徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

気になるしゃべり方

2009-04-27 22:28:28 | その他
 最近気になるしゃべり方がある。ひと頃流行った耳障りな「語尾上げ、半疑問形」はさすがにあまりお目に(お耳に)かからなくなったが、接続助詞の使い方がおかしい。例えば「・・・ので」という接続助詞だ。普通、この「ので」という接助を使うのは、前段の文章と後段の文章に因果関係がある場合だ。「今日は都合が悪いので、またにします。」のような使い方だ。ところが最近のテレビのトーク番組やインタビューなどを聞いていると、特にスポーツ選手のインタビューなどに多く見られるが、この「ので」がやたらと出てくる。しかし、前段と後段には何の因果関係もなく、同じことを繰り返して言っているにすぎないことが多い。「・・・頑張りますので、・・・頑張ります。」てな感じだ。どうも長く続けてしゃべるのがトークの上手な人と勘違いしているらしいが、「要するに、何が言いたいの?」とツッコミたくなる。短いセンテンスで簡潔に区切った方がクレバーに見えるのになと余計な心配をしてしまう。この「ので」と同じように使われるのが「・・・し」という接助だ。「彼はイケメンだし、頭も良いし、性格も良い」というような使い方で、「ので」のように前後の因果関係はなく、関連性のあることを並列的に並べていく。しかし、最近の使い方を見ていると、関連性がないことを、意味もなく「・・・し」でつないでいく。これもおそらく文章をつないだ方が話し上手に見えるという勘違いと思われる。まだ他にも気になることはいろいろあるが今日はこのくらいにしておこう。