稲村ケ崎のお話は1回休憩。
すごろくみたい。
大豆のお肉(あるいはソイ・ミート)って最近よく話題になる。
肉、特に牛肉の生産活動は環境への負荷が高い。牛肉の消費量が伸びてそのための飼料生産が拡大し、今度はその畑をつくるために世界中で森林が破壊されている。牛は二酸化炭素の排出効果がやたら大きい。また牧畜は水資源を大量に使う。そうしたことから環境的には宜しくないとされるのである。昨年だったかな、オックスフォード大学の食堂では牛肉の提供を止めたとかいうニュースが出ていた。
一方、それとは真逆な大豆のお肉が注目を集める。牛肉の生産のために大量の農産物をエサとして生産し消費して環境悪化を促進するくらいなら、最初から少量の農産物を人間が食べた方が地球全体としては効率が良いというわけだ。
しかしよく調べてみると、大豆のお肉の生産過程にもいろいろと問題があったりする。環境に配慮するはずの電気自動車のバッテリー生産に必要な鉱産物採掘がチリの環境汚染を拡大しているなんて話に似ているね。
話を戻すと、多少工夫すると、大豆のお肉もかなりイケる。我が家もいろいろとやってる。これがまた面白いのだ。
調味料を駆使して麻婆豆腐なんかにも十分使える。
あるいはタイ風の唐揚げなんかにも。
挽肉(もどき)のカレーにも。
いろいろやってみた。ホント、工夫次第でなんとかなるもんだ。
ところで皆さん、ビヨンド・ミートってご存じですか? 米国企業だ。ナスダック市場(新興企業が上場する市場)に上場されている企業で、コードはBYND。覚えやすいね。
同社ホームページはこんなのだ(↓)。
ビヨンド・ミート(肉を超えた(肉))だけじゃなくって、インポッシブル・フーズ(不可能な食料品)とかベジタリアン・ブッチャー(野菜の肉屋)とかいろんなおかしな名前の「植物由来であって動物の肉ではないけれど肉みたいな製品」を生産しているブランドや企業があるよ。
でもこの分野で、ビヨンド・ミートのように独立していてかつ上場までしている企業は少ない。ベジタリアン・ブッチャーなんてのは、今ではあの総合食品メーカー、ユニリーバの1ブランドになってしまっている。
そのビヨンド・ミート社の上場以来の株価の推移がこちらだ(↓)。
縦軸は株価で、単位は米ドルね。
たいして良いニュースはなく、下げ続けているね。
今年に入ってからの推移を拡大するとこうなる(↓)。
右端にほぼ垂直な線が見える。急落だ。
7月~9月の四半期決算が最悪だったのだ。
水曜日と木曜日の動きをさらに詳しく見ましょう。
下のグラフをご覧ください。水曜日のナスダック市場の終値が94.48ドルである。しかし場外では取引が続き、株価は下げ続けた。一夜明けて、木曜日のナスダック市場の始値が80.90ドルである。前日のナスダック市場の終値から14%以上下げた水準で、いきなり木曜日の市場取引が始まったわけだ。
私はその木曜日の最初の値である80.90ドルで、ビヨンド・ミート社の株式を購入した。
市場に溢れるレポートを見ると、まだ売り推奨一色だ。それはまあ、そうだろうねえ。
今朝(土曜日)も早起きした私。ニューヨーク時間ではまだ金曜日の夕方で、ナスダック市場は開いていた。
お~、ビヨンド・ミート社の株価は反発しているよ。
今後はまた下がるのか? そうなると私は困るけど。
それにしてもおいしそう(↓)。肉でない肉のビッグマック(もどき)。
自分が興味を持つ分野の企業の株式を購入する。
次はエスビー食品?(笑)
食品セクターばかりになっちゃうね。