大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

キクイタダキが やってきた! 2019.3.29 

2019年03月29日 | Weblog
 一部の桜も開いている。一気に春に突入の景色。

 夜は1~2時間おきに目が覚めてトイレへ。その目覚めのたびに夢を見る。なので毎晩数回の夢を見ている。

 夢見て生きていると言えば無垢な乙女を想像しそうだが、このおやじの場合は全く違う。多くは意味不明で、なぜか辛く悲しい内容がほとんど。

 でも、昨夜は夢に鳥が出てきた。前後の脈絡は不明も、小さな鳥が枝にとまった。下面が白くて何? と
 鳥友がサメビタキ!叫ぶ。第一印象はコサメビタキの方がより正しいのではと思ったが言われるとサメビタキのよう。

 春一番の鳥が、サメビタキは珍しいと朝まで記憶に残った。今朝、出会った鳥友から市内の公園ですでにオオルリが見られていると聞いた。
 春の渡りはいよいよ始まっている。夢と現実で知らされる。

 トラツグミには出合いなし。今日こそ1羽か2羽か?答えを出してやろうと意気込んで出かけるとどちらも居ない。相変わらず期待して出かけると空振り。

 出会った何人かの鳥友たちは、同じ個体だと思う、1羽ではないかとの意見が多かった。真実は明智小五郎に。

 修道館の東側でキクイタダキ1羽。春の移動途中の個体が立ち寄ったのだろう。
 話では、見つけた高校生U君が 「メジロでもない、この鳥は何?」 とさかなやさんに聞いたらしい。
 
 キクイタダキはメジロほど可愛くない。正面顔は口裂け女を思わせる。
 大阪城公園では久しぶりの出合いだった。相変わらずよく動いてゆっくり見られない。でも来てくれてありがとう。

 チョウゲンボウは、きょうも空堀に現れたとの事。多分近辺で営巣しているのではないか。これから頻繁に採餌に現れるのを楽しみに。

 アトリ14羽 市民の森の林床。頭の真っ黒になったのも撮影成功。もうすぐ4月。早く大陸に帰って子育てしなくても大丈夫かなと心配も。

 ジョウビタキ♂3♀1 市民の森、豊国神社裏、内堀沿い、飛騨の森。

 モズ♂人工川1羽、♀もみじ園1羽。

 アオジ3羽 音楽堂西側上。

 ウグイス1羽 さえずり沖縄復帰の森。

 ツバメ2羽 城南地区上。

 エナガ1羽 飛騨の森。

 ツグミ4羽 太陽の広場東の森ほか。

 シロハラ11羽 太陽の広場東の森、市民の森、音楽堂西側上、沖縄復帰の森そのた。

 いよいよ春の渡りが目前に。センダイムシクイあたりが最初の夏鳥になるのではなどと想像しているが。
 忙しくなる・・・楽しみ。

 オオバン28羽 

 ホシハジロ21羽

 キンクロハジロ239羽

 カワウ10羽

 カイツブリ2羽

 コガモ4羽

 マガモ2羽

 オカヨシガモ3羽

 カルガモ3羽

 キセキレイ2羽 内堀と北外堀

 ハシビロガモ24羽

 ヒドリガモ4羽

 ハクセキレイ1羽

●今日の観察種。
 ツグミ、シロハラ、オオバン、オカヨシガモ、マガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カワウ、アトリ、ジョウビタキ、モズ、アオジ、シジュウカラ、カイツブリ、ウグイス、ツバメ、チョウゲンボウ、キクイタダキ、オカヨシガモ、キセキレイ、カワセミ、エナガ、ハクセキレイ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

◆◆シメ (2015.4.12 音楽堂西側上) 
 68歳、仕事をリタイアしてから相当な年月が経過した。振り返ってみると、実に充実した日々を過ごしている。流行のインターネット スラングで言うと「リア充」である。リアル(現実)の生活が充実している。もっともこれが永遠に続くとは考えていない。
 これほど満足して過ごす日々が突然ゼロになるのは辛いだろう。これからはソフトランディングする方法も考えておかないといけない。
 棺桶の中に静かに足を入れて、振り返る人生が輝いたものであったと思えるように。
 青葉の中のシメの嘴が鉛色に変わった。そろそろ大阪城公園で過ごした日々が終わることの知らせ。
 ある日突然去って行くだろう。常の事なのでそうなる事は分かっている。慌てることもない。シメとの楽しかった思い出だけが、いつまでも残るようにと願うだけ。      
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諸君、トラツグミの怪 第二章のはじまりだ。 2019.3.27 

2019年03月27日 | Weblog
 もう春、間違いなく春。

 いい気分で大阪城公園に到着。いつもの太陽の広場東の森へ、おー!!!トラツグミ発見。いるじゃないか。

 期待して行くと空振り。反対にそんな思いもなく歩いていると突然現れる。このトラツグミに振り回される。若いころぶりっ子の彼女に振り回されて以来。
 
 今日は慎重に右側と左側も撮影。公園事務所の個体と同一か確認が目的。モニターで確認すると右側に乱れ。

 大将が公園事務所の個体はネコか何かに襲われて右側に負傷の痕跡があると。
 これだ! 悩んでいた答えが出た。公園事務所のトラツグミと太陽の広場東の森のトラツグミは同じ個体だった。

 トラツグミの怪。解決。暖かい風、春の景色。いい気分で観察調査を続ける。

 ところが梅林南側上桜広場で、飄々Yさんとさかなやさんの二人に出会う。Yさんの話しでは太陽の広場東の森でトラツグミを撮影しすぐに公園事務所に行くとそこにもトラツグミ。これは2羽いるに間違いないと。

 私とまったく正反対の結論だった。でお互い撮影した写真のモニターで調べる。ん・・・右側に。。。ちょっと変。
 カメラのモニターで詳細は分からない。でも彼の撮影の公園事務所のトラツグミは、右側に乱れはないように見える。

 ・・・んー困った。私の推定が次々と裏切られる。トラツグミ、おまえはいったい??

 同じ個体と判断した私も、心の底で悩んでいた。大阪城公園を知らない方のために簡単に説明する。

 公園事務所は南端にあり、北に市民の森、みどりのリズム、そして太陽の広場東の森と直線で並んでいる。昨秋の台風で最も被害を受けたのが太陽の広場東の森。

 公園事務所前にいるトラツグミが太陽の広場東の森行くには、この二つの場所を超えていく。行先の太陽の広場東の森は被害がより多く、餌場には向かない。
 なのに、より餌が多い市民の森やみどりのリズムを超えて移動するのか。

 両方の意見にもそれぞれ筋が通っている。結局、答えが分からない私は悩むだけ。

 江戸川乱歩の探偵小説風に言うと 「諸君、トラツグミの怪 第二章のはじまりだ」

・ツグミ3羽 太陽の広場東の森、愛の森。

・シジュウカラ、各所に多し、さえずりも。

  シジュウカラ 君を幸せに 今も鳴く 鳥鳥子

・シロハラ19羽 今日は各所で出合い多い。

・モズ♀1羽 もみじ園。

・ウグイス1羽 沖縄復帰の森でさえずり。

・ツバメ2羽 南外堀の上を飛び回る。

・シメ3羽 一番やぐら。高校生U君の話し。

・マミチャジナイ1羽 豊国神社裏。

・オオバン29羽

・ヒドリガモ9羽

・マガモ5羽 一応本種として記録。

・ホシハジロ12羽 激減。

・キンクロハジロ150羽

・カワウ7羽

・コサギ4羽 人工川で1羽を見つけるが、その先にも1羽。いつの間に私を超えて先回りしたかと。教育塔裏にいくとそこにもコサギ。また先回り!ちょっと変。戻って確認に行くと1羽いる。すると2羽か。
 でも、ひょっとすると・・・元の場所に戻ると木に1羽がとまってる。結局人工川に3羽だった。
 人工川で3羽は珍しい。

・ハシビロガモ19羽

・カルガモ4羽

・ハクセキレイ1羽

・セグロカモメ1羽

●今日の観察種。
 ツグミ、トラツグミ、シジュウカラ、オオバン、ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カワウ、シロハラ、モズ、ウグイス、ツバメ、コガモ、カイツブリ、コサギ、ハシビロガモ、シメ、カルガモ、ハクセキレイ、セグロカモメ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

◆◆トラツグミ (1993.3.13 4.10 市民の森)
 今年の冬は4羽が越冬にやって来た。1羽は市民の森を縄張りとして過ごしている。いつも同じ所で採餌しているので狭い範囲を行動しているようだ。
 3月になると人慣れしたのか、もともと警戒心の弱い個体なのか15メートルほどの距離まで、ゆっくり近づいても気にする様子はない。
 目で探すというよりミミズの動く音をとらえようとしているのか、または足に伝わるわずかな振動を感じようとしているのか、全身の神経を集中させて、落ち葉の上で立ち止まったまま動かなかった。時には足踏みするように腰を上下に動かす動作をしていたが、土の中のミミズを追い出そうとしているのだろうか。
 一度は引き出したミミズを食べ損ねて落としたが、落ち葉の上で跳ねているミミズを慌てずに見ていて、やがて素早い動作で口にした。仕草は飄々としていて感情が分かりにくいのがトラツグミらしい。
 古くからの書物に鵺(ぬえ)という不気味な生き物が出てくる。この正体はトラツグミという説もある。夜に「ヒィー」と鳥らしくない不気味な声で鳴くからであろう。
 平安時代末期、近衛天皇のころ京の御所・紫宸殿に夜ごと鵺という怪物が現れ帝を悩ませていた。源頼政がこの怪物を弓矢で射落とした。
 怪物を調べてみると、頭がサル、胴体がタヌキ、四肢がトラ、尾がヘビの姿をしていた。これを丸木舟に乗せ淀川に流したところ現在の都島区の辺りに流れ着いた。祟りを恐れた村人たちはこの鵺の遺骸を土に埋め、祠を建てて「鵺塚」と呼び心を込めて祀ったという。
 大阪港紋章に鵺が使われている。1980年フランスのル・アーブル港との間で姉妹港の提携をした。記念に交換する盾やオリジナル記念品のデザインのために最も大阪港を印象づけるのに相応しい図案として誕生した。
 鵺になった理由は頼政の鵺退治の言い伝えから、大阪の水辺と縁の深い「怪獣」で、しかも「ねんごろに祀った」ことから次は「盾を支える、つまり大阪港を支える」役目を担ってもらおうと紋章のサポーターに決定した。
 デザイン上の理由から胴は 「タヌキ」 ではなく 「シシ」となった。日本独自の怪獣として「天狗」や「河童」も検討されたが、鵺が最も適しているとして選定されたとある。 
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チョウゲンボウの雄姿! 2019.3.26

2019年03月26日 | Weblog
 太陽の広場東の森に着いて頭の中はトラツグミ。昨日はまったく考えもしなかったのが突然の出合いだったトラツグミ。
 今朝は3日連続の出合いがあるかも♪ 胸の隅にそんな思いをもって現場へ。遠くからドキドキわくわく。

 いないー。いないー。で結局だめだった。ある時突然出合うのに、期待すると合えない。やはりトラツグミは鵺のような得体の知れない奴だ。

・ジョウビタキ3羽 ♂2♀1 みどりのリズム、もみじ園、一番やぐら。

・アトリ2羽 市民の森。1羽は頭が黒くなっていたとH夫妻。

・チョウゲンボウ♂1羽 西部空堀の石垣角にとまる。見事な♂のチョウゲンボウ。
 豊国神社裏で出会った。飄々と歩くY氏に話すと、いま梅林前の空堀の木にとまっていた。撮影しようとカメラを向けると観光客がやってきて飛んでしまったと。

 元博物館の方に飛んだのでそれだろうと。なるほど。太鼓やぐら跡前の石垣にとまっていたのはそのチョウゲンボウだろう。美しい♂だ。

 そいう言えば、ひでキングがブログに書いていた、梅林前の内堀の木にとまるチョウゲンボウとは、これだったのだろう。

・シロハラ8羽 市民の森、音楽堂西側上、一番やぐら、梅林南側上桜広場、飛騨の森など。2~3メートル先で私を無視してのんびり。
 飛来当初の秋は気弱で、常に警戒して樹頂部を逃げ飛び回っていたのに。今ではこんなに堂々と。私など相手にしない。・・・・みたいと言葉に出そうに。

・ツグミ4羽 城南地区、梅林南側上桜広場、飛騨の森。

・シメ1羽 市民の森。

・コゲラ1羽 市民の森ドラミング。

・シジュウカラのさえずりが止まない。鳥も空気も草も春。

 もみじ園の片隅に、つくしが顔を出している。もともと大阪城でつくしを見たことは無かったが、もみじ園を造園した時に入ってきたのだろう。

 数年前から気付いていたが、時には摘んでいる人もいた。多分この春も来られるだろうから見られるのは今のうち。

・オオバン37羽

・ヒドリガモ7羽 こんな少なくなってしまった。

・ホシハジロ10羽 激減。内堀の♀1羽が気になる。・・・ひょっとして。

・キンクロハジロ138羽

・マガモ東外堀♂♀。園内で♂♀カップルを3組くらい見るがどう考えてもあやしい。

・カイツブリ3羽

・コガモ13羽

・ハシビロガモ39羽

・カワウ8羽

・カルガモ2羽

・セグロカモメ1羽 第二寝屋川をゆっくり飛ぶ。そろそろ終わりが近い。

●今日の観察種

 オオバン、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ジョウビタキ、アトリ、シロハラ、シメ、コゲラ、モズ、カイツブリ、ツグミ、カワウ、チョウゲンボウ、シジュウカラ、カワラヒワ、セグロカモメ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

 ひと通り観察記録を終えていつものように川の流れを見ながら飲む。この時は好きな時間。先日から頭の中に流れる歌詞が ♪~生駒は哀しい女まち~♪ 頭から離れない。

 単純な私の頭は一時期 「ありの~ままで~」 がいっぱいだった。困ったことに今は 「女町エレジー」 でいっぱい。

◆◆アオバト (2009.4.29 市民の森)
 市民の森で家族らしき女性の4人組がやってきて 「何見てるんですか?」 と声をかけてきた。高木の茂った樹冠部に休むアオバトを指さし教えると声を上げて喜ぶ。
 宣伝をしておこうと、ホームページ開設案内の絵葉書を渡すと 「いつもこれ見てます。エッー元山さんですか!」 と驚いて喜ぶ。
 この春はホームページをコピーして、それを参考に見ながら歩くバーダーや 「元山さんですね。ブログをいつも見ています」 とよく声をかける人などによく会った。
 ブログは日には1000を超える、IP数は2000を超える閲覧数にもなる。うれしい半面、私は知らなくても相手は私を知っている事がよくある。知らないだろうといい加減なことはできない。
 聞くとこのグループは、母親と二人の娘と自分の妹との4人だそうだ。若いバーダーが少ないのでもっと楽しんで興味を持ってほしい。
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トラツグミの怪! ルリビタキ。 2019.3.25

2019年03月25日 | Weblog
 いつものように始めに太陽の広場東の森を観察。先日トラツグミを見た場所を見ると、いる!いる!トラツグミがいる!

 あの日出会った人にトラツグミを伝えた。何人かが見に行ったが居なかったと聞いた。あの時だけの事かと思っていた。
 その後、元の公園事務所前で観察されているので、同じトラツグミが移動しているのだろうと。

 なのに、今朝のトラツグミは何? まったく同じ場所に居る。太陽の広場東の森の中央辺り。探しにくい場所ではない。
 今朝は順光側に回って撮影しようと近づいたら飛び立ってしまった。どこかに下りるかと目で追うが、南の方へみどりのリズムの先で見失う。

 あの飛び方なら公園事務所の方まで行ったかも。途中みどりのリズムや市民の森にも目をやりながら公園事務所に。でもどこにも見当たらなかった。
 謎?トラツグミの怪。

 久しぶりに大将に出会ったら、公園事務所のトラツグミは右側を負傷と。個体識別のポイントだが、前回撮影は左側しか写っていない。
 今朝は右側を観察したが、撮影前に飛ばしてしまっている。同じトラツグミかどうか不明。同じトラツグミでもおかしくないし、二羽いてもおかしくない。

 豊国神社東でルリビタキが円弧の柵にとまっている。かなり成鳥羽に近い♂だ。撮影しようと回り込むと飛んで逃げ少し先に。
 ちょっと近づくと木の中に飛び込む。それ以上追いかけても・・・離れた木の中のルリビタキを数枚撮影し後にする。

 春が近付いて漂鳥と言われる鳥たちが次々と動き出しているのを感じる。

・シロハラ9羽 太陽の広場東の森、みどりのリズム、市民の森、豊国神社東ほか各所。音楽堂西側上で本種と思われるぐぜり風の声を聞いた。

・ツグミ2羽 梅林。売店は撤収作業。今春は盛り上がらなかったのでは。あの台風の影響か梅花もいまひとつだった印象。

 この梅林ローソンは多分赤字だったろう。和風に改装して通年営業の蕎麦屋にしてはどうだろう。
 名称は 「砂場そば 大阪城」 店の前には2メートルほどの砂の山。これが看板替わり。

 東京の連中は何かと蕎麦を自慢する。しかし蕎麦屋の発祥は大阪。秀吉が大阪城築城の時の砂置き場の前にあった蕎麦屋 「砂場そば」 が発祥。

 残念ながら現在は東京の業者に商標権を買い取られてしまっている。これを買い戻して梅林に開業。本場 「砂場そば」 本店を開店したい。
 新参者の東京の 「更科そば」 や 「藪そば」 に負けているのは癪。

 旧聞に属するが 「世界で最も住みやすい都市ランキング2018」 で大阪は3位に選ばれている。ウイーン、メルボルンに次いで3位! ちなみに東京は7位。

・ジョウビタキ♂3・♀1。もみじ園、豊国神社裏、北外堀天端、飛騨の森。

・モズ♂3・♀1。もみじ園、人工川、空堀、天守閣東側配水池。

・ウグイス1羽 城南地区、さえずり。

・シジュウカラ 各所でさえずり。
 「今も鳴く シジュウカラに 思いあり」 鳥鳥子

・アオジ3羽 一番やぐら、梅林。

・オオタカ1羽 西の丸庭園。

・エナガ2羽 飛騨の森。

・ツバメ3羽 北外堀ほか。

・アトリ1羽 飛騨の森。

 堀の中はますますさみしくなって春が来る。北外堀のカモなどカウントしようと向かっていたら高校生U君に出会う。

 北外堀はすでに数えたと言う。その結果を聞いてメモに書く。手抜きバーダーだ W
 あえて弁解すると、長く続けるには多少の手抜きもあり。U君のまじめで几帳面な性格を見込んでの行為。
 ちなみに彼は、今期越冬のスズガモを南外堀で初認した青年。お礼に写真をプレゼントしようと思っている。

・オオバン34羽 すべての堀と第二寝屋川。

・ヒドリガモ4羽 東外堀

・ホシハジロ20羽 

・キンクロハジロ112羽

・コガモ11羽

・カイツブリ6羽

・マガモ4羽

・オカヨシガモ2羽

・カルガモ3羽

・ハシビロガモ41羽

・ゴイサギ3羽

 プロ野球オープン戦が終わって阪神は最下位から何とか脱出。オープン戦は勝ち負け関係ないと言うが、、、木浪や近本頑張れ。

●今日の観察種
 トラツグミ、シロハラ、オオバン、オカヨシガモ、マガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、シジュウカラ、ジョウビタキ、モズ、カワウ、ウグイス、カイツブリ、アオサギ、アオジ、ルリビタキ、ツグミ、オオタカ、エナガ、ツバメ、ゴイサギ、アトリ、メジロ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

◆◆エナガ (1993.4.8 音楽堂西側上)
 大阪府内のちょっとした公園では、必ずと言っていいほど見かけるが、大阪城公園では見られない。Iさんの話によると5~6年前に教育塔の辺りで数羽の群れを観察したことがあったそうだ。
 このエナガは単独でメジロが主の群れの中に、シジュウカラやヤマガラなどと混群で行動していた。
 30~40羽の群れの中から1羽のエナガを探すのは大変で、チィチィチィと賑やかにメジロの群れが移動してくるとその中に尾の長いシルエットを探す。
 鳴き声も注意しているとメジロの声の中にジュリリジュリリと聞こえる時もあるので、シルエットと声を頼りに探した。
 動きは激しくひと時もじっとしていないので運まかせで多くのシャッターを切った。
 ちょうど花見のシーズンで、多くの人から「何を撮っているのか」と声をかけられた。「エナガ」と答えると、そんなに真剣に追いかけなくてもといった顔で、「どこの公園に行けばいつでもいますよ」と教える人もいた。いちいち大阪城公園にこだわって記録をしているとは説明しないで、「ありがとう」とすませる。
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いきなり トラツグミ! 2019.3.22

2019年03月22日 | Weblog
 風の強い朝。でも寒くない風。春の風。

 大阪城に着いて太陽の広場東の森で最初に目に入ったのがトラツグミ。公園事務所前で見られていた個体か、あるいは新たに飛来したのか。

 あの飄々とした雰囲気で私を見つめる目。数枚撮影し後にする。公園事務所前の個体がいるか確認しようと。

 他の大型ツグミは、シロハラが音楽堂西側上、修道館裏などで4羽、ツグミは梅林、梅林南側上桜広場で2羽。
 大阪城公園で冬を過ごした鳥たちが次々と故郷へ帰っていく。

 ジョウビタキは豊国神社裏で♂1羽。

 こんな演歌がある。「女町エレジー」 
 生駒聖天の色街の女を歌った演歌、典型的で陳腐な歌詞にメロディの演歌。

 この色街の蕎麦屋へ出かけた。蕎麦屋では、ちょっとしたあてで酒を飲み、最後にそばをすすって終わるのが基本。

 予約した蕎麦屋の建物も元は遊郭。窓から生駒の町や第二阪奈の高速道が鳥瞰できる。焼酎とともに頼んだのが、巾着の中に大根おろしという変わったもの。それなりに湯割りに合う。
 何杯かお代わりして最後には、この店売りの三たての十割そばでしめる。

 酔って生駒宝山寺へ。石段の続く参道の両側に石灯篭。今も営業しているらしい当時の面影を残す旅館。風情のある町。

 いつものように飲み過ぎた足でふらふらと、この街に来て 「女町エレジー」 の印象が大きく変わった。
 陳腐に思えたこの演歌がしみる。哀愁の歌に当時の女性たちはどんな思いで日々生きていたんだろう。

 ♪♪ 女に生まれて よかったわ
   本当は いいことないけれど
   せめて 心で思わなきゃ
   生きては ゆけない この私
   生駒は 哀しい女町 ♪♪

 作詞作曲 石坂まさを  
 歌 吉野さくら 

 この歌の作詞作曲 石坂まさを氏は、藤圭子の 女のブルースや 圭子の夢は夜ひらくなどを作詞した著名な方。女の悲しさを歌う部分が共通するように。

 当時の色街の女性の悲しさや人生。行ってみないと分からない。酔って石段を上り色街を感じる風情。

 あっ!ジョウビタキの声に、顔を向けると石垣からジョウビタキが飛び立った。もう春が近い。彼女たちの春はいつだったんだろう。

 その後 「女街エレジー」 を聞くと目頭が熱くなる。もう一口飲んで、鳥に振らないと誤魔化せない。色街の石段を歩いてそんな風に思いが変わった。


・ウグイス1羽、沖縄復帰の森でさえずり。

・モズ2羽 人工川♂、元ヘリポート♀。

・ツバメ3羽 南外堀と北外堀で飛び回る。

・アオジ1羽 豊国神社裏。

・エナガ1羽 飛騨の森。

・シジュウカラのさえずりが響く。

 「今も鳴く シジュウカラに 思いあり」 鳥鳥子

・オオバン30羽

・カイツブリ3羽

・アオサギ2羽


・ホシハジロ38羽

・キンクロハジロ178羽

・マガモ6羽

・ヒドリガモ9羽

・コガモ8羽

・カルガモ3羽

・オカヨシガモ2羽

・ハシビロガモ37羽

●今日の観察種
 トラツグミ、オオバン、オカヨシガモ、マガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カワウ、カイツブリ、モズ、ツバメ、アオジ、ツグミ、ジョウビタキ、エナガ、アオサギ、ゴイサギ、ハクセキレイ、シジュウカラ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

◆◆ウグイス (1995.7.1 空堀南西 太鼓やぐら)
 「梅にウグイス」 や 「うぐいす餅」 もよく知られるが、実際にウグイスはどんな鳥かと言えば案外知られていない。メジロと間違っている人も多い。
 ウグイス色やうぐいす餅で緑色を連想してしまうのが間違いの元だろう。うぐいす餅の色とはまったく似ていないのに、名付けられたのか由来を調べてみた。
 「初代が献上したお菓子がおいしかった。秀吉は大層喜んでその餅を鶯餅と命名した」
 「三国神社山王の森に鳴く鶯より着想して鶯餅と命名」
 「鶯を たずね たずねて 阿佐婦まで 松尾芭蕉に因み」などなど。
 種々の説があり、本当のところは分からないようだが、古くから続く和菓屋はそれなりに由来を作っているのではと思いたくなる。
 私が長く続く和菓子屋の息子に生まれたなら由来を作ったと思う。と言うより作ってみたい。店に伝わる話などなど参考にして、地域の歴史を紐解いて、客がなるほどと納得するような由来を。
 野鳥のことだ。みんな仲良く自由にそれぞれ楽しく春を謳歌しよう。
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トラツグミ 久しぶり 2019.3.18

2019年03月18日 | Weblog
 紺碧の空に飛行機雲が一筋。東の方に向かっている。帽子も脱いで見上げる。
 ウグイスのさえずり。シジュウカラも各所で鳴きやまない。春、春、春。

 この冬は大阪城公園で越冬して楽しませてくれる鳥が少なかった。例えばキマユムシクイ、キクイタダキ、ニシオジロビタキ、ルリビタキ、マヒワなどなどだめだった。そしてトラツグミも。
 しかし越冬しなかったが、今朝は山へ帰る途中のトラツグミが公園事務所前の林に立ち寄ってくれた。
 これからは、夏鳥が到着するまでの間に、種々の冬鳥たちが通過するので気を付けて観察する必要がある。

・トラツグミ1羽 公園事務所前。

・ツグミ3羽 太陽の広場東の森、城南地区、一番やぐら。

・シロハラ5羽 太陽の広場東の森。豊国神社裏、飛騨の森ほか。

・カワラヒワ3羽 太陽の広場東の森、沖縄復帰の森。

・ジョウビタキ♂3♀1 一番やぐら、梅林、愛の森、北外堀沿い。

・コゲラ1羽 修道館裏。

・シメ1羽 市民の森。

・アトリ16羽 市民の森。

・モズ2羽 太陽の広場東の森、沖縄復帰の森。

・アオジ6羽 音楽堂西側上、梅林南側上桜広場、豊国神社裏。

・ウグイスさえずり3羽 音楽堂西側上、沖縄復帰の森、飛騨の森。

・エナガ4羽 音楽堂西側上、飛騨の森ほか。

 音楽堂西側上の小径でエナガにカメラを向ける少年に気付いた。この鳥は何か分かる?と声をかけると
 「シマエナガ」
 当たらずとも遠からじ。予想外の答えで驚く。シマエナガはと説明していると、お母さんが来て少し立ち話。

 彼は8歳とのこと、ハワイ在住で鳥が大好きらしい。日本の鳥が見たいと言うので連れてきたらしい。

 こんな若い子から 「シマエナガ」 との言葉が出てくるのに驚き。きっと日本の鳥を勉強してきたのだろう。聡明そうな少年であった。
 ウグイスが見たいと、沖縄復帰の森で鳴き声を頼りに懸命に探していた。TVゲームばかりに興じている子たちに比べ何と素敵な少年だろう。


・オカヨシガモ1羽 東外堀。内堀の西の丸庭園側の小島部にはボートで人が2人上陸。もちろん鳥は1羽もいなくなっている。ヨシガモを期待していたのだが。

・ヒドリガモ12羽 東外堀、北外堀。

・ホシハジロ72羽 内堀、北外堀。

・キンクロハジロ205羽 東外堀、南外堀、内堀、北外堀。

・コガモ13羽 南外堀、内堀。

・カルガモ3羽 人工川、内堀。

・マガモ3羽 人工川、内堀。

・ハシビロガモ21羽 内堀、北外堀。


・ハクセキレイ6羽 各所。

・オオバン33羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀、第二寝屋川。

・カワウ88羽 第二寝屋川に78羽 多い。

・カイツブリ1羽 西外堀。

・ゴイサギ3羽 北外堀。

・コサギ1羽 第二寝屋川。

●今日の観察種。
 ハクセキレイ、ツグミ、シロハラ、カワラヒワ、シジュウカラ、オオバン、オカヨシガモ、ヒドリガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、シメ、アトリ、モズ、エナガ、アオジ、ウグイス、コガモ、カワウ、トラツグミ、カルガモ、マガモ、カイツブリ、コゲラ、ジョウビタキ、ハシビロガモ、ゴイサギ、コサギ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

◆◆カワセミ (1997.3.15 北外堀) 
 朝から2羽のカワセミが飛騨の森の樹冠部を「チィーチィー」と鋭く鳴きながら追いかけ合うように飛びまわる。時には高い木の突き出た先にとまる。
 カワセミが高木の上を飛びまわることは少ない。つがい形成の行動であろうか。やがて高いところから聞こえていた声が北外堀の中から聞こえるようになった。
 石垣が組み合った凹んだ隅に長い間上から落ちてきた土砂が積もり高く盛り上がる。
 飛び回っていたカワセミが体当たりを始めた。しかしせいぜい30センチも掘れば石垣に突き当たってしまう場所だ。営巣できるだけの穴はできるのか。懸命に体当たりし、少しずつ掘り進み体が見えなくなるほど深くなった。
 翌週には巣穴のそばに1羽がとまっている。1羽が中で抱卵の様子。結果3月9日が初認で23日が終認となった。抱卵日数としては不足ないが育雛の日数が足りないのでは。悲しいことだが何らかの理由で放棄した可能性もある。
 場所さえあれば大阪城公園で必ずカワセミが繁殖すると断言できる。将来的には、積極的に鳥たちの営巣場所を造ることになるだろう。愚かな人間たちは致命的な影響が出始めるまで行動しない。間に合わないことも知ろうしないで。        
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春きたか 右に左に 初音聞き 2019.3.15

2019年03月15日 | Weblog
 朝は寒かったが春を感じるのはなぜ。

 もみじ園と音楽堂西側上でウグイスのさえずり。春を思うのは気温じゃない。この声のせい。
 「春きたか 右に左に 初音聞き」 鳥鳥子
 「小雨聞き 初音聞きたる 二度寝かな」 鳥鳥子

・カワウの大きな群れ第二寝屋川に310羽±。ほか南外堀、西外堀など。

・オオバン28羽 東外堀、南外堀、内堀、北外堀、第二寝屋川。

・カイツブリ6羽 東外堀、南外堀。

・ハクセキレイ9羽。

・コサギ1羽 人工川。

・セグロカモメ2羽 第二寝屋川。

 みどりのリズムでジンチョウゲの香りが強く匂う。昔、酒飲み仲間の内では、肝臓が悪くなってくると臭覚に影響がでると。
 口に運んでも匂いは感じず、ただ酒の合間の口直しに食べるだけになるらしい。

 嘔吐物で窒息して玄関で倒れたり、肝臓で入退院を繰り返したあげく亡くなったりした私の酒友たち。
 いずれ皆のところに行くと思いながら大酒を飲んでいる。今朝はみどりのリズムのジンチョウゲのむせるような香りにまだ飲めそう。

・オカヨシガモ9羽 内堀。
・ヨシガモ♂1羽 内堀の西の丸庭園側。この個体の動向が気になる。
・ヒドリガモ25羽 東外堀、北外堀。
・ハシビロガモ27羽 東外堀、北外堀。
・コガモ5羽 南外堀、内堀。南外堀にボートが入った影響が大きい。
・カルガモ2羽 内堀、北外堀。
・ホシハジロ82羽 南外堀、内堀、北外堀。
・キンクロハジロ164羽 東外堀、南外堀、内堀、北外堀。
・スズガモ1羽 北外堀 チコちゃんに叱られずにすみそう。

 太陽の広場東の森など整理が終わって木々が半減し、かつての茂った林の印象はなくなった。
 この後はどうするんだろう。植樹などして木を増やすのかそれとも。
 野鳥の方は大丈夫。ヒトのいらぬ節介は不要。環境が変われば、それに合う野鳥がやってきて利用する。
 それより落ち葉を掃除するような事をしないで。ほっといて! ゴミだけ掃除よろしく。

 ずいぶん昔の事 「姫路自然観察の森」 に出かけたことがある。山の一部が山火災ではげ山状態になっていたが、あえて人は関わらないとの看板。

 植物の種が飛んできたり、鳥が運んできたりして緑がどのように回復していくかの実験場として放置し観察を続ける旨の表示があった。

 あれから30年。あの山はどうなっているのか。機会があれば見てみたい。

・カワラヒワ5羽 みどりのリズム、梅林南側上桜広場。

・アトリ22羽 みどりのリズム。一時期は飛騨の森でよく見た。

・シロハラ11羽 みどりのリズム、市民の森、音楽堂西側上、元射撃場、北外堀沿いほか今朝はよく出合った。
 この時期のシロハラにしては警戒心の強いものがいた。多分山地など人と関わらない地域で越冬していて、北へ帰る途中に大阪城公園に寄ったのではないか。

 大阪城公園でひと冬越冬していたシロハラなら、この時期は人に対する警戒心はかなり弱くなっているものがほとんど。 

・シメ5羽 市民の森の林床に4羽、すぐに飛び上がる。北外堀ぞいで1羽。

・モズ3羽 市民の森♀1羽、はやにえしていたと思われる15センチ程度の乾燥したミミズ状のものを取って、すぐに食べずに数回飛び移る。
 音楽堂西側上でも♀1羽。先の市民の森の♀ではないと思うが微妙。なぜかと言うと赤みがやや薄く、いわゆる高原モズ風の印象が一緒だったから。今ごろでは合わないが。

・ツグミ5羽 最近にしてはいい出合い。特に変わりなし。

・ジョウビタキ2羽 ♂梅林南側上桜広場、飛騨の森のみ。ツグミと違って出合い悪し。

・ハイタカ1羽 市民の森の方向から、元ヘリポートに木にとまったとの観察情報。

・エナガ2羽 飛騨の森。

 昨日山男Tさんから南外堀でツバメ5羽と聞く。しかし今朝は見られず。

●今日の観察種。
 カワウ、カワラヒワ、アトリ、オオバン、オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、カイツブリ、シロハラ、シジュウカラ、ハクセキレイ、シメ、モズ、ウグイス、コサギ、ツグミ、ジョウビタキ、ハイタカ、エナガ、セグロカモメ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

◆◆ゴイサギ (1992.10.11 西外堀)
 西外堀の石垣の間から伸びた木には集団ねぐらがある。いつもホシゴイの混じった十数羽のゴイサギが仲間と羽を休めている。一目みただけでは数羽しか見えないがよく探すと枝や葉の陰に次々と見つかる。
 夜行性のため昼間はほとんど動かず休んでいるが、たまに石垣の下部で魚を待って水面を凝視している姿を見ることもある。
 捕食の瞬間を見ようとするが、その辛抱強さはたいへんなもので獲物がやってくるまで置物のようにまったく動かない。こちらが待ち切れず諦めてしまう。
 夕刻になれば活動し始めるだろうが、公園内のあちらことらに分散して採食するのか、このねぐら付近で集まって採食するのか、あるいはどこか公園の外にでかけるのか分からない。一斉に動き始める姿を想像すると壮観だろう。 
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ツバメ無事到着しました♪ お疲れさま。 2019.3.13

2019年03月13日 | Weblog
 風が強い朝。早朝には雷も鳴って雨も。家を出る時間には青空も見える。

 南外堀から一番やぐらの上を2羽のツバメが飛び回る。今期初認。ツバメ到着。数千キロの旅お疲れさま。無事到着おめでとう。

 過去3年の記録を開いてみると、
・2016年は3月21日
・2017年は3月6日
・2018年は3月10日
 今年もほぼ例年と同じと言える。

 昨年の台風の被害の倒木などの片付けはほぼ終了している。倒れた木の穴など不陸直しで、土を入れるなど若干の工事中。
 この様子なら今月中にすべて終わりそう。4月からの秋の渡りの観察には影響なさそう。

 夏鳥たち驚くだろうか?それとも、こんな事はおり込み済みだろうか。

・シロハラ6羽 みどりのリズム、市民の森ほか。

・ウグイス2羽 もみじ園と豊国神社で稚拙なさえずりも春を感じる。

 「はつ音皆 心に対ふ 是春か」 麦水
 ちなみに春の初音はウグイス、初夏の初音はホトトギスを指す。他の鳥は初音とは使わない。

・アオジ4羽 音楽堂西側上。

・ツグミ1羽 城南地区。わずか1羽しか出合わなかった。この冬は本種が少なかった。大きな群れが飛来することなく、このまま春になりそう。

・モズ♂1羽 空堀。

・カワラヒワ2羽 梅林南側上桜広場。

・ジョウビタキ2羽 梅林南側上桜広場、飛騨の森。なぜか出合いが少ない。

・チョウゲンボウ1羽 残念ながら昨日の空堀には見られず。ただし通りかかりでの確認、しばらく待っていれば現れたかも知れない。 
 観察が終わって最後に、ホテルニューオオタニの上に1羽が現れ、本丸方向に通過する。

 南外堀にボートが入り走り回る。コガモやキンクロハジロが逃げ回る。

・オカヨシガモ7羽。
・ヨシガモ♂1羽 内堀。ひょっとして越夏するかも。
・ヒドリガモ11羽 内堀、北外堀。
・マガモ6羽 東外堀、人工川、北外堀。
・ハシビロガモ25羽 南外堀、内堀、北外堀。
・カルガモ2羽 第二寝屋川。
・ホシハジロ79羽 東外堀、内堀、南外堀、北外堀。
・キンクロハジロ181羽 東外堀、南外堀、内堀、北外堀。

・オオバン31羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀、第二寝屋川。
・カイツブリ3羽 南外堀、北外堀。
・カワセミ1羽 人工川。
・カワウ13羽
・ゴイサギ2羽 北外堀ねぐら。
・ハクセキレイ4羽
・セグロカモメ3羽 第二寝屋川。

※追加情報=大将から南外堀にツバメ2羽と北外堀にスズガモと。ツバメは私が確認したものと同一と思われる。スズガモは、またチコちゃんに叱られる結果に!

●今日の観察種。
 シロハラ、オオバン、オカヨシガモ、ヨシガモ、マガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、シジュウカラ、ウグイス、アオジ、カイツブリ、ツグミ、カワセミ、カワウ、モズ、ツバメ、カワラヒワ、ジョウビタキ、ゴイサギ、ハクセキレイ、チョウゲンボウ、セグロカモメ、キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ、スズガモ。

◆◆ツグミ (1993.3.21 沖縄復帰の森)
 飛来当初は枝にとまっていることが多く、地表に下りていることはほとんどない。春になると反対に枝にとまっていることは圧倒的に少なく、地面で採餌している方が普通に見られる。
 飛来当初は秋で木の実が残っているが、冬を越して実が無くなると地上に下りて落ちた実や小動物などの餌を探すためだろう。
 また、人に対する警戒心も日が経つごとに薄くなるようで、飛来当初のあの厳しい警戒心はなんだと思ってしまう。今は近くを通っても平気。偶然至近距離で出合っても気にせず、私の方が驚くこともしばしば。
 近くで見られて得をした気になって、この機会にもう少し詳しく見てやろうと構えると、それを察したように木に飛び上がる。人が何らかの意図をもっているとそれを感じるようだ。しかし、それが友好的なものか敵意なのか見分ける能力まではどうか。
 私は観察する時も、撮影する時も、いつも心の中で鳥に話しかけている。「そうそう。それでいいよ。ありがとう。もう少しそのままで」 私を認め許してもらえるように努力している。多くの野鳥を見るようになって、少しは気持ちが分かるようになってきたと思っている。目が合えば私を許してくれたことを感じる時もあるが。この時は決めかねている様子だった。
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都市の公園 大阪城にタカ3種! 2019.3.12

2019年03月12日 | Weblog
 朝に家を出た時は小雨が降りだして後悔。天気予報を恨んだ、大阪城に着いてリュックから双眼鏡のみ出して歩き始める。
 ぱらぱら雨に濡れるが傘を出すまでもない程度。やがて青空が見えてくる。

 但馬野鳥の会から 「 I LOVE BIRD 第360号 」 が届いた。悲しい添え書きがあった。本号をもって終了との事。・・・残念でさみしい。いつも鳥信に出てくる鳥を見ながら、羨ましさとともに思いを馳せていた。

 アカショウビン、ヤイロチョウ、ブッポウソウ、ムラサキサギ、マナヅル、マガン、クマタカ、クロサギなどなどきりがない。

 始まりは1991年、姫路の師匠からユキホオジロが出ているとの情報をもらって出かけた京都府の久美浜、12月1日の事だった。
 その時に知り合ったのが、但馬野鳥の会の方々。あれから30年近く 「鳥信 I LOVE BIRD」 を送り続けていただき今回の360号が最後。

 目立つ花火を一発上げるのは簡単だが、360号も続けることの大変さはよく知っている。編集発行を担当されていたN様。お疲れ様でした。長い間ありがとうございました。心から感謝しています。

・ツグミ3羽 太陽の広場東の森、市民の森。

・シジュウカラ10羽、さえずる声で春を。

・オオタカ1羽 元ヘリポート国旗掲揚台の木にとまる。

・ハイタカ1羽 梅林南側上桜広場で観察との情報。

・チョウゲンボウ1羽 空堀西部 石垣角にとまっている。昨年によく見られた所で、トカゲやムカデなどを取っていた。今年も毎回見られるようになるのか。ちょっと楽しみ。

・シロハラ6羽 各所。

・コゲラ2羽 市民の森では盛んにドラミング。

・アオジ4羽 音楽堂西側上小道。

・ウグイス1羽 音楽堂西側上でさえずり。

・シメ1羽 豊国神社東。

・ジョウビタキ5羽 太陽の広場東の森、豊国神社裏、北外堀沿い、梅林。
 梅林の♀は、おでんを食べて飲んでいる私のすぐ近くに。つくねの小片を投げると足元に下りてきて食べる。
 いつもの大阪城ホール側のコンビニのおでんは終了。今日は梅林でおでんと決めていた、その結果可愛いジョウビタキ♀と出合う。

・オオバン31羽。

・コサギ1羽 人工川。

・カイツブリ9羽 南外堀、北外堀。南外堀にボートが入ってカモはほとんど見られず。カイツブリ7羽が目立つ。

・ゴイサギ3羽 成鳥1羽とホシゴイ2羽。北外堀沿いねぐらに着いたとき双眼鏡を提げた青年が左右に動いて枝葉の中を探している様子。
 この場所でゴイサギを探す人は珍しいと声を掛けて少し立ち話。なかなかの好青年。

・セグロカモメ3羽 第二寝屋川を飛翔。

 カモはますます減少。時期的に当然かも。スズガモは見付けられず。探し方が悪いのか、後から見たと連絡があることが多い。
 「ボーっと探してんじゃねーよ!」 とチコちゃんに怒られそう。

・オカヨシガモ15羽 東外堀、内堀。
・ヒドリガモ15羽 東外堀、北外堀。
・カルガモ3羽 内堀、北外堀。
・ハシビロガモ23羽 東外堀、西外堀、北外堀。
・コガモ10羽 東外堀、南外堀、内堀。
・マガモ4羽 内堀♂♀、西外堀♂♀。
・ホシハジロ100羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀。
・キンクロハジロ195羽 東外堀、南外堀、内堀、北外堀。

●今日の観察種。
 ツグミ、シジュウカラ、オオバン、オカヨシガモ、マガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オオタカ、ハクセキレイ、カワウ、シロハラ、コゲラ、アオジ、ウグイス、ハイタカ、コサギ、カイツブリ、ジョウビタキ、シメ、ゴイサギ、セグロカモメ、チョウゲンボウ、キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

◆◆メジロ (2007.3.3 梅林)
 梅にはメジロだ。大阪城公園の梅林には千本を越える梅がある。色も深紅、薄紅色、黄色、白などさまざま。品種で最も多いものは白加賀、次が緑萼、三番目が豊後。
 鳥の名にちなんだものは、鶯宿、紅千鳥、朱鷺の舞、初雁、旭鶴、塒出の鷹の6種。どんな梅花かと梅林の中を探し回る。
 メジロの緑に白は写真的に難しい。花の質感を出そうとすると露出を抑えなければならないが、一方そうするとメジロの緑色が冴えない。逆にメジロを基準に露出すると、白い梅花が飛んでしまう。
 私は赤い梅花にメジロが来るのを待って撮影することにしているが、そうそううまくそこに来てくれない。白い花に集まっていることもよくあり、やむを得ず撮影することもある。
 デジタルはフィルムを気にせず撮れるのが楽だ。梅の季節は半日を梅林で過ごす。時には、おでんでいっぱいの楽しみもある。桜ではないが花もダンゴもの気分。
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オオタカ 春の空に舞う 2019.3.8

2019年03月08日 | Weblog
 風はまだ冷たいが、白い雲に青い空。素晴らしい空。間違いなく春はそこに。

 北外堀の空、青空を背景にオオタカがゆっくり舞う。旋回しながら徐々に本丸方向へ。私の一番好きなタカ。今日はいいことがありそう。

 イノシシが干支の私としては共食いになるが、冬には食べたくなる鍋のひとつにぼたん鍋がある。
 冬も終わりが近付いたので、先日京都鞍馬口にある料理屋に出かけた。ここは白みそ、ポン酢で食べる珍しいもの。
 これまで各地で色々なぼたん鍋を食べてきたがこれは初めて。普通は赤味噌と決まっている。しかしこの鍋は特別。白みそと具材からの出汁と合わさってじつに旨い。
 この鍋ならいくらでも飲める。私の場合、美味しいものを食べたいは、美味しい酒を飲みたいの意。
 帰途、酔い覚ましに京の街を散策。「さえずり市」 との情報。トリミニストとしては見ない訳にはいかない。
 たどり着いたのが上御霊神社。毎月行われている市が 「さえずり市」 と呼ばれているらしい。
 残念ながら開催日ではなかった。境内を歩くとシロハラ、メジロ、ハシボソガラス、スズメなどに出合う。さえずり市はよく分からなかったが、酔いに身を任せて静かな境内をふらふらと至福のひととき。

 梅林で本丸方向からハイタカが飛び出し梅林の上を東へ、市民の森の方で見えなくなる。

 シロハラが市民の森でぐぜり風に鳴く。計7羽 水上バス乗り場、市民の森、音楽堂西側上、豊国神社裏、二番やぐら跡、飛騨の森ほか。

 ツグミ、梅林南側上桜広場、飛騨の森、北外堀沿いで計3羽。

 ジョウビタキ♂4♀2の6羽 太陽の広場東の森、もみじ園、梅林南側上桜広場、梅林、城南地区、愛の森。
 終認は4月の中旬から下旬。ジョウビタキと合えるのも後ひと月少し。

 ウグイスのさえずり3か所 もみじ園、城南地区、豊国神社。いづれもみごとなさえずりとは言えないが。
 「うぐいすの 身をさかさまに 初音かな」 其角

 モズ2羽 人工川、空堀。

 カワラヒワ4羽 梅林南側上桜広場。

 エナガ2羽 飛騨の森。

 メジロ4羽 飛騨の森。

 春は訪れがいい。秋は終わりがいい。
 カモが日ごと減少する。カウントして記録する手間が省けていいが、空っぽの堀はさみしい。
・オカヨシガモ20羽
・ヒドリガモ20羽
・カルガモ3羽
・マガモ3羽
・ハシビロガモ38羽
・コガモ28羽
・ホシハジロ99羽
・キンクロハジロ211羽

 オオバン32羽
 カワウ10羽
 カイツブリ6羽
 カワセミ1羽 
 セグロカモメ2羽

●今日の観察種。
 シロハラ、ジョウビタキ、シジュウカラ、ハクセキレイ、オオバン、オカヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ウグイス、カワウ、カイツブリ、モズ、カワラヒワ、ツグミ、ハイタカ、カワセミ、メジロ、エナガ、オオタカ、セグロカモメ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

◆◆ジョウビタキ(1994.1.30 ヘリポート)
 記録の撮影ができた鳥は、シンプルに撮るだけでなく花と組み合わせたり情景を取り入れたりしたものにしようと考えている。
 公園の野鳥記録写真の第2段だ。ヘリポートでホオジロを待っているときカメラをセットして立っている人に気づいていた。
 それとなく見ているとジョウビタキを撮影している。南側にヘクソカズラが巻きついた枯れ枝があり、付近をなわばりにしているジョウビタキが一日に何回かやって来てとまる。
 その後、男も来なくなったのでその場所で二日間ほど軽い気持ちで待った。やって来たジョウビタキを暇つぶし気分で撮影。
 結果を見ると苦労なしに適当に簡単に数枚撮影した割にはヘクソカズラとジョウビタキが合う事に気づいた。しかし、写真は早朝で光が硬く、しかも撮影位置との関係が悪くせっかくのヘクソカズラを生かしていない。あらためて気を入れて撮影しようと、数日後に再度その場所に行ってみると実はすべてなくなり、つるだけが寂しげに残っていた。鳥が捕食したのか落ちたのか分からない。もう一度撮影したいものだ。挑戦したい。来年もヘクソカズラが芽吹き、ジョウビタキがここを縄張りにして越冬してほしいと願うが。
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