音楽の喜び フルートとともに

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ヘルマンハープと録音デイ

2009-07-18 22:33:44 | 音楽
マリーゴールド、千寿菊、孔雀草、山椒菊いろんな美しい名前がついています。菊科の植物に対する人々の思いの深さがわかります。こんな小さな花にまでいろんな呼び名があるなんて。
謡曲「菊慈童」では、中国魏の王の前に、現れた子どもが菊慈童と名乗り、700年前に周の時代(実際には1200年)の王に仕えたと言います。菊は切花にしても長持ちし、不老不死の象徴として尊ばれて来た歴史があるようです。

ヘルマンハープ「星のパレット」とアンサンブルデイ。
ブログ「音のしっぽ」のぴよさん宅で、録音しながら、自分達の音がどのように響くのか確かめました。
曲は「アルルの女のメヌエット」と「カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲」にしぼり、並び方、レコーダーを棚に置いたり、電球につるしたり、いろいろ試しながら練習しました。

グランドピアノのある、防音室はタイルカーペットが貼ってあり、フルートの残響が吸収されてほとんど残りません。ハープは反響板が楽器についているのに消音装置がないので、残響が長過ぎて時に困るけれど、音量はフルートに比べて小さい。
フルートは小さい音のような印象がありますが、近代オーケストラとともに成長して来た楽器で大きなホールで演奏したときに遠鳴りして、最高の状態で聞けるように作られています。それを日本家屋で至近距離で録音するのは、結構無理があります。

いろいろ試した結果、今日のベストはせっかくの防音室のドアを開けて、フルートだけ天井の高い玄関に通じる廊下に出て、部屋の外から吹きました。それも、部屋の真中の照明、ハープ3台の真上にレコーダーを吊るして。それでも、フルートはビンビン響いて、うるさかったかもしれません。

お客様の前で演奏するには、これだけの音量の差があると言うことを考えて、立ち位置などよほど工夫しなくてはならないことがわかりました。聴いてもらう時は自己満足では、いけないなと言うことも。こうやって、客観的な視点で自分達の演奏を聴くということが必要だとおもいました。