音楽の喜び フルートとともに

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虹を見た

2009-10-23 22:33:22 | 子ども

ランタナ、七変化は、春からずっと次々と花が咲きます。実がついてもまだ花も楽しめます。

今日は、児童会で虹を見ました。「先生、虹や。」って、男の子達が指差すので、見ると、太陽の東側に、短い虹が。みんなに見せたくて、周りの子ども達に知らせました。
「ほんまや、虹や。」「きれいやなぁ。」「ほらほら、虹やで。」
「みんな、見てみ。虹やで。」と、何人かは見ましたが、数秒で、虹は消えてしまい、同じ運動場にいても、気づかない子ども達もたくさんいました。

今日は虹のおかげか、比較的子ども達も穏やかに過ごすことができました。

いつも宿題を5時過ぎてからする小4のAくん。時間になっても漫画を読んでいます。
「宿題をするかどうか教えてくれる?しないんだったら、もう先生は何にも言わないよ。どうするか教えてね。」「宿題する。」言いながら、漫画を置いて、連絡帳の先生の字を見た途端。
「これは消す。」
「消すって、どうして?」すぐに連絡帳を取り上げて、「ちょっと待って。」
「〇○先生に、僕が靴を履くのをいやだって言ったら、先生がだめだって言って、手が当たって、先生のめがねが割れちゃった。そのこと、書いてあるから、消すんだ。」
「Aくん、そんなこと先生書いてないよ。Aくんがんばっています。て書いてあるだけだよ。靴は嫌がったとかいていあるけど、それだけだよ。」
「いや、消す。だめだよ。」
「これは、Aくんへのお手紙じゃなくて、お母さんと先生のものだから、Aくん消したらいけないよ。」
「だって、いやだから。消すんだ。」
「Aくんがんばってます。って書いてあるんだよ。」

「いやだよ。いやだよ。」とパニックになり、「もう、消させて、消したらいいよ。」指導員の先生が入ってきていいました。
「もう、覚えたから、私から伝えるわ。」

Aくんはがんばってますと言うところもきれいに消して、それでも、「僕がめがねをこわしたんだ。だから、消したんだ。」とパニックになりながら言い続けます。
「そう、先生のめがねをこわしたんだね。それで、悪いことしたなとAくん思っているんだね。」
すると、パニックがとまり「うん。」と、静かに答えました。
「その気持ち先生に伝わっているから、先生は連絡帳に書かなかったんだよ。」
「うん。」もっと、静かになってうなずきました。

それからは、とても静かに宿題を全部やって、お迎えの前には、「先生、お母さんに消したこと言わないでね。」と、小さな声で私にささやいて。
その先が気になりますが、私の仕事の時間はここまで。
よくは、わからないけれど、先生や、おかあさん。いろいろな大人に支えられて、Aくんはきっと大丈夫。