西暦874年にヨーロッパ大陸からアイスランドに持ち込まれた羊が、それ以後他の羊と交わらないまま、寒冷な島国アイスランドの中で繁殖を続けた。そんな羊の肉。
今回はアイスランド産ラムのセセリ(首回りの肉)で、アイスランド風オータム・シチュー。
本日の音楽はビートルズで、For No One ♪
これがレシピ。
長野県飯田市の肉店スズキヤさんから来たアイスランドのラムのセセリ。
角切りだ。
そのままでシチューに使える。
アップル・ビネガーも使いましょうね。
タマネギ。
ニンジン。大きさや形も適度なように。
マッシュルーム。
本来は西洋カブを使えと書いてあるのだが、それは入手しがたいので大根。
解凍されたラムのセセリ。
アイスランドのビールは売ってないから、西友七里ヶ浜店に売っているビールのうち、地理的にアイスランドに最も近い国(オランダ)のビール、ハイネケン。
「おとーさん、何飲んでるの?」
セセリを炒める。
柔らかい肉だ。
タマネギも炒める。
しっかり炒めたら、ブイヨンを準備しましょ。
スープストックって書いてあるんだけど、我が家にそんなもんないから、簡単にブイヨン。
水を入れて煮ましょ。
蓋を閉めて、最小の弱火で静かに煮ましょう。
サンフランシスコ・サワー・ブレッドって何?
たしかに酸味があるが、なせにサンフランシスコなんだろ。
さあ、出して来ましたよ、アップル・ビネガー。
これをたっぷり入れる。
アップルビネガーをなぜ入れる?
その後このビネガーを入れて煮ていて、ある匂いがするのでわかった。それってデミグラス・ソースを入れて煮ている時の匂いと同じなのだ。調べてみるとデミグラス・ソースって酢を含むのね。
ビレロイ・ボッホの陶器を使おう。
「何かボクにありませんかぁ~」
ありませんよ。
モルドンの塩を用意。
リーブレタスにパセリ。
コンチャ・イ・トロの白ワイン。
このクラスではとっても美味しいシャルドネだ。
ニンジンをぶち込む。
これはレシピ通りではない。
こんな段階でニンニクを入れるなんて、初めてだ。
リーフレタスにパセリ。さらに大根とマッシュルーム。
さらに煮る。
マッシュルームも大量にね。
「なんの匂いですのん?」
ストウブを蓋して煮る。
シャルドネ旨し。
よく煮えているねえ。
最後の段階だ。
リーフレタスとパセリを加えよう。
そうしたら出来上がり。
楽しいランチ。
ボロボロになるまで煮た。
セセリの脂が、ビネガーで中和される。
おいしいねえ。
いろんな要素が溶け合って、うまい煮物だ。
「本当にボクにはないの?」
残念でしたね。
アイスランドにあるアイスランド・ラム協会のホームページで、紹介されていたレシピはこちら。
スズキヤさんへのリンクはこちら。https://www.jingisu.com/