大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

ヒナが ヒナに 餌を! 2019.6.28

2019年06月28日 | Weblog
 梅雨に入ったのでしばらく観察は出来ないと悩んでいた。ところが今日は曇り晴れ。

 ぜひ観察しておかないと・・・。いいチャンスの日。

 しかしグループ20のため、大阪城公園に近づくと警察官が増えてくる。いたる所に警察官。柵を並べて規制している。

 いつも入る所にも柵と警察官。声を掛けると入ってもいいと。そこで石の上にリュックを下ろし、カメラや双眼鏡を出すのがルーティーン。
 警察官が寄ってきて、私の仕草に何するんや!! 爆発物でも出すんか!!緊張感。

 私がごそごそしてリュックから双眼鏡を出して首にかけるのを見ながら、リュックの中をのぞいている。
 何も無いって!。枝豆ならある。

 愛知県警だったか別に驚かせるつもりじゃない。私にすれば30年近く続いているいつもの行為。

 キビタキを求めて音楽堂西側上に向かう。途中セミの声。26日に今期初のセミの声を聞いた。例年なら7月の初めだったと記憶している。やや早い。

 キビタキの動向が気になる。昨日雨の中で大将が観察し、50メートルほど北側に移動し観察しづらい場所で♂は確認できなかったと聞いている。

 今朝誰も居なかったら、声の聞こえない私が確認するのは困難。覚悟して出かけたがピースおおさかの辺りにいつものメンバー数人が。 
 やれやれ。助かった。長年鳥見してきた私が、今では人の協力がないと観察できない。

 今日は♂♀親、ヒナ2羽とも確認されている。
 ♀が頑張って餌を与えたり警戒したりと大変。一方♂は何してると・・・思われがち。
 今朝は♂がシジュウカラを激しく追っていたと聞く。目立たないが♂も自分の立場を頑張っている。

 もうひとつ驚いた観察。ヒナが別のヒナにエサを渡している。こんな事ってあるのか。

 親でないものが子育てに協力するのはよく知られている。例えばヘルパー行為。
 ヒナの世話を手伝う、両親以外の個体として知られる。エナガやバンなどでよく知られる。

 なぜそんな行動をするのか種々の考えがある。

 ① 自分の兄弟の世話をすることで、巣立ちの確率を高め結果として自分と共通の遺伝子をより多く残す
 ② 個体群全体の繁殖成功率を高める
 ③ 若い個体の繁殖の練習
 ④ 将来の繁殖場所を確保するためヘルパーとなって親元にとどまる。

 しかし、ヒナがヒナに給餌! これは何だ!
 この行為は、どのような合理的な理由で説明できるのか!

 今回のキビタキの繁殖で多くの事を教えてもらった。疑問がいっぱい。何もできないが研究したいテーマばかり次々と。

 林の奥を飛び交い、ちらっと見えるキビタキ。親かヒナか分からない。ちょっと前までは飛び交うのは親、ヒナは下の方で♀親が餌を持ってくるのを待っているだけ。
 でも成長は早い。樹間を飛ぶ一瞬の姿では親かヒナか分からない、それほど大きく育った。

 今日も鳥見の後はいつもの第二寝屋川前、川の向かいはホテルニューオオタニ。どこかの国の要人が泊まっているのだろう。

 この場所でいつもの酒は無理だろうと思いながら向かうと、柵もあり警察官もいるが、通っていいと。
 意外だった。ベンチで飲みながら周りをぐるっと見回す。警察官がざっと50人、赤いランプを回す警察車両がざっと20台。

 ものものしいが、この場所なら暴漢に襲われることもないかもと変に安心。


◆◆ツバメ (2002.5.12 西の丸庭園)
 佐々木小次郎は燕返しの技を会得したという。刀の先を急速に反転させて相手を切る。動きの速さと方向がすばやく変化するので予測がつかず避け切れない。まさしくツバメの飛翔だ。
 大阪城公園でツバメの撮影は困難だ。自由に高速で飛び回るツバメは、佐々木小次郎でなければ切り撮ることは不可能に近い。
 しかし大阪城公園の全種撮影のためには当然ツバメの写真も必要で悩んでいた。方法として2、3の案は頭の中に浮かんでいた。快晴で真っ青な空に白い雲が浮かび、それをバックに飛ぶツバメを短いレンズで撮る。あるいは渡ってきた当初、人工川の辺りに泥と藁など巣作り三点セットを用意して来るのを待つ。
 軒先に巣作りして人を怖がらないツバメは最も撮影し易い鳥だろう。それが、場所が変わればこれだけ難しいものになる。
 巣立ちした幼鳥が親とともに低く飛び回り給餌を受ける西の丸庭園。疲れるのか芝生の上に幼鳥が降りる。時々親から給餌を受ける。絶好のチャンスだ。
 小次郎にはなれないがツバメは撮れた。芝生の上に降りたものだったが。
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キビタキ一家今日も 2019.6.26

2019年06月26日 | Weblog
 大阪城公園は厳戒態勢。至る所に警察官、警察官。神奈川県警や岐阜県警などなど制服にある。
 公園内だけでなく第二寝屋川も警察のボートが行き来する。

 1995年のAPEC大阪を思い出した。あの時も厳戒態勢。町中の路上駐車がゼロになってガラガラ、この道はこんなに広かったのかと思った記憶がある。

 双眼鏡で空堀を見て、手帳を出して何か書いている私を怪しい奴! とばかりに私服刑事が寄ってきて、警察手帳をちらっと見せ

 「何しているんですか?」
 「野鳥の観察調査です」

 野鳥? 怪しい奴! みたいな表情。
 仕方なく野鳥記録の手帳を出して見せる。
 ツグミ9市民の森、豊国神社裏、音楽堂西側上・・、シロハラ3天守閣東側配水池、空堀・・、ジョウビタキ・・・などなど。

 刑事はそれを見て納得。しかし名前住所を聞かせてくれと。こんな事が普通にあった。
 もちろん今回のG20が無事に成果を残して終わってほしいと願っている。多少の不便は受け入れるつもり。

 ピースおおさかに着くと数人の鳥友。石段に座ってのんびりしている。ちょっと雰囲気が悪い。ひょっとしてもう居なくなって諦めているのか?
 ・・・・今日は出ていないのか? 不安を胸に聞いてみると、朝は出ていたがどこかに行ってしまったので待っていると。

 まだ居たとのことで胸をなでおろした。やれやれ。もちろん自分の目で確認したいが、次善の方法としては、鳥友の確認情報が重要。

 早い人は5時30分ごろから来ているそうだ。そのころなら♂の声も聞かれると。

 やがてもうすぐ戻って来る頃だと言う。無駄話で盛り上がっていると、声がしたと駆け出す一人、彼が一番若いのかも。さすが聴力が違う。
 私と同年配の連中はさっぱり聞こえない。彼の行動で私たちも動き出す。

 やがてヒナ2羽、♂♀とも確認。大将の話しなどもふくめ、1羽のヒナは行動が活発になってきている。飛んで少し高い枝にも出てくるようになったと。

 シジュウカラが近くに来ると♀が激しく警戒音を出し追い払うことがあった。
 これまでの観察では、カラス、ヘビ、ネコ、シジュウカラにそのような行動をとっていた。

 大将からDVDをもらった。今回の繁殖の記録で2枚目。彼はスコープにカメラを付けたものなど、時には3か所からカメラを駆使して記録した。
 貴重な記録である。例えばこの撮影で巣立ちは2羽だったが、孵化したヒナが3羽だったことがはっきり分かる。

 キビタキのクラッチサイズ(一腹卵数)は4~5卵とされる。しかし、大都市の中での繁殖は諸条件から多くを育てるのは困難だろうと想像できる。3羽が孵化し2羽が巣立ちした事の正確な記録は重要だ。

 天気予報では明日から雨、梅雨入りかも。
 こうなるとキビタキ一家が大阪城公園を旅立つ日はいつか。雨で確認できないのが辛い。
 そんな事を言うと、みんな大将の方を見た!

●今日の鳥たち
 キビタキ、シジュウカラ、カワウ、メジロ、カルガモ、キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

◆◆ニワトリ(白 2007.10.13 城南地区人工川)(茶 2008.4.19 東部空堀)
 ホームレスが飼育しているものや、ペットとして飼われていたものが捨てられたと思われるものがいる。
 すべて♂で、空堀にいた2羽は朝に大きな声で時を告げる声で鳴いていた。ちょうどラジオ体操の人たちが帰る時間で、上からのぞきこんだり餌を持ってきたりしていた人もいた。
 この2羽はかなり長生きしていたが、ほとんどは分からないままに居なくなってしまう。 特にこの白色の2羽は人工川周辺に捨てられたもので、猫に狙われ犬に追いかけられて隠れる場所もなく逃げ回っていたがやがて見られなくなった。
 捨てた人も大阪城公園なら生き延びるとでも思っていたのだろうか。こんな様子を目の当たりにすれば後悔するだろう。
 記録のために品種を調べたが、ニワトリは海外で毎年無数に新品種が生産されて輸入されているらしく特定できるものではないようだ。
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キビタキはどこ? 2019.6.24

2019年06月24日 | Weblog
 大阪城公園に着いたのがやや遅かった。でも数人の鳥友がいた。

 聞くとさっぱり居場所が分からないと言う。早朝には♂♀、幼鳥2羽が確認できたが、その後全く声も姿も分からなくなったと。そろそろ親離れ、子離れの時期が近いかも。

 早朝に確認されてから3時間も経過、もうだめかと諦めかけた時、親の激しい声が聞こえた。(これは私も聞こえる)

 声の方に行ってみると、下にネコが入り込んでいる。そうかネコに対する威嚇や警戒の声だったのか。
 それからすると、近くにヒナがいる証明。ある意味安堵。

 ネコが去って静かになると、また動向は一切不明。しばらくして昨日見られたという辺りでヒナ確認される。

 非常に分かりにくい位置。例えるならば二色浜海水浴場に落としたイヤリングを示すようなもの。
 しばらくすると♀が給餌に来るのが時々観察される。まだヒナへの給餌が続いているようだ。多分これらも時間の問題で終わってしまうだろう。

 人間と違って親の子離れは、はっきりしている。時期が来たら子であっても敵! 激しく追い出す。子は泣く泣くその場を出て行き、新しく生きる場所を探す。

 秋の大阪城公園にはそのような若い個体がよく見られる。ハイタカやフクロウ・・・などなど。
 親に追い出され、やっと大阪城公園に着いた幼鳥、カラスからの激しいモビング、死んでしまうのもいる。
 とりあえず今期繁殖のキビタキ、♂♀と幼鳥2羽は生きていることを確認。がんばれ!!

 コメンテーターで、元NHKのアナウンサー堀尾正明氏の不倫が話題になっている。これまで、他人の不倫についてコメントしていた立場としては、居心地が悪いだろう。
 芸人の不倫などは当たり前のようになっている。ひょっとしたら百年後には、新しい男女の形ができているかも。

 ところで鳥はどうか?。これが人の不倫などの比ではない。ある調査によると 「つがい外交尾」 つまり不倫は多くの鳥で普通に行われている。約90%の種で確認されていると。
 目的は、不倫によってより多くの自分の子を残すことができるから。

 一方、自分が不倫するということは、妻も不倫するということ。そのため大変な苦労している。一つの方法は常に妻に付き添って監視する。

 大阪城公園でも、つがいになったシジュウカラ。♀の後を♂が常に付いてまわり2羽で行動しているのをよく見る。
 これはラブラブだからでなく、♀が他の♂と交尾するのを防ぐため。これをメイトガードというそうだ。

 他にも自分の子を残すため多く交尾する方法も。多くの精子を入れておけば、不倫相手の精子が受精する確率が減る。例えばオオタカは1回の繁殖で数百回も交尾すると。凄ーい。絶倫タカ。

 ♂が不倫するということは♀も不倫する。♀は強制的な交尾を受け入れている訳ではない。 受精を確実なものにするため、♂からの求愛給餌で餌をもらえる、子の遺伝的多様性を高めるなど種々の考えがあるよう。

 大阪城公園で今回繁殖したキビタキはどうかと思ったが、他にキビタキがいない環境だったので、このカップルに限って共に不倫はしていないと思う。

 これらの話しは、日本野鳥の会の機関誌 「野鳥」 に連載されていたものが、一冊にまとめ上梓されたもの。他にも面白い話や興味深い話題がたくさん出てくる。
 「おしどり夫婦ではない鳥たち」 濱尾章二 岩波書店

◆◆ハイタカ(①1996.1.2 ②1.7 沖縄復帰の森)
 タカが突然林の中に低く飛び込んでくる。ドバトはパニック状態で騒ぎ逃げる。地上1~2mほどの高さを、巧みに木を避けながら林の中を追う。急に大きく広げた羽の背面が急旋回したと見えたが、そのまま見失う。
 双眼鏡でその辺りを探すと、木陰になった暗い場所で足にドバトを押さえ付けたハイタカを見つける。誇らしげに辺りを見回している。押さられているドバトは必死に暴れる。逃すまいと羽を広げ強くつかんで押さえている様子。
 足に捕えたまま、数メートルほど先へ3回ほど移動。周りを見回し、肉を引き裂いて食べ始める。
 2羽のハシブトガラスがやって来て横取りしようとする。足につかんだまま低く飛び、逃げようとするが執拗なカラスの行為に堪らず、ドバトを離して飛び去る。ハシブトガラスが集まって食べ始める。
 激しい心臓の鼓動も感じない。目がかすむ。今少し撮影条件の良い場所に動いてくれ。人が 来ないでくれ。ピントが合わせられない。露出計が見られない。0.1ミリも視線が動かせない。千分の1秒間目を離すのが恐い。男が近づいて来て「何を撮っているのか?」と声をかけてくる。
 犬を散歩させている女性がハイタカの方に近づいて行くのに気づく。
「あーッ」思わず悲鳴に似た声が出てしまう。男性が私の気迫に押されるようにその女性に叫ぶ「行ったらあかん!」
女性は驚いて訳も分からず、犬とともに戻る。男性は「ハトですか?」と声をかける。見向きもしないまま「タカです」と切り口上に答えてしまう。顔を横に向ける1秒がないのだ。
1/2と1/7撮影分についてベテランの知人に識別を依頼したところハイタカの♀若で、1Wか2Wだろうとのこと。識別の要点は次の通り。
1 足が体に比べて細い(オオタカは比較して太い)
2 頭がスマートに見える。
3 目の周りが黒いのはハイタカ若の特徴。アイシャドー風。
4 初列風切の裏の線が6本。オオタカは7~8本で細い。
5 尾羽が長い。
6 胴体太い、尾羽付け根が太い。
7 後ろから見ると尾羽がすっぱっと切れている。オオタカはすっぱと切れずやや丸み。
8 尾羽上面の縞の黒が濃いのは若く、成鳥になると薄くなる。これははっきりしているので若。
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順調に育つキビタキ♪ 2019.6.21

2019年06月21日 | Weblog
 キビタキの繁殖成功に、全国各地の鳥友たちからメールをいただいた。 「無事生まれておめでとう」
 まるで自分に子供が生まれたみたい。笑。

 後は無事成長することを祈るのみ。大阪城公園にはいつごろまで滞在するのだろうか。ある鳥友のメールでは、ヒナの存在は声で分かると。
 悲しいかな、私の耳ではヒナの存在は確認できない。親の行動や鳥友たちの情報に頼ることになるが記録を続ける。
 今後、来年以降も繁殖する可能性は十分にあると考えている。多くのデーターを記録しておきたい。

 キビタキの営巣でこの春エナガ、飛騨の森での繁殖を思い出した。
 大阪城サクヤルミナ ナイトウォークとか銘打ってくだらない行事の会場になっていた。夜間に派手なイルミネーション、木々に光、音楽をガンガン鳴らし、多くの客が歩き回る。野鳥にとって最悪と思われる環境。

 そんな騒々しい中、ハイタカはねぐらに利用していた。エナガにいたっては、それらを積極的に利用したんだろうか。ヒナを無事に育てた。
 だとすれば逞しい。ヒトの思いなどはるかに超えている。数百万年のヒトと1億数千万年のトリ。桁が違う。

 今朝はヒナ2羽を教えてもらってすぐに確認。視力聴力の劣った私でも分かりやす位置だった。
 並んでとまり、5~6分に1回♀の給餌を受けていた。♂は近くで行動するも給餌せず。抱卵中と同じような♂♀の関係。

 昨日、H夫妻の奥さんにあれやこれや一生懸命に教えてもらっても分からなかったが。今朝はすぐに分かった。
 ほぼ地面に近い枝。ネコが心配。かと言って上ではカラスが心配。ヘビも観察されている。一人前に成長するまで心配ばかり。


 先日の大阪城公園で、鳥友との雑談の中で 「敬老パス」 をもらっていないことを知った。1回50円で乗り放題。しまった!これまで普通の料金を払っていた。
 損した金額は2年間でざっと・・・んー。アサヒスーパードライ24缶入りケース山積みが目に浮かぶ。もったいない!

 放浪の画伯、山下清氏は 「兵隊の位でいうと・・・」 と何でも兵隊の階級にして判断した。よく分かる。私は酒に換算すると分かる。

 一般的にお金に換算すると普遍的ではっきりした基準に思えるが、全く違う。例えば数百億円の資産家にすれば1万円は大した金ではない。しかし私たち庶民には1万円は大金だ。

 そんなことで暑い中、私は区役所に走った。頭の中をアサヒスーパードライを一杯にして。

 待ち時間を入れて1時間ほどで手続き終了。1~2か月先に送ってくるそうだ。とりあえずやれやれと帰宅し、缶ビールを開ける。今日のビール一段とうまい。

 アオサギ、シジュウカラ、メジロ、カワウ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメなど。

 南外堀のマルガモ風雑種は、子2羽がが大きくなって親と変わらない。よく南外堀でここまで育てたもんだ。

 今朝も最後は第二寝屋川の流れを見ながら酒を飲み人生を思ふ。流れは日々生きている様を無理に知らせる。頭の中に言葉が浮かぶ。

 愛も夢もそう離れていない、年齢が教えてくれる。
 一度、愛をみた、夢もみた、今は人生を見て立っている。
 夢の正体知った時、ひとつ歳を取った!
 夢は人の普遍を知らない限り、夢であり続けられる。

◆◆スズメ (1993.3.7 ピースオオサカ東の林)
 いつも身近にいるのでレンズを向けることが少ないが。給餌場に頻繁にやって来るのを見ているとなかなか面白い鳥である。 
 ここに来る他の鳥は徐々に慣れてきて、私をそれほど気にしなくなっているがスズメは違った。食べながら極端に周りを警戒し少し大きな動作をしたり音を立てたりすると最初に逃げる。他の鳥たちもそれにつられて飛び立つこともよくあった。
 再び降りて来る時も最初に食べ始める事はなく、近くまで来て、茂みの中で鳴き交わしながら様子を見ている。イカルやカワラヒワが食べ始めると出てこようとするが、思い切りが悪くなおも心配している。
 食べたいのと怖いのと板挟みになって、お前が先に行け、などと騒いでいるように見える。この人間臭さを感じさせる行動が面白い。
 決して人に心を許さない姿勢は人とともに暮らす生活を選んだ結果だろうか。
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キビタキ 幼鳥2羽と親♂♀ 2019.6.19

2019年06月19日 | Weblog
 営巣が確認されてからしばらくして、大将が60メートルほど離れた位置からスコープで観察中、ヒナ3羽を確認していた。

 そして昨日2羽が巣立ち、後1羽が残っている。が今朝は給餌などの行動が観察されない。朝5時から観察の人も一度も見ていないと。

 昨日最後まで観察していた大将にメール、昨日は午後5時ごろまで観察するも、1時30分ごろに来たのが最後で、その後給餌に来ることはなかったと。

 まだ答えはないが、大阪城公園で3羽を巣立たたせるのは困難だったのかも。

 私の観察では、一昨日は3時間で♂14♀20回の給餌、フンの運び出しは♂3♀2の5回。約5.3分に1回給餌していた。

 巣立ち当日は、4時間30分で♂12回、♀18回の給餌。1羽目の巣立ちまでは、146分で26回、約5.6分に1回給餌。ところが1羽目が10:06に巣立ち後は、10:47まで給餌に現れなかった。
 
 2羽目が10:49に巣立ち後、3羽目への給餌は、10:55、11:37、12:04。

 悲しいけれど真剣に命をかけて生きている野鳥たちには、私たちの感情は通じない。

 3羽のヒナがいてエサを与える順は、元気でより大きく、くちばしを開ける奴から先に、弱いヒナは踏み台にされ餌をもらえる確率はますます落ちる。
 大きい奴ほどより大きくなって、小さいのはますます育たない。差が大きくなる一方。

 人の世界なら、弱った方により多くの餌をと思うが・・・ そんなことをしていたら共に滅んでしまう。

 同じ餌量なら、ほどほどの3羽を育てるより、強い2羽、あるいは1羽を育て、後は捨てる方が、より多くの自分の子供を残せる確率が高い。

 多分推定だが、巣穴の中には衰弱死した1羽がいると思う。悲しい、残念だが野鳥を趣味とした以上受け入れないといけない。

 私は多くの事を教えられた、今回のキビタキに心から感謝している。

 昨日巣立ちしたヒナ2羽は、時に♀親の給餌を受けながら順調に育っている様子。♀親が給餌する姿が観察されいる。

 音楽堂西側上の茂った中を移動しているようだが、ヒナはっきり言ってほとんど見られない。朝に見たいうと人にモニターを見せてもらったが、前被りも多くピントも微妙でかなり厳しい。

 私は一目もできなかった。どこにいるか全く分からない。H夫妻の奥さんからあそこ!あそこと教えてもらったが、茂みの奥の奥の横の左の右の下の葉が枝がみたいな感じで・・・。諦めた。

 これまでの鳥見人生で多くの人に知り合った。夫婦やカップルなど男女の二人の場合、圧倒的に女性の方が鋭く見付けるのが常。
 私は聴力だけでなく視力も自信がないので諦めた。ヒナの声も姿も。

 今回のキビタキの繁殖成功には、大阪城公園をベースに野鳥を楽しんでいる人達が、繁殖成功のために自制的に行動されたことも大きいと思っている。

●今日の鳥たち
 シジュウカラ、キビタキ、メジロ、カルガモ、カワウ、ツバメ、アオサギ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

◆◆シジュウカラ(1993.3.27 ピースオオサカ東)
 ヤマガラは決まったように毎日やってきたが、シジュウカラはきまぐれにやってきて、しかも餌にそれほど執着せずにそのまま飛び去ることがよくあった。
 同じカラ類で生態も似ていると思ったが、この採餌場ではかなり違っていて意外だった。すべてがそうだと言うより、この個体に限ったことだと思うが、いつも警戒している様子を隠さず、最後まで私を怪しい奴といった目で見ていた。
 やってくる時遠くから「ツピーツピー」の声が聞こえてくるので、そのたびに音質などから、どちらがくるのか予想して楽しんでいた。後半はかなりの確率で正解でき鳴声での識別に自信を持つようになっていた。
 ところが別の場所で試してみると分からない事が多く、簡単に自信をなくしてしまった。その後も意識して鳴声と姿を観察しているが、はずれる事も多くますます自信をなくしてしまった。
 少し知識が増えると自信を持つが、もう少し深く分かってくると自信をなくすいつものパターンだ。
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大阪城公園でキビタキ繁殖 ♪♪♪ 2019.6.18

2019年06月18日 | Weblog
 近年キビタキが増えていることは全国的に知られている。各地の調査地での増加。なぜだろうかと種々の考えが発表されている。

 答えは出ていない。私もまったく分からないがキビタキの変異個体の急激な増加と何か関係があるのではとの思いもある。

 今日はビッグニュース!!
 大阪城公園でキビタキが繁殖。本日、数人の鳥友たちの見守るなかヒナが巣立ちした。こんなうれしい事はない。

 酒の会の理事長が缶ビールを差し出してくれた。喜んでいただいた。うまい、ビールが喉にしみた。

 大阪城公園でキビタキの繁殖は初。私の知る限り、大阪市内でも初ではないだろうか。こんなめでたいことはない。

 以前このブログで、キビタキとコサメビタキは近いうちに大阪城公園で繁殖するだろうと書いていた。これが実現した。

 鳥が大阪城公園で無事子育てすることは簡単ではない。
 例えばエナガ。
 この春の営巣は

 ①飛騨の森11羽巣立ち
 ②みどりのリズム南東三角ツツジ9羽巣立ち
 ③音楽堂西側上ツツジ途中放棄
 ④ピースおおさか北西角、営巣中に剪定される
 ⑤沖縄復帰の森南端、カラス、ヒヨドリに壊されたと思われる
 ⑥音楽堂入口右側途中放棄。

 把握できなかった営巣もあったかも知れないが、多くは巣立ちまで行かない。今春は2巣で20羽が巣立ちしたのみ。 繁殖成功率は高くない。

 キビタキを書籍で調べると繁殖の成功率は30~70パーセントくらい。大都市の中の公園ではますます条件が悪い。祈るのみ。

 こんな中キビタキの繁殖成功は、ただただうれしい。ある意味夢が叶った。 たくさんの事を教えてもらった。
 鳥友たちも暗黙の了解でキビタキを見守った。

・サンコウチョウ 1羽 梅林、鳴き声確認と。
・ホトトギス1羽 梅林~天守閣東側配水池~市民の森など鳴き声。
・オオムシクイ2羽 音楽堂西側上、沖縄復帰の森。
・キビタキ4羽 成鳥と巣立ち雛。音楽堂西側上。 

●今日の鳥たち。
 サンコウチョウ、ホトトギス、オオムシクイ、シジュウカラ、コゲラ、キビタキ、メジロ、カルガモ、カワウ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

◆◆キビタキ(1996.4.29 飛騨の森)
 春の渡りでは繁殖羽の♂がよく見られるが、茶色の残った若い個体、俗に言う「チャビタキ」も見られる。キビタキは不完全な換羽個体も多いらしい。
 秋には♀タイプが圧倒的に多く、たまに♂の羽衣のものを見るが「チャビタキ」型がほとんど。
 キビタキは3Wで完全な夏羽を得るらしい。つまり春では3Sがきれいな黒と黄と白の♂となる。
 この個体は黒の部分に褐色味が見えるところから、1Sか2Sなのだろう。越冬地である東南アジアと繁殖地である日本の環境のそれぞれの悪化。危険な渡りの旅。
 これからも事故に合わず、黒と黄色の鮮やかなキビタキになって大阪城公園へ来てほしいと願っている。
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カルガモ親子9羽 川を行く 2019.6.17

2019年06月17日 | Weblog
 11時頃に第二寝屋川を前に休息。飲み物。あては持参の枝豆とコンビニで買ったチーズとおにぎり。

 しばらくすると前の川を泳ぐカルガモ親子。ヒナが8羽に親1羽。付かず離れずゆっくり上流へ。
 大阪城公園内のマルガモ風の変なカモは5羽+1羽で、一目で見間違うほど親と変わらない大きさになっている。

 昨日からの派出所の警察官襲撃事件には驚いた。特に千里や箕面などよく知っている場所が現場。大阪の人なら鳥見でも行ったことがあると思う。
 ともかく犯人が捕まってよかった。そして若い警察官の回復を祈る。

・ツバメ4羽、上空飛翔。
・シジュウカラ9羽 市民の森、音楽堂西側上、沖縄復帰の森など。
・メジロ5羽 音楽堂西側上ほか。
・コサギ3羽 上空飛翔、第二寝屋川。
・アオサギ3羽 第二寝屋川。
・カワウ3羽 第二寝屋川。

●ツバメ、シジュウカラ、メジロ、アオサギ、コサギ、カワウ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

◆◆イソヒヨドリ (♂ 2010.6.3 大手枡形)(♀ 2010.6.8 大手枡形)
 大手枡形でイソヒヨドリの♂。私を気にしながらしばらく採餌し東の方へ飛び出す。
 急ぎ大手門を出て先をみると、府警方向へ一直線に飛ぶ。双眼鏡で後を追う。府警本部の北東角に入って見えなくなった。
 その後♀も大手枡形で観察。多分、府警本部のビルで繁殖しているにちがいない。
 数か月前ごろから、時々めまいがする。それこそ千分の1程度の瞬間。倒れることも、よろけることもない。しかし気になる。
 ここ何十年も出た記憶が無いのに、一か月に数回も鼻血が出る。気になる。
 右肩の違和感があったが、やがて右手小指と薬指が軽くしびれる。気になる。
 ネットで種々調べてみる。脳の異常もあるのではと、定期健診を受けている橋本医院で相談すると、まず脳とは関係ないと思うが、気になるならと紹介状をいただいた。
 浪速区にある富永病院で4月5月と2回受診。脳のMRIで、頸動脈の狭窄が見付かって、次は頸動脈のエコー検査である。
 結論としては全く問題なかった。脳血管のMRI画像を見ながら「きれいですよ。何も問題ないです」と医師の言葉。
 エコー検査の結果でも「問題のあるタイプではない。心配はいりません」 「若く見えますが、63歳なので数年に1回程度の脳ドックは受診しておけば安心でしょう」と言われる。
 やれやれ快調、快調。これでイソヒヨドリも気楽に楽しめる。酒もうまい。もうしばらくは楽しませてもらう。
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心地よい風の中シジュウカラの声 2019.6.14

2019年06月14日 | Weblog
 梅雨が近い。気温は高く心地は悪いが今朝は風が良かった。木陰のベンチに座っていると爽やかな風が流れる。

 先日OBP(大阪ビジネスパーク)の 「いきなりステーキ」 に行った。ちょっと前に開店したことは知っていたが。
 孫娘の学校が休みで、餃子でも食べに行こうかと誘うと肉がいいと。

 結局私は200グラムのサーロイン。孫は300グラムのヒレ。大阪ではヘレと言う。この歳になると200グラムで十分。
 焼酎は無かったので、ビールの後ワインを数杯お代わり。

 酔っぱらった私は、スニーカーや日傘をねだられてハイハイ。いつもの事ながら高い肉だった。

 毎朝、食事の後は必ずトイレに行く。その時図鑑を持って入る。細かい字は読めないので絵や写真を眺めているだけ。鳥を見ていると腸も快腸。

 図鑑には、イラストのものと写真のものがある。どちらがいいか。
 イラストの図鑑は典型的な絵が描いてある。時には相違点を強調して分かりやすい。一方写真は実物そのものの現実感があるが、写真の出来に影響される。

 その時の気分で種々違う図鑑をトイレに持ち込んでいる。若い子はスマホらしいが。

●今日の鳥、アオサギ、コサギ、カワウ、シジュウカラ、メジロ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

◆◆カワラヒワ (2008.5. 飛騨の森北外堀沿い)
 花と鳥と。春を想う。
 ゴールデンウイークも終わりが近づいた。風薫る大阪城公園。飛騨の森から北外堀沿いの道を進む。野山に出かけなくても五月。
 大阪城公園の新緑が目にしみる。きっとフィトンチッドが一杯なのだろう。リラックスできて、いろいろなことが頭に浮かぶ。
 思えば、黄色いロウバイが開き梅林で春を目にしたのはつい先日のことだった。やがて、香り満ちる梅花にメジロが蜜を吸い群れる。梅とメジロ。それにジョウビタキ。しばらくすると森ノ宮入り口の淡いピンクのベニバスモモが開くとサクラも間近。カモたちの夢はもう既に北の大地。落ち着きなく水面で羽ばたく。
 4月に入るとサクラの満開も近い。大阪城公園全体が華やかになって人たちが花を待つ。夏鳥はもうそこまで来ていて、桜花が散り初めの頃には気の早いオオルリも見られる。落花を待つようにヒラドツツジが一斉に開く。その花葉の茂みの陰にひっそりとコマドリ、ヤブサメが旅の疲れを癒す。新芽の息吹。やがて内堀沿いの白と薄桃色のハナミズキが開く。
 北外堀の堀沿いの道。綿毛が風に吹かれて飛んできたのだろう、足元にタンポポが広がって花の小道ができている。カワラヒワが下りてきて実をついばむ。くちばしに白い実をつけて私を見つめる。「ゆっくり食べな」お前が食べ終わるまで待っているからと石段に腰掛けて食事待ち。
 林を抜けた薫風は実に心地よい。ずーと先まで若い緑が続く。昨年も一昨年も同じ事をしていたような気がする。今年は61歳。
 花を見て、鳥を見て、緑に包まれていると、ふと自分を見る。
 今春は「大阪城公園鳥だより」のホームページが始まった。活字にならない巻頭言も初めて。少し慣れない気分もあるが。これからも、時々のちょっとした出来事や想いを書いてみたい。うまく書けないけれど、想いは胸にあふれるほどある。
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いつものお知らせ 2019.6.13

2019年06月13日 | Weblog
 ますます鳥は少なくなって・・・いつもの初夏。

 とりあえず、例年通りの告知を!
 大阪城公園の野鳥情報を求めてこのブログに訪問いただく皆さまへ。

 大阪城公園はもっとも野鳥が少なくなる時期に向かっています。このブログでも野鳥情報は日々減少します。

 大阪城公園の野鳥情報はほとんどありません。恐縮ですが当分の間、このブログに訪問しないでください。
 このブログ、どうしているかと言えば、酔った勢いであれやこれや、ある事ない事。野鳥に関係ない事を 「・・・・知らんけど!」 と発信しているだけです。

 大阪城公園の野鳥情報、8月の中旬あたりから、ぼちぼち夏鳥が通過します。
 そのころにまたのぞいてください。

 酔っぱらいの戯言でもいいと思われる方は、今後もよろしくこのブログをお願いいたします。

 で、今日も発信できる野鳥情報は少なく、キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ、シジュウカラ、コゲラ、カワウ、メジロ、エナガなど。

 出会った鳥友たち、城南地区に向かうと言う。何か?と聞くと 「〇×〇×・・・?」 聞いても分からない。たしかトンボだった。
 
 生き物の名前は粋なのがいい。野鳥ではキクイタダキはいい名前。チョウではスミナガシと言うのがいたと思う。トンボのマイコアカネ。色合いが素敵で舞妓のネーミングが合う。

 多分もっと素敵な名前の動物や植物があるんだろう。合ってみたい、見てみたいと思う。名前を知ってから見に行くか、見てから名前に感激するか。

 この春、沙羅双樹が見たいと予定していたが、今年は開花せず、毎年花を開く植物ではないとの返事に諦めた。琵琶湖の 「草津市立 水生植物公園みずの森」 
 何年後に開花するか。私の命と競争で見に行く予定に入っている。 

 第二寝屋川を前にベンチでビール。いつものコンビニに枝豆がなくなっている。
 そのため、家から冷凍枝豆をリュックに入れてきた。昼頃にちょうど解凍されて食べごろ。こんな事は頭が働く。

◆◆ シジュウカラ(2007.4.27 太鼓やぐら跡)
 コゲラの繁殖の記事にも書いたが、最近の子育て放棄、あるいは子殺しの若い母親にはうんざりする。親は無くても子は育つというが、お前らは居ない方がいい。男と遊びたい気持ちは分からないことはないが、やる事をやって遊んだらどうだ。
 逮捕されて子供が邪魔だったと自供する。子供の命はお前らの命よりずっと重い。できないなら、子供を施設に預けて自殺しろ。次の子供を生むな!一生男と付き合うなと言いたい。
 シジュウカラの口に青虫。15分ほどの間隔で盛んにヒナへ餌を運びこむ。中を見ていないが多分7~8羽のヒナがいるだろう。この時期のヒナは大食漢だ。
 日の出から日没まで、一生懸命餌を運んでもヒナを満腹にはできない。ただただ働き続けるシジュウカラの美しさ。物質的な豊かさに心を失ってしまったヒトの絶滅は遠くないだろう。
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日毎減少する鳥たち 2019.6.11

2019年06月11日 | Weblog
 空模様が日々変わって予定変更になる。そろそろ梅雨の時期。もう梅雨に入ったのかよく知らないが。

 大阪城公園はだめ。例年のように、わずかにホトトギスやサンコウチョウの通過もない事はないが。それを目的に来ても徒労に終わる。

 この春大阪城公園に訪れた多くの鳥見人やカメラマンは、今ごろ各地の山などにでかけているのだろう。
 アオバズク、フクロウ、アカショウビン、ヤマセミなどなど。かつては各地に出掛けたなぁ~と懐かしく。

 今朝、大阪城公園で観察していると大将から電話があった。メールでないのは珍しい。
 小鳥たちの警戒音がして、ホトトギスが私の居るほうに飛んだ、見てないか?と・・・。
 
 ホトトギス? 全く聞こえていない。当然姿も見ていない、など返事。聞こえにくくなっているのは事実。

 その後大将と出会う。朝に近くを通ったので声を掛けたが、無視して通り過ぎたと言う。
 えー!びっくり。声をかけられたら当然返事する。聞こえてなかったんだ。
 これから鳥見どうしよう!!

●今日の鳥たち
 ツバメ、シジュウカラ、エナガ、コゲラ、メジロ、カワウ、カルガモ、キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。


◆◆アカショウビン (2009.5.24 音楽堂西側上)
 電話連絡をもらったのは出先だった。今も数人が撮影しているとの話しに激しく心が揺れた。しかし、切り上げて駆けつけても間に合わないだろうと動揺をぐっと飲み込む。辛い!
 今から行っても無駄になるのだと、自分の心に無理に言い聞かせる。心はそこから離れない。
 今春はカラアカハラが撮影できた。比較するとアカショウビンの方が、今後出会いの可能性は高い。出合う確率の低い方が先に撮影できたのだから結果はベストだった。
 アカショウビンまで願ったら罰が当たると必死に自分を慰めた。もちろん心は安まってはいないのだがそれしかできない。
 帰って来たのは午後4時前、電話をいただいてから相当経過している。小雨が降り続く。ダメだろうとは思いながら、車中から携帯電話で確認するとまだ居るとの返事。正直うれしい。即ハンドルを大阪城公園へ向ける。
 音楽堂西側上の小道に着くと数人が手招き。傘を掘り投げて、わくわくする心を隠さず小走りに向かうと、指さす林の中にアカショウビンが。
 昨年春に弓道場近くで撮影されて、驚きと羨ましさでいっぱいだった。寝られなかった。そのアカショウビンが撮影できるとは。連絡いただいたおかげだ。ありがたい。ただただ感謝、感謝。
 大阪城公園の野鳥全種撮影にまた1歩近づいた。私の寿命と、全種撮影と、どちらが先にたどり着くのだろうか。      
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