雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

脱ハンコ  雑感

2020-09-29 06:51:15 | 発想$感想

★ 河野さんが『脱ハンコ』を発言したことから、
 それに賛成する意見も多いのだが、官公庁などでは兎も角、
 日本の『ハンコ文化』がそう簡単になくなるのかな?




  
 
 


 

と私自身は何となく思って、ネットの中をいろいろ調べてみた。
 
いま話題の『脱ハンコ』だからかこんなに沢山の論評が出ていて、
一応全部目を通してみた。

夫々なかなかオモシロかったのだが、

  

  





特に一番最初の
日本企業のハンコ文化をどれだけ叩いても「脱ハンコ」が進まない根本原因
という論評は説得力もあったしオモシロかった。

  
● 関心のおありの方は是非ご一読下さい。




 





 
 
★ハンコがなかなか無くならないのは日本の産業構造の問題』で、
日本企業の99.7%を占める中小企業の人たちにとっては
そんな話は『別世界のこと』で殆ど関心もないし、
やる必要を感じていない』と指摘している。



 




 
中小企業は体力的に、そこまで設備投資ができない。
国がテレワーク導入に補助金を出してくれるといってもたかが知れているので、これまで通り現状維持の方が「安上がり」で済むのだというのである。
 
それに加えて、最も大きな障壁は
小さな会社になればなるほど、そこまでIT化の必要に迫られていない」
という点である
 
中でもとりわけ多いのが「小規模企業」で、従業員5人から20人以下の規模の会社にとっては「脱ハンコ」「リモートワーク」というものが、そこまで切実に必要とされていないのが現実で、
小さな会社になればなるほど、そこまでIT化の必要に迫られていない
というのが、脱ハンコの最大の障壁なのだというのである。

 
★「脱ハンコ」の戦いは、かれこれ半世紀に及んでいて、
 こんな昔から朝日新聞紙上でも取り上げられているのだが、
 一向に進んでいないというのを日付順に紹介している。

●1952年11月5日 《都の機構改革きのう発足、ハンコ減らす》
●1953年10月23日 《ハンコを乱用しすぎる_経済気象台》
 これらは戦後間もないホントに50年も前の話だし、
●1960年9月19日 《「ハンコ行政」改善に「能率官」制度設ける
●1962年9月16日  《ハンコいりません 銀行に「サイン時代」》
●1968年7月3日 《補助金100万もらうのにハンコ509 山梨県の場合》

このように、定期的に「脱ハンコ」のムーブメントは定期的に盛り上がっては萎むというのである。
 
●1988年3月14日には、
読売新聞」も「日本が変わる高度情報の時代」という連載記事の中で、
電子決済でハンコも不要 お役所から伝票が消える」と報じたが、
 それから30年を経た令和の今も、そんなことにはなっていない。

つまり日本の戦後というのは『「脱ハンコ」の挫折の歴史』といっても過言ではないのだと書かれている。




★果たして今回の『脱ハンコ問題』はどんな結果を齎すのだろうか?
 一応は『脱ハンコ賛成者』が7:1の比率で圧倒しているのだが。


  


 今は世界で唯一印鑑が使われてるのは日本だけだが、
 昔々に メソポタミアからやってきたのだとか
 





 
 そして『日本のハンコ』は海外からの観光客に人気で、
 日本のハンコ文化が海外に輸出されるかも?
 などと言っている。






 

 私も現役時代は多くの書類に印を押す立場にもいたのだが、
 その時、ハンコを押しながら、
 『これが全部サインなら大変だな』と思っていた。

 要は『ハンコ』そのものよりも、
 1枚の書類に何人もの人がハンコを押す
 役所や大企業の管理システムが問題なのであって、
 
ハンコそのもの』は至ってかっこいいものなのかも知れない。


   


 

コメント
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