「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

Kohlerの水栓の交換@鎌倉七里ガ浜

2020-10-25 00:00:40 | 内装・インテリア
話は、2か月前にさかのぼる。

健全に設計され建てられた住宅であっても、新築時はともかく、古くなるといろんなトラブルが起こる。建具や湯沸かし器や水栓や電気系統のトラブルは多い。外壁や屋根にも問題が発生する。

我が家では築14年にして、洗面の水栓に問題が発生した。



壁面いっぱいにいろんな機能がついている洗面のお宅も多いだろうが、それとは対照的に何もない我が家の洗面。



この水栓は米国のKohler社の製品で、日本法人もあるので、日本でも相当な量が流通している。

その水栓の左右に回すと動くレバーと、その下の洗面台に固定された部分の隙間から、水を出した時にわずかな水滴が漏れるようになった。

(赤い丸(↓)をつけたところがそれだ)



おそらく内部の部品が摩耗しているのだろう。

それだけならまだ良かった。



その後しばらくして、蛇口に取り付けてられていたらしい樹脂製の網(↓)が劣化し、いきなり飛び出してきた。



それ以降、水は変な出方をするようになり、妙に飛び散るようになった。

そこでこの2点を修理しようと思った。



● Kohler社の代理店に依頼すると、部品代あるいはその修理にともなう出張費がかなり高額だ。
● その高額な修理をしたとしても、その2か所が壊れたということは、経年劣化で他の部分がまた壊れるかもしれない。
● だったら修理ではなく、水栓全体を新しいものにしてしまった方が今後のためには良い。
● 壊れた水栓のサイズに合わせて洗面台には3つの穴が開いているので、新たに水栓を買う場合も、Kohler社の製品のうち上の画像にあるK-393という番号が付く水栓から選ぶのが無難である。
● じゃあどこかの通販サイトで、Kohler社のK-393という番号がつく水栓を買い、自分で交換したらどうだ?
● 国内と本国米国の通販サイトを比べると、Kohler社の水栓の販売価格には、とてつもない差があった。米国の流通価格は4分の1から3分の1くらいかな。
● ドアノブなら自分で交換したことは何度かあるが、水栓の交換やパイプの接続作業となると私には過去に苦い経験がある。
● だったら米国からネットで水栓を購入し、それを近所の水道設備屋さんに取り付けてもらったらどうだ?



通販サイトはたくさんあったが、どこも価格は同じようなものなので、だったらAmazon.com(米国のAmazon)で買うと楽だ。

なので米国のAmazonでポチ。

そうしたらすぐに発送された。



運送業者(クーリエ)はDHL。

トラッキングも簡単だ。

伝統のDHL。安全確実速い。

DHLのウェブサイトを見よう。

下から見るのですが、私が買ったKohler社の水栓はフロリダ州マイアミ郊外にあるAmazonの倉庫を出て、オハイオ州のシンシナティへ。そこまででもスゴイ距離の陸路の移動だ。



シンシナティから飛行機に乗った水栓はすぐに成田空港に着き、あとは陸路で東京⇒横浜⇒鎌倉へとやってきた。

マイアミから鎌倉へようこそ! 安いアメリカの水栓!!

米国のAmazonの箱にはPrimeって書いてあるんだね。



箱の中からまた箱。これはKohler社の箱。



「それはボクのおもちゃですか?」



残念でした。

これは水栓です。壊れた水栓と同じシリーズの製品だが、今度のはちょっと高さがある。



優美な曲線。

箱ごと業者さんに渡せば取り付けてくれるはず。



米国から飛んで来た水栓と同時に、アイルランドから紅茶とハーブティも到着した。



これもDHLだ。



世の中DHLばやり? この茶葉はもう何年も継続的に買っているが、DHLで飛んで来たことは今までにない。

茶葉が6箱、ノンカフェイン・ルイボスティが1箱、カモミール&ハニーが2箱。



あら、うれしい。



これもBarry'sに直接注文した方がはるかに安いものだ。

・・・で、ここまでは8月下旬の話。

さて、水栓の取替はご近所の設備屋さんに依頼するのだが、それは9月以降の話となる。

最初にコンタクトしたお店は「できない」とのことだった。しかし二軒目のお店はKohler社の製品もよく理解しておられて、問題なし。

取り換え工事完成。こちらが新しい水栓だ。



取付穴のサイズと位置は、以前のも今回のも同じなので、そのまま水栓を取り換えるだけ。

前との違いは水栓の蛇口の位置の高さだ。

今度のはちょっと高めなのだ。以前のも十分な高さはあったが、今回の水栓の蛇口から直下の洗面ボウルまでの垂直距離がさらに長い。

蛇口から洗面ボウル向こう側までの水平距離は前とほぼ同じである。

垂直・水平距離からして、米国人男性の大きな手でも楽に洗えるサイズ。



ここ10数年かな、日本の洗面台ってごく浅いものが目に付くが、あれ良くないですよ。

加えて水栓の中には水平距離があまりなく、手のひらで水を受けると、中指の先が洗面ボールの正面にぶつかりそうなのがある。

このコロナ禍で手首までよく洗えというのに、高さはないわ、奥行きはないわでは手の大きな人なんて困ってしまうだろう。



これで好きなだけ手を洗える。

「あれ、ボクがよく足を洗ってもらうところですね」とドガティ君が見ている。



水栓交換の顛末でした。
コメント (29)
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