「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

ラーメンの名店Awanouta(鎌倉市七里ガ浜東4丁目)へ行く前に、江戸と鎌倉で坂の上り下り

2020-10-04 12:00:07 | あちこち見て歩く
この日は近所(鎌倉市七里ガ浜東4丁目)のラーメン店Awanoutaでランチした。

しかしその前に江戸に行った。

江戸と鎌倉で坂の上り下りをしたのだ。

ここは七里ガ浜東の緑のプロムナードと呼ばれる歩行者専用道路。



このあたりは海抜50mくらいはあるが、平坦だ。



そこから少し海方向へ進むと少々下がるが、それでも海抜40m以上あり、そこは桜のプロムナードと言われ、まだほぼ平坦。



やがてこのあたりからだ。坂道が厳しくなってくるのは。



「傾斜がない場所に興味がない」とあのタモリさんが言う。

そしてTV番組のブラタモリで、傾斜が出て来るとタモリさんは妙に興奮するのであった。

私も同様だ。



いいよねえ、坂道。



「歳をとると坂道がきついから坂道のあるところに住めない」という人がいるが、それはあまり正しくない。

私の父母や義父母を長年見て来た私の経験からすると、それが当てはまる期間はもしあったとしてもわずかだ。おおざっぱに言うと、元気で多少の坂も問題ないか、あるいは逆に、エレベーター付き都心のマンションでも自立して暮らすのが厳しくなって来るかの、通常はどちらか二択状態だ。前者から後者に瞬く間に変化することもある。

坂道がきつければクルマでもバスでもタクシーでも、あるいはサンフランシスコみたいにケーブルカーでも利用しましょう。何もなければ無理だが。



七里ガ浜住宅地の中を歩く。

たいてい微妙に傾いているのだ。



ここが面白い(↓)。



ここは住宅地のもっとも海抜で低いところ。

右(方向的には南で海に向かう)に下がっているが、右からはよく厳しい風が吹いてくる。だからこの擁壁に生えた草が皆風のせいで左に流れている。

そこからはすぐに江ノ電七里ヶ浜駅に到着する。目の前が海だ。



そして私は江ノ電に乗る。

さらに鎌倉駅で江ノ電からJRに乗り換える。

私は東京に向かう。そしてJRを降りる。

そうしたらそこが御茶ノ水駅だ。

ここもまたすごい高低差。



江戸城つまりは今の皇居や、その周辺である丸の内、大手町、神田、秋葉原あたりから見ると、御茶ノ水はかなり高いところだ。

ところがその随分と高いJR御茶ノ水駅あたりは、深い谷が刻まれていて、その谷底を神田川が流れている。

そこから南に坂を下りれば神田小川町さらに大手町や江戸城や丸の内へ。

江戸城なんて昔は海に面していたわけで日比谷の「ひび」なんて言葉は正に・・・とか、そんなかつての埋め立て地にできた東京駅と第一生命ビルの基礎工事の違いは・・・なんてことを社会人になりたての頃に私は調べた記憶がある。丸の内界隈の歴史を楽しく社内報で解説する記事を書くという、まったく収益に貢献しない仕事が私に割り当てられたために。

さきほど述べたようにタモリさんは坂道が好き。私も同様。



街中も郊外も景色が美しいところは少ないが、坂道があることで少なくとも景色に変化がつくので、歩いていて楽しくなる。



上の画像で左側が昌平坂だ。

昌平坂学問所が大昔からあったところ。



また地理のお勉強になる。



こちらが軍艦山(↓)だ。ここに立っていてにも山という感じはしないが、下から(南から)見れば山と言えなくもない。



その横は幽霊坂。



とにかく起伏があるのよ。

これが幽霊坂。



たしかにビルもない頃を想像すると、ちょっと寂しそう。

こちらは御茶ノ水駅の周辺。



御茶ノ水橋から、さきほど自分がいた聖橋を見る。



神田川の谷がいかに深いかがわかるね。

こちらは神田小川町へ下がってゆく坂道。



御茶ノ水は高いところなのです。

明治大学が立っている。日本大学医学部・歯学部やその他医科大学が多いのも特徴。法政大学発祥の地でもある。



だから文坂。これは新しいものだが。



脇から坂を上がるとこんなものも



山の上ホテルだ。



今日は坂ばっかりだね。

この山の上ホテルは静かでいいところ。

レストランは穴場ですよ。便利だしね。

小栗上野介の生誕地。江戸時代に横須賀造船所(横須賀製鉄所とも呼ばれた)の建設を推進した人。国防のための造船に貢献し、それは明治時代に受け継がれる。またそれは神奈川県発展の一因でもあるからして、我々神奈川県民は小栗さんに感謝しましょう。



三井住友海上火災保険本社横の優雅な坂。



もともとは三井系の大正海上火災保険の本社で、のちに三井海上火災保険、そして今は三井住友・・・・。



もう坂だらけ。

こちらは紅梅坂。今じゃ木々も少ないけれどね~。



右手はご存じニコライ堂だよ。



ニコライ堂はコインパーキングまで経営。



ここにクルマを停めたら、それだけで鶴岡八幡宮でクルマのご祈祷をしてもらうのと似たような意味があり、交通事故を自分が引き起こす確率が低下するとか、なんとか・・・(そんなことはねえだろ)。

そこで本日の私の用事だ。半年に一度の日本大学歯学部口腔外科の大先生の検診。



口腔外科で口の中の皮膚のただれを診てもらうのだ。

1cm四方ほどの皮膚のただれがずっと以前からあり、それを日大歯学部出身の歯科医が発見して、私を日大歯学部口腔外科の大先生に紹介してくれた。

その大先生にそれを診てもらってもう4~5年。

先生はその間に退官なさり週に1度だけこの口腔外科に通う身分となられたが、私は長いご縁もあり、これまでも診てもらえていた。

ところが残念ながら、この大先生もそろそろほとんど日大に出て来なくなられるそうだ。そこで大先生は若い30代の先生に私を引き継いだ。

今回は大先生最後の診察。いつものように世間話が多い。

「あのねぇ、ぼくはねぇ、高校生の頃にあの学生紛争があったのよ。おちゃさんより7~8歳年上かな。学校と交渉して学生服を廃止させたりしたんですよ」なぁ~~んて、口腔外科と関係ないお話。

「先生、長いことありがとうございました」と私は大先生にお礼を言い、新しい若い先生に挨拶して帰った。

残念だけど仕方ないねえ。今後は若い先生にお世話になりましょう。



JR御茶ノ水駅聖橋口改札。これは新しいものだ。長くかかる工事のため、本来の聖橋口改札を聖橋からちょっと遠いところに移動させたもの。



ここから御茶ノ水駅の中に入ろう。

下の画像で言うと、このあたりの地面の高さは真正面の聖橋の高さだ。

そこからかなり降りて、JR御茶ノ水駅のホームは、私が立っているところの高さ。



しかしこの谷は深く、さらに下がって谷底に神田川。



その神田川を船が行く。

こんなところの工事は大変だ。

そして私はJRと江ノ電を乗り継ぎ、また鎌倉市七里ガ浜に戻る。

江ノ電七里ヶ浜駅近くから七里ガ浜2丁目を見上げる。



ちなみに昔からの書き方は七里ヶ浜だ。

しかし現代の住所区分では七里ガ浜と書く。

ヶとガの違いがある。



高台に住むことを望む人は多い。

目の前が開けているのが好きな人たち。

私はそんな高台を左に見ながら、坂を上る。ここから右手が七里ガ浜東と呼ばれるところで、七里ガ浜住宅地と呼ばれるところだ。西武グループが昔開発した住宅地。



本日は坂道ばかりの日だね。

向こうは七里ガ浜2丁目から鎌倉山へとつながる斜面。



私は汗をたらたら流しながら住宅地の中を歩く。



下の画像で真ん中に広がるのが七里ガ浜東の住宅地の西端。右上に見えるのは鎌倉山の住宅地。



なだらかぁ~に坂を上がって行くのです。



こんな傾斜(↓)。



そんな坂道の先にはこの提灯。



やってます。大人気のラーメン店、Awanoutaだ。



「あら、おちゃさん珍しいやないかい、こんな日のこんな時間に」とか言って、店主さんが迎えてくれる。

Cセットで行きましょう。



それに生ビール。



いやぁ~、疲れた。

こちらは生ビールとともに出て来るおつまみのチャーシュー。



スパイスやナッツがいい感じ。

こちらはチャーシュー丼。



結構強烈なチャーシューやもやしが入っているよ。

そして出た。これが七里BLACK。定番となったラーメンだ。



ここにもチャーシューが。



いろんなものが入った、ファッショナブルなラーメン。

よくぞ大阪のど真ん中からやって来て、この七里ガ浜東にいきなり開店してくれましたね。



うまいスープ。8種類ほどの醤油を重ねた複雑さと、貝のだし。いいねぇ。

食べログへのリンクはこちらだ。

https://tabelog.com/kanagawa/A1404/A140402/14069119/

坂とラーメンの日記になったな。

夜はこちら。自宅でカツオの漁師丼。買って来たものを並べるだけの軽い夕食。



昔よく食べに行ったお店の定番料理の真似。かなり私の勝手な作業が加わっているが。

本日も坂道をよく歩き、ドガティ君の朝夕の散歩にもお付き合いした。疲れたな。
コメント (19)
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