徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

サッカーよもやま話

2006-06-27 09:34:41 | その他
 豪雨は気になりながら昨夜もサッカー三昧だった。イタリアが勝った。日本に勝ったオーストラリアには予選リーグ突破の勢いで、ヨーロッパの強豪も撃破してほしいと思っていたが、イタリアのDFマテラッツィが一発退場となった時点で逆に「あれ、これはイタリアが勝つんじゃないか?」と思った。イタリアは守備の意識が徹底し、伝統のカテナチオが機能するのではないかと思ったからだ。案の定、オーストラリアは1点も取れなかった。あげくに土壇場になってPKを取られ、勝負を決められてしまった。延長と読んで交代選手のカードを2枚も残していたヒディンクはまさに「策士、策に溺れる」結果となってしまった。ヒディンクはPKの判定に不満をもらしていたが、なぁにあれは、日本戦の駒野へのファウルを見逃してもらったツケがまわってきたんだヨ。
 ところでイタリア代表のことを「アズーリ」と呼ぶ。伝統のユニフォームのブルーのことだが、この伝でいけば、さしずめ日本代表は「藍組」とでも呼んだらどうだろう。いちいち「日本代表」と呼ぶのは堅苦しくていけない。そういえばジーコは、ブラジル代表と同じく日本代表のことを「セレソン(英語のセレクション)」と呼んでいた。歴代のアズーリの中で忘れられないのはルイジ・リーバだ。ブラジルがペレを擁して優勝した1970メキシコ大会当時のイタリアのエースストライカーで、古代ローマのグラディエーターを思わせる風貌と細身ながらハガネのような体のレフティだった。メキシコ大会では決勝でブラジルに敗れたが、ブラジルが余りに強いのでイタリアを一生懸命応援したことを思い出す。イタリアでは今でも最高のストライカーと称えられているそうだ。