まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

珍事 飛んできたものは

2017-03-27 09:06:14 | くらし

昨日の降りやまない雨、一歩も外に出ず。
今朝も雨、さすがに今日は買い物に行かねばならない。

と、佐渡での22日のこと。天気予報は大外れで朝から晴れ。
1日中こたつの4本足に掴まっていようと思っていたけれど、こうなったらね、それはもったいない。
セルフメンテナンス、ほんとに久しぶりの日帰り温泉に行くことに変更。

5年間の父との生活では、それこそ月1回は行っていた。バスでいちばん近いお気に入りの温泉もあった。
父がデイサービスに行く日、ようよう息抜きに。時計見ながらゆっくりしてきた。
父は自分のことは全部できていたから何も手がかからなかったのにね。
それでも行きたくなった。行って何も考えず湯につかってひとりきりになりたかった。

父が亡くなり、母に会うために月1回1週間の佐渡通いが始まった、2年間。
その間は父の世話はなくなり何の制約もなく好きなだけ自分の時間だったのに、さっぱり温泉に行かなくなった。
しぜんに行こうとも思わなくなっていた。

 *ナニワズ

あらま、前置きが長くなってしまったわ。本題。
で久しぶりに行ったわけよ、畑野温泉、はるばるバスに乗って、20分くらいかしら。
ふわあーなんて湯船につかって、ああやっぱりいいわあなんて胸の内で感想述べたりしていて。
さてと、洗い場で髪の毛洗っていたら。
背中の後ろあたりでカチャンとけっこうな音が。

畑野温泉の洗い場って蛇口ひとつひとつがお隣と仕切り板で区切られているのよ。
だからお隣がどなたか分からない。どんなことしているかも分からない。
で、その音にびっくりして後ろ振り向いたら、もっとびっくりしたわ。
なんと、入れ歯が転がっていたのよ、上の歯だと思うそれがそっくりそのまま、ピンク色の歯茎付けたまま。
引っくり返っているの。なんだお前は、どうしてここにいるのだと問い詰めたくなったわ。珍事。

 *エンレイソウ

「すみませーん」って恐縮しながらお隣の方、身体をのり出して慌てて入れ歯撤収するも顔を合わせない。
そうよね、その方の気持ちになれば分かるわ。
ところがそうはさせじと私。何しろ笑いをこらえているから、かといってあからさまに笑うこともできないから、
ひと言何か言ってこの珍事をおさめずにはいられない。知らん顔して済ますことはできない、もったいない。

「割れなくてよかったですね」なんて気の利かないありきたりの言葉。
もし壊れてもの、ちょうど治してもらわんなんとこだったから、って。私よりお若い方だった、確認。



それにしてもね、どうやったら入れ歯が飛ぶんだろうね、不思議だわ。
滑ってきたんじゃないのは確かなの、カチャンて音がしたんだから。
入れ歯外すときに手元が狂って吹っ飛んだのかしら、
それとも歯ブラシでごしごししているときに力余って吹っ飛んだのかしら。
今でも入れ歯が寝転がっている光景がありありと浮かんできて、妄想は果てしなく膨らむわけ。

コメント
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