飄(つむじ風)

純粋な理知をブログに注ぐ。

Catch the Mind! こころをつかみ取る・・・!

2016-10-28 21:47:24 | メッセージ

人間は考える葦(あし)である!
とは有名なパスカルの言葉である・・・。
結局のところ、
人間は考えることに依って、
考えるような人間に成るということだろう・・・。
取り敢えずTopへ、最新記事はSecond Pageから!

 

お聞きになった方もあるかもしれませんが、

その昔、

浦賀に黒船がやって来ました・・・。

幕末、明治維新の起点になったとされる出来事です。

しかし、

多くの人々は黒船(蒸汽船)を見ることが出来ませんでした。

実際にみても「見えなかった」のです。

 

吉田松蔭には見えたでしょう・・・。

坂本龍馬には見えたでしょう・・・。

その他要員には、当然見えたでしょう・・・。

しかし、

多くの人々には見えなかった。

 

こころにもないことは、

脳が受け入れなかったから、

認識する処理をしなかったからだと思われています。

これは最近分かった事実です。

 

今でも、

こういうことは沢山あります。

アフリカやアマゾンの奥地の人々に

飛行機の写真を見せても実際に見えないらしい。

UFOを全く認識しない人々は現代人にもいます。

見ても見えならしい。

 

こころにもない世界は存在しないことの

表れかもしれません。

このように世界は一様ではないのです。

目に見える世界は一様ではなく、

人それぞれに世界が存在します。

 

よく、

「こころにもない事を言う」とか「する」とか

言いますが、

あれはほとんどウソです。

こころにない事は言えませんし、

行動に顕れることはありません。

単なる言い分けに過ぎません。

口は悪いがこころはきれいだということも、

絶対にありません。

 

口が悪い人は、

悪い事をいう時は、

こころに悪い事を考えている時に違いありません。

少なくとも、

考えていることしか、

口に出ることはないのですから・・・。

 

こころの事を英語でマインドと言います。

マインドセットというのは、

こころで考えることをセットすることです。

これがなければ、

こころの発動はなく、

口に出ることも、

行動に顕れることも決してないという事です。

 

それでは本題に入ります。

今回のテーマは「Catch the Mind! こころをつかみ取る・・・!」

ということです。

マインドセットのことですが、

これは本当に重要で、

何事をするにつけても、

まずはこれをしなければ始まりません。


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どうのようにやるか(ノウハウ)よりも、

何をやるかのかという事が大事です。

ノウハウはその後です。

こころが定まっていないと、

ノウハウを選ぶことが出来ません。

こころの発動があって、

やり方の選択になるという事です。

 

「こころをつかむ」という事は、

別な言い方をすれば、

自分は何をしたいのか?

求めているのか?

どのように成りたいか?

という事で、

それについてどう考えているのか?

という事です。

 

又、

どう考えたら、

それらのことがはっきりとしてくるのか?

という事でもあります。

例えば、

仕事で成功したいと考えているのであれば、

何故、成功しなければならないのか?

という風に掘り下げる必要があります。

何の仕事か?

どうのように成功したいのか?

 

もっと原点を求めれば、

成功とは何か?

何で成功しなければならないのか?

という問題もあります。

究極のところ、

自分は何を求めているのか?

というところまで遡ります。

別な言い方をすれば、

どんな人間に成りたいのか?

という事です。

 

そこまで腑に落ちると

やる気・根気・情熱が生まれます。

方向性が定まります。

ノウハウはそのためのものです。

勉強してノウハウを学ぶとしても、

無駄なことがなくなります。

 

まずは、

こころを掴んで下さい。

Catch the Mind!です。

マインドセットについて、

体系的に学ぶ機会はほとんどありません。

これは、

ビジネスに限らず、

どんなことにも大事なことです。

Catch the Mind


例えば、

幸せになりたい、

という漠然とした思いは誰にでもありますが、

どうすれば「幸せになれるか?」

ということが明確に分かるようになります。

その為の方向性が見えてきます。

方向性が見えたら、

手段を考えれば良い事です。

 

ノウハウは手段です。

手段はいく通りもあります。

そして、

失敗を恐れずやり続けることで、

最後は成功します。

マインドセットとは、

その粘り強い行動を生みだす源です。

強く、オススメします。

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【メッセージ開始】

なぜいくら頑張っても結果がでないのか?


あなたは今ビジネスで
結果をだすことができていますか?

なぜ巷には、これほどたくさんの
稼げる情報や再現性のあるノウハウが
出回っているにも関わらず

ごく一部の人しか
結果を出すことができていないのか?

あなたは不思議に思ったことは
ありませんか?

「教える側がサポートができていないから」
「ノウハウの再現性が低いから」

なんて声も聞こえてきそうです。

しかし、
どれほど優秀な塾やスクールであっても
やはり結果を出す人というのは
ほんの一握りだと言われています。

そして今回、その謎に対して
明確な答えを示している人がいます。

それは過去10年以上に渡って
5万人以上の人にコンテンツを提供してきた
Catch the Webグループの横山直広さんです。

Catch the Webさんは、これまでに

犬のしつけ指導、ゴルフ上達法、英語学習、
ネット集客塾、Webコンサルタント養成講座、
アフィリエイト塾、オウンドメディア塾、

など数々の再現性の高いコンテンツを
提供していることで知られています。

その横山さんが、同じノウハウでも
結果が出る人と出ない人の違いを見つけて

「8割以上の原因は◯◯にある」

ということを特定したようです。

その真相が気になる方はこちらから。

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恐らくこの◯◯を聞いた人は
きっと

「なんだそんなの知ってる」
「また◯◯ですか」

と思う人も多いかもしれません。

ただそう思ってしまう方にこそ
◯◯が重要だという話をしています。

「知ってる」と思った瞬間に
思考が停止し、成長する機会や
結果につながるための失敗を
避けてしまうからです。

しかも今回の動画では

なぜ人間はそういった行動を取ってしまうのか?

といったことまで深掘りして
心理学や脳科学の観点からも
納得できる根拠を提示してくれています。

今までは知っているかどうか、
だったものが、

今回の動画ではスキルとして
身につけられるようになっています。

いつも「そんなこと知ってる」と思っては
結果を出せずにいた人にこそ
聞いてもらいたい内容です。

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実際に私自身も

「まあほとんど理解はしてるだろな」

と思って聞いてみましたが
良い意味で予想を裏切られました。

これだけの内容なら
自分のために有効活用できるだけでなく
人に教えることもできるようになるからです。

結果がでない原因の8割が◯◯にある、
ということは、逆にいうと

◯◯ができているだけで
ほとんどのことで結果をだせるようになる
とも言えます。

まさに人生レベルで
自分を進化させることのできる
スキルが身につく内容になっています。

これまでなにをやっても
思うように結果が出せていなかった、

という人は見逃さないでください。

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あなたに金銭的なリスクはありません。

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○○とは何か?を知ってください。

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【メッセージ終了】

 


ムヒカの日本の学生に語った4つの人生訓

2016-04-09 18:45:33 | メッセージ

ムヒカ元ウルグアイ大統領が来日した・・・。
4つの教訓、
貧乏は貪る心、
歩き続けること、
コンフリクト(対立)を同志と共に解決すること、
エゴを捨てよ・・・!

 

今まさに求められている人間の進化の状況を講演する・・・。

そして、

自ら実践して模範を示したが故に、

世界から注目されている。

現代のガンジーとも評されよう・・・。


 

時代の変わり目には、

何事にも極端主義がはびこるが、

そのほとんどは偽旗で創出された陰謀である。

翻って、

地道にコンフリクト(対立)に対して闘争している戦士も居る。

その見極めは難しいが、

コンフリクト(対立)に対する態度は、

解決であって「コンフリクト(対立)を煽ることでは無い」との

意味は深い。



偽旗の対極にあるものである。

 

今のコンフリクト(対立)の多くは、

煽るために創出された「偽旗(False flag)」作戦であることは、

間違いがない。

本物は煽るのではなく、

解決するために連帯することであるとは、

真理である。

 

且つ又、

対立を見過ごすことは、

エゴを見過ごすことと同義であって、

無関心と同じである。

無関心で、

自分の利益だけに一途になることは、

許されない。

誰に許されないか?

自分自身に対してである。


 

人は、

何かを為すために生まれて来た。

何を為すかは、

人に依り、

環境に依り、

様々であるが、

真心を持って為すことがなければ、

何のための人生か?

という大問題に直面することになる。

それが使命という事だ。

 

使命のない人生はないだろう。

目的のない人生は考えられない。

それは、

多くの人々と共に生きるという前提でなければ、

意味を持たない。

孤島に生まれることで済むのである。

 

ましてや、

高等な学問を志す人にとっておや…という話だ。

学生にとっては、

時宜を得たメッセージであろう・・・。

【転載開始】

「世界でいちばん貧しい大統領」が日本の学生に語った4つの人生訓


昼下がりのキャンパスに300人以上の学生と多くの市民が集まりました。ウルグアイの前大統領、ホセ・ムヒカ氏の講演を聞くためです。

ホ セ・ムヒカ前大統領は、その質素な暮らしぶりから「世界でいちばん貧しい大統領」として知られ、2012年にブラジルのリオで行われた国連会議でのスピー チでは「世界が抱える諸問題の根源は、我々の生き方そのものにある」と説いて、世界にその名が知られるようになりました。

そんなムヒカ氏が先日、書籍『ホセ・ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領』(角川文庫)の発売を記念して初来日を果たし、東京外国語大学(東京都府中市)で講演会を行いました。

80歳を迎えたムヒカ氏が、真剣な眼差しで聞き入る学生たちに語ったのは「世界を変えるために戦った経験から得られた4つの教訓」です。以下、日本の若者に向けたムヒカ氏の言葉をまとめました。

1. 消費主義に支配されるな


現 代の消費主義に支配されてはいけません。でもこれは、言うのは簡単です。消費主義は、蜘蛛の巣に引っかかるようなものです。企業はこれを買え、あれを買え とあなたにお金を使うように仕向けてきます。それに甘んじてモノを買い続ければ、あなたはもっとお金を稼ぐために、もっと長い時間を、お金を稼ぐために費 やすことになるでしょう。そうなると、あなたの自由な時間はどんどん減ってしまいます。

本当に必要なものだけを買うようにしてください。そうすれば、あなたの自由な時間はもっと増えます。貧乏とは、多くのものを必要だと思ってしまう心のことです。無限にモノをほしがってしまう欲こそが「貧しい」ということなのです。

 

2. 歩き続けよ


人生でもっとも重要なことは、勝つことではありません。歩き続けることです。それはつまり、転んでも毎回起き上がること、新たに何かを始める勇気を持つということ、何かに打ち負かされたときにまた立ち上がるということです。

私は若い時、世界を変えるために戦いましたが、残念ながら世界を変えることはできませんでした。そして私は牢獄に入れられて10年以上を過ごしました。これは私にとって非常につらい時でした。でも、その辛い時間がなかったら、今の自分はなかったと思っています。

 

3. 同じ志を持つ仲間を見つけて闘争せよ


社会は集団というツールがないと変わりません。もしあなたが今の現状に不満を持っているなら、同じように不満を持っている人を見つけて仲間にしてください。仲間を集めて集団を作って主張すれば、大きな力はなくても、社会に意識を植えつけることができます。

こ れまでも、社会はこうして少しずつ変化してきました。100年も前は、労働者は15時間も18時間も長時間の労働をするのが当たり前でした。そんなとき、 ある人がこんなことを言い出したのです。「1日の労働時間が8時間にして、寝る時間は8時間必要で、それ以外のプライベートな時間が8時間は必要だ」と。 当時の人々の多くは「コイツはなんて頭のおかしいことを言うんだ」と思ったことでしょう。

でも、その人は仲間を集めて、闘争を始めたのです。今では8時間労働が当たり前になっていますが、自由な時間のために戦った人がいるのです。今ではそんな闘争をした人は忘れ去られているのかもしれませんが、彼らは闘争することで他の人の意識を変えたのです。

社会が変わり続ければ、1日の労働時間は4時間が当たり前になることも十分起こりうることです。

日本では、人々があまり希望が持てないと聞きました。若者の多くが投票にいかないそうですね。彼らは、社会が変化するということを信じていないのでしょう。

何か魔法のようなものが社会を変えてくれると考えないでください。あなたと同じ志を持つ人はたくさんいます。仲間を見つけて集まってください。そして、戦ってください。

 

4. 自分の利己主義を抑えよ


私 は「最後の審判」を信じていません。でも何らかの人生の時点で、鏡の前に立ち止まって自分自身を見つめるときが来ることはあると思っています。そんなと き、これまで何かをやろうとして、何度も失敗したけど、行動に移した数々のことを思い出すかもしれません。「100やりたかったことがあるとすれば、5し かできなかったけど、行動に移すことができて有意義だった」と思えるかもしれません。

でも反対に、「私は人生で何もしてこなかった」「私の 人生は浪費の連続だった」、「誰に対しても、手を差し伸べなかった」、「誰かのために時間を費やすことなんてなかった」と思うこともあるかもしれません。 そんな人は、鏡の前に立ち止まったとき、自分の姿を見て失望するでしょう。そこに映っているのは、自分のエゴイズムでしかないからです。

すべての生命はエゴイズム(利己主義)を持っています。それは自分自身を守るために、自然が私たちに与えてくれたものです。でも、人間はひとりでは生きていけません。必ず他者を必要とする生き物なのです。

他人に勝つために戦うのはやめてください。そうではなくて、自分自身の心の中にあるもののために戦うのです。

 


講演や質疑応答の間、ムヒカ氏が何度も繰り返していたのは「闘争せよ」という言葉でした。「闘争を生まないことが理想だ」と教えられてきた人にとって、この言葉には抵抗感があるかもしれません。でも、ムヒカ氏はこう続けます。

 

あなたが生きている限り、他者との衝突は避けられません。大事なのは、コンフリクトを起こさないことではなく、どうやってコンフリクトを解決していくかということです。


あなたが闘争しないと社会は変わっていかない。ムヒカ氏のメッセージは、平和すぎる日本に向けられた警笛なのかもしれません。

【転載終了】


給与も半分寄付・・・「世界で一番貧しい大統領」来日へ

2016-03-17 21:10:14 | メッセージ

UNASUR(南米諸国連合)のムヒカ大統領の就任スピーチ
でも既報であるが、
そのムヒカ氏が日本に来る・・・。
大の日本びいきである。
この際、
何よりも日本の政治家に活を入れて頂きたい・・・。

 

名古屋の市会議員の給与アップ650万円は、

ムヒカにどの様に映るのだろう・・・。

金塗れの政治家は、

ムヒカの爪の垢を煎じて飲む必要があるだろう。



現行800万円の歳費を一気に650万円アップし、

1450万円すると言う発想はいったいどこから来るのか。

しかも、

自らが議席を占める市議会に於いて、

可決する暴挙はむちゃくちゃである。

 

もはや、政治家は公然と金食い虫を宣言した・・・。

給与も半分寄付・・・「世界で一番貧しい大統領」来日へ(16/03/14)


何故か涙が流れる・・・オーディション

2016-02-25 14:53:02 | メッセージ

感動を覚えるものとは何か?
緊張のあまり震えが止まらない・・・。
固唾をのむ歌い出しに、
素晴らしい歌唱力!
思わず、
涙を堪え切れずに居た人も多いだろう・・・?!

 

人間って、素晴らしいと思う瞬間である。

歌唱力も素晴らしい事は然ることながら、

それ以上に、

人間の同苦同感であろう。


 

あっぱれと思わず、安堵した。

 

会場を沸かせたのも同じであろうし、

同時に、

一瞬の不安を共有したことも間違いない。

響き合う心と言うものが、

誰しもある。

それが思わず、深い感動を呼び覚ますのであろうか?

 

Christopher Maloney's audition - Bette Midler's The Rose -  UK 2012

 

もう一つ!

まさに、響き合うケースである。

 

Improvisation at the train station in paris!


ゴリラのココのCOP21への自然の声・・・!

2016-01-20 21:43:46 | メッセージ

手話で1000語を使い分けるゴリラのココ!
COP21に対して、自然の声としてメッセージを発した?!
まさかカンペはないだろうな・・・。
ある意味、「人間は愚か・・・」というのは、
中っている・・・?!

 

地球温暖化は気象詐欺だとしても、

地球に対する人間の所業は、愚かで自滅的である。

その事は、あらゆる指数が示している。

絶滅危惧種の増大も深刻な地球の危機であることは間違いない。

 

ココ自身、ゴリラ種の危機もその例に漏れない。

「Koko sorry・・・.

Koko cry.」

というのは、身に沁みる。

Koko the gorilla is the voice of Nature at COP21

 

折から、双葉町の有名な原子力看板が昨年末撤去された。

「原子力明るい未来のエネルギー」は、

根底から否定された格好である。

 

写真・図版

看板から文字を外す作業員たち=21日午前10時48分、福島県双葉町、福留庸友撮影

 

いろいろと議論があるが、

福島を中心とした放射能問題は未だ深刻である。

その終息は、終わりが見えない。

 

明らかに放射能での死亡事故はないとされているが、

それは表向きの話で、誰もそんなことを信用するものは居ない。

少なくとも、

明らかな放射能による影響は日々深刻になるばかりで、

予想されたことであるが、

何とかそのことを過小評価しようとする勢力が存在する。

 

「移住費用は国が負担すべき」カルディコット博士

 

原発廃止を単なる左翼行動として、

卑小な政治問題とすることは、許されない暴挙であろう。

それなら、

移住も政治問題とするのが、

公平の原理から正義に適っていると思われる。

 

まあ、

判断するのは、国民であり、民主主義であるのだが、

昨今の選挙は、

その総意がどこに表されるのか見当もつかないし、

見方によっては、

相当に歪められた選挙結果が恨めしい。

 

選挙公約と、

選挙後の政策実行には大きな乖離が見受けられる。

政治集団の四分五裂も原因だが、

それを促している勢力も垣間見られる。

理由ははっきりしている。

が、

日本の自立国家のためにも不幸極まりのない状況である。

 

【転載開始】

甲状腺がん悪性・悪性疑い152人~福島県民健康調査 

 
投稿者: ourplanet 投稿日時: 土, 11/28/2015 - 03:13

第21回福島県民健康調査検討委員会
 
東京電力福島第一原発事故後、福島県が実施している「県民健康調査」の検討委員会が30日、開催され、当時18歳以下だった子どもを対象に行っている甲状腺検査の結果などが公表された。検査を実施している福島県立医大によると、2011年から今年9月30日までの間に、152人の子どもが甲状腺がんの悪性または悪性疑いと診断された。
 
今回の検討委員会では、2011年から2013年までの先行検査(1巡目)については口頭のみでのデータ公表となった。福島県立医大の大津留晶教授の説明によると、先行検査で、甲状腺がんの悪性または悪性疑いと診断された子どもは、良性結節と確定診断を受けた1人を除き、1人増の113人となった。また手術を終えて甲状腺がんと確定した子どもは2人増え100人となった。
 

 
また本格調査(2巡目)で、悪性または悪性疑いと診断された子どもは、新たに9人増えて39人となり、そのうち15人が手術を終えて、甲状腺がんと確定した。穿刺細胞診で悪性と診断された39人のうち、先行検査でA判定だった子どもは37人で、前回A1と診断された19人にはまったく所見はなかったという。子どもたちの年齢は、事故当時6才から18才で、摘出された甲状腺がんは最大30.1ミリだった。
 
配布資料
https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/21045b/kenkocyosa-kentoiinkai-21.ht...
 

第21回福島県民健康調査検討委員会記者会見~(2015年11月30日)
 
岡山大学津田敏秀教授の分析
本格検査は現在なお進行中であり、本格検査において示された発生率比は、その受診者のうちがん細胞があると判断された症例(以下、がん症例)以外の受診者は全員、がんがないという仮定の下に計算されている。これまで結果の判明が進むにつれてがん症例が増える割合が増加する傾向が見られ続けてきたので、現在示されている発生率比は、地域により大きく過小評価されていると思われる。
 





 
検討委員会での記者会見にて、基本調査の①-8ページの福島県住民の外部被ばく線量分布と、甲状腺検査(本格検査)の②-6ページの甲状腺がん症例の外部被ばく線量分布が大きく異なり、甲状腺症例の外部被ばく線量が高い方に分布しているという指摘があった。このオッズ比に関して、性別を調整して表2として示した。この調整オッズ比とその95%信頼区間の推定結果は、EpiInfo 7TMのStatCalcの最尤推定値(Mid-P)を用いた。95%信頼区間の下の値が1より大きいと、いわゆる「統計的有意差がある」ということになる。
 
その結果、明瞭な量反応関係が観察された。つまり、外部被ばく線量に関連する何らかの要因(恐らく内部被ばく)が甲状腺がんの発症に関与していることが、より明瞭に推察できることになった。1mSv未満もまた、被ばくしていると考えられるので、示されたオッズ比は過小評価されている。先行検査では、平成23年度、24年度、25年度の別に、甲状腺がん症例の線量分布が発表されておらず、平均有病期間が平成26年度としてほぼそろっている本格検査とは異なり、明瞭ではなかった。基本調査の住民の性・年齢・市町村別線量分布、先行検査および本格検査における甲状腺がん症例の性・年齢・市町村別線量分布の発表が待たれるところである。
 

【転載終了】