いよいよ一年の最後を締めくくる大晦日が目前に。
皆様にはこの一年間小まめにブログをご覧になって頂きたいへんありがとうございました。来年も引き続きよろしく~。
さて「私的なことで恐縮」といっても、この「ブログ」は私的以外の何物でもないが、この一年を振り返って特に印象に残った事柄を以下に列挙してみた。
1 交通事故
忘れもしない7月19日(日)の14時ごろ、釣りの帰りにS市内の見通しの悪い交叉点で信号無視のクルマとガチャン。運転歴40年前後になるが始めての交通事故だった。
どんなに自分が用心していても、相手から信号無視をされたんではたまらない。大ショックだったが、人身事故にならなかったのが不幸中の幸い。
結局、相手が強引な中年のオバハンだったため赤信号で入ったくせに自分の非を認めようとせず、証人もいないことから過失割合が五分五分ということになった。
「あんまりだ!」と粘ってみたが、段々と面倒臭くなってきてとうとう保険会社任せになったが、これは、非常にいい経験になった。
これからは交通事故が起きたときは、すぐに証人となる周囲のクルマの番号をメモに書き留めることを肝に命じた。もちろん、その場でドライバーの同意なんか必要なく、事後、警察が独自に確認してくれるというからありがたい話。
もっとも、最近はクルマに自動カメラを取り付ける人も多いという。価格次第だがそういう方法もある。
なお、事故ったクルマは10年近く乗って、走行距離も約20万kmだったが事故査定額が通常の下取りに出すときよりも想像以上の高値となったため、結果的には得をした勘定になった。
結局、お気に入りのクルマ〔中古)に買い換えることも出来たし、今となっては結果オーライで「人生万事、塞翁が馬」を実感した。
2 スピーカー「アキシオム80」の活用
「音楽とオーディオ」を抜きにすると自分の人生は実に味気ないものになる。いい音楽を聴くと「感動のあまり涙が込み上げてくる」ことがあるが、今どき感涙できる趣味なんてそうそうない。
今年は稀少品の「アキシオム80」のスペア(2本)を購入できたのが大きかった。しかも安価で~。これもひとえに譲ってくれた千葉のS谷さん、購入のきっかけになった「無線と実験」(月刊誌)の「読者交換欄」には感謝!
おかげで、”いつ故障しても大丈夫”とタンノイ・ウェストミンスターのボックスにガッチリと取り付けて余裕と安心をもって音楽鑑賞に浸ることが出来た。
とにかく、このユニットは故障がちという欠点を抱えていても、これしか出せない音があるのが大きな魅力だが、難を言えば繊細なだけにやや線が細いのが玉に瑕、もっと量感が欲しいので片チャンネル2個で聴くのも一案。
S谷さんによると「バッハのコラールを片チャンネル4本で聴く」と至上の音楽になるそうで、たしかにその素晴らしさはおよそ想像がつく。
「音楽の芯」を見事に捉え、低音がどうとか高音がどうとかの瑣末(さまつ)なことが、はるか問題外の音になることだろう。よし、いつかは~。
3 「浅見光彦シリーズ」の読破
ミステリー小説には目がないが、今年の1月から内田康夫さんの「浅見光彦シリーズ」にすっかりハマってしまい出版された作品のほとんどすべてを読破してしまった。
きっかけは1月中旬に「本格ミステリフラッシュバック」の紹介本で「萩原朔太郎の亡霊」を読んだことから。なかなか面白かったので他の作品も読んでみようと思ったわけ。
1月中旬~4月下旬にかけて78冊を読んだのを皮切りに、とうとう12月の今日まで着々と積み上げて、読みも読んだり全部で125冊あまり。
最近作の「砂冥宮」も読んだので全作品のうち残るは「盲目のピアニスト」「軽井沢の霧の中で」「存在証明」の3冊だけ。
ネット情報で累計発行部数が1億部以上という超人気作なのも十分頷ける内容で、とにかくあらゆる作品に亘って当たり外れがなく5点満点でいくとすべて3点以上というのがいい。次々と読んでいくうちに逆に3点以下の作品を見つけるのが楽しみになるほどだった。
これまで古今東西のミステリを読み漁って「面白い、面白くない」という判定を数知れず身をもって体験してきた自分が言うのだからこれは間違いなし!
しかし、上記の本はすべて3箇所の図書館から借りたものばかり。大いに楽しんだくせに作者の売り上げに少しも貢献していないのがちと心苦しい。内田さんゴメン!
なお、浅見光彦シリーズを読み尽くしたので他の作家もと「西村京太郎」さんの列車ミステリーに手を広げてみたがやはり物足りなかった。
また海外ミステリーでは、評判が高い「検屍官シリーズ」(パトリシア・コーンウェル)のうち10作目「警告」をつい最近読んでみたが、これがまったく荒唐無稽のひどいお粗末さ。この作家のものは今後、もう絶対読まないと決めた。
ことほど左様に、いい推理小説に出会うのはホトホト難しい。
以上のほかにも今年の思い出はいろいろとあるが、「ブログを通じて得た知人」という宝物は別として、あとはいずれも自分の胸の中に折りたたんでおくほうがいい程のスケールが小さいことばかり。
印象に残った事柄といっても所詮はこの程度なのが残念!
※ 29日午後、娘と散歩途中に出会った「猫ちゃん」たちです。
「それでは皆様、良いお年をお迎えください~。」