今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

体と心は別の生き物

2018-09-16 07:15:40 | 健康

昨日の記事でも触れましたが、タイトルの言葉をまさにその通り、と思うようなことが、人生上で幾度かありました。

体と心は違う生き物だと感じたことが。

そのもっともたる経験が、両親を介護していた頃の出来事です。

 

私は五十代に差し掛かる少し前から、認知症が始まった母と同居。

その数年後に、父も体調を崩し、私のもとにやってきました。

そして、その内に、二人とも寝たきりとなり、かなり厳しい介護生活となりました。

その頃は、まだ介護保険制度はありませんでしたが、父母が入退院を繰り返した病院より、訪問看護師さんが週に一回見えていました。

 

私は環境に順応するのは早いほうで、その変化を素直に受け入れる性格です。

ですから、両親の介護も当たり前のごとく感じて、ストレスにはなっていないつもりでした。

ご近所さんに

「さぞ大変でしょう。よくやられるわね~」

と言わたりすると、

「そんなに大変とは思っていないのですよ。娘として当たり前のことをやっているにすぎませんから」

といつも答えていたものです。

 

ブログにアップできるような新しい画像が、手元にほとんどなくて。
そのため、昨日、次女宅に出かける夕暮れ時、道すがらで慌てて撮った写真です。

 

事実、私は元気に明るく介護生活に臨んでいるつもりでいました。

大変になってからは、妹も、週末を除いてほとんど毎日手伝いに来てくれていましたし。

夫の理解もありました。

娘たちは大学生で、青春を謳歌。

何もかも順調に捗って、忙しいながら平穏な日々を送っているつもりでした。

 

ところが、心に反し、体は違った受け止め方をしていたようです。

寝込むようなことはありませんでしたが、次から次へと、心配事に見舞われました。

 

まず最初が、メニエル病。

起床時、あるいは床に就いたとき、天井がメリーゴーランドの如く急回転。

グルグルグルグル。

数か月続き、一度病院で診察を受け、メニエルと診断されましたが、その後病院に通う暇もなく、気に留めないように心がけていたら

いつの間にかよくなりました。

 

またある時は帯状疱疹に。

軽くて済みましたが、病院で頂いたその病の説明書には、ストレスが一因と書かれていました。

 

またある時は、頭皮に白いうろこのようなものができたりと。

病名は忘れてしまいました。

 

 

両親がなくなる5~6年の間に、ストレス病のほとんど経験してしまった私です。

でも心は元気。

鬱になることはもちろんなく、張り切って明るく、介護業、主婦業、母親業に勤しんでいたつもりです。

ですから、体と心は別の生き物と思わざるを得ない心境でした。

 

体は疲れても、心は元気だったからでしょう。

いずれのストレス病も、居心地が悪くて弱っていたのでしょうか。

自己治癒力で退治。

お医者通いしなくても、1~2か月で回復しました。

 

似たような経験をしたのが、4~5年前のこと。

バーチャルの世界で少々つらいことがあった時。

私は夫の介護に追われる日々でしたから、努めて明るく振舞い、栄養価の高い三度の食事を作ることや、病院通いに専念していました。

夫には心配をかけたくなかったし、あまりにくだらないことでしたから、話したのは一、二度だけ。

一切触れることはありませんでした。

娘たちにも内緒にしていました。

ところが実際は、娘たちは、すべての経緯を追っていたようです。

それを知ったのは、半年以上経過してからです。

この程度のことは、一人で耐えて平常心で日々を暮らす自信が自分にはありました。

 

バスもありますが、徒歩15分(私の足だと20分くらいかかります)の次女宅までの道を、てくてくと
できるだけ歩くように心がけています。

 

 

ところがこの時も、体は正直に、私のストレスを表しました。

息苦しさ、異常なのどの渇き。味覚が分からなくなり、食欲不振、と。

最初は、その原因がわからず、クリニックを渡り歩き、娘と一緒に大病院で診察を受けたりりもしました。

でもまったく異常なし。

 

ある日、これはストレスによる自律神経失調症に違いない、と自己診断するに至りました。

すると途端に、不調な体調が快方に向かい、みるみる良くなりました。

でもこの時は、両親を介護している頃のようにはすぐに回復せず、二年半位、辛い症状に悩まされましたけれど。

 

上に挙げた例からも、私は心と体は別の生き物との実感を、強く抱いています。

けれど、この程度の病でしたら、心が元気であれば、自己治癒力で回復しますが、その後、ますます年を重ねた今。

そんな逞しさが、自分にあるか疑問です。

 

今後は、深まる秋の風情に似た心境で、のんびりと平穏な日々を送りたい。

今は、そのような気持ちでいっぱいです。

 

   

 

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