まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

1Q84

2009-07-08 08:38:46 | 

 『1Q84』
本当に幸運なことに図書館で2番目に予約できて、しかも1番目の方は目の前で借りている顔見知りの方。
先週には読み終えていましたが・・・

  

読み終わった後は、「何が言いたかったのだろう」「何を訴えたかったのだろう」
さっぱり分からない状態、。じゃあつまらなかったのかというとそんなことは全くなくて。むしろ、惹きつけられる文章で、ぐいぐいと物語の中に入っていけます。
それでも、私の前に借りた人とお互いに、感想を述べよ、と言いかわすと、
「なんだかよく分からなかったわ。どうなるのかってどんどん先を読みたくなったけれど」と二人して一致するのです。

book1の冒頭、首都高速道路の非常階段を下りた時から、主人公のひとり「青豆」は、1984年の世界から月が二つに見える1Q84年の世界に入っていた。

もう一人の主人公「天吾」は、book2の終盤、公園の滑り台の上で月を見上げた時に、月が二つに見えたその瞬間から1Q84の世界に入っていく。
もちろんもう後戻りはできない。

物語は、それぞれの章が交互に語られ、少しずつ二人が繋がって行く。

魅力的な主人公「青豆」 実に魅力的です。
重要な要素「空気さなぎ」「リトルピープル」「ふかえり(女性)」なんてさっぱり分かりません。想像すらできません。

特に、この物語の山場と思える、ホテルの一室で教団のリーダーと青豆が対峙して会話を交わす、その内容は観念的すぎてもっと理解できません。

訳が分からんのに、物語の先がどうなるのだろうと、わくわくはらはら読み進めるとは、そして投げ出さないで読み終われるとは、どういうことなのだろうと思います。
村上春樹さんの筆力と物語の力なのでしょうか。

よろしかったらこちらをどうぞ、読み売り新聞インタビューです。

村上春樹インタビュー(上)

村上春樹インタビュー(中)

村上春樹インタビュー(下)


「1Q84」を「IQ(アイキュー 84)」としょっちゅう読み間違っているのは内緒です。

コメント
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