音楽の喜び フルートとともに

フルート教室  久米素子 松井山手駅 牧野駅 090-9702-8163 motokofl@ezweb.ne.jp

ジューンブライド

2008-06-17 23:51:19 | Weblog

うちの庭にはないですが、6月はやっぱり紫陽花images

今日は、結婚式がありました。
「なにやってるんじゃ。だまれ!」小2のAくんはいつも挨拶のように繰り返します。
ところが、今日同じ小2の女子集団5人が、Aくんのところにやってきて、「Aくん、Bさんのことすきやって言ってたやろ。BさんもAくんのこと好きやっていってたで。」そういって去っていったのです。

それからのAくんの幸福…「先生、ほんとかな?」いいながら、顔がくしゃくしゃに崩れてる。
「さあ、ほんとうかどうか、Bさんに聞かなわからへんけど、いややったら、みんなが言ったときに違うっていうかもね。」
「ふーん。」
「えへへへ・・・。」

しばらくするとまた、くしゃくしゃの顔で「ほんとうかな?」
「Aくん、Bさんのことすきなん?」
「うん。ほんとうかな?」
Bさんに確かめてみたら?」

そのうち、女子集団といっしょにBさんもやってきて
「Aくん、ちょっと来て。」
「えへへへ…。」
「先生、きたあかんで。」
「先生お仕事やから、一緒にいないわけにはいかんのよ。」
「しゃあないな。じゃあ、ここにおって、聴いたらあかんで。」

運動場のすみっこで、結婚式がはじまりました。私は、壁一枚へだてて、聴いていました。
しろつめくさを摘んで、ブーケにして
「ちょっと、先生、結婚指輪ってどの指?」
「左手の薬指」
「ありがと」
「Aくんに向かって、Bさんのこと好きですか?って聴いてから、今度はBさんにAくんのこと好きですか?ってきくねん。」
壁のこっちで牧師さんのリハーサル。
Aくんがちょこっとでてきて、「先生、見んといてや。」

しばらくするとしろつめくさの指輪をしたAくんが出てきました。
「びっくりした。結婚てあんなことしなあかんねんて。」顔を赤くしてにこにこしている。
本当にうれしそう。ほっぺにキスしあったみたい。

ごっこ遊びの延長だけど、このAくんの幸福はどうだろう?
荒れた言葉は今日一日、一言も聞かれず。雲の上を歩いているような顔。
こどもたちは協力して、結婚式ができるように真剣そのもの。

私は子どもたちを監視しているわけではないです。安全に幸福でいるか?
それでいいんじゃないかな?外から見ると、今日は壁の前でじっと立っていただけだけ。でも、いい仕事したよね。AくんとBさんのこの幸福に協力できて最高