電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

私の好きな三重奏曲

2015年08月03日 06時04分50秒 | クラシック音楽
楽器編成に焦点をあて、「私の好きな」という共通項のもとで、1人の作曲家について1曲ずつ、独奏曲、二重奏曲、三重奏曲などをリストアップしてみよう、という趣旨の第三弾、「私の好きな三重奏曲」です。たぶん、四重奏曲あたりまではなんとかなると思うのです。では、さっそくリストアップを。

  • モーツァルト ピアノ三重奏曲第5番 K.564
  • ベートーヴェン ピアノ三重奏曲第7番「大公」
  • シューベルト ピアノ三重奏曲第1番
  • シューマン ピアノ三重奏曲第3番
  • メンデルスゾーン ピアノ三重奏曲第1番
  • ブラームス クラリネット三重奏曲
  • ドボルザーク ピアノ三重奏曲第4番「ドゥムキー」
  • チャイコフスキー ピアノ三重奏曲「偉大な芸術家の思い出」
  • フォーレ ピアノ三重奏曲
  • ドビュッシー フルート、ヴィオラ、ハープのためのソナタ

次点は、

  • クヴァンツ フルート、オーボエ、クラヴサンのための三重奏曲
  • ハイドン ロンドン・トリオ第1番~Fl,Vn,Bassoonのための~
  • バルトーク ヴァイオリン、クラリネット、ピアノのためのコントラスツ

あたりでしょうか。なんだか大事なものを落としているような気がしないでもないのですが、とりあえず大勢はこんなところでしょう。

モーツァルトは、屈託のなさでディヴェルティメント(K.254) などと競合しましたし、ベートーヴェンもピアノトリオの第1番などと競合した結果ですが、やっぱり「大公」トリオの堂々とした気分は外せないだろう、という判断です。シューマンは、幻想小曲集Op.88や他の2曲のピアノ三重奏曲などの中から、後年の暗い情熱を取りました。メンデルスゾーン、チャイコフスキー、フォーレ、ドビュッシーは文句なしの決定。ドヴォルザークは、第1番も第3番も魅力的なのですが、憂愁と躍動の曲想から「ドゥムキー」を選びました。

二重奏曲ではヴァイオリン・ソナタが強く、三重奏曲になるとピアノ三重奏曲が圧倒的に多くなりがちですので、ブラームス、ドビュッシー、次点のバルトークは意図的に他の楽器の組み合わせを選んだところです。この中ではドビュッシーの斬新さが光りますが、この組み合わせでは、他に何曲も書くということは難しかったのでしょうか。

画像は、Linux上の音楽ソフト「RhythmBox」で再生中のメンデルスゾーンのピアノ三重奏曲第1番、スーク・トリオによる演奏です。お遊びでリストアップするだけですが、いろいろな曲をまだパソコンに取り込んでいないことに気づいたり、すでに取り込んでいる曲を何度も繰り返して聴いたりする時間は、けっこう楽しいものです(^o^)/

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