今日の「音楽であそぼう!」は水の音をたのしむ。
「みんなは、今頃、出てくるお尻のところが光る虫を知ってる?なんて名前か知ってる人?」
「ほたるや。」「ほたる!」
東大寺の近くでもう蛍が出ているそうです。
私は数年前に井手町の蛍を見に行ったことがあります。井手町は蛍の保護を町の条例で決めている珍しい自治体です。井出川の峡谷から数え切れないほど多くの蛍があがってきます。網でとると一すくいで何匹も取れます。バケツの中にいれてみると、バケツが蛍で点滅します。
Sさんと一緒にふれあいフリースクエアで「音楽であそぼう!」を続けて4年目。今日は水の曲がテーマです。
まず、メロディベルで「ほ、ほ、ほたるこい あっちの水は苦いぞ。こっちの水はあまいぞ。ほ、ほ、ほたるこい。」
とみんなで合奏した後は、音楽室の好きな楽器を使ってそれぞれ簡単な伴奏をつけて合奏して楽しみました。
木琴、マリンバ、ピアノ、オルガン。好きな楽器を使った後は、「フィンガルの洞窟」を聴きながら、それぞれのイメージを膨らませた絵を描きました。
「えー!何描くの?」「わからん。」
「なんでも、すきなもの。音楽聴いて頭に浮かんだこと何でもいいねんで。」
ぶつぶついっていたのに、音楽が始まるとみんな集中して、終わるまでに大概の子が仕上げてしまいました。
大きな鯨を描いた子、大きな洞窟に船にのった人を描いた子どもは、その人が捕まえられた女の人を探しているそうです。イルカが小さな魚を追いかけている絵を描いた子もいました。
子どもの絵って何でこんなにすてきなんでしょう?
「なぁなぁ、これって月一回なん?毎週来てくれたらいいのに。」
Nさんは6年生、3年生の時に初めて出会って以来、ずっと「音楽であそぼう!」に来てくれています。
Aさん5年生は「ねぇ、ピアノ弾いてもいい?」となんの脈絡もなく言い出します。「ごめんな、私たち一生懸命プログラム作ってきたから、つきあってくれたらうれしいな。」「うん、ええで」やさしい子です。
Aちゃんには後で、ほたるこいをピアノでみんなの前で弾いてもらいました。
子どもと遊ぶのは本当に楽しいです。来月は何であそぼうかな?