クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

見ぃ~付けた

2008-06-20 06:47:59 | Weblog
昨日の午後駅前の書店から、くるねこー2が入荷したとの電話が入った。家内は早速受取りに行くと言う。ネコナデの小説版の文庫も発売された。一緒に買ってくるように頼んだ。くるねこは家内が、1ヶ月前から書店に予約して、楽しみに待っていた本である。一方ネコナデは、あるブログで映画の事を見、ホームページで小説になる事を知った。今朝クーに夜食を与え、ココと洋間で少し遊んだ後で、読み始めた。
あらすじは、心の仮面を被った、中年サラリーマンの鬼塚と言う男が、ある夜公園で捨てられた仔猫と出会い、そのまま行過ぎる事が出来ず、抱き上げて仕舞う。会社でも家庭でも、完全な自分を装うので、仔猫の事は人に話せず、仔猫を社員研修で借り上げたマンションに隠す。仔猫の可愛い仕草に、魅せられてしまう。猫の前だけは自分の真の姿を、さらけ出せた。猫は、中年男の仮面を次々に破り、研修が終わり、マンションを返す日、自分に正直な暮らしを求め、仔猫を連れて会社を去る。家族にも仮面を脱ぎ、仔猫を見せる。仮面を脱いだ夫・父を家族は仔猫と共に優しく迎え入れる。と言うものである。
ニャンコさんの目は透き通って、穢れと思惑が無く、常に正直に生きている。人はこの目と愛らしい仕草で、心の仮面を破られるだ。本当に良い本を見ぃ~付けたのだ。
この本を読み終えた後で、畳を見ると、ココの髭が落ちていた。拾い上げると、根元1㎝位は黒く、その先は白いものだ。何か宝物を見ぃ~付けた気になった。今ココは、僕の目の前の、パソコンとモニターの間で眠っている。可愛い、癒される寝顔である。