夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『ギャラクシー街道』

2015年11月14日 | 映画(か行)
『ギャラクシー街道』
監督:三谷幸喜
出演:香取慎吾,綾瀬はるか,小栗旬,優香,西川貴教,遠藤憲一,段田安則,石丸幹二,
   秋元才加,阿南健治,梶原善,田村梨果,浅野和之,山本耕史,大竹しのぶ,西田敏行他

シネ・リーブル梅田で2本大阪ステーションシティシネマで1本観たあと、
またまたえっちらおっちらコインパーキングまで歩き、20:30。
午後からの3本ハシゴで相当疲れたからもう帰ろうと思ったけれど、
109シネマズ箕面で21:00からの本作上映に間に合いそう。
鑑賞をさんざん先延ばしにしてきたので、レイトショー料金で観られるこの日にしておくかと。

評判最悪の本作だけど、自分で観てみないことには文句も言えん。
結果、噂に違わず、恐ろしいほどツマラナイ。(^o^;

西暦2265年。
木星と土星の間に浮かぶスペースコロニー“うず潮”とアース(地球)を結ぶ、
スペース幹線道路ルート246666、通称“ギャラクシー街道”。

街道沿いにたたずむハンバーガーショップ“サンドサンドバーガー・コスモ店”。
店主はハンバーガー好きが高じて自分の店を持ったノア(香取慎吾)。
働き者の妻ノエ(綾瀬はるか)が店を切り盛り、
かなり頼りない従業員のハナ(大竹しのぶ)の分もカバーしている。

幸せいっぱいのはずのノアだったが、店の経営状態はイマイチ、
しかも最近ノエの様子がおかしく、浮気を疑っている。
ホームシックも酷くなり、そろそろアースに還りたいと思うように。

そんなある日、ノアの元カノ(優香)が夫(梶原善)を連れて来店。
いち早く気づいたノエがノアに知らせるべきかどうか迷っているうちに、
元カノのほうからノアに声をかけてしまう。ノアは有頂天になり……。

いつものごとくもっと詳しくあらすじを書こうかと思いましたが、
書いているうちにアホらしくなりました(笑)。

ほかの登場人物は、ノアに想いを寄せるリフォーム業者メンデス(遠藤憲一)。
水気を帯びて常時びしょ濡れのズズ(西川貴教)。
店内の様子を冷静に見つめるハシモト(段田安則)と、彼が追う白塗りの謎の男(浅野和之)。
妻以外の女と浮気してみたいムタ(石丸幹二)、
彼に女を紹介する詐欺師ゼット(山本耕史)、紹介される風俗嬢イルマ(田村梨果)。
警備隊員のハヤト(小栗旬)とマンモ(秋元才加)、隊長のトチヤマ(阿南健治)。
画面に顔だけ登場する、ノアとノエとハナの相談相手・堂本博士(西田敏行)。

よくもこれだけ揃えましたねという豪華キャスト。
これだけ揃えてこんなしょうもない映画が撮れるのは凄いことです。

ネタバレしてもいいでしょ。
両性具有のメンデスは、ノエとおでこを突き合わせただけで妊娠。
その場ですぐに出産。卵を8個も産み落とします。
殻を破って現れたのは、顔が遠藤憲一のブリーフを穿いた子どもたち。
遠藤憲一のことを初めてキモイと思いました。(^^;

ライザップのCM以外、嫌になりつつある慎吾ちゃんももう要らない。
大竹しのぶとともにウザすぎて、2時間観ているのが苦痛でした。
途中あまりに退屈でちょっと寝ましたけれど、
寝ている間も話がほとんど進まないので、まったく問題ありません。
同じ銀河の話なら、『銀河ヒッチハイク・ガイド』(1981)のほうがよほど面白い。

これだけの人が揃うのだから、三谷幸喜に人徳はあるのでしょうねぇ。
このところ、人を楽しませる作品というよりも、
凄い人を集めて自分だけが楽しい作品を撮るようになっちゃってるような。
いや、出演者も楽しかったのかもしれません。客が置いてけぼりなのよ。

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