音楽の喜び フルートとともに

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環境を作る

2008-06-16 23:40:27 | Weblog

ぺトレアウォルビスという名前の花です。4月に北山の植物園に行ったときに撮影しました。エジプトの花ですが、なんとなく茶花か山野草のような風情が気に入っています。

今日の午後、まいさんと練習。
ドボルザークのソナチネをひき続き練習中です。泣かせる2楽章はいい感じ。

「はじめの小節の16分音符、もっときった方がいいんと違う?」
「同音の音タンギングはフルートは苦手やねん。切れてないみたいに聞こえる?」
「うん、聞こえる」
「分かった、切ってみるわ」

もう一回やり直し、「いいやん。」「いいねぇ~。」
「ちょっとしたことで違うもんだねぇ。」

「今日はちょっと変やで。」
「いやぁ、実は悩んでんねん。」ちょっとした変化も音で聴き分けられてしまいます。しまったポリポリ


「えーっと、あそこがねぇ、ちょっと、うーん。」なんて私の舌足らずの言葉にも、「ああ。あそこやろ、ちょっと短かったやろ。」と、鋭く、受け止めてくれます。
「そうそう、それが言いたかった。」

もっと、すごいときは演奏し終わった途端。「あそこもっと伸ばしたかったんと違う?」って「そうやねん。わかる?」

なんでこんなに共感性が高いんだろう?相手が考えていること、感じていることを、いつも見ようとしてくるって感じ。一致はしていないけれど、まず受け止め、それから、一緒に検討して、音楽的にどうか?という話ができます。
理性的で、探求心が沸いてくる。

誰かとアンサンブルをする時は、こんな風に音楽について理性的に話しができる環境を作ることが大切なんだなあって思います。
まだまだ、誰とでもというわけにはいかず、いろいろ難しいときもあるけれど、こうやって、まいさんのような人とアンサンブルをすることによって、私もいい影響を受け、他の仲間にも協力してもらって、少しづつそういう環境を作り上げていくことができる人になれればと思います。

まいさん、今日はいろいろ聴いてくれてありがとうございます
まだまだ、未熟者ですが、これからもお付合い、よろしくお願いします