「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

大豆のお肉からなるSDGs的麻婆茄子丼は言われなければそれとはわからない@鎌倉七里ガ浜自宅厨房

2020-10-28 00:00:23 | 食べ物・飲み物
ソイ・ミート。

大豆から作られたお肉(みたいなもの)。



肉の生産、特に牛肉の生産のためには飼料としての大量の穀物が必要である。人間が穀物をそのまま食べることで得られる同量の栄養を肉を通して得ようとすると、その肉を生産するために飼料として穀物が何倍も消費されることとなる。今や、人間が食べる穀物よりも、家畜が食べる穀物の方が多くなってしまっており、その穀物を生産する畑を作るためにアマゾンその他の地域の森がどんどんなくなる。さらに国や地域によっては家畜が吐き出す息や二酸化炭素やメタンガスは、ガソリン車が吐き出すものより深刻で、地球温暖化に悪影響を及ぼす。また家畜の世話や飼料としての穀物の生育には大量の水が必要だ。これがまた水問題を引き起こしている。

ということで今、急速に大豆のお肉の利用が広がっている。日本でもメーカーや大手スーパーが大豆のお肉やそれを使った様々なレトルトを以前から売り出していたが、今年はそれが大きな流れとなった。

カラカラに乾いたこの60gが、ほぼその4倍の重さの挽き肉になる。



何度目だろう、これを使うの。かなり慣れたな。

いつものジャン・ジャン・ジャン・トリオだ。



甜面醤、豆板醤、豆鼓醤。

これらでシッカリ味をつけようね。

味や脂分があることで、何年もの間に普通のお肉に慣れてしまった人も、大豆のお肉に違和感をあまり感じなくなる。

ニンニクとショウガ。



これはみじん切りだ。

さらに茄子。



ピーマン。



長ネギ。



茄子とピーマンを少量の油で揚げるように炒める。



そして放置。



最後にちょっと煮ればいいだけの状態にしておこう。

熱湯で戻す大豆のお肉。



「最近よく嗅ぐ匂いやなぁ~」とドガティ君。



ニンニク、ショウガ、豆板醤を中華鍋の中で、サラダ油と一緒に弱く加熱する。



熱湯で戻した大豆のお肉を冷水で冷やした後、手で絞って中の水分をほとんど出し切る。



すると味が染み込むので、肉としての違和感が抑えられるよ。

ジャン・ジャン・ジャン・トリオの他には、酒や醤油や砂糖が必要だ。



中華鍋の中に大豆のお肉を入れて、炒める。



そこに甜面醤、豆鼓醤、酒、醤油、砂糖を入れる。



長ネギを用意する。



それも加えて、中華スープを注いで煮る。



さらに、すでに揚げてある茄子とピーマンを投入する。



片栗粉でとろみ。



出来て来たね。



最後に花椒で、フワッとした華やかな辛さを。



完成だ。麻婆茄子丼。



アッサリした肉だなぁ、鶏の胸肉みたいだなぁ・・・と感じるが、しっかり味を染み込ませ脂分が多少補われることで、そのアッサリ感がかなり緩和される。説明されないと、これが大豆のお肉だとわからない人も多いことだろう。

やはり、大豆のお肉を水分で膨らませたあと、その水分を十分出し切るのがポイントだ。

それからシッカリと複雑な味を染み込ませるといい。

そこまでやったら、食感的には豚挽き肉と似たようなもんだ。




かなり行けるよ。



SDGsだね。

環境問題と肉の生産は密接にからんでいる。



サー・ポール・マッカートニーは以前からミート・フリー・マンデー(肉を食べない月曜日)を奨めている。

Meat Free Monday
It’s a fun day
And it’s happening all around the world

ポールなら短時間で歌詩とメロディを完成させそうな曲だ。この曲の利用目的を考えると、こうした誰もがすぐ記憶してしまいそうな歌詞やメロディがいいね。

フル・バージョンはこちらだ。

コメント (16)
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