音楽の喜び フルートとともに

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野原や田んぼ

2008-06-15 22:23:29 | Weblog

馬酔木を剪定しなければと思いながら伸び放題。中古の家を買った時には、きれいに丸く段々に刈り込まれていたのに…子どもの頃、喘息の療養のため大阪市内から緑地を夢見て引越した私は、寝屋川の田んぼや、野原にカルチャーショック。
暗いねずみ色の都会に比べて、豊かな緑。
そこでは子どもが2歳から中学生まで集団で遊んでいました。

レンゲの首飾り、ザリガニつりの楽しさ、刈った稲の山でもぐったり、すべったり、ひなたぼっこ。けがしたら、近所のお兄ちゃんがヨモギのはっぱをこすりつけてくれました。
刈った刈り株に霜柱。春は泥んこの田んぼで足を取られながらおにごっこ。公園の滑り台よりも、川の土手を滑る方が楽しかった。
病弱な子どもはすっかり野生化して、元気に。

楽しかったんです。とっても、灰色の3歳までと、引越してからの野生化した数年間では、色の豊かさが違います。どうも、その頃から自分は整備された庭や、公園より、少しだけ野生の森や、植物の方に好みが偏っているみたいです。

今では、全くの野生の中で生きる自信はないけれど、全く整備された場所は無味乾燥に思えてしまう。
里山や、自然の野原は年々遠くなるけれど、あの楽しかった遊びを今の子どもたちが知らないのは本当に残念です。
五感の働かせ方、体の使い方、仲間との遊び方全てあの田んぼや野原で学んだ気がします。

こんなことはもう全て昔話なのでしょうか?