早く書かないとね、高校野球始まるから。
老人会の温泉行きは、父の最大の楽しみ。
大雨の中でも傘さして集合場所に歩いて行くんだから。
で、温泉に入って、ワンカップ1杯飲んで、昼寝して帰ってくる。
ただそれだけのことなのだけれど・・・
ほら、ふだん、鬼のような顔をした娘と四六時中顔を合わせているから、たまには違うお顔も見たいんじゃないの。
昼間お酒飲んだんだからさ、夕飯はコップ1つしか出さないのよ。
温泉行ったあとは今までもそうだったんだから。
それなのに、このたびに限って、
「おれのコップがない!」だって。
「昼に飲んだんでしょ!だめだめ!」娘は親を気遣い、あくまでも、断固拒否。
そしたらね、なんと、無言でいじいじ箸なんか持つわけよ。
黙ってカレイなんかつっつくわけよ。
1杯あるときは「ああ、うまい!」なんて満足げな声を出すのにさ。
こういう状態のことを佐渡弁で「ぶすこく」というの。
そう、まさにむすっとして「ぶすこいてるの」
95歳の抵抗、「ぶすこく」かつ執拗な抵抗。
アラカンは降参したね、負けたわ。
ったく!しょうがない、知らないよ、何が起きても。って、
「半分だけだよ」と優しい娘はコップを持ってきて。
そりゃあ、父はすぐにお酒を注ぎましたよ。
で、「うまいなあ!」だって・・・
いいね、もう何が起きても。
これからは、さらにご本人の意向を尊重いたします、はい。
追記
いやはやいやはやいやはやいやはや、やってくれました、文理高校。
感激です。胸がいっぱいになりました。
雄姿、しかと目に焼きつけましたぞ。
♪青春の 讃歌を綴(つづ)れ
ああ 栄冠は 君に輝く