大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

5/31 明日から6月。コメボソムシクイ(オオムシクイ)の鳴き声。

2012年05月31日 | Weblog
 昨日は市民の森一帯でホトトギスが鳴き、飛び回っていたそうだ。
 カッコウ科の鳥をバーダーの間では杜鵑(トケン)という。辞書を引くと杜鵑はホトトギス。万葉集の中でホトトギスが一番多く詠まれている。 杜鵑の中では一番身近な鳥だったのだろう。

 残念ながら今朝はホトトギスの声は聞こえず。 コメボソムシクイ(オオムシクイ)のさえずりは、水上バス乗り場、飛騨の森の2か所で。
 比較的よく聞こえたのはシジュウカラのあえずり。2回目の繁殖か、3回目の繁殖か、頑張ってる!

 太陽の広場東の森でハクセキレイが巣立ちした幼鳥と一緒に林床を歩く。時に給餌を受ける。餌を運ぶ姿の観察を何度かしていたが、ようやく巣立ちまできたようだ。
 イソヒヨドリ♀を観察したが、♂は見られなかった。巣立ちが近いのだろうか。よく分からない。

 越夏カモはいつもと同じ。4種。

 明日から6月、先日までの賑いが嘘のよう。鳥もバーダーもカメラマンもいない。
 しかし、6月になってもまれに、サンコウチョウや杜鵑などが見られることがある。できればカッコウに合いたい。撮影もしたい。

 大阪城公園での杜鵑4種を、大きく二つに分けるとこうなる。
 よく鳴くので見つけやすい方=ホトトギス、ジュウイチ。あまり鳴かないので見つけにくい方=ツツドリ、カッコウ。
 数が多いので見つけやすい方=ツツドリ、ホトトギス。数が少ないので見つけにくい方=ジュウイチ、カッコウ。
 これでカッコウが、一番見つけにくいのが分かるだろう。あまり鳴かない上に数が少ない。

 以前、バードウオッチングの専門誌で、都会の公園を通過する杜鵑は全てツツドリだと分かった。なんて記事を読んだ事がある。年間40~50日、数年間観察して答えを出している。
 知らない人がそれを知識として理解しているんだろうと・・・・。ちょと悲しい。

 大阪城公園の観察密度は、それらと比較にならない。国内でトップレベルではないだろうか。
 実際に杜鵑4種すべて通過している。大都会の空をアカショウビンも通過しているのだ。大阪城公園より北で繁殖し南方で越冬する夏鳥は、どのルートで渡っているのだろうか? 私はヤイロチョウが見られてもおかしくないと思っている。
 珍鳥を求めて観察しているのではない。しかし、種々の鳥たちが、大阪城公園を利用している事に思いがいっぱいになる。私が知っていることはごく一部なのだ。

●今日の鳥たち。
 メジロ、コメボソムシクイ(オオムシクイ)、シジュウカラ、ハクセキレイ、コゲラ、ヒドリガモ、カワウ、ササゴイ、イソヒヨドリ、ツバメ、カルガモ、ヨシガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、キジバト、ヒヨドリ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス。
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5/29 春の渡り ほぼ終わり。

2012年05月29日 | Weblog
 鳥影が薄くなってきた。春の渡りは終わり。
 目立つのは、幼鳥たち。シジュウカラの幼鳥にはよく出合う。数羽の群れで行動している。 
 沖縄復帰の森では、コゲラが甘えて餌をもらっていた。梅林南側のコゲラも巣立ちが始まっているようだ。全てのヒナが巣立つのも時間の問題。
 ムクドリも親に甘えて餌をもらっているのをよく見かける。

 みどりのリズムでは、ハクセキレイがくちばしにいっぱい虫をくわえて飛び立つ。こっちは、まだ巣立ちしていないのだろう。南の方向へ飛ぶ。森之宮方向だ。

 市民の森でアオバトの声との情報。
 コメボソムシクイ(オオムシクイ)は、元射撃場から沖縄復帰の森へ、「ジジロ・ジジロ」 と鳴きながら移動。
 イソヒヨドリは、今日も20分ほど待ったが出て来ない! その後、大将から♂♀観察とのこと。

 アオサギは、南外堀の浮木にとまっている。もう1羽が本丸上を飛び回る。
 ササゴイは、西外堀で飛んできた1羽が、水面から5メートルほどの石垣にとまる。いつも水際を確認しているが、こんな上にとまられると気付かない。
 手帳に付けて、もう一度と双眼鏡を向けると見つけられない。

 北外堀の越夏カモは今日も同じ。
 男前ヨシガモは、堀の中ほどでのんびり。まったり。ほんと!お前はおもろい奴やなぁ!

●今日の鳥たち。
 シジュウカラ、メジロ、ハクセキレイ、アオバト、コメボソムシクイ(オオムシクイ)、コゲラ、アオサギ、ゴイサギ、カワウ、ササゴイ、カルガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ヨシガモ、イソヒヨドリ、キジバト、ヒヨドリ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス。
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5/28 ヨシガモ戻る。

2012年05月28日 | Weblog
 梅雨の時期が近づいてきたが、今日は五月晴れ。歩き回るとやや汗ばむ。
 
 ひでキングにある通り、昨日は北外堀に某A放送TV局のエンジン付きゴムボートが入って、越夏中のヨシガモ♂が飛び出した。そしてその直後、第二寝屋川でヨシガモ♂が観察されている。
 メールをもらってから、TV局に怒り心頭 「所詮くだらんバカ番組のために・・・・」 もちろん、一切入るなとは思っていない。なるべく影響のないように行動しろ! と言いたい。

 多分、まったく関心がない、興味がない、そんな事があるとは考えの中に無いので、何も問題の無い行為だと思っていただろう。
 そう言えば、この冬に琵琶湖で水鳥の飛び立つシーンを撮りたいからと、爆竹を鳴らして撮影したバカがいた。 その後、発覚し謝罪していた。

 今世紀に入った時、巻頭言に 「今世紀は環境と心の時代」 と書いた。価値観や生き方のスタイルを考えないと、近い将来全て終わり!!
 酔っぱらった時は 「まぁええけどな!所詮その時は俺はこの世にいないから」 と悪態をついている。

 今朝北外堀をのぞくと、堀の中ほどにホシハジロとキンクロハジロが浮かんでいる。ざっと見たところヨシガモは見当たらない。・・・・やっぱりなぁ・・・。 石垣を端からゆっくりパンしていくと、いつものカルガモ。
 そして、ヨシガモ♂がいるではないか!! オーオッーよかった!。 

 しかし、このヨシガモ。不思議。両側の風切に損傷は無いことは、羽ばたいた時に撮影し確認済み。でも越夏しているので、外見から分かりにくい部分の筋肉に何らかの損傷があり飛べないのだろうと判断していた。
 
 ところが、この一連の行動からヨシガモは飛ぶ事ができる。・・・・。基本的に越夏するカモは、飛べないから仲間と一緒に大陸へ旅立てないのだ。
 飛べるのに、「疲れるから行かないもんネ!」 なんて奴はいない。

 ところがこのヨシガモは、北外堀に入ったボートを避けて第二寝屋川へ飛んだ??。飛べるやないか??。
 そして何でまた北外堀へ戻って来たんや? 第二寝屋川でも生きていけるやろ! 不思議?
 そんな訳で、越夏中のカモは、東外堀のヒドリガモ♂1羽と、北外堀のホシハジロ、キンクロハジロの♀各1羽とヨシガモ♂。

 南外堀で 「ピョー」 の声とともにササゴイが飛んでくる。石垣の2羽と合わせて3羽。
 市民の森でハクセキレイの♂と♀。
 本丸南端でしばらく待ってみたが、イソヒヨドリが現れない。無事に巣立ちしたんならいいけど。

●今日の鳥たち。
 シジュウカラ、ハクセキレイ、ヒドリガモ、ササゴイ、カワウ、カワラヒワ、カルガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ヨシガモ、キジバト、ヒヨドリ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス。
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5/24 大阪城公園 カッコウの声響く。

2012年05月24日 | Weblog
 市民の森を抜けてモミジ園に入る時、後ろの方から 「カッコウ・カッコウ・カッコウ」 あわてて小走りに声のする方へ向かう。結構長く鳴いていたので、声のする辺りへたどり着ける。

 既に大将がカメラを構えている。 ところが、カッコウのいる木の方へ向かって、散歩の人が歩いて行くではないか! あーっ!これは!
 やはり樹間から飛び出す。でも、少し先の木にとまる。細い横枝で全身がすっきり見えている。 散歩の人が、なおもそちらへ進んで行く!あーあ!頼む! カメラに手を伸ばしたとたん、あっ!再び飛び出す。やっぱり。
 私は今日はこれまで!

 この少し前に梅林南側上桜広場でも鳴いていたとの話を聞く。
 そう言えば、18日と22日にもカッコウの声が聞こえたとの情報に接している。今回は姿も確認。
 大阪城公園での杜鵑の観察数の比は、圧倒的にツツドリが多く5割を超える。その次にホトトギスが続いて、カッコウとジュウイチがかなり少ない。
 ジュウイチは大きな声でよく鳴くが、カッコウは鳴くことが多くない。今回は観察撮影の貴重なチャンスだったが・・・・(>_<)

 コメボソムシクイ(オオムシクイ)は今日も太陽の広場東の森、市民の森で計4羽が、「ジジロ・ジジロ」
 本丸南端ではコゲラが巣立って、イソヒヨドリの♂♀が相変わらずヒナへの餌運びに忙しい。今日も10センチを超えるようなムカデを捕まえて、弱わらせようと格闘。
 今日は♂と♀が30センチほどの距離でしばらく動かなかったので♂♀一緒の撮影。

 天守閣東配水池でアオバトの声を聞いたとの情報。
 市民の森の通路でハクセキレイ1羽観察。前にも書いたが多分、この近くで営巣している。

 城南地区の人工川でコサギ1羽。ここでコサギは、繁殖期には見られない事が多い。
 ササゴイは西外堀に2羽。

 越冬カモは変わらず、東外堀にヒドリガモ♂1羽と、北外堀にホシハジロ、キンクロハジロの♀各1羽、ヨシガモ♂1羽。そして何故かいつも見られるカルガモ1羽。

●今日の鳥たち。
 メジロ、コメボソムシクイ(オオムシクイ)、シジュウカラ、カッコウ、ハクセキレイ、アオバト、コサギ、カワウ、ササゴイ、アオサギ、イソヒヨドリ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ヨシガモ、カルガモ、キジバト、ヒヨドリ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス。
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5/23 コメボソムシクイ(オオムシクイ)、イソヒヨドリ。

2012年05月23日 | Weblog
 昨日は、TVも新聞もマスコミはスカイツリー一色。(苦情ではないので誤解のなきよう) しかし私はそれほど興味がない。極端な高所恐怖症で、お金を払ってまで、恐ろしい思いをする人の気が知れないのがひとつ。
 もうひとつは、野性の世界に日々感動している心には、高いとか、大きいとか等、人工物に対してそれほど心が動かない。

 スカイツリーだって、瀬戸大橋だって金をかけて十年もすれば、なんぼでもできる。簡単なこと。
 しかし樹齢1000年のクスノキを切ったら、復元するのに1000年かかる。 だから私は、空の木よりも、巨樹の前で震えてしまう。
 初めて瀬戸大橋を見た夜は眠ってしまった。初めてアカゲラを見た夜は眠れなかった。

 この時期になると、いよいよ大阪城公園は鳥影が薄くなってくる。 
 本丸南端に何度も現れるイソヒヨドリ♂♀は今日も、ムカデやトカゲを捕食。子育てに一生懸命。
 コメボソムシクイ(オオムシクイ)は、太陽の広場東の森、東外堀藤棚、みどりのリズム、弓道場、飛騨の森で 「ジジロ・ジジロ」 と鳴き続ける。

 昨日は、マミジロ、サンコウチョウ、カッコウなどの声が聞かれたり姿を撮影されたりと聞く。でも今日は声もなし。私の思いは、カッコウと出合いたい。

●今日の鳥たち。
 コメボソムシクイ(オオムシクイ)、メジロ、シジュウカラ、カワウ、カルガモ、ササゴイ、アオサギ、イソヒヨドリ、コゲラ、ハクセキレイ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ヨシガモ、キジバト、ヒヨドリ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス。
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5/21 金環日食でフクロウが鳴くか?

2012年05月21日 | Weblog
 今日の話題は、何と言っても金環日食。
 辺りが暗くなって、犬が遠吠えをして、コウモリが飛び回るなど、夜行性の動物が騒ぐと聞く。こうなると私としてテーマはひとつ。

 大阪城公園の鳥たちがどういう反応をするか。あわよくば、「ブッ・キョッキョー、ブッ・キョッキョー」 なんて聞こえた日にはもう興奮のるつぼ。
 ひとり頬がゆるんで、頭の中で思いはどんどん広がり夢の世界をさまよう。

 大阪城公園に着いて東の空を見ると、薄雲があるも朝日が輝いている。早速、持参の日食グラスを目にしてみると、濃い赤に見える太陽の右上が既に欠けている。
 既に日食が始まっている。回りの鳥たちは変化なし。

 日食のピークの7時25分に、どの場所に居るか考えながら歩く。その昔コノハズクが出た豊国神社裏辺りにしようと決める。
 ただしあの場所は空が開けていないので、豊国神社の境内が良さそう。などと考えながら、城南地区から大手前へと進む。
 時々、欠け具合を見ながら。

 日食の観察はするが、撮影するつもりはないので、フィルターなどの用意はしていない。ところが曇っていることが幸いして、肉眼で欠けていくのが、雲の合間に見える。 これならとカメラを向ける。

 やがて大きく右側が欠けた弓の状態。よしよしもうすぐと思っていると、厚い雲が・・・・。辺りはやや薄暗い世界。豊国神社裏のハシブトガラスが騒いで鳴く。
 このハシブトガラスは巣立った幼鳥で頭がいっぱい。人が通るたびに騒ぐ。日食は関係無し。

 結局一番いい時間は雲で覆われ太陽は見えず。あーあ!よりもよってこの時間に雲が。
 鳥たちも何の変化も見られない。というより、そんなに暗くない。この程度ならよくある。

 あきらめながらも時々空を見上げていると、雲がやや薄くなった所があって、かろうじて環になった太陽が見える!! おお!!金環日食だ!! 数枚シャッターを切る。 鳥たちは騒がない。

 本丸南端に向かうと、今日もイソヒヨドリ♂♀が餌をくわえて府警方向へ。サクラの実も食べている。地面に下りて何かついばんでいるので、後から見てみるとアリのようだ。

 コメボソムシクイ(オオムシクイ)は、太陽の広場東の森、豊国神社、飛騨の森で4羽が、ジジロジジロ。
 日食で空を見上げている時に、かなり上空をタカが飛翔通過。とりあえずカメラを向ける。帰宅後パソコン拡大するが分からない。識別できない。いずれ詳しい人に教えてもらうつもり。

●今日の鳥たち。
 シジュウカラ、コゲラ、コメボソムシクイ(オオムシクイ)、メジロ、ヒドリガモ、ツバメ、カルガモ、カワウ、アオサギ、イソヒヨドリ、キジバト、ヒヨドリ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス。
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5/20 サンコウチョウ、イソヒヨドリ、コメボソムシクイ(オオムシクイ)など。

2012年05月20日 | Weblog
 大阪城公園に着くと、社会運動顕彰塔でいきなり 「アーオーアーオー」 をアオバトの出迎え。vvv。
 声のする辺りを右や左、前や後ろと樹頂部を見上げながらぐるぐる回る。

 青葉が茂って見つからない。首が痛くなってきた。・・・その時、飛び出すアオバト1羽。そんな所にいたのか!・・・・北東の方に見えなくなる。
 市民の森で出会った人が、さきほどアオバトが鳴いていた。向こうに飛んで行ったと。私が出合った奴だろう。多分。

 続いて 「ホイ・ホイ・ホイ」 の声。口笛を吹いている人は見当たらない。そこで樹間を探す。声は東側に移動。でも反対からも 「ホイ・ホイ・ホイ」 

 やがて 「ここに居る!」 と見つけた人の声。ひらっと飛ぶ♀の姿を確認。反対側からなおも 「ホイ・ホイ・ホイ」 2羽いるののは間違いないようだ。
 昨日もこの市民の森で2羽が観察されたと聞いている。同じ個体かは別にして今日も2羽いる。

 空堀の西部で採餌するイソヒヨドリ。本丸の南端で待っていると何度も現れる。今日もムカデなどを捕食し、暴れるのを突いて弱らせている。
 くちばしに、その他の虫と一緒にくわえて府警本部方向へ飛んで行く。それにしても双眼鏡で口元をアップで見ると、もがき動くムカデが気持ち悪い。

 ヒナたちが口をいっぱいに開いて、それをねだっている様子を想像すると・・・気持ち悪い! 
 でも 「あの声でトカゲ食らうかホトトギス」 なんて俳句もある。 句の意味はともかくトカゲを食うのは間違いない。毛虫を食べるのも目にした。・・・気持ち悪い!

 そう言えば、大阪南部の泉州では、そろそろシャコのシーズン。塩ゆでしたのをしゃぶると美味い。でも見た目は、はっきり言って気持ち悪い!
 イソヒヨドリのヒナたちにとって、ムカデはごちそうなんだろうな。

 太陽の広場東の森、みどりのリズム、豊国神社東側、教育塔裏で 「ジジロ・ジジロ」 今日も亜種コメボソムシクイ(オオムシクイ」 の声が聞こえる。
 亜種メボソムシクイたちは既に山に着いて繁殖に忙しいかも。

●今日の鳥たち。
 アオバト、コメボソムシクイ(オオムシクイ)、ヒドリガモ、ハクセキレイ、サンコウチョウ、コサメビタキ、ゴイサギ、ササゴイ、カワウ、シジュウカラ、メジロ、コゲラ、アオサギ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ヨシガモ、キジバト、ヒヨドリ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス。


●亜種について、豊国神社裏で出会った方から質問を受けた。一応説明したが、いま一つ納得されていない様子。
もう一度、わかりやすくするため、乱暴に説明してみよう。(ツグミを例にする)

①1820年、世界で初のツグミの仲間らしいのが見つかった。(ハチジョウツグミ)これは新種だ!そこで学名をTurdus naumanni と付けた。

②その後1831年に見つかった鳥(ツグミ)が、先に発見されていたTurdus naumanni (ハチジョウツグミ)に似ている。
調べた結果、同じ種だと分かった。これはハチジョウツグミの亜種だ!そこで亜種名を付ける事になった。

③学名は、属名・種小名の二名で表す。亜種が見つかると、その後に亜種名を付けて三名にする。

そこで(ハチジョウツグミ)は、Turdus naumanni naumanni となった。最初に見つかった種(基亜種)だから、種小名と亜種名は同じ。naumanni naumanni 
後から見つかった(ツグミ)は、Turdus naumanni eunomus


?●誤解その1。(ツグミ)の方が(ハチジョウツグミ)より普通に見られるから、(ツグミ)が上にあって、その下に亜種として、(ハチジョウツグミ)が続いていると思われている事。これは間違い。

亜種の間に上下関係はない。(ハチジョウツグミ)も(ツグミ)も亜種として同列。しいて言えば(ハチジョウツグミ)の方が基亜種で兄。

?●誤解その2。 2種を属名・種小名・亜種名を日本名で言うと、
属ツグミ 種ツグミ 亜種ハチジョウツグミ T.n.naumanni
属ツグミ 種ツグミ 亜種ツグミ T.n.eunomus

このため、文にツグミと書くと、属も種もツグミなので、どれを指しているのか分からない。必ず亜種ハチジョウツグミ、亜種ツグミと、頭に亜種を付けてどちらか分かるようにする。(図鑑がどうなってるか参照ください)

つまり山田さん家に、長男一郎がいる。弟が生まれ名前を山田とした。長男は山田一郎。二男は山田山田。
「昨日駅前で山田に会った」 と言われても、どの山田や??となる。
種小名と亜種名を同じにしたのが間違いのもと。弟の山田山田を、山田次郎にしておけば誤解はなかったけど。

ときにネットサーフィンしていて、「昨日ツグミを撮影していたら亜種ハチジョウツグミが出てきてラッキー」 なんて文を目にするけど、「山田を撮影していたら山田が出てきた」 みたいなもので、どうもすっきりしない。

ちなみに亜種はもともと同じ鳥。海や高い山など物理的に行き来出来なくなって、別々に長年生き続けると、見た目などが少し違ってくる。これが亜種。同じ種なので当然結婚できる。
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5/18 ジジロ・ジジロと コメボソムシクイ (オオムシクイ)

2012年05月18日 | Weblog
 暑くなく寒くもなく、しかも空気がサラッとしていて気持ちいい朝。

 鳥の方はいよいよ※コメボソムシクイ(オオムシクイ)が現れた。 市民の森で久しぶりのあの声 「ジジロ・ジジロ」 青屋門の北でも 「ジジロ・ジジロ」 との情報。

 本丸南端のイソヒヨドリは今日も餌運びに一生懸命。 鳥は多くない。

●今日の鳥たち。
 シジュウカラ、ヒドリガモ、コメボソムシクイ(オオムシクイ)、カワラヒワ、カワウ、イソヒヨドリ、アオサギ、コゲラ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カルガモ、ヨシガモ、キジバト、ヒヨドリ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス。


■※亜種コメボソムシクイと亜種オオムシクイについて

 メボソムシクイ(種)には複数の亜種がある。大阪城公園では春の渡りの時期に 「チョリチョリチョリチョリ」 と鳴く亜種メボソムシクイがよく観察される。渡りの後半になると 「ジジロジジロジジロ」 と鳴く亜種コメボソムシクイがよく観察される。
 この亜種コメボソムシクイについては十数年前から異論があった。

 大雑把に言うと、亜種メボソムシクイは日本で繁殖。亜種コメボソムシクイはシベリアで繁殖。亜種オオムシクイはカムチャッカ、サハリンで繁殖。

 シベリアで繁殖の亜種コメボソムシクイの鳴き声は 「ジジジジジ」 一方、カムチャッカ、サハリンで繁殖の亜種オオムシクイの鳴き声は 「ジジロジジロジジロ」
 すると、日本で亜種コメボソムシクイと言っているものの声は、亜種オオムシクイの声ではないか!!。

 近年の研究では、鳴き声だけでなくDNAや形態などから、日本を通過する 「ジジロジジロ」 と鳴くのは亜種オオムシクイだとするのが定説になっている。

 私の記録は、日本鳥学会の 「日本鳥類目録改訂第6版」 に従っている。 そのため亜種コメボソムシクイ(オオムシクイ)と変則的な表示になっているが、改訂第7版が出た時点で変更する予定。
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5/17 大阪城公園 子育てに励む鳥たち。

2012年05月17日 | Weblog
 鳥たちは子育てに忙しい。多くの鳥たちは、春から初夏にかけてが繁殖の時期。餌になる虫などが増える時期に合わせて繁殖するといわれている。

 多くのタカ類は虫を餌にしないので、繁殖時期はもう少し早い。早めに卵を産んで、孵化したヒナに餌をたくさん与えないといけない時期が、餌になる小動物や他の鳥たちの幼い子が山野に出てくる時期に合わせているともいわれる。
 生物の世界は 「食う食われる」 で成り立っている。感情を持ち込んでも仕方ない事ではある。しかもヒトも同じ生物。

 沖縄復帰の森や本丸で、スズメの巣立ち雛が羽を震わせて親に餌をねだっているのを目にする。
 シジュウカラも各所でヒナが巣立ち始めた。♂♀とも食欲盛んなヒナに餌を与えるのに必死。どこからか次々青虫などを取ってきて、かわるがわる与えている。
 コゲラも本丸や梅林南などで餌を運ぶのに忙しい。なにしろヒナは食欲旺盛。
 ムクドリもくちばしに何かくわえて飛んでいく。

 今年も本丸にイソヒヨドリがやってきた。空堀周辺でトカゲ、ムカデを捕食し、口ばしいっぱいにくわえて大阪府警本部の方へ飛んで行く。
 双眼鏡で後を追うと、府警本部ビルの屋上のヘリポートの南側を越えて見えなくなった。

 帰宅後、地図で調べてみると府警本部の裏から、家庭裁判所~市立東中学校の北側から、本町通りの谷町4丁目交差点方向になる。営巣しているのはその辺りか?、もっと先か?
 好奇心を非常にくすぐられる。 もちろん営巣には最大限慎重に行動することが求められる。好奇心だけで行動してはいけない。

 越冬カモは、ヒドリガモ♂東外堀。ホシハジロとキンクロハジロの♀、ヨシガモ♂ともに北外堀。

 早く帰ってビールを飲みながらネットサーフィン。忌野清志郎の 「デイ・ドリーム・ビリーバー 」 にヒット。ユーチューブで何度も。 何故か泣ける! 「ずーっと夢を見て安心してた。僕は。ディドリーム ビリーバー そんで、彼女はクインーン」 
 すごーい!と酔ってしまう。「そんで 彼女はクィンーン」 が私は書けない。 「そんで」 が!

●今日の鳥たち。
 シジュウカラ、メジロ、イソヒヨドリ、ツバメ、コゲラ、キジバト、ヒヨドリ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス。
 ヒドリガモ、カルガモ、アオサギ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ヨシガモ。
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5/14 今日もサンコウチョウ。

2012年05月14日 | Weblog
 昨日はサンコウチョウを求めて、たくさんの方々が来られたようだが、残念ながら出なかった。
 皮肉なもので翌日の今日は、愛の森から飛騨の森にかけてサンコウチョウ♀1羽が現れる。数人のバーダーやカメラマンが後に着いて観察や撮影をしている。

 いつものようにアゲハチョウを捕食。しばらくくわえたまま飛び移っていた。羽は食べないのだろう、美しいアオスジアゲハの羽が地面に落ちている。

 その昔、サンコウチョウのアイリングのコバルトブルーは、アゲハチョウを食べるからだと言う鳥友がいた。高齢で可愛い女性であった。学術的にどうかは知らないが心ではわかる。
 「とんぼの めがねは 水いろ めがね 青いおそらを とんだから とんだから」

 修道館裏から豊国神社裏に向かって歩いていると、突然頭の上にカラスが2羽現れる。私を激しく威嚇する。 「ガァ!ガァ!ガーァ!ガァ!」 すごい剣幕で怒ってる。
 怒りで興奮が収まらない様子、木を強く突つく!※(転位行動) 近くに巣立ったヒナがいるんだなぁと分かる。回りを見たがヒナらしきカラスは見えなかった。
 そろそろヒナの巣立つ頃。この時期は毎年のように各所でカラスに嫌われる。

 メボソムシクイのさえずりが多くなった。今日は社会運動顕彰塔、太陽の広場東の森、市民の森、蓮如、天守閣東配水池、愛の森で耳にした。
 キビタキは、市民の森と愛の森で♂。共に第1回夏羽の若い個体。豊国神社裏で♀。
 コサメビタキは音楽堂西側上。

 昨日ノゴマの♂が出た豊国神社裏の水場。少し待ってみたがその時点では出て来なかった。その後はどうだったのだろうか?
 市民の森でアオバトの鳴き声を聞く。

 カワウは南外堀と西外堀で5羽。
 ササゴイは南外堀。
 カルガモは北外堀に2羽。
 
 越冬カモ。ホシハジロ、キンクロハジロの♀各1羽北外堀。ヨシガモ♂1羽北外堀。ヒドリガモ♂東外堀。

●今日の鳥たち。
 シジュウカラ、メボソムシクイ、カワラヒワ、メジロ、アオバト、キビタキ、コサメビタキ、ツバメ、サンコウチョウ、キジバト、ヒヨドリ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス。
 ヒドリガモ、カワウ、ササゴイ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ヨシガモ、カルガモ。

※ 転位行動 = 人が来た、ヒナを守らないといけないが恐い、どうしようとの衝動のはけ口として、その場とはまったく関係のない行動をすること(木を激しく突くなど)前後の状況からして、どうみても合わない行動で、激しくおおげさにするのが特徴。
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