音楽の喜び フルートとともに

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ゆるす

2009-07-10 22:43:46 | 子ども

朝、母を覗きに行くと、痛み止めを飲んで、まだ立てませんが、結構元気でいました。手術直後は痛みでひどい状態だったらしいです。左の膝小僧が割れて、ずれたので、膝の真中を切って、ワイヤーでとめたらしい・・・レントゲン写真の写しを見せてくれました。滅多に見られない・・・写真をとってしまいました。

惜しいことに全身麻酔で、術中の記憶はありませんが、前後の様子を、看護婦さんやお医者さんの対応、外で待っていた父の様子、もろもろ詳しく話してくれました。聴いていると、母はいつもの世間話をしているのと同じ、楽しそうで、私も安心しました。

昼から仕事。1年の男子数人がもめていました。
「Aちゃんがやったからや。謝らんかったし。」
「Aちゃんが最初にやったから、Bちゃんがやり返した。Aちゃんが悪い。」
「やられたら、やり返すのっていいのかな?」
「いい。殺す。」
「殺したら、自分はどうなるの?」
「自分も死ぬからいい。殺す。」
「二人が死んだら、先生は悲しいよ。そんな風になって欲しくないよ。絶対」

8日の朝日新聞に柳田邦夫さんとドナルド・クレイビルさんの対談記事が載っていました。語る会でこれをテーマに話しました。
アーミッシュ学校銃撃事件。2006年10月ペンシルバニアのアーミッシュの学校に32歳の男が侵入し、7歳から13歳までの女児5人を殺害、5人に重症を負わせ、自殺しました。事件直後、何人かのアーミッシュが男の家族をたずね、男を赦すといい、葬儀にも参列し、被害者の家族の何人かは娘の葬儀に男の家族を招き、数週間後には、双方の家族が一堂に会して悲しみを分かち合いました。

「報復」支配の時代に、アーミッシュのゆるすと言う行為に大変驚いたという柳田さん。クレイビルさんは、ゆるし(for givness)は、痛みを心の中から追い出し、報復行為をすべてあきらめる。という二つの段階からなっているといいます。いずれも苦しい作業ですが、被害者にとって利益があり、幸せな気持ちになれ、血圧も下がるそうです。

私は、葬儀に加害者の家族を招いたり、赦すということを言ったりすることは、何とかできるかもしれない。しかし、赦すというのは、一生続く作業だと思います。死ぬまで、赦し続けるということ。日々の生活の中で、赦し続ける。そこまでの自信が無いと思いました。そして一人、行くことができるかもしれないけれど、人々と繋がったり、社会的な動きになるようなことは出来ないかもしれないと思いました。

すると、「それは、ゆるしているのではなく、それが良いことだからしているだけで、自分の優位性、優越感を満たすためにしていることでは無いの?赦すと言う行為の「影響力」を見れば、続けられるよ。」

「ゆるす」と言うことで、母から聞いた家族のエピソードを思いだしました。昔、叔父が自転車を盗まれました。残念がるみんなをまえに「よかったよ。もっと、必要とする人のところへ、いったのだから。」と叔父は言ったそうです。私は、叔父の言葉に感動しましたが、母が「本当に、あの子はあほや。」と、最後に付け加えました。
この話をすると、「自分の深い感動よりも、母との関係性の方をとったんだね。だから、こういうできごとは人とは分かち合うものではなくて、一人心の中ですることになっていたんだね。」

また、一つ、自分の無意識に選びがちな癖が発覚しました。こういう鎖を解いていくことで少しですが、不可能だと、思えていたことが可能だと思えるようになってきました。子ども達のために、何より自分の幸福のために、美しい行為を選べるようになるには、一つづつ。まだまだこの作業、続けたいと思います。


スーパー主婦

2009-07-10 00:14:21 | Weblog

きゅうりと万願寺、Mさん、Tさんからのおすそ分け。今日はGさんから淡路の味付け海苔も頂きました。
きゅうりはMさんが庭で収穫し立て、この花、ブツブツの生き生きとしたこと今夜の夕食はとても豊かでした。ご近所さんの暖かい愛情に包まれて生きている私です。

Mさん宅でドレスの最終(たぶん)合わせ。とっても良いです。
「胸元にハギレでコサージュをつけたら」「それなら、Gさん」ということで、電話。このグループは手作り大好きグループなのですぐ、得意分野の人が思い浮かびます。
Gさんは手でチクチク縫いのものなら、なんでもかわいく仕上げてしまいます。ぬいぐるみ、フェルトの小物。
なんだか嬉しくなってきました。私が大好きな友人たちに作ってもらったものを着て、演奏できるなんて。
ホントに楽しみです。
今日は、しまった!写真をまた忘れてしまった
Mさんはおいしいバターケーキと、チョコとバターのマーブルケーキを作っていてくれていました。おいしく頂きながら、手を動かしながら、3人で、おしゃべり。

家事をほぼ完璧にこなしながら、このキャパ、私はMさんをひそかに「スーパー主婦」と名づけています。
有能なGさんは、手作りだけでなく、地域活動のプロ。主婦にしておくにはホントもったいない。今は、やめてしまいましたが実際、耳鼻科にパートに出たら、あっという間に専属契約。
この二人の生き方から、いつも刺激をもらいます。

今日も、楽しくてあっという間に時間が過ぎてしまいました。