「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

「今年を振り返って」シリーズ~総集編~

2019年12月31日 | オーディオ談義

この1か月、「今年を振り返って」シリーズを登載してきたが、とうとう大晦日を迎えてしまい、期限切れとなってしまった。

もっと採り上げたい機器があったのに~(笑)。

そこで、総集編としてそういう未搭載のものを含め総花的にすべて紹介してみよう。

✰ PADの「スピーカーケーブル」

   

✰ 「電源対策」

200ボルト電源、PADの「電源タップ」、PADの電源ケーブル「ドミナス」の3点セット

     

✰ ブルーレイレコーダー

   

✰ 「6AR6=6098」シングルアンプ

   

✰ 「HDMIケーブル~HPE-1~」(キャメロット・テクノロジー)

    

✰ グッドマンの「大型楕円形ユニット」


    

✰ 真空管式プリアンプ2台

   

年末も押し迫って仲間が試聴用にと貸してくれたプリアンプ2台だが、とても我が家のシステムと相性が良かった。

2台とも「12AU7」を4本使っているが、それらをそれぞれ「ヴァルボ」(ドイツ)と「フィリップス」(オランダ)の「E80CC」(金足)に取り換えると信じられないほどの音質が出現した。



✰ 「200ボルト → 100ボルト」への降圧トランス



年末も押し迫りこの28日(土)になってオーディオ仲間のYさんから寄贈していただいたのがこの降圧トランス。重さが20Kg以上あって腰が砕けそうだった(笑)。

これまで使ってきたものと比べて性能、電源容量とも一段とスケールアップしており音質の方も見違えるほどシャープになった。Yさんともども「これほど音が変わるのか!」と唖然としたほど。

以上、8機器とも優れものばかりで今年は我がオーディ史上、稀に見る「大豊作の年」だったといえる。

自分のラッキーナンバーは「9」だが、これで2019年はずっと記憶に残る年になりそうだ(笑)。

一番最後に殺風景なオーディオ機器とは違って、高校時代の同窓「T」君が最近撮った横浜の「みなとみらいの夕景」で華やかに今年の「有終の美」を飾らせてもらおう。

   

それでは、皆様どうか良いお年を~。来年もまたよろしくお願いします。

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「かかったお金」よりも「かけた時間」の方が大切

2019年12月30日 | オーディオ談義

去る12月22日付で登載した「口径38センチ VS 30センチのユニット」は、なかなか読者の方々の興味を惹いたようで1週間ほど経った今でもアクセスが根強く続いている。

おそらく、それほど身近な問題だったのだろう。

既に「38センチ」を使用中の方は「何を小癪なことを・・」とお腹立ちだろうし、「30センチ」をご愛用の方は「我が意を得たり・・・」でしょうか(笑)。

そして、メル友の「I」さん(東海地方)からも次のようなメールをいただいた。

「30cm VS 38cmの反響はどうですか?当方もメインは38cmの130Aですので、心中穏やかではありません(笑)

38cmの利点は低域の空気感が出るところ、欠点は高域のキレが800Hz位から劣化するところでしょうか。

当方は、大型ホーンを使ってクロスを700Hzまで下げることと、130Aと組み合わせることを前提としたコンプレッションドライバー(LE85)を使うことで対応しています。

当方も〇〇様をまねて、本年の音の決算をしてみました。お耳汚しですがご勘弁を!

まずジャズ編①です。

メインのJBL3ウェイは相当なものになったと思います。

音離れが良く、3ウェイのつながりがよく、元々の管楽器、ウッドベースの空気感を伴った音質は更に向上という結果です。見苦しく自画自賛ですね。

大きな変化は中高域のアンプをヤマハのA級からエルサウンドの低出力アンプに換えたことくらいです。が、音はいいです。

今月、行きつけのオーディオショップで、ヤマハの60万円のアナログプレイヤーの視聴会がありました。カートリッジがフェーズメーションの44万円の他はヤマハ製で、総額500万円位です。

今はスピーカーペアで1億5千万円なんていう馬鹿なものがある時代ですので、500万円というのはそう高額という訳ではありませんが、当方のメインシステム(定価ベースで150万円位)の3倍以上です。

ところが、出ている音は拙宅のJBLの圧勝です。

ブックシェルフのNS5000の限界もあると思いますが、大きな違いは部屋だと思います。拙宅の部屋では44年間鳴らしていますし、1年前に離れ化して、直方体となったため部屋の鳴り方がより素直になったのではないかと、科学的根拠なく理由づけています。

このJBLで、ドルフィー、O・コールマン、A・シェップ、A・ブラクストンなどのアヴァンギャルド系ジャズを聴くのは私の至福の時間となっています(うれし涙)」

このメールに対して次のような返信を打たせてもらった。

「30cm VS 38cmの反応ですが、特段のコメントは寄せられていませんが、アクセス数は比較的多くて長続きしてます。やはり興味のある方が多いのでしょう。

実はユニットの口径よりもそれを収納する箱の大きさやツクリの方が大きな影響力を持っているので、口径同士の単純な比較はあまり意味がないかもしれませんね。あとで気が付きました。

個人的には大きな箱に口径30センチを入れるのが自分には合っています。

それから、やはり他人様のシステムはどんなに豪華であろうと、長い年月をかけて調教した自宅のシステムには及ばないと思います。

オーディオは「かかった金額」よりも「かけた時間」の方が大切なんでしょうか!

それでは失礼します。」

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思いがけない展開~シリーズ第4弾の続編~

2019年12月29日 | オーディオ談義

前回からの続きです。

今年の6月に新たに手に入れた「6AR6=6098」シングルアンプだが12月に入って次のような「思いがけない展開」があった。

きっかけは11月下旬に遡る。東京在住のオーディオ仲間「S」さんから次のようなメールが届いた。(以下要旨)

「北国の真空管博士から製作していただいたアンプが届いて2週間、出来るだけ毎日火を入れるようにして聴き込んできました。

率直な感想は「凄い」の一言です。あんな小さなテレビ球が出す音ではありません。

信じられないかも知れませんが、たかだか12インチの同軸フルレンジユニットのタンノイ・チャットワース(モニター・レッド)2台だけで、眼前にフルオーケルトラの雄大な景色が展開します。

こんな小さなアンプがドライブしてると知ったら、全員が驚愕することでしょう。

一切妥協のない部品選びと、球の特性を知り尽くした上での技が成せる処でしょうか?

博士は私の知る限り、最高の天才アンプビルダーと呼べると思います。こうなってくると、一から設計してもらうPP5/400アンプが俄然楽しみになってきました。

部品などはいっさい妥協することなく最高のものを使ってくださいと言ってあります。ただし、仕上がりの方は少なくとも1年以上は覚悟しなければいけないようです」


Sさんの本宅は福岡だが、レコードプレイヤーは「EMT」、スピーカーはタンノイの「コーナーヨーク」(モニターシルヴァー入り)、アンプは「PP5/400シングル」と一流どころを使っておられるほどの筋金入りのクラシック愛好家である。

       

そのSさんからこういう話を聞かされると素通りするわけにはいかないですねえ(笑)。

詳しく伺ってみると、「ボリュームとして「マランツ7」と同等の「クラロスタットボリューム」が使用されているのが音質向上の一因ではないか」とのこと。

真空管アンプに使用されるボリュームの質が音質に大きな影響を与えることは周知のとおりですよね。

さっそく博士に連絡して「たってのお願いですから我が家の6098シングルも同じボリュームに代えてくれませんか?」

前回の「シリーズ~第4弾~」でも述べたように「6098シングル」を購入したのは博士のお口添えがあったからのことなので、おそらく責任の一端を感じられたのだろうか、

「クラロスタットボリュームは米軍三沢基地からの放出品として手に入れたものですが、軍用品ですのでツクリは抜群です。残り少なくなってきましたが、付け替えてあげますのでアンプを送ってください。」

すぐに発送して待つこと1週間あまり、この23日(月)に改良後のアンプが我が家に到着した。



もう笑いが止まらないとはこのことですね。聴く前からどういう音が出るかは役者がそろっているのでおよそ推測できようというもの。

その役者とは、つまり「PP3/250=PX4」同等とされる「6098真空管の三極管接続」、「クラロスタットボリューム」それに付随して「完璧主義者の博士の試聴に基づく入力回路付近の見直し」など。

新品や改造したオーディオ機器の試聴のときは、いつもハラハラドキドキワクワクするのだが、今回は「いい音」が出るのが当たり前という感覚だった。

そして、やっぱり予想どおりだった!(笑)

ちなみに、いつもオーディオ機器の性能を把握するときは、視点として「音楽向き」か「オーディオ向き」かを色分けすることにしている。

言い換えると、前者は長時間聴いても疲れない音になり、後者は短時間聴くのは刺激的で耳に心地よいが、長時間だと疲れてくる音といえる。つまり、一時的なお客様向きのど派手な音ですね(笑)。

いわばマラソン走者と短距離走者の違いともいえる。

そして、到着から本日(29日)で丁度1週間になるが、このアンプは明らかに「音楽向き」の音だった。

また、プリアンプやスピーカーとの相性をそれこそ血眼になって(笑)、いろいろ探ったが、結局ボリュームが優秀なせいか「プリアンプ無し」で鳴らすのがベストだった。

つまり、アンプ側のボリュームの位置を4分目ぐらいにしてDAコンバーター「エルガー・プラス」(dCS)からの直結、そしてスピーカーは「グッドマン系」が最高だった。

極めてアンプを選り好みする「トライアクショム」(口径30センチの同軸3ウェイ)だが、これほどの完璧な再生は初めてと唸るほどの出来栄えだった。



気難しい「トライアクショム」がやっと真価を発揮してくれたかと思わず感涙に咽んだ!(笑)

博士によると「古典管を使ってアンプを作るときは当時の文献を深く読み込まないとダメです。やってはいけない禁忌事項がこと細かく書いてあります。

これらには先人の知恵がいっぱい詰まっていて、既に使い方のノウハウが当時完成していたことがわかります。そういう解説を読まずに古典管だからいい音が出るだろうと安易に考える人が多すぎます」


実際に「出てきた音」が何よりの説得力を物語っている。

「S」さんが提唱される「博士天才説」に喜んで加担させていただきます~(笑)。

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「今年を振り返って」シリーズ~第4弾~

2019年12月28日 | オーディオ談義

いよいよ大晦日まであとわずかになりましたね。

今年1年を振り返って、音質向上に著しく効果のあったものをピックアップしているこのシリーズ「第4弾」はいよいよ本命クラスの登場である。

それは今年の5月に遡る。

「東北地方に地震」とのテロップがテレビに流れたのでさっそく「北国の真空管博士」に電話して安否をご確認。

「御無事でしたか?」「ハイ、それほど揺れた感じはありませんでしたよ」

「貴重な真空管は大丈夫でしたかね?」「アハハ、被害はありませんでした」

笑われたところをみると、ホンネがバレたかな(笑)。

博士の所蔵される古典管は極めて珍しい希少管ばかりだし程度のいいものが”わんさ”とあるので地震と聞くと気になって仕方がない。

ものはついでと「何か目新しい情報はありませんかね」とお訊ねすると、

「はい、このところ古典管が品薄になって高騰しているので、比較的手に入りやすい球で代用できるものがないか、もっぱらチェックしています。

アッ、そうそう、チューブ・オーディオ・ラボさんが新しいアンプを作られたそうですよ。出力管は6AR6です。

〇〇さんにはなじみの薄い球でしょうが、3極管接続にすると「PP3/250=PX4」そっくりの特性になります。あなたが大好きなブリティッシュサウンドに変身しますよ。」

「PP3/250そっくりの特性となると、もう捨てておけないですね。ぜひ試聴してみたいです!」「それなら連絡をとってみましょう」

そして、すぐに博士から出力管「6AR6」についてメールが届いた。

「6AR6は1945年にベル研究所(WE)によってWE350Bの後継管として開発されたようです。 当時WE350Bはその信頼性の高さからレーダーの掃引用として使われていました。

しかしWE350Bは大型のため機器の小型化には問題が有りバルブを小型化した特殊なWE350B互換球を使用していたようです。

そこでレーダーに最適なコンパクトかつ信頼性の高い球として6AR6が開発されたわけです。

6AR6は極初期にWEが少量生産したのみでその後はTungsolに引き継がれました。

数社が製造したようですが圧倒的にTungsol製が多いです。 ビーム管として極めて優秀な6AR6ですが、私が検証したところ三極管接続にすると英国を代表する古典管の銘管PP3/250とほぼ同じ動作をするのです。

今回のチューブ・オーディオ・ラボさんによる6AR6シングルアンプは6FD7アンプ同様極力シンプルな構成として6AR6の素顔を存分に堪能できる内容となっています。

良質なインターステージトランスを使用して古典に倣った回路構成とすれば米系出力管でありながらブリティッシュ・サウンドが聴けるかもしれませんので今後の発展が楽しみです。」

とのことだった。

文中に出てくる出力管「PP3/250」(英国マツダ)だが、めったにオークションに出てくることもなく古典管マニア垂涎の球としてつとに知られている希少管である。

我が家では英国系の出力管として「PP5/400=PX25」を愛用しているが、人によっては「PP3/250=PX4」の方が好きという方もいるほどでまさに実力伯仲といったところだろう。

真空管「WE350」の流れを汲んだ出力管、しかも古典管の泰山北斗「博士」折り紙付きの「6AR6」アンプなので期待に胸を膨らませていたところ、さっそく新アンプが我が家に到着した。

   

構成は初段管が「6SL7」、出力管が「6AR6」、整流管が「6BY5GA」。出力トランスは今どき珍しい「手巻き」で知られる「TSM Products」製。

さっそく聴いてみたところ、パワー感、情報量、透明感、分解能など軒並み合格点。

取り分け「PP3/250」と同じ動作をするという「6AR6」の中高音域は流石で、アメリカ球なのにイギリス系のようなほのかな色香を感じさせる。

これまで「PP3/250」アンプを聴いたことがないが、おそらく同等か、いやもしかしてそれ以上ではなかろうかと思わず夢が膨らんだ。

次に、前段管(6SL7)を「シルヴァニア」から手持ちの「STC」の「CV569=ECC35=6SL7」に代えてみたところ一層心地よい響きになったのには驚いた。

   

左がシルヴァニア(アメリカ)、右がSTC(英国)。

結局、このアンプを購入することになったわけだが、この12月に入って大きな転機を迎えようとはそのときにはまったく夢想だにしなかった

続編として次回へ繋ぐことにしよう。

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新たな「楕円形のユニット」

2019年12月26日 | オーディオ談義

今や全国のオーディオ愛好家にとって、なくてはならぬものが「ネット・オークション」ではないかと思っている。

不要になったものが簡単に売買にかけられ、それが必要とされる人の手に渡っていく素晴らしい仕組みだ。

我が家も十分な恩恵をこうむっているが、以前のブログでオークション市場で検索するときの「キーワード」としてスピーカーでは「GOODMANS」、真空管では「STC」を挙げていたことを覚えておられるだろうか。

この二つのブランドは他人様はいざ知らず、我が家ではまずハズれた験しがないのでいつも重宝しているが、この度その網に見事に引っかかったのがグッドマンの大型の「楕円形ユニット」だった。



マグネットの形状からしてこれは明らかにアルニコ型ですね。

オークションの解説にはこうある。

「イギリス、グッドマンの大型楕円形フルレンジスピーカー2個ペアの出品です。イギリスを代表するGoodmansのオーバル型で人気の高いスピーカーです。

口径:26.5×16cm(丸形の場合、20㎝と同等)

ボイスコイル:15Ω、イギリスのスピーカーらしくクラシックに合うような気がしますが、特にピアノの再生は抜群です(私感)。

低音から高音のバランスが良く再生音が自然で聴き疲れしません。試しにレイ・ブラウンのベースを再生しましたが、外観からは想像できない迫力の低音が出てきました。

小出力の真空管アンプでも生き生きと音楽を再生します。ヴィンてーぞスピーカーの特徴である改良コーン紙の奏でるよく弾む低音と透き通った高音のバランスが素晴らしいです。

重たく厚いコーン紙では歪みは少ないかもしれませんが、音が前に出てきません。眠気を催し音楽を聴く喜びが失せてしまいます。(私感です)

円形コーン紙は特定の周波数で必ず分割共振を起こします。分割共振を抑えるためにコーン紙にコルゲーションやリブを入れますが、オーバル形状は分割共振を抑えながら周波数特性を伸ばすテクニックです。

後面開放箱か、平面バッフルでの使用をお薦めします。」

と、以上のとおりだった。

いささか我田引水気味の説明のような気がするが(笑)、その道には相当お詳しい方のようで、これより一回り小さい楕円形のユニットを現用している当方としてもピンとくるものがある。

たとえば軽量コーン紙の持つスピード感、そして円形コーン紙の分割共振についても実際に生々しい体験をしている。

めったに出ない代物だし、お値段も手ごろなのですぐに落札しようと思った。使い道は二つある。

1 ウェストミンスター(改)の現行のスコーカーを入れ替える

2 万一3ウェイにしたときにも500ヘルツ以上を受け持たせられる

気合を入れて通常の予想額よりも2倍の金額で入札し、無事に落札。所定の手続きが済んで商品が届いた。

さっそく、ツィーター用の置台をつくり、裸のまま使うことにした。バッフルへの4か所のネジ止めでユニットのフレームに緊張感を与えたくないのがその理由。

完成後の画像は次のとおり。

   

後面開放の楕円形ユニットの後ろには逆相の音を出来るだけ吸収させるために「羽毛の吸音材」を置いた。

ハラハラ、ドキドキ、ワクワクしながらの音出しだったが、さすがにグッドマンだけあってとても音抜けが良く、より一層透明感に溢れた音だった。明らかに軽量コーン紙の効果だろう。

以前の同じグッドマンの小型楕円形ユニットも優れものだったが、より情報量が増した感じで、ヴァイオリン、ピアノ、ボーカルいずれを取ってみても瑞々しくてこれで十分という出来栄え。

これ以上、欲を出すと罰が当たりそうなので、500ヘルツ以上を担当させる3ウェイ方式は当面延期することにした。

さっそく、近隣にお住いのYさんに聴いていただいたところ、「ウェストミンスター絡みではこれまでで最高の音です。もうAXIOM80は要らないかもしれませんね」と仰るほどの絶賛ぶりだった。

苦節50年、どうやら我が家のオーディオもそろそろ完成の域に差し掛かったような気がするが、はたしてどうかな?(笑)。

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もう毎日、目が回るほど忙しい!

2019年12月24日 | 独り言

もう毎日、目が回るほど忙しい!

現役を引退したらメチャ暇になると聞いていたが、それは真っ赤なウソですね(笑)

それでは具体的にある1日の出来事を検証してみよう。

まずは午前3時半ごろに起床。就寝時刻が早いので自動的に朝も早くなる。睡眠時間は7時間前後。

「人間は夜よりも朝の方が賢い」をモットーにしているので、さっそくパソコンを開けていつもの作業に取り掛かる。投稿予定のブログの校正を済ませてUPし、それが済むと新規の記事の作成となる。

オーディオ関係の記事は、ありのままを記載すればいいのでいとも簡単に仕上げられるが、それ以外の記事もなるべく織り込むことにしている。

「オーディオ一辺倒の人間」と思われたくないのがその理由だが、この作成がやや難物で通常のオーディ記事に比べて確実に2倍以上時間がかかる。

この記事だって苦労の後が見えるはず(笑)。

一段落すると、午前6時から早朝の30分間ウォーキングの開始。コースの途中に三毛の野良猫が待っていて、足音が近づくだけで「ニャー」とすり寄ってくる。

「いりこ」が大好物のようですっかり仲良しになっており、大いにウォーキングの励みになっている。

6時半に帰着すると朝風呂へ。

7時から朝食、それが済むと録画番組やNHKの朝ドラを見てから再び家の周囲の30分ウォーキングへ。血糖値が高めなので食後の運動は欠かせない。

30分の運動を1単位にしているのでこれで2単位終了。1日のノルマは4単位前後にしている。

9時からはクルマで20分ほどの隣町の図書館へ本の返却と新たな借り入れへ。人口が少ない鄙びた町ということもあって新刊本が続々と借りられるので超穴場である。



何しろホッカホカの「江戸川乱歩賞受賞作」が借りられるのだからたまらない。

そして話題の「独ソ戦」が借りられた。「これは戦場ではない、地獄だ」といわれる「独ソ戦」における「人間の極限状態」がどのように詳らかにされているのか、大いに興味がある。

借入限度は10冊だが、これらを2週間で読むのはちょっと無理なのでいつも返却期限が遅滞気味。あまりマナーが良くないですね(笑)。

昼食を済ませて、13時15分ごろにクルマで15分ほどの「運動ジム」へ出発。

最初にエアロバイクを30分間漕ぎ、それから軽いストレッチと筋トレを30分、それが済むとまたもやエアロバイクを30分漕ぐ。

これで2単位稼いで、計4単位となり本日のノルマ達成。

帰宅して15時半ごろに約束していたオーディオ仲間(大分市)がご来訪。

「真空管式のプリアンプを2台作ったのでお宅のスピーカーで試聴させて欲しいのですがいかがでしょうか」

「はい、願ってもないことで大歓迎ですよ~」(笑)。

ここしばらく「音信不通」だと思っていたら、アンプづくりに精を出していたんですねえ。

一緒に試聴したところ、2台とも音に生気があってとても瑞々しかった。それぞれ「12AU7」を4本使ったアンプだった。

「なかなかの力作だと思います。我が家のシステムと相性がいいみたいです。12AU7をヴァルボ(ドイツ)のE80CCあたりと差し換えて聴いてみたいので2台ともしばらく試聴させてくれませんか」

たとえ返事がノーでも強引に押し切るつもりだったがご快諾(笑)。

1時間ほどで辞去されたので、夕食まで録画していた番組を観る。

「松本清張・ニッポンの謎に挑む」(BSフジ:2時間)。

清張さんは日本のミステリーを語るには欠かせない作家だし、大概の著作には目を通しているが、一番記憶に残っているのは短編の「家紋」だ。

幸せに暮らしている夫婦が夜中に一人づつ虚言によって呼び出され、殺害されるものの、動機が分からずじまいでとうとう事件は迷宮入りするが、一人残された長女が後年になって「ありえない真犯人」に気付くというストーリー。とても怖いお話だった。

この2時間番組は3人の著名人による「鼎談」(ていだん)方式で進められていたが、清張さんの個性が浮き彫りにされていてとても面白かった。

ちなみに、ご存知の方も多いと思うが二人の場合は「対談」といい、三人の場合は「鼎談」という。「鼎(かなえ)」という器が3本脚で支えられていることに由来している。

夕食後は音楽鑑賞。

肩の凝らないボーカルを主体に「アン・バートン」、「小椋佳」、「加藤登紀子」、「ちあきなおみ」を聴いていたらしだいに眠くなった。

午後8時頃に就寝。

ああ、今日も目いっぱい忙しくて時間がいくらあっても足りないなあ(笑)。

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「今年を振り返って」シリーズ~第3弾~

2019年12月23日 | オーディオ談義

「今年を振り返って」シリーズもいよいよ「第3弾」へ突入。

師走も佳境に入ったので、この1年間で音響の向上に大いに効果のあったものをピックアップしようという企画だが今回は4月に購入した「ブルーレイレコーダー」だ。

当初はテレビ番組用として購入したものだが、今では音楽視聴用としても獅子奮迅の大活躍である。購入当初にこれほど重宝するとは夢にも思わなかったというのが実感である。

それでは以下のとおり振り返ってみよう。

「音楽を長時間聴いていると頭が疲れてくる」のは誰しも経験されることだと思う。

周知のとおり、音楽を聴くという行為は耳から入った音声信号を頭の中で情報処理しているので疲れてくるのは当然の話。

そこで、我が家ではときどき気分転換にテレビ(ソニーの55インチ)で肩の凝らないドキュメンタリーやミステリ番組をオーディオシステムで音出しをして観ているがこのほど古いテレビチューナーが録画できない状態になった。

再生はできるので全面的な故障ではないものの、大概の番組は録画したうえで観ているので大いに困ってしまった。

故障したチューナーは購入してだいぶ経つので寿命かもしれないと思い、遅ればせながら「ブルーレイレコーダー」でも買おうかと近くの大型電気店に出かけてみた。

事前にネットでどういうブランドがいいのか、相場はどのくらいかおおよそ調べたのは言うまでもない。

そしてパナソニックとソニーに絞っていたところ、たまたまパナソニックの製品が特売価格として展示してあった。

   

お値段はネット価格よりも若干高かったので、「これネットのお値段と一緒になるのなら購入しますよ。」と、いきなり勝負に出た。

すると店員さんが「上司と相談してきます。」、そして数分後に戻ってきて「ネットのお値段と一緒でいいです。」

しめた!試しでも言ってみるものだった(笑)。

さっそく持ち帰ってセッティング。今どきのチューナーは薄くて軽くて実に扱いやすい。

しかも地デジのチャンネル合わせは、郵便番号を打ち込むだけだからずいぶん楽だった。

また、説明書をよく読んでみるとCDも再生できるようになっている!

我が家にはCDトラポが2台あって、持ち主が言うのも何だがかなりの高級機だし、これらには(音質が)どうせ及ばないのは百も承知だがどのくらい肉薄しているか試聴してみた。

すると、何と何と結構「いい音」が出るんですよねえ!

さっそく近くのオーディオ仲間に来てもらって聴いてもらったところ、

「既存のCDトラポとあまり遜色がありませんよ。自分も買おうかなあ」
(笑)。

ここで二つの実験をしてみた。

1 ブルーレイレコーダーにCDを挿入してそのまま再生する

2 いったんCDをHDDに取り込んで録音したソースを再生する


後者の方が回転系が不要なぶん音質的に有利のはずだと二人で話しながら聴いたところ予想どおりだった。

2の場合一枚のCDをそっくり取り込むのに10分ほどかかるが、それだけの価値はありそうだ。(現時点では既にお気に入りのCDを100枚ほど取り込んでいる)。

しかもブルーレイレコーダーに有線ランを接続するとCDジャケットまで表示してくれるのには驚いた。

今どきの「ブルーレイレコーダー」は「費用 対 効果」の面からするとたいへんな穴場ですよ!

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「口径38センチ」 VS 「口径30センチ」のユニット

2019年12月22日 | オーディオ談義

つい先日、オークションにワーフェデール(英国)の口径38センチ(15インチ)のユニットが1本出品されていた。

お値段は「13,800円」と超安いうえに、音がメチャいいとされている「赤帯マグネット」付き!

我が家のウェストミンスターに使えそうなユニットなので落札したいところだが、なんといってもあと1本欲しいところ。

そこでヨーロッパのSPユニットに関して独自の輸入ルートをお持ちのTさん(東海地方)に伺ってみた。

「実はお伺いしたいことがあります。現在オークションにワーフェデールの口径38センチのユニットが1本出品されてます。落札したいのですが、ステレオ用としてあと1本欲しいところです。

そこで、T様のルートから同じ口径38センチが手に入る可能性はありますでしょうか。まことに勝手のいいご相談ですが、いかがなものでしょうか。」

すると、ご親切にも次のような返信があった。

「お元気ですか。当地は、例年にない温かな冬で、少々戸惑いを覚えています。

ご照会の件ですが、当該のオークションも覗いてみましたが、アルニコの15インチタイプはなかなか見つけられないと思います。

15インチはどちらかというとアメリカ人好みのようで、イギリス国内では、Wharfedaleに限らず、15インチのユニットそのものが、あまり見受けられないように思います。

ご期待にそえず申し訳ありませんが、これに懲りず、また何かありましたら、いつでもご照会なり、ご相談なりしてください。 では、失礼いたします。」

というわけで、手に入れるのが難しいとなればオークションの出品物を諦めざるを得ない。1本だけではどうしようもない~。

さて、ここで何が言いたいのかといえば、イギリスでは15インチ(38センチ)のユニットがあまり見受けられないということ。

たしかにグッドマンやワーフェデールなどの有名どころにしても、15インチがあることはあるがめったに見かけない。

後日、この件を「北国の真空管博士」にご注進したところ次のようなコメントがあった。

「そうなんです。イギリスは口径30センチのユニットが圧倒的に多いです。音のスピード感と繊細な表現力と適度な量感をマッチングさせるとなると口径30センチのユニットがベストと考えているのでしょう。

私もそう思います。したがって、あなたのユニットの選択は間違っていないと思いますよ。口径38センチのユニットを思いどおりに動かすのはたいへんです。タンノイの昔のユニットがなぜいいかというと、コーン紙の重さが軽いのも一因でしょう。」


この言葉にたいへん意を強くしたのは言うまでもない(笑)。

口径38センチのユニットはそれなりの魅力もあるのだが、どうしても空気を押し出す量と抵抗、そしてコーン紙の重さを考え合わせると、音声信号に対する追従性に問題が出てくる。

それがイヤで我が家のユニットはウェストミンスター内蔵のユニットまで含めてウーファー系はすべて「口径30センチ」に留めている。

もちろん我が家で使用している小出力の「3極管シングル」アンプとの絡みもあるので一概には言えないが、これまで使ってきた口径38センチのユニットはすべてオークションに放出してしまった。

   

そういえば、タンノイの創始者「G.R.ファウンテン」氏が愛用していたのは「オートグラフ」ではなく、口径25センチの「イートン」だったことはよく知られている。

これがイギリス人の良識あるオーディオ観といっていいだろう。

自分もタンノイは「ⅢLZ・イン・オリジナル・キャビネット」「インパルス15」「ウェストミンスター」と使ってきたものの、一番バランスが良かったのは最初に使った「ⅢLZ」だった。今となっては手放さなきゃよかった(笑)。

まあ、「口径38センチ」のユニットが好きという方もいるので、こればかりは好き好きだが肝心の「お耳のセンス」の方は「?」だと内心秘かに思っている。

もちろん、いろいろと差し障りがあるのでこれは「ここだけの話」ですよ(笑)。

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音楽における「プルースト効果」

2019年12月21日 | 音楽談義

作家の「マルセル・プルースト」(フランス:1871~1922)をご存知だろうか。

ジェームス・ジョイス、フランツ・カフカとともに20世紀を代表する作家であり、代表作の長編「失われた時を求めて」は後世の作家に大きな影響を及ぼした作品としてよく知られている。

数多くの名言を残したことでも有名で、そのうちの一つ「幸福というものは、 身体のためには良いものである。 しかし、精神の力を向上させるのは、 幸福ではなく悲しみである。」は、思い当たる人がいるかもしれない。

さて、図書館で偶然このプルーストにちなんだ本「プルースト効果の実験と結果」に出くわした。

   

「プルースト効果」っていったい何だろう?

本書によるとこうだ。

「特定の香りから過去の記憶が呼び覚れる現象のこと。マルセル・プルーストの代表作「失われた時を求めて」で主人公がマドレーヌ(焼き菓子)を紅茶に浸したとき、その香りがきっかけで幼年時を思い出すことからこの名が付いた」とある。

ちなみに、本書のケースでは二人のうら若き男女が受験勉強のときに特定のチョコレートを食べるクセをつけて、テストの直前にチョコレートを食べることで勉強時に詰め込んだ知識が自然に蘇ってくるかもしれない「プルースト効果」に期待するというものだった。

その実験を通じて、受験生同士の恋愛模様が絡んできて最後はあっけなく失恋に終わるという内容だったが、青春時代の甘酸っぱい思い出が巧く描かれていた。

さて、人間の知覚は周知のとおり五感として「視覚、嗅覚、聴覚、味覚、触覚」に集約されるが、プル-スト効果は「特定の香り」だから「嗅覚」に由来していることになる。

そこで、いやしくも「音楽&オーディオ」のタイトルを標榜する以上、「プルースト効果」の「聴覚版」に言及するのは必然の成り行きではないだろうか(笑)。

つまり「音楽におけるプルースト効果」

特定の音楽を聴くと分かち難く結びついた過去の記憶(シーン)が鮮やかに蘇ってくるという経験はおそらくどなたにでもあることだろう。

我が身に照らし合わせてみると、50年近くクラシックを聴きこんできた中で、それこそいろんな曲目の思い出があるが、さしあたり3曲ほど挙げてみよう。

✰ ジネット・ヌヴー演奏の「ヴァイオリン協奏曲」(ブラームス)

たしか10年ぐらい前のこと、とあるクラシック愛好家と親しくさせてもらったことがあり、その方のお好きな女流ヴァイオリニストのジネット・ヌヴーについて話を伺ったことがある。

クラシック全般に亘ってとても詳しい方だったが、それによると、「レコード音楽の生き字引」や「盤鬼」(五味康祐氏著「西方の音」19頁)として紹介されている西条卓夫氏が当時(昭和40年前後)の「芸術新潮」で、いろんな奏者がブラームスのバイオリン協奏曲の新譜を出すたびにレコード評の最後に一言「ヌヴーにトドメをさす」との表現で、どんな奏者でも結局ヌヴーを超えることは出来なかったという。

自分にとっても、これほどの名演奏は後にも先にもないと思っているし、教えていただいた方にも感謝しているが、残念なことにその方とは今となってはすっかり疎遠になっている。

なぜかといえば、我が家の当時のJBLの音を聴かれて「こんな音は大嫌いだ」みたいな捨て台詞を残して憤然と席を立ち、それっきりプツンとなってしまった。

「音が憎けりゃ人まで憎し」なのかな(笑)。

ヌヴーの演奏を聴くたびに、そのことがつい思い浮かぶ。

✰ オペラ「魔笛」

あれは丁度35歳のときだった。働き盛りのことで、前途にまだ夢を膨らませていたときに、否応なく地方への転勤を命じられてしまった。

クルマで片道1時間半ほどの距離を2年間ひたすら通ったが、音楽好きの親切な先輩がカセットテープに録音してくれて「通勤時に聴きなさい」と渡してくれたのがコリン・デーヴィス指揮の「魔笛」だった。

当初のうちは何の変哲もない音楽で、それほど好きでもなかったが、とはいえ嫌いでもなかった。

そして、さすがに往復3時間の道程で来る日も来る日も続けて聴いていると耳に馴染んできて、とうとう様々の「妙(たえ)なるメロディ」が耳に焼き付いて離れなくなった。

それからは、もう「魔笛」一筋である。今でもこの曲を聴くたびにあのつらい2年間のクルマ通勤を思い出すが、結果としては音楽体験として生涯で一番実り多いものを手にしたことになる。

結局、魔笛の「プルースト効果」といえば「人間万事、塞翁が馬」という言葉ですかね(笑)。

✰ モーツァルト「ファゴット協奏曲第2楽章」

37年間もの宮仕え生活を送るとなると、それはもういろんな上司に当たることになる。

振り返ってみると、ウマの合わない上司と当たる確率は半々ぐらいですかね~。

まあ、宮仕えとはそういうもんでしょう(笑)。

あれは宮仕えも後半に差し掛かった頃のことだった。それはもうソリの合わない上司に当たって、何かと冷たい仕打ちを受けた。

それほどタフな精神の持ち主ではないので、とうとう「心の風邪」を引いてしまい、挙句の果てには不眠に悩まされることになった。

そういうときに購入したCDが「眠りを誘う音楽」だった。ブルーレイ・レコーダーのHDDに取り込んで今でもときどき聴いている。

   

当時、第10トラックの「ファゴット協奏曲第2楽章」(モーツァルト)を聴き、沈んだ心に深く染み入ってきて「世の中にこれほど美しい曲があるのか!」と思わず涙したものだった。

この曲を聴くたびについ当時の「心の風邪」を連想してしまう。

以上、3曲の「プルースト効果」についてだが、いずれもあまり面白くない過去の記憶がつい呼び覚まれてしまうのが不思議。

冒頭に紹介したプルーストの言ではないが幸福感よりも哀惜感の方が深く記憶に刻み込まれるのはどうしてかな。

もしかして自分は基本的に「ネクラ」なのかもしれない(笑)。

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「今年を振り返って」シリーズ~第2弾~

2019年12月19日 | オーディオ談義

「今年を振り返って」音響効果の高かったものをピックアップしてみようという企画だが、シリーズの第2弾は「電源対策」

オーディオというのはごくまれな例外はあるとしても、いくらお金をかけても矩(のり)というのか限界があるというのが率直な感想だが、「投資すれば明らかにそれに見合った効果がありますよ」というのが一つだけある。

それが「電源対策」である。

オーディオの土台というか基礎対策として音質の根源的な部分に関わってくる代物なのでゆめゆめおろそかにできないというのがこれまでの痛切な体験である。

我が家の「電源対策」3項目あって、

1 200ボルト電源の導入

2 電源タップ


3 電源ケーブル


に分類される。

1 200ボルト電源

家庭内の電気は冷蔵庫、電子レンジや炬燵などの電気器具で汚染されているので、隔絶させるために「200ボルト」電源を随分前から引いている。

10年以上も前に専門の電気工事士のもと配電盤をいじって専属スイッチを設定しオーディオルームまで配線してもらったが、このままではもちろん使えないので変換トランスを使って「100ボルト」に降圧しており、我が家のオーディオ機器はすべてこの電源を拠り所にしている。

その効果は歴然としており、わかる人にはわかるはず(笑)。

もし本当に音を良くしたいと思うのであれば「200ボルト電源」をぜひお薦めしたいところだが、おそらく大半の方々が「現状の100ボルト電源で十分いい音が出ているのでその必要はない」と思われていることだろう。

ところが、そこが危険な落とし穴で(笑)、病気でいえば痛みを伴わない「糖尿病」みたいなもので切実感が無い分これほど恐ろしい病いは無い。

一度でも200ボルト電源によってノイズっぽさが消え音の質感が向上する感覚を味わうと、もう手放せなくなる。

ただし、その効果を確認できるのはシステム次第のところがあり、けっして万人向きではなく、発展途上のシステムではあまり効果が望めない。

つまり「仕上げの段階」でこそ効果を発揮するとだけ申し添えておこう。

以上、少し「上から目線」の物言いになったかもですね(笑)。

2 電源タップ

この降圧電源を繋いで各種オーディオ機器に中継する役目を担うのが「電源タップ」である。ここをケチっては「画竜点睛」を欠く。
そこで、このほど手に入れたのがPADの電源タップだった。

  

 差し込み箇所が8口あり、すべてのオーディオ機器が賄えるので大助かり。
 
  

 

 導入してからいちだんとSN比が良くなって効果抜群である。精神的な満足感もばかにできないところだ(笑)。
 
3 電源ケーブル  

      

「200ボルト電源」「電源タップ」そして「電源ケーブル」とくれば「三位一体」の相乗効果が大いに期待できようというもの。

これまで再々述べてきたように現在、PADの「ドミナス」4本を駆使して微小電流を扱う「DAコンバーター」の2台「プリアンプ」2台に繋いでいる。結果的には、お値段でいえばこの部分が一番値が張ったことになる。

以上、これで我が家の電源対策はお終いだが、200ボルトから100ボルトへの降圧トランスがちょっと旧式なのが悩みの種だが、このところ何かと出費多端で懐(ふところ)が物淋しいので、しばらくの辛抱だ(笑)。  

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ギターの音色は禁断の響き

2019年12月18日 | オーディオ談義

つい先日、運転免許の更新のため久しぶりに帰省した我が家の一人娘。

ミステリー小説と一緒に持ち帰ってきたのがこのCDだった。ギタリストの福田進一、福山雅治、荘村清志の競演集。



「フ~ン、福山雅治のファンなんだ・・・」

「いや、ちょっと気障っぽいのでそれほどでもないわよ。石田ゆり子が好きだったので映画を見ただけ。ギターの音色がとても良かったのでお父さんのシステムでぜひ聴いてみようとCDを買ってみたけどどうかしら」

日頃から「オーディオ以外のことはサッパリ」と、白い目で見られているのでこういうときこそ「名誉挽回」のチャンス。

目下のお気に入り「3ウェイ」で聴かせてやった。

   

「どうだ、いい音だろう?」

「日頃聴いてるのとまったく違う音ね!」

しばらく聴き耽ってから、ギターの響きに少し物足りなさを覚えたので今度はスピーカーを「AXIOM80」にして再び聴かせてやった。

「お父さん、こちらの方が断然いいわよ。まるで目の前でギターを弾いているみたい。余韻がものすごく細かく漂ってきてまるで別のギターを聴いてるようよ」

ギャフン!(笑)

「これはな、AXIOM80といってめったに手に入らない最初期のユニットで36万円もしたんだぞ。お父さんが死んでも絶対に手放さないで最後まで愛用してくれよな」

「うん、わかった。絶対に手放さないからね・・」

これでひと安心(笑)。

それにしても、あれほど気に入っていた3ウェイが途端に色褪せてしまったのにはガッカリ。ギターの音色ってのは禁断の響きを持っていて、怖いぐらいに再生装置の差を出しますな。

しかし、どんなスピーカーも「AXIOM80」と比べるのはちょっと可哀そう・・。

後ろ髪を引かれる思いも若干あったが、試聴後にさっそく3ウェイを解体した。

中音域担当の「楕円形ユニット」(グッドマン)と高音域担当の「アルニコ型ツィーター」(ワーフェデール)はそっくりウェストミンスターの上に載せた。



ムンドルフのコイルで楕円形ユニットをハイカットし、ウェスタンのコンデンサーでツィーターをローカットした。クロスはおおよそ6000ヘルツ(-6db/oct)あたりかな。

さっそく試聴してみると、一段とグレードアップした音になってこれは素晴らしい!(笑)

そしてウーファーの「AXIOM150マークⅡ」は当分の間、お蔵入りさせてその代わりに同じくグッドマンの「トライアクショム」(画像の左側)の再登板だ。



メーカー既成の同軸3ウェイの音質と信頼感はやはり別格ですね!(笑)

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身の回りのこと「三題」

2019年12月17日 | 独り言

✰ モーツァルトの肖像画

   

先日のテレビで放映されていたが、モーツァルトの肖像画が4億8千万円で落札されたそうですよ。

これが音楽史上稀に見る天才の顔かと、つい見入ってしまいますが、お値段からしてもかなり信ぴょう性の高いものでしょう。体形はどちらかといえば小柄だったそうですよ。

モーツァルトはわずか35年の短い生涯だったが、雰囲気からして10代の頃の肖像画かな。

✰ ミステリー小説


この程、5年に一度の運転免許の更新のために帰省した娘が一緒に持って帰ってきたのがこれ。



親父にそっくり似て大のミステリーファンである。

「海外編」で昨年第1位を獲得したアンソニー・ホロヴィッツの「カササギ殺人事件」はメチャ面白かったが、それに続いて今年もダントツの得票数で1位を獲得したのが「メインテーマは殺人」

さっそく読ませてもらおう。楽しみ~。

✰ レコードの売れ行きが増加中



これもテレビの画面だが、国内のレコード生産枚数がうなぎ登りだそう。

その理由だが、テレビの解説によると音質うんぬんよりも、まずは大きなジャケットがお洒落だし、音楽を聴くときの一連の動作、たとえばレコードを取り出し、プレイヤーに載せて、静かにレコード針を降ろすといった「儀式」が若い人にアピールしているという。

デジタル系の便利の良さとは裏腹のことがもてはやされているわけだが、ずっと以前にワープロが普及したときにその反動で「墨字」を習う人が増えたのと似た現象だ。

いずれにしても、CD、ハイレゾ、そしてレコードと三者が共存して音楽ソースがヴァラエティに富めばそれに越したことはない。

むしろ、音楽におけるクラシックの地盤沈下というか、若い人たちのクラシック離れの方が心配になる。

「一介の市井の徒」がそんなことを心配してもおこがましいが、あの素晴らしい精神的な贅沢を味わう機会が減るのはもったいない限りだ。

何とか方策がないものだろうか。

1 低学年時の音楽教育の充実

2 五味康祐(故人)さんのような「音楽&オーディオ」の評論家の登場

3 音楽好きで気軽に相談できる「オーディオ」店主の存在

といったところかな。

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音楽鑑賞と「刷り込み現象」~その2~

2019年12月16日 | 音楽談義

同じタイトルの「その1」からの続きです。

動物学者「ローレンツ」が唱えた「刷り込み現象」は、何も鳥類ばかりではなく、人間だって「三つ子の魂百までも」という諺のとおり、初めての体験が脳に刷り込まれ、その後の人生にずっと尾を引くことがある。

個人ごとに趣向性の強い音楽の場合なおさらそうだと思うが、たとえば自分のケースでは初めて「魔笛」を聴いて好きになった時の指揮者が「コリン・デーヴィス」だったが、今ではそれほどの名演とされていないにもかかわらず、この刷り込み現象のせいか、いまだにこの盤を聴くと故郷に戻ったような気がしてホッとする。

したがって前述のYさんの場合もモーツァルトよりも先にバッハに親しんだことが一種の刷り込み現象となって(バッハの音楽に)抵抗感を覚えなくて済んだ可能性がある。

つまり音楽鑑賞においても、親しむ作曲家の順番というものがあるのかもしれませんね。

敷衍すると、音楽の代表的なジャンルといえばクラシックとジャズの二つだが、先にクラシックに親しむと後々ジャズにも入っていきやすいが、この順番が逆だとジャズからクラシックへはなかなか移行できない例が多い印象を持っている。

そして、プロコル・ハルムの「青い影」・・・。

中学か、高校時代だったか定かではないが大好きな曲で当時のドーナツ盤を擦り切れるほど熱心に聴いたことだった。

しまった!

あのときにYさんのように原曲を求めてバッハの音楽を探し求めていたら今のようなバッハを敬遠する状況にならなかったかもしれない。

音楽人生における実に大きな損失だったかもですねえ!(笑)

久しぶりに当時の日本で流行ったロックばかりを集めたベストヒットのCD(オムニバス版)を引っ張り出してみた。

「A WHITER SHADE OF PALE」(邦題「青い影」)が1曲目に収録されているので聴いてみた。
          

自分で言うのも何だが、現在のかなりハイレベルのシステムで聴いてはみたものの、当時のとてもお粗末なポータブル・プレイヤーで聴いたときのあの充実感と感動は蘇ってこなかった!

オーディオシステムの高級度よりも聴く本人の当時の若々しくて瑞々しい感性の方が優勢なんだろうか、はたまたこれこそ最初に聴いたサウンドという「刷り込み現象」の作用なんだろうか・・・。

いずれにしても、音楽もオーディオも多分に情動的な面が含まれているので科学的に説明のつかない摩訶不思議なところが多分にあるようですよ(笑)。
 

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「今年を振り返って」シリーズ~第1弾~

2019年12月14日 | オーディオ談義

早いもので、いよいよ師走も中旬に入って佳境と相成った。

今年のオーディオを振り返ってみると例年以上に「波乱万丈」の一年だった気がする。

そこで「今年を振り返って~シリーズ~」として時系列で音質向上効果の大きかったものを振り返ってみることにした。

まずは「第1弾」として登場するのが「PADのスピーカーケーブル」である。

 

それでは以下のとおり。

通常、オーディオに対するイメージといえば音響を大きく左右する部屋の形状は別として、まずはスピーカーであり、次にアンプが来て最後にCDトラポやDACなどの前段機器の出番というところだろう。

これらに比べると各機器を接続するケーブル類は「異質=異端者」のような気がしてこれまでほとんど無関心だった。

なぜなら細かい「工夫の余地」があまり無いし、高級品ともなると法外なお値段で贅沢趣味のイメージが付いて回るから。

ところが、オーディオ仲間が持参した「純銀製SPケーブル」の音に腰を抜かさんばかりに驚いたのが昨年末のこと。

それからはいつものように「のぼせもん」(博多弁)になって、まっしぐら(笑)。

10年以上も倉庫に直し込んでいた「PURIST AUDIO DESIGN」(PAD)のSPケーブルが使いにくい「Yラグ端子」から「バナナプラグ」への変更によって見事に蘇ったのだ。

  

何しろ低音域の力強さに驚いた。

10年以上も前のこと、購入先のショップの担当が「PADは何と言っても低音の迫力です。」と言ってたが、そのとおり。

それかといって、中高音域の独特の艶にも背筋がゾクゾクっと来るほどでまったく不満なし。

こればかりは実際に聴いてもらわないと実感できそうもないのが何とももどかしい(笑)。

こんな優れものをよくもまあ10年以上も倉庫の中にほったらかしにて「馬鹿だなあ」と「口惜しさ半分」で自分の頭を小突いてやった(笑)。

それにしても「バナナプラグ」端子への交換作業を快く引き受けていただいたオーディオ仲間のKさん(大分市)には感謝の言葉しかない。

そのKさんにまたもや「あつかましい」お願いをした。

「我が家にはウェストミンスター用としてJBLのネットワークを使っていますがSP端子が実に貧弱なものが付いています。これをしっかりしたSPターミナルに交換できませんかね。するともう一組余ったPADのケーブルが使えるようになります。別府方面に来る用事がありましたら寄っていただけるとありがたいです。」

下記の画像がその見るからに古色蒼然としたJBLのネットワーク「LX80」だが(発売当時の定価は13万円ですぞ!)ご覧のようにまことに貧弱なSP端子が付いている。

これらをすべて「ちゃんとしたターミナル」に変えようという算段である。

      

スペース的にみてちょっと無理かもしれないが「ダメでもともと」の話である。

とにかく一組余った「PADのSPケーブル」(4本)を使いたい一心で思いついたアイデアである。
 
ところが、とても親切なKさんのこと、翌日になってわざわざお見えになっていただいたのでさっそく現物を検分してもらった。

「ああ、これなら出来そうですよ。以前にも取り扱ったことがあります。2日もあれば十分でしょう。」と持ち帰っていただいた。

あなうれし!

そして翌々日の9日(水)のこと、「完成したので持っていきます。」

   

見事な仕上がりで、これで貧弱なケーブル(銅の単線)を廃棄してバナナプラグ同士の抜き差しができる!

さっそく、PADのSPケーブルをパワーアンプのSP端子からネットワークの「INPUT端子」に繋いで試聴に移った。

パワーアンプはPX25シングルにしてみた。スピーカーはもちろん「ウェストミンスター」(改)。   

KさんともどもCD盤を数枚聴いてみたが、以前よりも音の密度というのか粒子が細かくなって音響空間が凄く豊かになっている。

これは素晴らしい!

何よりもごくわずかな改造賃だけで済んだのがビンボー人にはありがたい。

今年は幸先のいいスタートを切れてメチャ運が良さそうだ。

「実際、そのとおりでしたよ」とは本日(2019.12.14)現在の「後日談」です(笑)。

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音楽鑑賞と「刷り込み現象」~その1~

2019年12月13日 | 音楽談義

このところブログで話題にしている「コントラルト」歌手の「キャスリーン・フェリア」(英国:1912~1953)。

この度、東北地方の方からもメールが来て「フェリアは大好きな歌手です。CDの第6トラックのヘンデル「メサイア」より~おお、なんじ、よき音信を告げし者~」もぜひ聴いてください」

ハイ、ありがとうございます。根強い人気があるんですねえ。



そこで午前中の比較的頭の涼しい時間に「ヘンデル・バッハ・タイム」と称して「6~8」トラックの「計20分」を割いて毎日耳を傾けている。

ヘンデルとバッハがレパートリーに加わればしめたもので「鬼に金棒」だが(笑)。

実はずっと以前のブログでこう投稿したことがある。

クラシックはつまるところ「ベートーヴェン」「モーツァルト」「バッハ」に尽きることは、いろいろと異論はあるにしても、もはや定説といって差し支えないだろう。

個人的には、この3人のうちベートーヴェンは歳を取るにつれ何がしかの「押しつけがましさ」を感じ始めてこのところやや敬遠気味になっている。

(ただし第6番の「田園」、「ピアノソナタ30~32番」、「弦楽四重奏曲第14番作品131」は別ですよ~。)

そして残るは「モーツァルト」と「バッハ」だが、後者にはどうしても線香臭さが鼻について、いまだに馴染めないのが癪の種になっている。

とうとう悔し紛れに「音楽鑑賞上、モーツァルトとバッハは両立しない」と、独断的な投稿をしたことがある。

当時のことを回想してみよう。


日頃、このブログで大きな割合を占めているオーディオ関連の記事となると「そりゃあ、あんたが勝手に思うだけだろ」というわけで、全然といっていいほど反応が無いが、ことクラシックの話となると個人ごとに拘りというか「譲れぬ一線」というのがあるようで、ある方から次のようなメールが届いた。

「こんばんは、ブログ 拝読しました。 実を言いますと、私も バッハを聴き始めた頃(中学生になったばかりでした…)は "線香臭さ"が鼻について あまり好きではありませんでした。一緒ですね(笑)。

それでも 当時、私が持っているレコードが少なかったので、毎日 BGM的に聴いていました。それが良かったのでしょうか、だんだん 好きなフレーズも出来て(ブランデンブルクで言えば 第5番の第1楽章 や 第4番の第3楽章 など)、抵抗感も薄れて行きました。

それに、バッハを聴き始めたのがモーツァルトよりも早かったのも 良かったのかも知れませんね。モーツァルトの音楽は 何の抵抗感もなく、私の中に入って来ましたから…。(笑)

私がバッハに ハマったのは イギリスのロックグループ、プロコル・ハルム の「青い影」という曲を聴いて あの美しいメロディーが 「どうもバッハっぽいな…」と思い、"原曲"を探そうと バッハの曲を聴きまくっていた事が 多分 キッカケなのでしょう。
気がついたら バッハが好きになっていました。何が 幸いするか分かりませんね(笑)」

この率直なご意見の中で興味深いと思ったポイントが3点ほどある。

 頭が柔らかい時期(中学生)に、BGM的にバッハを聴き耽ったこと

 バッハを聴き始めたのがモーツァルトよりも早かったこと

 プロコル・ハルムの「青い影」の原曲を探そうとバッハの曲を聴きまくったこと

ご存知の方も多いと思うが、動物学者「ローレンツ」が唱えた学説の中に「刷り込み現象」という言葉が出てくる。

平たく言えば生まれたばかりの動物、特に鳥類で多くみられる一種の学習現象で、たとえば目の前を動く物体を親として覚え込み、以後それに追従して、一生愛着を示す現象。」だ。

以下、続く。


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