせていただく機会に恵まれました 。

どのお宅のいずれも、定説的な音で鳴っているところはなく、タンノイの使いこなしについて様々なご教示を頂くことが出来ました。

アンプやケーブルの選択に気を使われていることはもちろんなんですが、ある法則があることに気が付きました。

① モノラルパワーアンプを使用している。

② 機材は、スピーカーの間に置かない。

③ spは、mm単位で調整

④ タンノイ以外のスピーカーは置かない。

私がここまでタンノイへの興味が尽きないのは、十数年前に聞かせていただいた定説的な音とは真逆のタンノイを聴いてしまったからなんです。

部屋いっぱいに展開するオーケストラ、立体的な音像、風のように静かに流れて来る低弦楽器、これが本当のタンノイと知ったゆえなんです。

 〇〇さんにも、本当のタンノイの音を知って欲しい。そうすればもう「タンノイさん」なんて揶揄するような言い方をしなくなるんじゃないかと(笑)。

 機会があれば、拙宅の音もぜひ聴きにいらしてください。ヒントは惜しみなく公開しますので(笑)。」

これに対して、以下のとおり返信した。

うまくタンノイを鳴らそうとたいへんご熱心に取り組んでおられることにまず敬意を表します。16年もの年月をかけたタンノイの音はきっと「いい音」なんでしょうね。およそ想像がつきます。

そして、具体的に4点のご指摘がありましたが、すべて我が家のシステムの状況とは真逆ですね!

しかし、まことにごもっともなご指摘だと思いますよ(笑)。

ただ、オーディオに関する論議の場合、こればかりは実際にお互いの音を聴き合ってこそ「成る程、あなたのご意見の趣旨はよくわかりました」となるのが普通なので、このままでは「闇夜の鉄砲撃ち」みたいな感じになってしまう懸念が大いにありますね。

このことを念頭に置いて話を進めましょう。

  

これは五味康祐さんが使っておられたタンノイ「オートグラフ」(モニターレッド入り)の復元です。わざわざイギリスから直輸入されたもので生粋のオリジナルです。

はたして箱がオリジナルかどうか、これはタンノイを評価するうえで大きな要素だと思っています。(日本国内にはティアック製などが蔓延してますからね)


実は、これまでオートグラフを主体に幾多のお宅の「タンノイ」を聴かせていただきましたが、オーケストラはたしかにいい線をいっているけれど・・、総じて「ボーカル」「ヴァイオリン独奏」「金管楽器の咆哮」にやや物足りなさが残ったのは残念です。ジャズはもちろん論外でした。

こういう先入観を払拭するためにも、ぜひ「I」さん宅の「ほんとうのタンノイの音」を聴いてみたいというのがホンネですが、何しろ距離が遠すぎて・・・(笑)。

というものだったが、やはり現時点においてもタンノイはどんなにうまく鳴らそうといえども自分に言わせると望遠鏡みたいな感じの音という印象がぬぐえないのが偽らざるホンネ。

「AXIOM80」のような緻密で顕微鏡的なサウンドはどう転んでも無理なので長く付き合うのは無理ですたい・・、おっと、とうとう九州弁が・・(笑)。

「夕焼け小焼けの赤とんぼ・・・、とまっているよ竿の先 」



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オークション情報~スピーカー・真空管~

2023年06月12日 | オークション情報

もはやいくらオークションで掘り出し物を見つけても、肝心の「楽しめる時間が十分に残されていない」ので所詮は無益なこと・・、しかし分かっちゃいるけどつい惰性でチェックしてしまう・・、悲しい習性の持ち主である(笑)。

☆ グッドマンのSPボックス



つい先日、このSPの画像を見て思わず「これ、これっ」と呟いてしまった。

たしか10年ほど前にまったく同じものを落札して改造に至ったものだが、今回の落札額は4万円で、自分の時はたしか3万円ぐらいだった記憶がある。

ちなみに、改造の結果は次の状態になっている。



バッフルを全面的に取り換えてJBLの2ウェイシステム「D123+175ドライバー」へと大変身~。

今や梅雨の真っ最中だが、こういう時こそJBLの出番で「スカッと爽やかなサウンド」を堪能している非常に貴重な存在。

ちなみにこの箱に内蔵されていた「AXIOM301」は早々にオークションに放出した。

いくらグッドマンといっても「フェライトマグネット付き」は、アキュフェーズのアンプと同様にタダでくれるといわれても要らないからね(笑)。

☆ GOODMANS 12インチ・フルレンジSP・2本(蝶ダンパ仕様・保管品)



これまたグッドマンだが、初期の本格的なユニットでもちろんアルニコマグネット付き。口径30cmとなると、我が家ではいくらでも使い道があるので思わず食指をそそる。



「蝶ダンパー」に注目。



開始価格は2万円で5万円くらいまでならと、注視していたところ最終的には何と落札価格が「16万円」・・。

恐れ入りました!

皆様、価値をよくご存じですね(笑)。

☆ WE300B 1988-7月 製造の量産最終期の逸品、未使用新品です。



ついに出てきましたね・・。

名にし負う銘管「WE300B」は今でも真空管オーディオの世界に君臨しているが、うまく鳴らすのは「難しい球」としても知られている。

たとえば「(アンプの回路の中で使用される)インターステージトランスの性能がカギを握っていますが、その肝心のインター・・にいいものが品薄で・・」と、北国の真空管博士からお伺いしている。

それはさておき、はたしていくらで落札されるんだろうと興味は果てしない。

というのも最近「WE300B」の再生産が始まっており既に国内の某販売店から発売されている状況だが、価格はたしかペアで23万円前後だった記憶がある。

それを上回るか、下回るか・・。

むしろ・・、値上がりを期待してWE300Bを大量にストックしていたが、再生産が始まったので止む無くオークションに放出せざるを得なくなったという見方はうがち過ぎかな(笑)。

で、最終的に落札価格は「12万6千円」(1本あたり)だった。

ウ~ン、微妙な値段ですね(笑)。

ちなみに、まだ記憶に新しい今年(2023年)の3月28日付で投稿した「WE300A」(1930年代製造)のオークション価格は「160万円」だった。



製造年代でこんなにお値段が変わる真空管も珍しい・・。

管内の真空度が高いため妖しく光るブルーの色彩が実に魅力的で、伝説的なロマンに満ち溢れた幻想の世界へと誘(いざな)ってくれますね。

ああ、一度でいいから「WE300A」を聴いてみたい・・(笑)。



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「古典管の高騰」ほか~オークション情報~

2023年04月26日 | オークション情報

再生産が不可能とはいえ、(良質の)古典管の高騰は目に余るものがあるようだ。

たとえばつい先日のオークションに出品されていた古典管。



タイトルは「OSRAM(GEC)MHL4ナス管メッシュプレート新品元箱入り2本組」とある。

出品者は信頼のおける関西の有名な老舗で解説にはこうある。

「OSRAM(GEC)の傍熱3極増幅管MHL4 です。 MHL4は増幅率ミューが20で、増幅管としては使いやすい真空管ですが、最近は見かけなくなった球の1本です。

ヒーター電圧4V(1A)、プレート電圧200V、増幅率ミューは20、プレート損失は4Wとなっています。

出品していますのは、MHL4でも最初期の旧ナス管タイプのもので、プレートは細かいメッシュになっています。 1930年頃の製品。
左右で、メッシュプレートやマイカ板の有無など、多少違いが見られ、各画像右側の方が少し古い時期の製品となります。

どちらも新品元箱入りで(OSRAMオリジナルの説明書兼特性表もそのまま残っています)、この時代のMHL4の未使用品は現地でも入手が困難になっています。 かなりの希少品。

どちらも特性はTV7/Uで確認済みです。 測定値は、基準値(特性的に近い6J5の条件)50に対し92(左側)、104(右側)となっています。
入札価格は2本セットの価格です。」

以上のとおりだが、我が家でも使えないことはないが「AC/HL」(エジソン・マツダ)(増幅率ミュー=30前後)を常用しているので見送ることにした。

そこで、この球を長年にわたって探しているオーディオ仲間の「S」さんにご注進。「PP5/400」シングルアンプの前段管として「MHL4」を使用されている。

このアンプはトランス(パートリッジ)がメチャ重たくて一人で抱え上げるのは無理なので高齢者向きではない(笑)。



スピーカーはタンノイの「モニターシルヴァー」(口径38cm)をコーナーヨークに収められている。



左側のSPは「AXIOM80」。

まあ、典型的な「ブリティッシュサウンド」の愛好家である。

肝心のご返事の方だが「めったに見ない逸品ですから欲しいことは欲しいのですがお値段がどのくらいになるかですよねえ・・。」

落札日は23日(日)の夜だったが、次の日にメールが届いた。

「折角オークション情報を頂いたのですが、とんでもない価格になってしまったので、早々に諦めました」

で、その落札価格は「104,300円」でした!

せいぜい相場は「6万円ぐらいでしょう」と二人で話していたのだがまったく予想外の高値となった。

有名な「ウェスタン・ブランド」なら、某国(東南アジア)の投機筋の暗躍も考えられるが、こういう通好みの球となるとおそらく日本国内の「好事家」(こうずか)が躍起となったのではあるまいか。

今回の一件で、いまだに古典管愛好家がしっかりと地道に根を張っていることを改めて思い知らされましたよ・・(
笑)。

そして、もう一件・・。日曜日の夜に落札を迎えるオークションは非常に多い。



タイトルは「円形ウッドホーン 1インチドライバー用 花梨(かりん)無垢材」とある。

我が家の1インチドライバー「175」(JBL)用にピッタリである。



「見てくれ」は花梨材の方が絶対にいいんだけどねえ・・。

実は過去に一度「175」にウッドホーンを付けて験したことがあるのだが、なんだか音にスピード感が無くなった記憶がある。

その点、一定の長さのスロートを経て出口を「ハチの巣」状に狭めると幅の狭くなった川が急流になるように、緊張感を伴ったスピードがより一層増す感覚を覚える。

幾多の実験を繰り返したはずのJBLの工夫の賜物だろう。

で、大いに迷ったが「花より団子」で、結局見送ることにした。

ところが、落札価格は「24,500円」で、安ッ!

このくらいなら購入してもよかったかもね~(笑)。


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オークション情報~WE300A出力管~

2023年03月28日 | オークション情報

オーディオ投資に失敗はつきもので、我が家の歴史を振り返ってみても数知れぬほどの屍が累々と横たわっており、ときどき臍(ほぞ)をかんでいるのは言うまでもない。

ところが・・。

先日の「ハイエンドオーディオフェア」で、1千万円前後の高額の機器を見たり聴いたりしていると、感覚が麻痺してきて少しぐらいの失敗は何てことはないなあとちょっと気が大きくなった(笑)。

で、スケールはやや小さくなるがもうひとつ気が大きくなる話を~。

先日来、オークションに出品されていた「WE300A」真空管について、気になって仕方がなかったが、このほどようやく落札の運びになった。



出品者の解説によると、

およそ90年前に造られた初期型で形状はほぼ揃っています。モノラルの時代の品なので2本揃うのは極めて貴重です。ガラス内部の付け根に両方とも 12-31 と書かれています。同一ロットを意味するかもしれません。

約30年前に中古で購入。出力6Wのシングルアンプの軽い動作で使用。これまでノイズもなく良い音で正常に動作していました。

フジソクの精度の良い真空管測定器で測定した結果は、共に正常範囲です。購入当時からほとんど特性は変わっていません。

エミッション特性はともに150mA位まで伸びていて良好です。ゲッターは濃くてかなり大きいです。真空度は高いようです。ゲッター金具はカップ状です。

WE300A 初期型 でWEB検索すると詳しいことがいろいろと出てきます。

とまあ、以上のとおりだが真空管の世界はいろいろと「ご先達」がおられるのでとても自分ごときの出る幕はないが、音のいい出力管といえば英国では「V503(DA30)」 「PP5/400(PX25)」あたりで、米国では「WE300A」 「WE300B(刻印)」くらいではなかろうか・・。

とりわけ「WE300A」は時代が古いこともあってめったに見かけないし、マニア垂涎の的であることは疑いない。

画像によると「ブルーの光」が綺麗に輝いているが、管内の真空度が高いとこういう色が出てくるので程度はメチャ良さそう。

とはいえ、いまさら購入する気はさらさらないので興味の焦点は「落札額」がいったいいくらになるのか~。

ちなみに、開始価格は「100万円」、落札日は「26日」(日)。

そして、もったいぶらずに明らかにすると落札額は「160万1千円」なり!

数年前のことだが「WE300B刻印」がたしか100万円だったので、それをはるかに上回る金額!

ウ~ン、泣いても笑っても真空管の ”とどのつまり” は「ウェスタン」ですか・・。



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オークション情報~2023・2・25~

2023年02月25日 | オークション情報

このところ「プリアンプ熱」に浮かされているが、先日のオークションでひときわ目を引いた「プリアンプ」が出品されていた。

FM Acoustics Of Switzerland FM255 MK II プリアンプ



スイスの「FMアコースティック」の製品は使ったこともないし、聴いたこともないしで、皆目性能の見当がつかないが、お値段だけは飛びっきり高いので有名だ。

過去記事によると、この機器は定価が「535万5千円」なり!

入札に参加する気はないが、いったいどれくらいで落ちるんだろうか?

そして、結果は「50万5千円」だった。およそ定価の1/10・・。

このくらいならまったく手が出ないお値段でもなさそう。気に入らないときは再度オークションに出しても同じくらいの値段はするのではあるまいか。

実は、つい最近オーディオ仲間のYさんがFMアコースティックのプリアンプを注文されたとのこと。お値段を伺ったところ「軽く1千万円を超えますよ」

それは・・・と、思わず絶句したが、すぐに「ぜひ我が家で試聴させてください」

しかし・・。

人間は知らないでいることの方がかえって「幸せ」なケースがあることを長い人生の過程を経て自然と学ぶものだが、オーディオも同じでなまじ聴いたりすると欲しくなって「塗炭の苦しみ」を味わう羽目になるかもしれない。

やっぱり、「聴かぬが花」で止めとこうかな・・(笑)。



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「見かけ」なんか「ほどほど」でいいと思うのだが

2022年11月25日 | オークション情報

「お父さん、もう少し部屋の中をゴージャスにした方がいいんじゃない。これではまるで実験室みたいね、クラシック音楽を鑑賞するムードには程遠いわ」と、時折り「ため息」交じりに家人が宣う。

わかっちゃいるけど止められない(笑)。

およそ、この世で完璧なオーディオシステムはあり得ない、言い換えると一つのシステムであらゆる音楽ソースをこなせるものは皆無だと思うので、ついいろいろ触手を伸ばして様々なサウンドを楽しみたくなる。

で、スピーカーが7系統、それに応じた「DAC」「プリアンプ」「パワーアンプ」を揃えるとなると「5m×6m」のオーディオルームは常に満杯状態。

で、ず~っと「見かけ」なんて「ほどほど」でいい、と割り切っているが、つい最近オークションで興味深い事例を見かけたので挙げてみよう。

一言でいえば、同じSPユニットがちょっと傷があるだけで大きくお値段が異なった話。

それは「GOODMANS レッドアルニコ 30cm フルレンジ 1個」というタイトルで出品されていた。



グッドマンの本格的な赤帯マグネット付きのユニット、それもバランスのいい口径30cmとくれば自分にとっては垂涎の的である。

当然、お値段が見合えば欲しいなあ~。ただし、コーン紙に補修がしてある。



とはいえ、経験上この程度の補修ならまったく音質に影響がないはず。

そして、同様にもう1個出品されていて、そちらの方は補修痕もなくまっさらのきれいな新品状態だった。

さあ「ペアで10万円以内なら買いだね」と意気込んではみたものの、同じ口径30cmの「AXIOM150マークⅡ」を持っているので、ひとまず様子見を決め込んだ。

そして、ためらう中、お値段がぐんぐん上がって入札結果といえば新品同様のユニットが「15万1千円」、そして補修有りの方が「43,499円」と10万円以上もの大きな差が出たのには驚いた。

普通、SPユニットは「サランネット」でカバーするので、補修痕なんか隠れて見えないのにこのありさま(笑)。

そんなに見栄えが大切なのかと、しばし考えさせられた。

「見かけ」なんか「ほどほど」でいいという自分がおかしいのかもしれない。

こと女性となると「美人」に拘るんだけどなあ(笑)。

さて、オークションに関して、この際なのでもうひとつ。



我が家で「骨の髄」までしゃぶり尽されているタンノイのウェストミンスターが出品されていた。

「部屋に置くには大きすぎる」というのが大半のオーディオ愛好家のご意見だろう。それに重さの方も100kg以上はゆうにあるのでいったん据え付けると簡単には動かせない。

しかし、この箱じゃないと出ない音があることもたしかである。独特の長大なバックロードホーンの深々とした低音を味わうと、やっぱり存在価値があるなあといつも自然にため息が出てくる。

ちなみに、同じ大型タイプの「オートグラフ」の低音は、あまりにも遅れ過ぎて嫌という方が多い。その点、ウェストミンスターの方が「ほどほど」かな。

肝心の落札価格は「744、700円」(税込)だった。

この程度のお値段なら、部屋の環境が許せばぜひチャレンジをお薦めします。

ただし、自分なら中のユニットは「口径30cm」に代えますけどね(笑)。

前述のグッドマンの赤帯マグネットなんか最適だと思いますよ~。


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オークション情報~スピーカー・DAC編~

2022年06月24日 | オークション情報

オーディオ人生の締切時間が刻々と迫っているというのに、能天気のまま永遠に時間があると思っているのが傍からみると滑稽かもしれないですね(笑)。

その如実な例が「ネットオークション」でいまさら購入しても「時間切れ」なのにいまだにチェックしてつい触手を伸ばしたがる。

1 タンノイのモニターレッド12(口径30cm)



タンノイのユニットは周知のとおりマグネット部分の色彩によって「ブラック」→「シルバー」→「レッド」→「ゴールド」→「HPD」→「?」と変遷を辿っているが、音質もこの順番で劣化していくと言われている。

いや「劣化」という表現は不適切で「タンノイらしさが失われていく」といった方が正確かな。

我が家では「スピード重点主義」なので口径38cmのユニットは(音声信号に対する反応が遅くなるので)使わない主義だが30cmのレッドとくれば取り付けられる箱もあるしお値段次第では手に入れてもいいかなあ~(笑)。

で、入札の状況を注意深く観察していたらあっという間に許容の範囲を通り越して最終的には「336、000円」へ。

意外の高値に驚いたが、「レッド」でそのくらいだから「シルバー」なら軽く2倍はいくかもしれない。

いまだに「タンノイ古典型ユニットの人気衰えず」といったところですか。

で、興味深いのが現在出品されている「AXIOM80」(オリジナル)で、30万円の開始価格なのに入札者が1名もいなかった。



立派な箱にまで入っているのに人気が無いのはどうして?

少なくとも「モニターレッド」より音質が上だと思うので、このお値段なら飛びつく人がいてもちっともおかしくないと思うけど、うまく鳴らすのが難しいというのが知れ渡っていて、敬遠されているのかな。

たとえば、この箱は板が厚すぎるようで自分なら響きを良くするために「1.2~1.5cm」の箱を自作して入れ替えたくなるし、手間と時間をかければかけるほどうまくいった時の喜びは倍加するのがオーディオだし、それにヴァイオリンの艶やかな響きはどんなユニットにも負けない。

何しろ「20億6千万円」のストラディバリウスに比べればメチャ安いと思うんだけどなあ(笑)。

2 DAC「A22」(GUSTARD)

昨年(2021年)の7月にネットで購入した「A22」はどうやら最後の1台だったようでその後はずっと在庫切れが続いている。

定評のある「旭化成」の半導体「AK4499」がデュアルで使われており、このチップが火事災害によって再生産不能とくればこのDACの希少価値が増すばかり。

で、このA22がこのほどオークションに出品されていた。

もちろん購入するつもりはないが、どのくらいの相場か知りたいので要注目。

売るつもりはまったくないが自宅の相場を知りたい心理とよく似ている(笑)。



で、落札価格といえば「15万1千円」で、自分が購入した時よりもわずかだが値上がりしているのはご愛嬌(笑)。

ところで、つい最近の日経新聞に次のような記事があった。



あと2~3年もすればより高性能のチップを使った「DAC」が出現する可能性が高いようで、まさにデジタルは「日進月歩」ですね。

それにひきかえ、スピーカーと真空管はこれまで技術的進歩がなく古いものほど性能がいい。

芭蕉が唱えた「不易流行」ってこのことかな?


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オークション情報~プリアンプ~

2022年05月06日 | オークション情報

オーディオは「八岐大蛇」みたいなもので、システムの入り口から出口までキーポイントがいくつもあってまったく手を抜けない。

たとえば、CDの場合は「CDトラポ」「DAC」そして増幅系の「プリアンプ」「パワーアンプ」、変換系の「スピーカー」といった具合だが、増幅系の細部にわたっても良質の真空管の選択が必須の課題となる。

それに、機器同士の相性も大切なので選択肢が多ければ多いに越したことはなく、自然と機器類が溜まっていく。

で、我が家では現在のところ「CDトラポ」が2台、DACが4台、プリアンプ3台、パワーアンプ9台、SPが6系統あって、少数精鋭主義にはほど遠いが、パワーアンプとSPはこれ以上必要ないと思うものの、プリアンプがちょっと手薄な感が否めない。

現在、性能に大きな不満はないけれど、もっとあれば彩が増えて楽しくなるかもという思いがチラッと脳裡をかすめるときがある。

そこで、お値段と性能との見合いになるが、もし「掘り出し物」があればと「オークション」でもちょくちょくチェックしているが、つい先日見かけたのがトライオード社のプリアンプ。



リモコン操作でボリューム調整が可能だし、大型の整流管(274B)が使ってあるのが特徴で、すぐにウォッチリストに登録して追跡開始。

ところが1000円スタートなのにみるみる「お値段(入札価格)」が急上昇し軽く10万円を突破しそうな勢いに。

一度も音を聴いたことがないプリアンプに大枚を投じる気はさらさらないので早々に戦意喪失。

で、最後はいったいいくらぐらいで落札されるんだろうと「高みの見物」ときたが、結局「13万5千円」也(5月1日)だった。

「相場よりちょっと高すぎるんじゃないかな」という思いがよぎったが、どうしても欲しい方がいたんだろうに落ち着いた。

で、一昨日(4日)のこと、娘と近くの公園をウォーキングした後に本屋さんに立ち寄って、久しぶりに最新の「管球王国」(季刊誌:103号)を立ち読みしたところ「プリアンプ」特集が組まれていて、このトライオードのプリアンプが取り上げられており「オーディオ評論家」から絶賛に近い褒められ方をしていた。



「な~んだ、高値の原因はそういうことか!」と、疑問が氷解した。

いまだに「オーディオ誌」の記事を鵜呑みにする方が沢山おられるようでして(笑)。

とはいえ、自分も若いころは「オーディオ誌」の記事を「目を皿のように」しながら一喜一憂したものだがと甘酸っぱい記憶が蘇ってきた。

「時代は巡る」のだろうか(笑)。

で、拙い経験から申し上げると「好きな音」に最短距離で辿りつこうと思ったら、信頼のおける(損得抜きの)相談相手を見つけることが何よりも肝心だと思いますけどね~。


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不思議なオークション心理

2022年01月31日 | オークション情報

我が家のオーディオにとって「ネット・オークション」は必須のアイテムになっており現有機器の8割くらいは調達している勘定になる。

で、そのオークションに現在使用中の身近な機器が出品されていたりすると、何だか妙な気分になる。

たとえて言えば、売る気はないけど現在の居住地の相場はいくらぐらいするんだろう?という感じ、かな(笑)。

つい最近のこと、UTCのトランス「HA100X」(パーマロイコア)が出品されていた。



我が家の「WE300Bシングル」アンプに登載しているトランス(手前側の左右2個)である。



使っていくうちに次第に劣化していく真空管と違って、トランスの場合は長寿命を誇っているが、いきなり「断線」という致命的で修復不可能の事故がたまに起きる。しかもいっさい予測らしきものがないので始末に悪い

これまで2回ほど苦い経験をしているので、この「HA100X」もスペアとして購入しておくといいんだけど~。だが、現在の入札価格は6万円・・。

北国の真空管博士に相談してみると「途中経過で6万円ですか・・。最終的にはもっと上がるでしょう。スペアで保管しておくにはちょっと高過ぎますね、入力トランスは代替品がいろいろありますので止めといた方がいいです。問題はインターステージトランスです。品薄で困ってます。LS40(UTC)を見かけたら1個でも結構ですからすぐに教えてください」

で、結局このトランスは見送ったわけだが、その落札価格はといえば「77,000円」(ペア)なり。有名クラスの出力管並みのお値段だった。

もしスペアとして狙うなら「1個売り」のケースがお買い得かもしれないと思ったことだった。

次の第2弾は、2週間ほど前に「AXIOM150マークⅡ」(グッドマン:口径30cm)が出品されていた。



我が家では「AXIOM80」を容れている箱の底板に「ドロンコーン」の役割をさせるために据え付けているが、グッドマン・ファンからすれば「もったいない!」の一言だろう。

しかし、「重し」代わりにふさわしい重量級のマグネット、さらには薄くて軽くて振幅しやすいコーン紙となると、該当するのはこのユニットしかない!

で、注目の落札価格(1月19日)は「58,499円」だった。

ちょっと考えさせられたが、我が家の至宝「AXIOM80」のため「人身御供」になってもらうことに変わりはなし、ちょっと可哀そうだけどね(笑)。

次の3番目は、つい先日のブログ
「血沸き、肉躍るオーディオ!・・」で、「AXIOM80」の引き合いとして登場したリチャードアレンの「アルニコマグネットタイプ」のユニット(口径20Cm)。



欲しくてたまらなかったユニットなのでこの出品の動きを最初からつぶさに観察していた。

当初は「即決価格=5万円」で出品されていたがず~っと反応なし。

すると、まるでしびれを切らしたかのように、出品者がいきなり「1000円スタート」に切り替えた。

「捨て身の勝負」ときましたか(笑)。

さすがに、これには入札者も反応せざるを得ない。あわよくば低価格で名ユニットを手に入れる可能性が出てきたのだから黙って見過ごす手はないだろう。

さあ、いくらで落札されるのか「高みの見物」だったが、29日(土)の夜の結果はきっかり「5万円」なり!

あれっ、当初の「即決価格」と同じじゃないか!

それなら最初から5万円で即決して落札しておけばいいものを・・。

そして、出品者側にしてみたら「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」で、冒険と度胸の代償ですか。

「オークション心理」って実に不思議なんですよねえ(笑)。



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スピーカーは「重厚長大」から「軽薄短小」へ

2021年08月13日 | オークション情報

「おい、福岡のSさんから連絡があってな~、タンノイの大型スピーカーにオートグラフというのがあって・・・」

「ダメよ!これ以上は何と言おうと無理なんだから・・」

「黙って最後まで俺の言うことを聞け!」

オーディオの話となるとこの調子(笑)。

要は、Sさんが在京中に交流があったオーディオ仲間が亡くなられ(享年70歳前後)、その方が愛用されていた「オートグラフ」を引き取って欲しいとご遺族から依頼されたとのことで、送料代だけの負担でよさそうですから要りませんか、というお話だった。

Sさん宅はタンノイの「コーナー・ヨーク」(オリジナル)に「シルヴァー」(口径38センチ)を容れて楽しんでおられ、もはやオートグラフを置くスペースが無いとのこと。

翻って我が家には大型のウェストミンスターを含めて5台スピーカーがあるのでこれ以上はいくら何でも無理。

そこでSさんに対してやんわりとお断りしたのだが、それでも送料代程度の負担でオートグラフが手に入るのなら引き取るのも「やぶさか」ではないがと少し心が揺れ動いたのも事実。

しかし我が家の「鬼軍曹」がこういう調子だから検討以前の問題である(笑)。

このところオークションを見ているとタンノイを含めて大型スピーカーの人気が凋落しているのを感じる。

オーディオ全盛期に適齢期だった愛好家が高齢になり次々に物故して、部屋を占拠している大型スピーカーが持て余し気味となり故人との懐かしい思い出も時とともに薄れていって、思い切って処分しようかという気になるのも無理からぬことである。

Sさんと話しながら「明日は我が身ですね」とこぼし合ったことだった。

今回のケースでは結局「引き取り専門業者」をご遺族に紹介してあげたそうだが、おそらく買い叩かれて「二束三文」だろう。

ま、いっか(笑)。

さて、大型スピーカーの範疇に入るかどうか微妙なところだが、つい最近のオークションに「コーネッタ」(タンノイ)が出品されていた。



コーネッタについてはこのブログでも以前紹介したことがあるので解説を再掲させてもらおう。

TANNOY cornetta コーネッタは、1976年のステレオサウンド誌の企画によって、タンノイ・オートグラフを模して誕生しました。
又、2008年12月にステレオサウンド誌のタンノイ特集号にて、コーネッタ製作記事などの復刻版が出ました。
タンノイの10インチ 希少なラージ・フレームのモニターゴールドを搭載しております。
型番は、IIILZ,ユニット:MONITOR GOLD LSU/HF/III.LZ/8/Uです。
タンノイの同軸スピーカーは、BLACK → SILVER → RED →GOLD → HPDとモデルチェンジして行きますが、RED、 GOLD期の10インチ・ユニットの名称が III-LZです。
過去に、TANNOY III-LZとして、オリジナルや国産キャビネットでのシステムを、数回紹介させて頂いておりますがスピーカーシステムの名称では無く、正式にはユニットの名称です。
タンノイ MONITOR GOLD III LZ 搭載のコーネッタをLUXMAN SQ38FDと繋ぎ、レコード、CDで試聴致しました...
音像定位の素晴らしさは、さすがにTANNOYです....
楽器の細やかな表情、繊細な響きと綺麗な余韻、多楽器でのスケール感と広がり.... 
低域の力感と豊かな量感があり、クラシック楽曲だけでなく、JAZZやポップス等々....様々な楽曲を堪能できました。
♪音楽に浸り癒される....優雅で素晴らしいシステムです♪
元々、タンノイでコーネッタ名のモデルはありますが、アメリカ市場用のシステムで、四角型キャビネットのバックロードホーンで、デザイン・音質共にまったく違うシステムです。
コーネッタは、ステレオサウンド誌の企画でオートグラフを模して誕生した、オールド・タンノイの風格と気品のある銘システムです。」

以上のとおりだが、個人的にはタンノイについては口径38センチは嫌い(シルバー、レッドを除いて)で、「ⅢLZ」クラスの口径25センチが音のバランスが取れていて好き。

したがって今回の「コーネッタ」がどのくらいの価格で落札されるか興味津々だったが結局「20万Ⅰ千円」だった。安っ!

ひところは軽く30万円以上はしていたのに落ちぶれたもんだと慨嘆。

スピーカーはこの世の中の動きと同様に確実に「重厚長大」から「軽薄短小」に向かっていますね。

最終的に「豊かな響き」を左右するのは箱の大きさで「決まり」と思うんだけどなあ・・。



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