今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

ずっと傍にいてほしい

2015-12-03 07:21:25 | 病気

秋が深まり、晩秋の装いとなった今。

枯れ落ちる前にと、最後の紅葉を愛でに、近郊、或は遠方の行楽地にお出かけの方達も多いことでしょう。

一方、私は相変わらず、夫の許を離れられない介護暮らしに明け暮れています。

 

ブログを綴ることさえ、今の生活の状況では、後ろめたさを感じてしまうほど。

けれど、この時間まで諦めると、私の厳しい暮らしの励みがなくなってしまいそう。

そんな気がして、なかなか止められれません。

ほんの束の間の時間でも、言葉を連ね、心を整理し、落着けるひとときにしたいものです。

 

昨年末まで入院していた夫と娘たちの母校の構内の晩秋のイチョウ並木です。
どんなに遠くても、この病院に戻れるものなら夫を戻してあげたいです。

 

一進一退を続けていた夫ですが、最近症状が一層厳しくなり、旦那さまらしさが次第に失せていくような心細さを日々感じています。

誇り高く、弱音を絶対吐かない人でしたのに。

すっかり弱気となり、意外にも寂しがり屋の面まで窺わせ、私を驚かせます。

 

「傍にずっといてほしい」

 

と言われた時には、私の心は大きく揺さぶられ、涙が溢れる一歩手前のような心境になりました。

そんな甘えた態度は、絶対見せない人でしたから。

 

ところが、その数時間後には、痛みに耐えられず、聞くに堪えないような放言。

痛みがひどく、感情が揺さぶられたとき、そのはけ口の対象を私に求めるのでしょう。

訪問看護師さんは言われました。

「心を許せる一番身近な人に甘えているのですよ」

と。

確かにその通りなのかもしれません。

今後、そのことが、、夫の態度から一層確認できるようになった私です。

このお話はまたいつか。

 

 

 

けれど、自分のこれまでの態度が、旦那さまのためになっているのか、疑問を感じるような出来事が、最近ありました。

(この最近は、この記事を書き始めたころ、11月の上旬です。投稿時の今ではありません。紛らわしい文章で、ごめんなさい。)

いくら病気が辛いとはいえ、あまりに心無い言葉を吐かれ、さすがに少々腹が立った私。

 

腹が立ったとはいえ、本心は、旦那さまの辛さに寄り添い、少しでも支えてあげたい気持ちに変わりない私です。

むろん、感情が先走った口の利き方はできません。

強い口調で対応することに、ある効果を期待した私です

いつもの話し方とは、多少異なる雰囲気で、私が少々傷ついている気持ちを伝えました。

他でも、私の思いを正直に語り、そのあとから、自分の口調を幾分クールにしてみました。

 

すると、その効果が、期待以上に表れ、旦那さまの態度が変わりました。

元の理性を多分に取り戻し、感情を抑制してくれるようになったのです。

むろん、体が痛み始めると、相変わらず不機嫌になり、苛立った言葉を、時に私に吐きますけれど。

その回数が減り、さらに驚いたことがありました。

 

態度を意識的に変えた数時間後の事。

私が一連の夫の介護をし終えた時、「ありがとう」と言ってくれたのです。

この言葉を耳にするのは、二回目に過ぎない私。

ところがしばらく経ってから、旦那さまが、再度その言葉を私に向けてくれました。

 

最近ブログ用に慌てて撮った写真ですが何れの画像もトーンが暗すぎ。
今の私の心を映しているのかしら?
撮り直したいところですが、時間がありません。
やっと撮った数十枚の写真を記事の内容に関係なく載せていきますね。

 

いつものように優しい態度で対応するのではなく、クールな雰囲気を醸し出して、淡々と介護にあたってからの出来事です。

何だか、私には理解し難い事でしたが・・・・・・。

私なりに、納得できた事があります。

優しくし過ぎるのも、問題ありかもしれない、と。

同情や憐れみを受けているような気持ちとなり、旦那さまは、神経が時に逆なでされるのかもしれません。

 

誇り高く、自分の考えに意固地と思えるほど固執する人。

飽くまで、妻の私に対してだけのようですが。

夫の沽券にかかわると思うのでしょうね~

そういえば、妹の旦那さまも同様のようです。(笑)

 

ですから、病気になってからは、私は対応がとても難しくて、戸惑うことばかりでしたが・・・・・・。

むやみに優しくしないで、クールに淡々と接するほうが、夫は却って心地よいのかもしれません。

私には、意外なこととはいえ、大きな気付きだと思ったのですが・・・・・・。 、

 

ところが、その翌日の事。

一日限りでしたが、夫からのお呼びのベルが、ほとんど鳴らなくなりました。

思いを改めてくれたのではなく、

「じゃ~お前にはもう頼まないよ」

と心を閉じただけのようです。

それを見て、また元の態度に戻した私。

すると、ほぼ15分間隔ぐらいで、簡易携帯のベルが、また鳴り響くようになりました。 、

 

これは、投稿前の最近の出来事ですが、私のみならず、最愛の娘にさえ、放言を浴びせるようになってきた夫。

このわけが、痛みのみならず、医療用のモルヒネのせいと次第に分かってきた私です。

強い薬により、夫の人格が壊れていくような怖さを感じていますが・・・・・。

最近、よく私に、ひどい事を言って悪かった、と詫びてくれます。

娘たちにも、同様の詫び方をしたと聞き、なんだかとても旦那さまが可哀想になりました。

娘に言いました。

「詫びたりしなくていいのにね~

パパのせいではなく、恐ろし痛みと、モルヒネがなすことなのだから」

と。

 

 11月8日からずっと入院中の夫です。
今朝(12月3日)も、4時から電話がひんぱんにかかってきます。
君の声を聞きたくなった、と。
それに応えて、連日の病院通いの私です。

 

 「ずっとそばにいてほしい」は私の心を常に温めてくれる旦那さまからの、最上の贈り物だと思っています。

Yさんの願いに叶うべく、できるだけ早く家を出て、夫に寄り添い支えてあげたいと強く思っています。

孤高の精神の人と思っていたYさんしたが、本当は寂しがり屋で甘えん坊であることが、今後更に分かっていきます。

切なくも、私にはとても嬉しい旦那さまのの変化なのでした。

 

追記

 

今回の一連の記事は、時系列では全くありません。

間が空く中、11月上旬から下旬にかけ時間がある時に、いろいろなことを思い出しながら、記事を少しずつ綴りました。

最後に時間の経過に沿って並べ替えようと努めましたが、一つの記事の内容さえも前後しているため、整理のしようがなく、途中で諦めてしまいました。

内容も重複しているものが散見され、恥ずかしい限りですが、多忙な暮らしの中で、何とか投稿にこぎつけられたことだけで良しとします。

お読み苦しい点は、何とぞお許しくださいませ。

 

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