私が仕事から帰って来た。
この日は江ノ電稲村ケ崎駅で下車。
駅前にはあのはぶか牛肉店がある。
私はそこでトリッパの材料、つまり牛の胃であるハチノスを購入した。
それ以外にもいくつか買ったものがある。
本日の音楽はYouTubeでBeatlesのDay Tripper♪
トリッパを作る時の私のテーマ曲だ。
「先日もトリッパ作ってなかった?」という疑問もございましょう。
たしかにそうです。でも伝統的トマト系トリッパよりも、白ワインや日本酒でサッと煮たトリッパは、トリッパ本来の香りも強く楽しめて私としては一層好きな味わいなのだ。
もう夜遅いから本日は調理しないが、下茹でだけはしておこう。
ハーブティを飲みながら下茹で。
熱湯に酢を入れて茹でる。
まさに地獄絵巻。ブツブツしたハチノスに熱湯。
「すごいニオイやわぁ~、おとーさん何してんのん?」とドガティ君が登場。
ドガティ君を無視してハチノスを洗う。
「それ、たまりませんやん。前に嗅いだことあるわ、このニオイ。それ何やねんな?」とドガティ君が問う。
これはハチノスって言いまんねん。牛の胃袋や。この前も教えたやろ。覚えときや。
「なんやねんな、きっつい言い方やな。愛する家族に対する気持ち感じ取れんモノ言いやな」とドガティ君。
新たな熱湯で二度目、三度目と洗って作業終了。
ラップでくるんで冷蔵庫へ。
また明日。ランチ前に調理しましょう。
********************************************
翌日の昼前。
西友から買ってきた野菜。各種香味野菜にシイタケ。
香味野菜を小さく四角く刻む。
ニンニクやみじん切り、シイタケは四分割。
ストウブの中でニンニクと唐辛子をオリーブオイルで加熱。
「またまたたまらんニオイやないかいな、おとーさん」と再びドガティ君が登場。
「ボクはここで粘るでぇ~」と籠城中。
香味野菜を炒める。
蓋を閉めてストウブ得意の蒸し煮。超弱火でいい。
10分ほどね。
冷蔵庫から前日茹でたハチノスを取り出し、切る。
こうなる。
「おぉ~、切ったら尚のこと香るな。おとーさん、それおくれぇなぁ」
あかんて、これは全部炒めるねん。犬が食べる分は無いねん。
「おとーさん、あんたケチかいな。呆れるわ。少しくらい可愛い犬にやったかてよろしのに」
これはな、しっかり煮ないとあかんねや。生煮えで食べたら、あんたおなか壊すで。
ブイヨンを入れる。
七里ガ浜東のパシフィック・ベーカリーで買ったばかりのバゲットもあるが、その前に食べないといけないカンパーニュもあるので、それから先に食べようね。
強い視線を感じて下を見たら、スペシューム光線を下から私に浴びせている犬が1匹。
かなりしつこいな。
ここでチリ産ワインが登場だ。
ただしちょっと変わっている。
ヴィオニエだよ。
このヴィオニエをドボドボと150ccくらい鍋に入れるのだ。
おいしいよね、ヴィオニエ。このワイナリーのワインでヴィオニエ種を飲むのは初めてだ。
そういえば私にとってはおなじみのヴィレッジセラーズからも春のワイン・カタログが来ていたね。
もう23年。少しずつ買い続けている。
さあ、だいたいできたかな。
そこでシイタケを入れる。
パセリも用意。
出来上がりさ。
タマネギやセロリがかなりの量で溶け込んでいる。
人参はおおよそそのままの形で残っているな。
野菜を大量に食べたなという気にもなる料理。
トマトを使ったトリッパもおいしい。
しかしトマトは使わず、白ワインで野菜と煮るだけのこのトリッパは、トリッパの素材そのものをより強く楽しむことができる。
コンチャ・イ・トロのヴィオニエもどんどん飲みましょう。
いやぁ~、これは美味い。
「ボクにもくれよぉ!」とテーブル下から出てくるドガティ君。
【つづく】
この日は江ノ電稲村ケ崎駅で下車。
駅前にはあのはぶか牛肉店がある。
私はそこでトリッパの材料、つまり牛の胃であるハチノスを購入した。
それ以外にもいくつか買ったものがある。
本日の音楽はYouTubeでBeatlesのDay Tripper♪
トリッパを作る時の私のテーマ曲だ。
「先日もトリッパ作ってなかった?」という疑問もございましょう。
たしかにそうです。でも伝統的トマト系トリッパよりも、白ワインや日本酒でサッと煮たトリッパは、トリッパ本来の香りも強く楽しめて私としては一層好きな味わいなのだ。
もう夜遅いから本日は調理しないが、下茹でだけはしておこう。
ハーブティを飲みながら下茹で。
熱湯に酢を入れて茹でる。
まさに地獄絵巻。ブツブツしたハチノスに熱湯。
「すごいニオイやわぁ~、おとーさん何してんのん?」とドガティ君が登場。
ドガティ君を無視してハチノスを洗う。
「それ、たまりませんやん。前に嗅いだことあるわ、このニオイ。それ何やねんな?」とドガティ君が問う。
これはハチノスって言いまんねん。牛の胃袋や。この前も教えたやろ。覚えときや。
「なんやねんな、きっつい言い方やな。愛する家族に対する気持ち感じ取れんモノ言いやな」とドガティ君。
新たな熱湯で二度目、三度目と洗って作業終了。
ラップでくるんで冷蔵庫へ。
また明日。ランチ前に調理しましょう。
********************************************
翌日の昼前。
西友から買ってきた野菜。各種香味野菜にシイタケ。
香味野菜を小さく四角く刻む。
ニンニクやみじん切り、シイタケは四分割。
ストウブの中でニンニクと唐辛子をオリーブオイルで加熱。
「またまたたまらんニオイやないかいな、おとーさん」と再びドガティ君が登場。
「ボクはここで粘るでぇ~」と籠城中。
香味野菜を炒める。
蓋を閉めてストウブ得意の蒸し煮。超弱火でいい。
10分ほどね。
冷蔵庫から前日茹でたハチノスを取り出し、切る。
こうなる。
「おぉ~、切ったら尚のこと香るな。おとーさん、それおくれぇなぁ」
あかんて、これは全部炒めるねん。犬が食べる分は無いねん。
「おとーさん、あんたケチかいな。呆れるわ。少しくらい可愛い犬にやったかてよろしのに」
これはな、しっかり煮ないとあかんねや。生煮えで食べたら、あんたおなか壊すで。
ブイヨンを入れる。
七里ガ浜東のパシフィック・ベーカリーで買ったばかりのバゲットもあるが、その前に食べないといけないカンパーニュもあるので、それから先に食べようね。
強い視線を感じて下を見たら、スペシューム光線を下から私に浴びせている犬が1匹。
かなりしつこいな。
ここでチリ産ワインが登場だ。
ただしちょっと変わっている。
ヴィオニエだよ。
このヴィオニエをドボドボと150ccくらい鍋に入れるのだ。
おいしいよね、ヴィオニエ。このワイナリーのワインでヴィオニエ種を飲むのは初めてだ。
そういえば私にとってはおなじみのヴィレッジセラーズからも春のワイン・カタログが来ていたね。
もう23年。少しずつ買い続けている。
さあ、だいたいできたかな。
そこでシイタケを入れる。
パセリも用意。
出来上がりさ。
タマネギやセロリがかなりの量で溶け込んでいる。
人参はおおよそそのままの形で残っているな。
野菜を大量に食べたなという気にもなる料理。
トマトを使ったトリッパもおいしい。
しかしトマトは使わず、白ワインで野菜と煮るだけのこのトリッパは、トリッパの素材そのものをより強く楽しむことができる。
コンチャ・イ・トロのヴィオニエもどんどん飲みましょう。
いやぁ~、これは美味い。
「ボクにもくれよぉ!」とテーブル下から出てくるドガティ君。
【つづく】